2018年08月18日

さあ、検証しよう。

「守備の発達している国は?」

「守備が堅く、得点を奪いにくいリーグは?」

この質問をされると、多くの人が、同じ答えを出すのではないでしょうか。

イタリア!

私も、そのように答えるでしょう。






 イタリアの監督経験者が、次のように書いてある文章を読んだことがあります。

「セリエAは守備的だから、なかなかゴールが生まれない。」

「他国で得点を量産した選手も、イタリアに来ればゴール数は減る。」

一度や、二度ではありません。

あのアンチェロッティ監督も、同じように語っていました。

イタリアのクラブが、守るぞ!と決めた時に守る集中力。

ゴールにカギをかける、カテナチオを称される守備。









 この考えは、一般にも浸透しているようです。

クリスティアーノ・ロナウドがユベントスに加入しました。

彼は、スペイン時代と同じように活躍出来るのか?

それとも、ゴール数は減ってしまうのか?

一般のファンに取ったアンケートの結果が発表されていました。

それによると、62%がゴール数は減ると答えています。

セリエAにおける守備の堅さは、一般にも当然のように浸透していますね。









「セリエAは守備的である」と言うのは、本当かもしれません。

ただし、「ゴールがなかなか決まらないリーグ」というのは、ハッキリ言って違います。

書籍のデータによると、セリエは一試合あたりのゴール数が2.6となってます。

これは2.5前後のイングランドプレミアリーグやリーガエスパニョーラと大差ありません。

ブンデスリーガは2.8、オランダのエールディビジが3.0、フランスリーグアンが2.3。

ちなみに日本のJ1が約2.5となっていました。

エールディビジやブンデスリーガよりはゴールは少ないと言う程度です。

取り立てて、セリエAがゴールが少ない!という差異は生まれていません。












 リーグはそうだが、個人はどうなのでしょうか?

スペインとイタリアの両リーグで活躍したFW。

少し前ですが、元ブラジル代表のロナウド。

彼は改めて見てみると、スゴイ選手ですね。

ブラジルのクルゼイロから、ヨーロッパへ。

スペインでは、バルサにレアル。

イタリアでは、インテルにミラン。

こんなライバルクラブ同士で移籍しても、文句を言われないどころか、未だに尊敬されている。

大けがの影響で、プレースタイルは変化しましたが、どのクラブでもゴールを積み重ねました。

ブラジル、オランダ、イタリア、スペインの各リーグで計245ゴール。

0.72試合に1得点の割合です。

年間30試合強として、コンスタントに20ゴールを超える。

まさに怪物、フェノメノ。

スペインでは0.71試合で1ゴール、イタリアでは0.68試合で1ゴール。

差は、ここでも見られません。













 現代に目を移すと、イグアインですね。

アルゼンチンから、スペインのレアル、そしてイタリアへ。

イタリアでは、ナポリ、ユーべ、そしてミランへ。

コンスタントに活躍を続けています。

彼は0.56試合に1ゴールの割合で、点を取っています。

年間に15〜18ゴールくらいでしょうか。

彼のスペイン時代は、自身の平均通り0.56試合で1ゴール。

2013年からのイタリアでの生活はどうでしょうか?

0.62試合で1ゴールとあまり変わりません。

少し、スペイン時代よりも、ゴールが増えているくらいです。












 イタリアに来ると、ゴール数が減る。

これは、古い言い伝えに過ぎない?

もはや迷信?!

さあ、現代の世界トップオブトップの選手が、イタリアでも断トツNo.1のクラブに加入しました。

ゴールが減る要素は、ケガ以外には考えられないはずです。

さあ、クリスティアーノ・ロナウドの活躍に期待しましょう。

そして、今シーズン終わった時のゴール数を見てみようではありませんか。

posted by プロコーチ at 00:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月11日

日本の力

 21対1が、12対11になりました。 

これが、20年の進化の証拠になりますでしょうか。







 2018年ロシアワールドカップでは、日本代表が世界に認められたようです。

元々の評価が低かっただけ?なのかもしれませんが。

グループリーグを突破。

ベルギー戦で2点先制し、強豪チームをあと少しのところまで追い詰めました。








 日本が人気だった理由。

パスをつなぎながら、攻撃的に試合を進めていくこと。

イエローやレッドになる、汚いファールが無いところ。

観ていて清々しさでも、感じてくれているのでしょうね。

でも、評価してくれている人々の本心は、どうなのでしょうか。

もし、自分たちの国が、ワールドカップであのような試合の進め方をしたら?

「よくやった!」というのでしょうか。

それとも、「子供のような試合をするなんて、、。」と落胆していしまうのでしょうか。

渡しには、他人事だから、日本代表に対して高い評価をくれているだけのように感じます。

フットボールの世界で生き残る、勝負に勝つということは、どういうことなのか。

考えさせられる、ベルギー戦でしたね。










 日本の育成。

大きな特徴がありますよね。

それは、多様性です。

その多様性があるから、敗者復活が生まれている。

いろんなタイプの選手が、育ってきているといえるでしょう。

敗者復活ともいえる、道をたどった選手。

昌子、長友、本田。

彼らは、育成のエリートのレールから、一度こぼれてしまった。

でも、そこから這い上がり、世界を相手に戦うところまでたどり着いている。

その一方、槙野、W酒井、原口、山口、宇佐美などは、王道を歩みつづけていると言えます。

Jクラブの育成下部で育ち、トップデビュー。

プロとして、経験を重ね、代表選手として戦っている。

そうかと思えば、高体連から来ている選手、大学を経由している選手。

街クラブで育った、香川のような存在もいます。

本当に多種多様ですね。












 多様性があるから、指導者が変わっても対応が出来ているのかもしれません。

ヨーロッパの監督、ブラジルの監督、そして日本人。

今回の大会では、突然の監督交代。

それでも、順応できた選手たち。

日本の育成は、世界のトップに比べて、異なる部分が多く残ります。

もっともっと、キャッチアップする必要性は、あると思います。

でも、日本の育成の良さのようなものも、見えてきている。

全てものまねをするのでなく、日本的な良さも残していく。

そのバランスが、重要なポイントになってきそうです。












 21対1が、12対11になった。

これは、代表選手の比率。

高体連出身選手対クラブ出身選手の比率です。

98年のフランスワールドカップでは、22人中21人が高体連出身。

それが、18対5、18対5、19対4、と来て、前回大会は13対10までに。

クラブ出身選手が増えたのですが、試合に出ていた選手のほとんどが、高体連出身選手でした。

今回は、ほぼ同数。

試合に出ていた選手で考えても、そこまでの差はありません。

この20年での、選手が育ってくるルートも大きく変化しました。

それでも、全てがクラブ出身選手にはなっていない。

高体連の歴史や、指導者の皆さんの努力の積み重ねが、多様性を支えているのでしょう。











 これからも、Jリーグには、様々なルートから育った選手が活躍していくでしょう。

そして、代表選手も。

監督が誰になっても、対応できる選手が出てくるでしょう。

これは、大きな日本の力ですね。







 
posted by プロコーチ at 01:39| Comment(0) | コーチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月03日

これからもダイブして欲しい

 ワールドカップが終わり、何となく力が抜けています。

そろそろ戻って来ないと。

それだけ、4年に1度の祭典には、力があるのでしょうね。









 大会を振り返ると、多くのサプライズがありました。

優勝候補に挙げられた国々の不甲斐なさ、、。

スペイン、ドイツの敗退は、あまりに早すぎました。

そして、南米勢の不振。

ヨーロッパ開催では、力を発揮できませんね。

と言うよりも、ヨーロッパ開催だと、ヨーロッパがいつも以上の力を出してくる。

すると、チーム力の高さで、南米勢がかなわないように見えました。










 エムバペの活躍。

スピード、テクニック、アイデア。

そして何より、あの若さ。

ペレが、17歳でワールドカップを獲得した大会を思い起こさせてくれます。

スウェーデン大会で、ペレが母国ブラジルに初優勝をもたらしました。

ペレは17歳にして、大会で6得点。

エムバペは、同じく優勝したものの4得点。

今後はどうなるのでしょうね。

これは、前にも書きましたが、彼の活躍。

フランスというチームの好調のおかげが大きいです。

センターラインと言う軸が、パシッと決まっている。

ヨリス、バラン、ウミティティ、カンテ、グリーズマン、ジルー。

不動のメンバーが、安定のパフォーマンスをしてくれる。

だから、枝となる選手は、伸び伸びとプレーできていた。

エムバペも、すごいシュートを決めたパバールも。

今回は、ポグバも枝でしたね。

エムバペの真価が問われるのは、自分が幹になった時。

チームを勝たせ、自分も力を発揮できるのかどうか。

その時に初めて、彼の評価が決まるのだと思います。












 私としては、ブラジルが早期に負けたのが残念でたまりません。

ベルギーのシステムチェンジに対応出来なかったのが敗因。

などと、解説も耳にします。

それは、半分しか当たっていない。

敗退の最大の原因は、カゼミロの不在。

中盤の守備を一手に担っていたカゼミロ。

彼が、ファールトラブルで欠場したことが、ベルギー戦の敗因。

彼がいれば、ベルギーが奇策に打ってきていたとしても、対処していたでしょう。

代わりに出場したフェルナンジーニョは、とてもいい選手です。

でも、ブラジルの組織、特に中盤の組織。

これは、カゼミロがいてこそ、成り立つ組織になっていた。

その当人が不在では、誰であっても、代わりは務まらない。

この、特定の人に依存した組織の構築が、南米の組織の特徴であります。

強みを発揮することもあれば、弱さを露呈することもある。

弱さを発揮してしまったのが、今回のベスト8でのベルギー戦ですね。













 ネイマールがシミュレーションしているのではないか?

ネイマールのダイブが、見るに堪えない。

ネイマールチャレンジなる言葉も生まれたようです。

このような批判が、かなり話題になりました。

イングランドなどでは特に、芝に寝そべる行為は、みっともないとされている。

そのように聞いたこともあります。

だから、あのようにファール欲しさに転がっている。

ダイバーのように飛び込んでいる選手。

フェアプレーではない。








 知ったような顔で、ネイマールが転んで、痛がっている姿を批判する人々。

その人たちは、本気で削られたことがあるのでしょうかね。

ネイマールは、自分から転びに行ってはいませんよ。

彼のスピードあふれるドリブル、変幻自在でどこに、いつ行くか分からないドリブル。

それを止めるために、足ごと削りに行っている。

腕を振り回して、服をつかみ、体を抱えている。

ネイマールは、大きな選手ではありません。

175センチ68キロ。

軽い選手がスピードに乗っている時に削られる、無理やり止められる。

そこで耐えると、大きな衝撃が本人の体を襲います。

彼は、小さい頃から、削られ続けているでしょう。

ブラジルのDFは、足の骨ごと刈り取ってくる選手も多いです。

それを避けるために、柳のように、忍者のように受け流す必要があります。

踏ん張ると、大ケガにつながります。

わざと飛んでいるように見えるのも、負傷を避けるために飛んでいる部分も大きいはずです。












 文句を言うなら、ファールで止めようとするDFに、まず言うべきではないでしょうか。

そして彼は、4年前に選手生命の危機に遭っていることを忘れてはならない。

コロンビアのスニガに、飛び膝蹴りを故意に入れられた。

背骨を折る大けがで、ワールドカップを棒に振ったネイマール。

もう怪我をしたくない!

心の叫びが、彼の痛がり方から、聞こえてくるような気もします。

もし、ネイマールが直すとするなら、飛んだ後、痛くない時は、速やかに立ち上がることですね。













 私はこれからも、ネイマールにはダイブして欲しい。

これからも、果敢なドリブル突破を見せ続けて欲しい。

そして、二度と大きなケガを負わされて欲しくない。

だから、批判にめげずに。遠慮なく飛んでください。

何もない時は、サッと立ち上がることも、覚えてください。
posted by プロコーチ at 23:20| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月14日

体格を比べてみると

 日本がベスト16の壁を超えるためには、何が必要なのでしょうか?

よく言われているのは、ハイレベルでの経験が足りない。

それは間違いない。

ベスト4、決勝に残っているチーム。

チャンピオンズリーグで活躍するようなクラブに在籍している選手が、多数います。

フランスなら、トッテナム、パリSG,マンチェスターシティ、

バルセロナ、レアルマドリー、アトレチコマドリー、チェルシー、ユベントス、、、。

クロアチアなら、バルセロナ、レアルマドリー、アトレチコマドリー、

インテル、ユベントス、リバプール、モナコ、。



日本代表も、海外組が増えています。

今回のレギュラー格なら、昌子以外は、全員が海外のクラブに所属。

ですが、チャンピオンズリーグと言うと、まだまだ少数派。

もう一つ、上位に位置するクラブにステップアップしていく。

そして、そこで活躍を続けることが、一つ重要かと思われます。












 まだまだ経験が足りない。

他には、何が足りないのか?

全部?

そう言ってしまうと、身も蓋もないので、少し仮説を立てて考えてみました。

日本の選手は、体重が軽いのではないか?

日本代表の選手を観ていると、あることに気が付きます。

選手一人一人が、スリムでシュッとしていることです。

身長が同じくらいでも、分厚さに違いを感じます。












 そこで、ベスト8に進出したチーム全ての身長と体重を計算。

そこから、BMIの値を算出してみました。

一応説明すると、肥満度を測る、体格の指数です。

体重(キログラム)を身長(メートル)×身長(メートル)で割る。

身長170センチ、体重60キロだとすると、

60÷(1.7×1.7)=20.7になります。

世界保健機構、WHOは、下記の様に分類します。

痩せぎみ 17.00以上、18.49以下
普通体重 18.50以上、24.99以下
前肥満 25.00以上、29.99以下


日本代表の体格と、ベスト8に進出したチームの体格とを比べてみました。

身長は、日本が最下位。(178.8センチ)

体重も、日本が最下位。(71.8キロ)

BMIの値も日本が最下位タイ。(BMI=22.4)





 ちなみに身長が高いのは、予想通りスウェーデン、ベルギー、そしてクロアチア。

体重が重いのは、フランス、クロアチア、ベルギー。

そして、BMIの値が大きかったのは、フランス(24.9で1番)、ブラジル。

日本とフランスの体重の差は、8キロ。

ボクシングの階級なら、ライトヘビーとミドル級と、2階級の違いがありました。

柔道なら、軽中量級と軽量級と、1階級の差です。

つまり、コンタクトして戦う部分で、最初からマイナスのハンデを背負って試合をしているのです。

ベスト8で一番軽いイングランドと日本を比べても、3キロ以上の体重差がありました。













 ハリルホジッチ前監督は、体脂肪について、繰り返し警鐘を鳴らしていたそうですね。

世界で戦う選手で、体脂肪が10%を超えることはあり得ない。

代表を招集するたびに、体脂肪をチェック。

それでも平気で10%を超えてくる選手が複数いたそうです。

国内組の方が、その割合が多かったとも、記事に出ていました。

体重を増やすだけなら、デブになればいい。

BMIの値は、簡単に大きくなりますよ。

つまり、体重を増やすだけでなく、脂肪を除いた体重を増やしたい。











 筋肉を増やして、走れて戦える体になること。

ぶつかり合いで、最低限の強さを持つこと。

ベスト16の壁を超えるための一つのカギになるのではないでしょうか。

170センチなら70〜72キロにしたい。(現状65キロ)…日本人の平均身長くらい。

178センチなら76〜78キロに。(現状72キロ)…日本代表の平均身長。

182センチあったら80〜82キロ。(現状は75キロ)

体脂肪10%以下をキープしながら、体重を増やせるかどうかですね。



posted by プロコーチ at 02:45| Comment(0) | フィジカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月11日

なんとなくミシャが

 ロシアワールドカップも、準決勝に入ります。

この幸せなお祭りも、残り4試合。

もっともっと、観ていたいです。

これだけ連日、フットボールの試合を放映している。

そして、テレビや新聞でたっぷりと取り上げている。

ハイライト番組に、ニュースでの特集など、子供や一般な人の目に触れる。

大きなことです。

ここまでとは言わなくても、日常のリーグ戦も、もっと目に触れるようになれば。

日本のフットボールに対する価値や意識も変わるでしょうね。











 残った4チームで最も力があるのは、フランスだと考えています。

ヨリス、バラン、カンテ、グリーズマンにジルー。

センターラインが、バシッと決まっている。

これが大きいです。

その軸があるから、ポグバ、エムバペが活きてくる。

センターラインが崩れたチームは、敗退しています。

いくら世界トップトップのタレントを擁していてもです。

アルゼンチン、ブラジル、ポルトガル。

メッシ、ネイマール、ロナウドに頼って試合を進めるだけでは勝てない。

フランスは、センターラインが背骨のように、堅い。

エムバペが、今大会、大ブレイクしたのは、チーム状況の良さに助けられています。

すごい力も、チームがあってこそ。

個人の組織のバランスを高い位置で保っているのが、フランス。

優勝に一番近いチームなのでしょうね。












 でも、私が気になるのは、イングランドです。

これが、攻撃時の基本的な配置です。

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モスクワのスタジアムで、イングランドの試合を観ました。

興味深い戦術を採用していました。

日本の皆さんには、こう言えば伝わると思います。

「ミシャ、ペトロビッチ監督の戦い方に似ているよ。」

広島、浦和、そして札幌と結果を出し続けている、ミシャ。

オシムさんの元アシスタントコーチであることも、知られています。

彼は、守備時は5バック(3センターバックと両サイド)プラス、中盤4枚の9枚でブロックを形成。

攻撃時は、ボランチが1人最終ラインに落ちて、DFラインを4枚に。

中盤は1枚だけで、前線に5枚の選手を並べる。

こうやって、攻守でシステムを変えるように見えるので、可変式のシステムと呼ばれていますよね。












 イングランド、ちなみに登録上は、GK1−DF3−MF5−FW2。

最終ラインにセンターバックが3枚いるのは同じです。

が似ているのは、この可変式システムの部分ではありません。

枚数の問題でもありません。



似ているのは、前後をあえて分断させているところです。

GKのピックフォードと3枚のセンターバックで最終ラインを形成。

センターバックも大きく開いて、ビルドアップに積極的に関わります。

中盤は、ヘンダーソン一人だけ。

残る6枚は最前線に入ります。
(FW2、中央のMF2、サイドのMF2)

これは、上から観ると、本当によく分かります。

こんなに中盤の中央に人を配していないチームは、珍しいです。

日本なら最低でも2枚、3枚4枚と中盤の中央に、人が入ってきますよね。











 そして、イングランドの対戦チームは、毎回混乱しています。

最前線の選手をフリーにすることは出来ない。

ゾーンで守備システムを敷いて、試合をしていたとしても。

自陣ゴール前近くの中央で、放置しておくわけにはいかない。

ゾーンを崩して、最終ラインに人がたくさんいる状態になってしまう。

イングランドに合わせてしまっているのです。

後ろに人が多いということは、中盤に人がいないということ。

イングランドは、わざと中盤に人がいないように、選手を動かしている。











 この状況を作っておいて、前線の選手が中盤に下がって、ボールを受ける。

ケインが受けた時は、周りが信頼して動いているのも、良く伝わりました。

中盤で比較的楽に、ボールを受けて、展開している。

さらには、最終ラインの3枚が積極的にボールを前に持ち出す。

我慢できない相手選手が、プレッシャーに来ると、バシッと縦パス。

どこから組み立てるにしても、やりたいようにやっている。

イングランドが常に、先手先手で、ゲームを運んでいました。










 
 中盤を1人で任されているヘンダーソン。

カンテやカゼミロのようにボールを刈り取り続けるわけではない。

モドリッチのように、組み立ての中心に君臨しているわけでもない。

黙々と、バランスを取り続け、穴を埋め続けている。

最高の労働者と言えますね。

まさにイングランド躍進の陰の立役者と言えるでしょう。












 このイングランドのスタイルが、どうなるのか?

あえて前後分断させた、ミシャと似ています。

優勝できるかどうかは別にして、気になるチームです。


posted by プロコーチ at 00:35| Comment(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月07日

どちらから始めるか?

 WーUPの見どころは、たくさんあります。

どれくらいの長さするのか?

何に重きを置くのか?

限られた時間の中で、取捨選択。

この取捨選択こそが、監督の腕の見せ所。

実際には、現場に監督は出てこずに、コーチが担当していますが。

例えば、ブラジルは、あまりピッチでたっぷりするイメージはありません。

スタジアム内にある、室内のスペースで体を動かしておく。

狭くても、そのスペースでボールを使うメニューも実施します。

「試合に向けて真面目やってるの?」と思うかもしれませんが、実はこっそりと。











 例えば、21時キックオフなら、選手たちが出てくるのが、20時15分。

大体、どのチームもキックオフの45分前くらいですね。

それより前に出てくるのが、GKチーム。

GKコーチと、3人のGKが一番にピッチに入場します。

ペナルティエリア内を、ジョッグ。

腕を回したり、サイドステップ、バックステップなど、体をほぐします。











 その後、何を始めるのか?

ここで、2タイプに分かれます。

昔ながらのやり方は、軽いキャッチボール。

正しい構えから、キャッチング。

投げてもらったボールをキャッチ。

軽く蹴ってもらったボールをキャッチ。

キックするボールを徐々に強くしていく。。

そして、コースも狙ってシュートストップ、クロスボールの対応など。

GKとしてのスペシャルなトレーニングを続けていく。











 もう一つのやり方は、足でのプレーから始める。

対面で短いボールをコントロール、パス。

浮き球を足で処理する。

胸でコントロールして、パス。

など、手を使わずにボールを処理するトレーニングから始めるチームも増えてきています。

そして、その時間も、少しずつ長くなっている印象があります。









 イングランドのGKのアップ。

彼らが足でのトレーニングに割く時間が、一番長かったです。

イングランドは、長いボールを蹴飛ばす印象があるかと思いますが、それは一昔前。

GKコーチと、2人の控えGKが、トレーニングパートナーです。

彼らが取り組んでいたのが、コントロールして角度を変える。

そして、正確なパス。

10Mほどの距離から、少しずつ距離を伸ばしていきます。

最後は50Mまで距離を伸ばしました。

距離が長くなると、パスもブレていきます。

何度も繰り返すうちに、キックの精度が上がり、コントロールが正確になっていきます。

この時間で、彼らが上達しているのではありません。

元々持っているものを、チューニングして使える状態に持っていっているイメージ。












 試合でも、GKも活用しながら、後方からビルドアップ。

GK、3人のセンターバック、アンカーの1人。

5人が、ユニットを組んで、パスを回して、組み立てます。

そして特徴的なのが、センターバックがボールを保持した時に、センターバック同士が斜め後ろに入らないこと。

ほぼ、横一直線に並んだままで、組み立てます。

相手FWが前からプレッシャーをかけてきたら、危ないようにも感じます。

でも、ここで積極的にGKを使います。

後ろで待つGKをボールサーバーの様に使うのです。

センターバック同士の中途半端な横パスを奪われると、一気に失点の大ピンチ。

そうならないように、お互い斜め後ろに入って、助け合うのが、旧来のやり方。

でも彼らは、斜め後ろに入って助けようとしない。

後ろはGKに完全に任せる。

その分、一つ前で出て行ったり、サイドに開く。

前進するための、積極的なポジションを取るのです。











 試合でも、5人でのユニットが、機能していました。

その最後方でカギとなるのが、GKピックフォードでした。

相手をドリブルでかわすようなトリッキーなプレーをするわけではありません。

彼が、正確にコントロール、そして精度の高いキックを繰り返す。

この約束を遂行するための、イングランドGK陣のアップだったのです。

試合でも、何度もパス&サポート。

様々な正確なパスを、手堅く通していきます。

センターバックも、何度も後ろにパス。

彼らのピックフォードへの信頼を感じます。

GKを活用することで、数的有利を作る。

現代のGKに求められている、大切なプレーの一つですよね。












 私がブラジルで観たリーグ戦でも、同じ光景がありました。

クルゼイロのGKのW-UP。

とことん、足を使ったプレーを繰り返していました。

グラウンダーだけでなく、浮き球の処理も、確認。

本当に長い時間を、足でのプレーにあてていました。

アップに費やした時間は、手を使ったプレーよりも、足でのプレーの方が長かったのです。

パスをつないで試合を作るスタイルのクルゼイロ。

GKも、もちろんフィールドプレーヤーレベルの足元が求められる。












 このように、何を、どのように、どれだけ時間を使っているのか?

それは、フィールドプレーヤーはもちろん、GKもです。

チームとして、何をしていきたいのか?

各プレーヤーに、どのような役割を持たせるのか?

我々は、試合前のミーティングを聞くことが出来ません。

でも、アップに大きなヒントがあります。

試合1時間前から始まっている戦いにも、注目してください。

posted by プロコーチ at 01:14| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月04日

ファルカオに学びたい。

 コロンビア対イングランドを観戦。

試合前から、両サポーターが熱く盛り上げています。

イングランドサポーターは、今回少な目。

ドイツワールドカップで、街を占拠するかのような勢いは、全くありませんでした。

コロンビアは、人も多く、熱量も高い。

チームに期待しているからでしょうね。

コロンビア人は、どこから現れたのか?

ちょっと聞いたら、ヨーロッパに出稼ぎの人と、母国からはるばる来ている人とが混在でした。





 この試合、つい、コロンビアを見てしまう。

南米好きもあります。

そして、日本と同じグループだったことも気になります。

このチーム、ハメスロドリゲスがいないと、凡庸ですね。

怖さがない。

中盤がない。

意外性もない。

高さで圧倒的に負けている前線に、高いボールを入れる。

跳ね返される。

見てて、ガッカリするシーンが何度も繰り返されます。

サイドのモジカ、クアドラードの仕掛けからのクロス。

こちらの方が、可能性高そうです。

でも、中がファルカオ一人では、厳しい戦いです。











 そのファルカオ。

スタジアムで見ると、そのスゴさがよく分かります。

身長が、177センチとあるのですが、175もないくらい?

イングランドのセンターバックは、180後半に、190超え。

中盤の組み立てが出来ない、コロンビア。

ファルカオさんお願いします。

と言わんばかりの縦パスが入り続けます。

浮き玉は、さすがに厳しいファルカオ。

でも、グラウンダーのボールは、ほぼ収めてくれます。

1タッチで逃げず、足元でボールキープ。

仲間のために、時間を作ってあげます。

我らが大迫のあのポストプレー。

これを、さらに高めたと言えば、伝わりやすいでしょうか。







 しかもファルカオは、サイドや、中盤に逃げていかない。

背中からの圧力が強いと、それを嫌うように逃れて行きます。

ファルカオは、最もプレッシャーの厳しい、中央の高い位置。

ここで、ボールを収めてくれる。

周りの選手は、本当に助かっているでしょうね。

ここにハメスが絡んで、そしてサイドが駆け抜けて!

本当は、そういうイメージだったのでしょう。









 このポストプレー。

南米の選手が、得意としています。

日本だと、相手に触られる前に、動きながらボールを受ける。

相手DFから遠ざかりながら、ボールを受けようとするのではないでしょうか。

だから、サイドに流れたり、中盤に落ちてくる。

でも彼らは、相手DFにあえて近づいて、体を引っ付ける。

低い体勢で、当たり負けない準備。

そして、ボールを受ける寸前に、相手にわざと近づく。

近づくタイミングがいいですね。

相手がボールや、周りを見た瞬間。

相手DFの目線を、よく観察して動き出していました。

いいタイミングで、先に背中や、お尻をぶつけていく。

ボールにはあえて近づかずに、相手から離れない。

背中やお尻を押し付け続け、ボールをコントロール。









 体のぶつけ方も、技術である。

日本でも、コンタクトスキルと呼んでいます。

重要性が少しずつ浸透しているのでしょうか。

でも、あまり見ませんよね。

体で負ける外国人選手には、ぶつかる前に?

ファルカオは、身長、体重では、何階級も下ですよ。

日本にいても、体だと、目立たないサイズです。

ルカクやフェライニのような巨人ではありません。

それでも彼は、体を張り続けました。

空中戦も勝つことは少なかったですが、挑んでいました。

体を使うためには、あの精神力も必要でしょうね。









 日本人らしい技術は、もちろん大事。

いつも体をぶつけ合っていては、消耗してしまう。

でも、ファルカオが見せてくれた体の使い方。

コンタクトスキル。

人がいるなかで、どのように力を発揮するのか?

これも磨いていきたいです。
posted by プロコーチ at 18:41| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月03日

メキシコの意図、ブラジルの力

ロシアのサマラで、観戦してきました。

とにかく暑い。

日差しが強く、帽子を慌てて買いました。

乾燥しているため、日本ほど「暑いー!」たいう感じではないのですが。

イメージしているロシアとは違いましたね。

観戦したのは、メキシコ対ブラジル。

両チーム共に、私が追いかけ続けているチーム。

少し複雑な気持ちですね。

それでも、スタジアムで観戦出来る喜びを味わっていました。






メキシコは、周到な準備をしていたようです。

彼らのWUPは、常に注意深く見るべきです。

試合で何をしたいのか?

そこが、いつの大会でも、ハッキリと見えてくるからです。

今回、彼らが力を入れていたのは、2つ。

5対5のポゼッション。

控えメンバーにも、トレーニングをさせます。

多くのチームは、控えは、別メニュー。

実際、ブラジルは、ボールを回してリラックスムード。

でも、メキシコは、2ヶ所で、5対5。

20人でグループの守備と、パスの確認をしていました。

集団の一体感を出す狙いもあったと思われます。





もう一つ、長く時間をとっていたメニュー。

それは、中距離のパスです。

およそ、30数Mの距離で向かい合ってミドルパス。

他のキックは、すぐ終わるのですが、これだけは念入りに。

スタメンの10人全員が、何度も何度も蹴り込んでいました。

同時に、長いボールのコントロールも出来ますよね。

少し珍しい光景だな、と観ていました。

自由に動きながら、ボールを蹴る。

そのなかで、蹴りたい選手だけが、長いボールを。

これは、よく見る光景なのですよね。











試合が始まると、WUPの意図がすぐに分かりました。

メキシコは、得意のショートパスを使って組み立て。

を、ほとんど見せない。

低い位置から、サイド目掛けて長いボールを入れます。

いつもよりも、かなり早いタイミングです。

そして、ブラジルのサイドバックと1対1を仕掛けるためです。

しかも、カットインの回数が多かったです。









この作戦、ブラジルの弱点をつくため。

ブラジルの弱点は、中盤の守備にあります。

中央のカゼミロの両脇が、空きがち。

コウチーニョと、パウリーニョが前に出た背中ですね。

サイドの深い位置は、ブラジルの両ウイング、ウィリアンとネイマールが守備を助ける約束です。

でも、今、名前を挙げた4人は、攻撃の仕事があります。

そして、守備時には、前からボールを追う仕事もあります。

完全に押し込まれた時は、戻って、両脇を固めます。

ボールがハーフウエーラインを越えるまでは、カゼミロの両脇は、かなり空いています。





メキシコは、その両脇を使う手段を幾つか準備していました。

その一つが、これです。

早いタイミングで、ロングボール。

そして1対1の間に、ドリブルを仕掛けて行く。

何度も、同じ形からチャンスを作っていましたよね。

これがゴールにつながれば、違う結果になっていたかも知れません。





一方、ブラジルも、長いボールを使っていました。

サイドチェンジに使うためです。

ボールサイドを固められた。

後ろに戻して、センターバックか、ボランチがロングキック。

ところが、このキックが、あまり良くない。

味方のもとには届くのですが、質が低い。

回転も悪く、スピードが出ない。

サイドチェンジ終えたときには、メキシコの守備がスライドを終え、寄せてきている。

特に、前半の精度は低かった。

上から見ていると、球質がよく分かります。

ブラジル代表と言えども、アップが必要なのですね。






このメキシコの攻撃が効果的だったのも、最初だけ。

前半20分過ぎには、修正してきました。

チッチ監督が、選手を呼び寄せて指示。

それ以降は、抑えてきました。

おそらく、2つ。

逆サイドのサイドバックのポジショニング。

ロングボール、特にサイドチェンジに備えて、中央に絞り過ぎない。

もう一つは、中盤のポジショニング。

前から追いすぎないで、カゼミロの脇を固める。

結果、サイドでのスピードに乗った1対1が減りました。

サイドに長いボールを蹴られても、準備ができている。

すぐに、2対1の形になって、ドリブルを外側に追いやる。

この辺りの対応能力は、さすがブラジル。

監督の指示に、すぐさま反応し、相手を封じ込める。

技術の高さもスゴいですが、ブラジルの力は、この辺りにもありますよね。






書きたいことが止まりません。

また、続きを別の機会に。

posted by プロコーチ at 23:12| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月02日

これか!!

ロシア対スペインの試合、熱かったですね。

個々のボールを扱う能力や、所属するクラブ、それに伴う一人一人の市場価値。

恐ろしいほど差がありました。

でも、その差を埋める奮闘を開催国のロシアが見せてくれました。




 スペイン対策は、かなり練ってきたようです。

DFラインは、5枚にしてサイドのスペースを埋めてしまう。

中盤も、工夫していたように見えました。

前からボールを居っているときは、3枚で中央を分厚く。

深くまで侵入されたら4枚にして、サイドも中央もケアできるように。




 何よりも、スペインの代名詞でもある、エントレリネアスを警戒していました。

ラインとラインとの間でボールを受けるプレー。

「ここ誰が見るの?」と相手に思わせ、対応を後手に回させる。

それでは、相手は崩れないのですが、一歩先手を取ることで、相手が後追いになってしまう。

気がついたら、ドフリーの選手を作ってしまい、ズドン。

スペインの定番であり、得意なプレー。

そんな狭いところでも!間を取るのが、彼らのすごところです。

このエントレリネアスは、縦パスで入るものと、
横から間を取るものとがあります。

 



 ロシアは、とにかくエントレリネアスをさせない努力を続けました。
 
縦パスに対しては、常に責任をハッキリ決める。

縦パスが入った瞬間、身体ごと刈り取ってしまうくらいの激しさ。

そして、中盤の選手もプレスバックで挟む。

まるで、縦パスを待っていて、あえて縦パスを入れさせたのかというくらいの早さです。

横からのエントレリネアスに対しては、スライドを早くして、サイドでもフリーを作らない。

最終ラインが5枚なので、スライドもさらに早い。

中盤は、ボールラインよりも下がる意識が強かったです。

通常、横からは、エントレリネアスしやすいのですが、そのスペースすらないくらいのコンパクト。

これだけ守備を考えると、下がりすぎる危険性もあります。

ファールトラブルや、ミドルシュートが怖い。

そこも、スペインがボールを下げると、頑張ってラインアップ。









 文字に書くと簡単ですが、最後の最後まで、やりきりましたね。

スペインのポゼッションは、75%。

パスの本数は、1000本を超えました。

圧倒的に、攻めたのですが、結局FKでのオウンゴールのみ。

途中から入ったイニエスタが、違いを見せていました。

試合しながら、先生が授業をしていましたね。

ロシアの圧力にビビって、エントレリネアスをしなくなったスペイン。

イニエスタは、ボールの受け方、出し方、さらにはドリブルでの侵入。

プレーで見せ続けました。

途中、ピケに説教するシーンもありましたよね。

「ここは、間に入れろよ!安全に回すだけじゃないだろ!」

そう言ってたように、私には感じました。

その後、エントレリネアスを活用しながら、ゴールに迫り出しました。

ボールロストも増えたと思いますが、なにかを思い出したように見えました。








 それでも、最後は身体を張って、ゴールを死守したロシア。

常に、カウンターも狙いながら。

選手全員が、実直に走っていましたよね。

センターバックと左のウイングバックは、早々に足をつっていましたよね。

それでも監督は、そこは変えずに、前線にフレッシュな選手を入れました。

監督の無言の檄に、選手は応え続けます。

観客の声も後押ししてくれ、最後まで走り抜けたロシア。










 感動的な試合を見せてくれました。

何人もの日本人が思ったはずです。

前回ブラジル大会でのアルジェリアにも、もちろん近い雰囲気を感じましたよね!?

「ハリルホジッチ前監督が作りたかったのは、こういうロシアのようなチームだったに違いない」と。

本当に、いいものを見せてもらいました。

近くにいながら、カフェで観戦したのが、本当に残念でたまりません。
posted by プロコーチ at 04:30| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月30日

チャンスが来た!?

 決勝トーナメントの相手が、ベルギーに決まりました。

FIFAランクだと、優勝してもおかしくない!強豪ですね。

親善試合でも、かなりの強さを見せてくれました。

本大会が始まると、さらにその強さは加速したように思います。

毎試合得点を重ねます。

崩して、カウンター、ヘディングシュート、ドリブルシュート、裏に抜け出して。

バリエーション豊かに、ゴールを決めています。

誰もが知るビッグネームが躍動する、恐ろしい攻撃力ですよね。








 彼らの最大の力。

それは、1人1人の、ボールを扱う能力でしょう。

身長が190センチであっても、大きくて、ヘディングだけと言う選手はいません。

スピード豊かな選手も、スピードだけに頼りません。

全員が、ボールを止める、運ぶ能力が、抜群に高い。

それを大きな力に、ボールを保持し、相手を崩します。

中でも、アザールのボールタッチは、何なのでしょう。

足に吸い付いているとは、あのことですね。

育成世代では、ドリブルをかなり重要視しているとのこと。

とことん、ボールを運び続けることにこだわって、選手を育てあげる。

日本だと乾、香川でしょうね。

ベルギーには、大きて強くて速い、乾や香川が集まっていると思えば、イメージしやすいはずです。












 彼らには、大きな弱点があります。

その弱点を、2年前のユーロの準々決勝で見てきました。

彼らは、仲間のためにフリーランニングが出来ない。

出来ても、最初の10分〜20分。

そこの勢いはすごいのですが、、、。

ゲームが落ち着いたら、足が止まります。

ボール保持者と、ボールを受けようとする選手。

それ以外の選手は、眺めてボーっとしているようにも見えてしまいます。
 
http://futebol.seesaa.net/article/439671890.html






 


 ですので、日本は、前半の最初と、後半の立ち上がりを無失点で耐えること。

この猛攻を、なんとか耐える。

そして、大きい選手を活かした、セットプレーも失点しない。

この2つさえ達成すれば、ベスト8は見えてくる!

いくらでも、カウンターでチャンスは訪れるはずです。

私は、15チームの中でも、ベルギーは、かなり当たりの対戦相手だと思っています。

ベスト8に行く可能性は、低くない!?
posted by プロコーチ at 18:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする