2021年08月03日

可能性はある。

 オリンピック男子サッカー。
いよいよ、準決勝のスペイン戦です。
国際タイトルへのファイナリストがかかった大きな試合を体験出来る。
しかも、相手はスペイン。
それだけでも、日本サッカーにとって、意義のある試合だと思います。

 相手は超強豪のスペイン。
勝ち目はあるのでしょうか。
そもそも森保監督は、真剣にメダルを取るためのメンバーを選んでいます。
強い相手、主導権を握られ押し込まれる展開を想定しています。

・オーバーエイジ枠の全てを最終ラインで使用。
もし圧倒して勝ちたいならば、FWの大迫や攻撃的な南野を招集していたでしょう。
吉田、冨安、酒井宏樹を並べたことで、後ろが安定し、締まった試合展開が可能になっています。
そして、押し込まれたとしても、崩壊することなく、粘り強く耐えられるでしょう。

・上田綺世、前田大然、三笘薫。
相手が攻めてくれば攻めてくるほど、彼らの力が発揮されるでしょう。
ボールを奪う、相手の背後のスペース。
カウンターアタックの局面では、彼らが輝きます。
つまり、ボールを保持しながら攻めてくるであろうスペインとの相性は、抜群です。



 これらの武器を活かすための条件としては、早い時間帯で先制点を与えないこと。
少なくとも前半は失点をしない。
ロースコアの展開を続けながら、カウンターのチャンスをうかがう。
セットプレーで失点をしない。
そうすれば、勝利の可能性は高まると思います。

 そして、日本開催の恩恵が受けられるます。
戦い慣れたスタジアム。
高温多湿への適応。
コンディション調整のアドバンテージ。
何よりも、我々の声ならぬ気持ち。
テレビ観戦ですが、信じて熱く楽しみましょう!


posted by プロコーチ at 16:09| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月22日

アドバンテージを活かして

 東京オリンピックが、開幕しますね。

それに先んじて、男子サッカーの初戦がキックオフされます。

コロナ禍において、開催されることは賛成、反対の両方の意見があると思います。

コロナウイルスの感染症は、まだ収まっておらず、ほぼ無観客での開催になりました。

出来ることなら、たくさんの人に見守られ、応援される東京オリンピックを見たかったですよね。







 男子サッカー競技のU24日本代表チーム。

金メダルも!?と期待が集まっています。

海外組が、ほとんどのメンバーを占め、なおかつ経験豊富なオーバーエイジ組が後ろから支える。

攻守において、バランスの取れたチームだと思います。

唯一、心配されたのが、大迫選手を呼ばなかったFWの人選。

中盤には多彩なメンバーがいますが、FWは2人だけ。

しかも2人とも、相手の背後にスペースがあると、より力を発揮するタイプの前田・上田選手。

押し込まれることを強く想定していたのでしょうか?

逆に相手が引いた時に、切るカードが無い、と心配していました。

でも、林選手も出場できるようになったので、その課題は、ある程度解消されたものと考えられます。













 日本で開催されることで、幾つかのアドバンテージがあるはずでした。

ホームでの大観衆が、苦しい時でも後押ししてくれれば!

この大きな大きなアドバンテージは消失してしまいました。

でも、まだ、アドバンテージは残っています。


まずは、オフでも、オンでもよく知っている環境でプレーできる。

見知らぬ異国で長い時間生活してストレスを受けることはありません。

旅先では、ふとした時に、思わず疲れが出てしまうのは、人間ですから、彼らも同じです。










 そして、何よりもこの暑さ。

日本の夏は、暑く、湿度も高い。

この高温多湿の気候は、選手の足を止めるでしょう。

ユーロで繰り広げられていたような、ハイインテンシティな試合は、あり得ません。

ユーロでも、前半残り10分、後半残り20分になると、いずれも足が止まり始めていました。

そして、選手間の距離が開き、コンパクトではない状況が生まれていました。

例えば、本日のロンドンは、18時の気温27℃、湿度は48%。

日本の東京の18時は、気温30℃、湿度は62%。

足は思ったよりも動かない、コンパクトでない時間が、もっと早く訪れると予想されます。

そうなると、活躍するのは、アジア・アフリカ勢、そして中南米のチームです。

2002年の日韓W杯は、ヨーロッパの強豪が予想よりも早く敗退しました。

日本、韓国、セネガルが躍進し、優勝はブラジルでしたよね。






 


 このアドバンテージを活かして、日本代表が男女ともに大活躍してくれることを信じています。

スタジアムには足を運べませんが、テレビの前から、気持ちを送りたいと思います
posted by プロコーチ at 17:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月17日

3つの要因

 関東では梅雨が明けましたね。

ここ数日、少しずつ寝苦しくなっていっているような。

となると、これから気をつけるべきは熱中症です。

命を落とす危険すらある、熱中症を予防しましょう。

毎年、6万人もの方が救急搬送され、1000人以上もの方がお亡くなりになっている。

皆さんがコロナウイルスの対策をされているように、熱中症対策も万全で行きたいものです。






 環境省の情報によると、熱中症になる3つ要因があるそうです。

・環境(気温が高い、湿度が高い、風が弱い)

・からだ(体温調節が苦手な高齢者や乳幼児、二日酔いに寝不足など)

・行動(激しい運動)

これらの要因で、体が体温調節が出来なくなり、熱中症を引き起こしてしまうのです。

社会人の方が、エアコンの効いた屋内から、急に外に飛び出してプレーする。

寝不足や、深酒の翌日に、激しくプレーする。

自分では平気なつもりでも、体は悲鳴をあげています。








 特に、梅雨明けの今が、要注意の期間だそうです。

長雨で、気温がそれほど高くなかった数日前。

梅雨明けと共に、気温は高まり、湿度は高いまま。

体は、急に対応できません。


「暑熱順化」

暑い季節に体を慣らしていくことです。

体を徐々に、暑い季節に慣らしていきます。

そうすると、汗をかきやすくなり、皮膚の血流が増加していくそうです。

そうして、体から熱を逃して、体温調節の能力が上がっていきます。









 でも、この「暑熱順化」ができるまでの目安は2週間!とのこと。

つまり、まだ皆さんの体は暑い季節に対応できる体にはなっていないのです。

それは、私も同じです。

少なくとも7月いっぱいは、無理なく暑さに慣らして行かなくてはなりませんね。

まずは、前日の夜から、それは始まっています。

当日は、こまめに水分補給をしながら、フットボールの会場に向かう。

もちろん、活動中も、水分、塩分の補給を。

そして何より、無理をしないこと。

体に異変を感じたら、休む勇気を持ってください。





「3つの要因」に目を配りながら、夏を乗り切りましょう!
posted by プロコーチ at 00:15| Comment(0) | フィジカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月01日

ドーピング

「俺が知っているドーピングは努力だけだ」

 90年代に活躍し、日本でも熱狂的なファンが多数いる、ロベルトバッジョの名言です。
天才的な発想と、それを実現させるテクニック。
大きくない体、スピードも抜群とは言い難い。
怪我にも泣かされた。それでも抜群の決定力を誇り、チームを牽引していました。
栄光も挫折も両方とも知っているバッジョは、イタリア代表のエースとして大活躍していました。
天才的なテクニシャンであった、その彼が、努力だけが自分を高めてくれると言います。

 繰り返し、繰り返しトレーニングすることだけが、プレーヤーとしての能力を高めてくれるのでしょうか?
言い換えれば、それ以外のことは、選手としての能力向上に役立たないのでしょうか?
「サッカーはサッカーをプレーすることのみで上達する」という言葉もあります。
ちなみにこれは、走り込みなどの一昔前のトレーニングを否定する時に用いられる考え方です。



 私は、100%合法なドーピングとも言える、選手を必ず成長させる方法があると考えています。
それは、フットボールを観戦することです。
試合を観ているか観ていないかで、選手の成長スピードや、最終到達点すら変わると思います。
その理由は、どれだけトレーニングしたとしても、どれだけ試合に出場したとしても、
フットボールそのものを理解できるとは言い難いからです。
最近、言語化という言葉をよく耳にします。
言語化する能力は選手・コーチともに必要な能力だと思います。
でもそれは、簡単なことではありません。

 そのような難しいことは言わなくても、OKです。
なんとなく試合というものは、どのように成り立ち、進んでいくのか?
相手選手とどのような駆け引きが行われているのか?
実際に試合で使われているテクニックはどのようなものか?
これらは全て、試合を数多く観ていれば、自然に理解できてくるはずです。
最初は、分かりやすい部分だけで構いません。
例えば、あのトラップうまいな〜。
すごいシュート!あのフェイントしてみたい!と言う目に飛び込んできたプレーを楽しめばいいでしょう。
それを繰り返しみて、コピーするように真似をしようとすることは素晴らしいトレーニングです。

 そしてさらに、そのプレーを5W 1Hで分析してみると、プレーを深く知ることが出来るはずです。
「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」と考えてみてください。
すると、同じ選手で、一見同じようなシチュエーションでも、実行されているプレーが違っていることに気づけるはずです。
ネットやSNSで目にするゴールシーン。それを何度も観て、自分なりに5W 1Hを用い分析してみる。
その繰り返しです。たった数秒のプレーですが、そこには大量の情報があることに気づくでしょう。

 試合を90分観戦していて、全てのプレーをこのように分析するのは大変です。
通して試合を観る時は、そこまでする必要はないと思います。
大量の情報を処理し続けるのは骨が折れる作業です。
まずはシンプルに試合を楽しんで観戦してください。
自然と頭の中に、たくさんのシチュエーションでの成功例や失敗例が飛び込んできているはずです。
それが、自分がプレーしたり、試合に出場する時に助けてくれます。

 一方、自主トレでも、チームトレーニングにしても、ピッチの上だけで頑張っている選手は、ある時から成長が鈍くなります。
育成世代の選手でしたら、歳を重ねれば重ねるほどに厳しくなります。
それは、フットボールそのものを理解できていないから。
厳しい局面において、どのような解決法があるのかの引き出しが少ないからです。


 ロベルトバッジョの名言は、その通りだと思います。
でも彼が生まれ育ったイタリアはカルチョの深く長い文化が根付いている。
試合を観るのが当たり前の環境で育っているのです。
でも我々日本においては、まだまだ試合を観るのが当たり前の環境にはありません。
7月 1日現在、ヨーロッパでも、南米でも、大陸のNo.1を決める大会が開かれています。
ただし、有料チャンネルに加入しないと観れない。
契約してまで観戦を楽しんでいるのは、ごく少数だと言うことが分かりました。
フットボール好き200人ぐらいに聞きましたが、 試聴しているのは1割以下だったのです。
Jリーグを観ているとなれば、もっと増えそうですが、ユーロとコパアメリカは、観ていないが大多数。
それが日本の現状なのです。


 バッジョの名言を日本の現状に合わせて言い換えるならば、
「私が知るドーピングは、努力と観戦だ」となります。
まずは、ゴールシーンからでも構いません。
出来れば大きな画面で楽しんでください。
必ずや、皆さんを成長させてくれるはずでしょう
posted by プロコーチ at 17:45| Comment(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月30日

ロングスロー問題

 サッカー高校選手権。

なんとか、全日程を終わらせることができましたね。

関係者の皆さんの英断と頑張りに、心から感謝したいです。

20年ほど、毎年のようにスタンドで観戦していたので、少し寂しい気持ちもあります。

来年こそ、当たり前のように、スタンドから観たいものです。






 今回、なぜかロングスローが、敵視されていました。

今に始まった事ではないのに。

あれは、サッカーではないのではないか?

観ていてつまらない、好きではないと言う意見を述べるのは自由です。

でも、ルールによって定められた範囲内で、正々堂々と行っているプレーですからね。

文句を言われる筋合いは、ないはずです。








 中田英寿や財前がいた時のU17ワールドカップ。

30年近く前の、世代別の世界大会。

あの時、キックインが導入されました。

スムーズな展開を期待して、試験的に運用されたようです。

結局、その後、正式には採用されませんでしたね。

日本代表もそうでしたが、時間をとって、ロングボールを放り込むチームがいた。

その結果、リスタートに余計に時間はかかるわ、展開はつまらなくなるわで不採用。

そんな流れだったかと思います。

このキックインからのロングボールにしても、ルールに準じて実行しています。

その中で工夫をして、勝率を高めるために何をすべきか?しているだけなのですがね。









 ロングボールはしばしば、槍玉に上がります。

ボールの蹴り合いになると、展開が大雑把になり、面白くない。

選手の技術、判断する力の向上を阻害するという観点も、育成年代では問題に挙がります。

バーモントカップと呼ばれる、小学生年代のフットサル全国大会。

ここでは、GKのキックやスローに制限がかかります。

ノーバウンドで、ハーフウェーラインを超えたら、反則。

相手ボールの間接フリーキックで再開となるルールは、かなり浸透していますね。

リスクを恐れたチームが、ボールを前方に蹴飛ばすことを繰り返す。

それでは、ボールを受ける動きや、パス、ドリブルの判断、相手のプレッシャーを見極める力などが育たない。

だから、運任せとも言える、ロングボールを減らす意味合いで、このルールが導入されている。



ただし、このルールの範囲内で、ロングボールを蹴るチームが出てきます。

GKのそばでトスを受けたフィールドプレーヤーが、ボレーキックで相手陣地に蹴り込むのです。

これなら、GKから直接超えていないので、当然反則にはなりません。

ルールを採用した意図など関係ないのでしょう。

タイトルのかかった一発勝負のトーナメントですから、負けたくない気持ちが勝っているのでしょう。









 高校年代までは、ロングスローは、選手の成長を阻害する。

だから、ロングスローを投げられないように、特別ルールを適用する!

と、仮になっても、その裏をかいて、ルールの抜け道を探すプレーが生まれるでしょう。

結局のところ、ロングスローが問題なのではなく、高校年代の注目されすぎるトーナメント戦が問題なのではないか。

まだまだ高校選手権での宣伝効果は、相当大きいものがあるでしょう。

ここで好成績を収め、注目を集めれば、学校経営にもプラスになる。

特に私学にとっては、死活問題でしょうから、キレイゴトだけでは済ませられない。









 しばらく、毎回、ロングスローは無くならないでしょう。

今回も、上位進出校は、ロングスローを投げられる選手を起用し、試合の中で活用していました。

それならば、ロングスローをピンチにさせないように、GKやDFの能力を高めること。

自らも、ロングスローを織り交ぜながら、攻撃を組み立てる。

ロングスローはあるものとして、チームを構成して行く必要に迫られている。
posted by プロコーチ at 00:40| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月01日

今年の目標。

明けましておめでとうございます。

有言実行、大事ですよね。

目標を胸に閉まっておくだけでは、2月くらいには忘れがち。

周りに宣言することで、応援してくれる友人が出てくるかも。

そして、自分にプレッシャーをかけ続けることにも。






 と言う事で、宣言します。

私の2021年の目標。

・睡眠の改善

睡眠の改善に取り組むことで、運動、栄養、休息のサイクルを潤滑に回したい。

仕事がら、睡眠が度々崩れてしまう。

そうすると疲労は回復せず、プラスアルファのトレーニングまでいたらない。

もちろん、指導の質にも直結してくると思います。

そのためには、スマホやPCを終わらせる時間。

睡眠のための行動。

質の高い睡眠をとり続けます。


・呼吸の改善

1日に呼吸する回数。

それは2万回とも3万回とも言われます。

その呼吸を改善し、体をスムーズに疲れなく動けるはず。

胸を開き、お腹を動かし、深く大きい呼吸。



・ブログを定期的に上げ続けます。

長いものを上げ続けるのは難しいかも知れません。

短くても、読んだ方に気づきは納得を得てもらえる内容にしていきたいです。





コロナによるしんどい時代が、もう少し続きそうです。

でも、ボールは一つ、フットボールは変わりません。

待てば海路の日和ありとも言います。

今年一年、少しでも笑顔でボールを蹴る時間を、皆様が持てますように


posted by プロコーチ at 23:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月31日

今年も一年ありがとうございました。

 今年、皆さんはフットボールをエンジョイ出来ましたか?

年前半は、全く蹴れなかったフットボール仲間も多いのではないでしょうか。

ようやく、2020年の後半はボールを蹴れる日々が戻って来ましたね。

仲間とボールを蹴り、私の選手に指導を出来る喜びを、心から感じる一年でもありました。

stayhomeで我慢していた分、外に飛び出せたあの瞬間は、忘れられません。




個人的なことですが、このブログの更新が滞っていて、すみませんでした。

なかなか、心が定まらず、何を発信していいのか悩む一年でもありました。

コロナ禍の中、戦っておられる、苦しんでおられる方々に、何を伝えたらいいのか。

未熟な私には、紡ぐ言葉がありませんでした。







 来年は、少しずつではありますが、また更新させて頂こうと思います。

難しい言葉は使わずに、フットボールの本質を伝えていく。

自分のライフワークとして取り組んでまいります。

皆様に、笑顔溢れる、フットボールに集中できる年が来ますように。

心からお祈り申し上げます。
posted by プロコーチ at 23:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月09日

熟成されていないけど、状態は良さそう。

 久しぶりの日本代表戦。

楽しみですね。

フル代表は、2019年の吹田で開催されたキリンチャレンジカップまでさかのぼります。

ベネズエラ戦以来の約1年ぶり。








 今回の代表戦の特徴は、海外組だけで行うこと。

ヨーロッパでプレーしている選手だけで、23人も選手がいる!

中田ヒデ1人だけ、数人の海外組が合流。

というのがニュースになっていたのが、20年前くらいです。

海外の市場でも日本人が戦力として受け入れられて来ているのでしょう。

しかも、全てのポジションにいる。

GKやCBと言った、高さが求めれるポジションでも、ヨーロッパの舞台で闘えている。

これは、素晴らしいことだと思います。











 ポジションで考えると、FWが少ないのが気になります。

今回は、大迫・鈴木武蔵の2人だけ。

岡崎がケガをして、辞退してしまったことを考えても、層が薄いですね。

このポジションは、結果を出し続けることでのみ、自分を証明することが出来るポジション。

しかも大迫は、クラブでは攻撃的なMFでも考えられているようです。

その方が強みを発揮できると、所属クラブの監督が発言していました。

日本は、ペナルティエリアで勝負できる選手が少ないのが、一つの弱さだと言われています。

GKとCBは、少しずつ増えて来ているので、今度はFWですね。













 今回の代表戦。

ヨーロッパで活動している選手が、ヨーロッパで招集されている。

一番のメリットは、ここですね。

移動時間が短いこと。

時差がほとんど無いこと。

そして今は、シーズンが始まったばかりなので、コンディションもバッチりでしょう。

親善試合で交代枠も多く、森保監督も交代枠を積極的に使うはずです。

最初から最後まで、ある程度、強度の高い試合が、予想されます。









 ただし、チームとしては、全く成熟していないでしょう。

お互い分かり合っているメンバーもいるでしょうが、久々の顔合わせ。

コンビネーションや、守備の役割分担などが、ギクシャクすることも度々あると思います。

その中で、チームを勝利に導くことが出来る選手が出てくるでしょうか?

海外で図太く戦い、ゴールを目指し、目の前の選手を打ち破るぞ!

そのような部分で相手を上回ることが出来れば、いい試合になるでしょう。

上手いこと試合を進めようとする考えだけが先行するならば、苦戦してしまうはずです。

どのような試合を見せてくれるのでしょうね。








posted by プロコーチ at 17:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月26日

データでは見えてこない。

「サッカー選手が終わったので好きなことを言ってもいいなら、(差が)正直広がったなと思っています。DAZNでパパッとやればCL決勝とJリーグの試合を見られるけど、違う競技だなと思うくらい、僕の中では違いがあります。怒られるかな?こんなこと言ったら」

…内田篤人引退会見より






 世界のトップで戦っていた内田篤人。

彼が言っている内容は、どういう意味なのか?

後日のインタビューで、日本のサッカーについて話していました。

「日本のサッカーはポゼッションをまずして、そこから攻撃」

ヨーロッパは、もっとボールの奪い合い、ゴールへの強い意欲が、まず先にある。

試合の捉え方そのものが違う、という話をしていました。









 日本では、あまり走らずに、試合を進めているのか?

実はそうではありません。

今年度の日程の厳しいJリーグ。

最も走行距離の長いクラブが横浜Fマリノス。

1試合平均で、120キロを超えています。

最も走っていないクラブが川崎フロンターレとヴィッセル神戸。

いずれも110キロ以下。

1人あたり、約1キロも走っていない。

走っていない川崎も神戸もボールを保持しながら試合を進めるタイプのクラブですね。









 ではヨーロッパのビッグクラブはどうなのか?

チャンピオンズリーグ。

マンチェスターシティは、毎年110キロ前後。

バルセロナで、ここ5年は105キロ程度しか走っていない。

日本だと、最下位レベルの走行距離なのです。

あれだけ走ってた印象のる今年のバイエルンミュンヘン

それでも111.6キロにしか過ぎません。

ガンガン走る印象のあるライプツィヒ、アトレチコマドリーも双方共に113キロ。

日本だと、ちょうど真ん中くらいの走行距離でした。









 では、なぜ日本のサッカーは、ヨーロッパと差が広がっていると内田篤人は感じているのか?

リーグ全体が、走って走って試合を進めているのに。

次にスプリント回数を見てみます。

単純に走った距離ではなく、スプリントをした回数。

いわゆるダッシュした回数ですね。

チャンピオンズリーグでの1試合平均だとどれくらいスプリントしているのか。

トップはアヤックスのFWの選手で、62回。

その後56回などと続きます。

日本だと、トップの選手でも、たったの42回しかスプリントしていません。

この差が、一つのヒントになるかもしれません。








 

 内田篤人のプレーしたドイツ。

彼らは1対1の勝敗を、歴史的にとても重要視してきました。

ツヴァイカンプフと言って、その勝率は、毎回発表されるほど。

1対1で戦わない選手は、監督からも同僚の選手からも信頼を得られない。

もちろん、サポーターからも支持されない。

シャルカー(シャルケサポーター)に愛された内田篤人。

もちろん、ツヴァイカンプフでも挑み、勝利したからでしょうね。








 同じく、ヨーロッパで戦っていた、ハリルホジッチ前日本代表監督。

彼は、日本のサッカーに、戦いを持ち込もうとしました。

「デュエル」、1対1の決闘とでもいえばいいのでしょうか。

そして、デュエルで勝利するためには、さらに強度を上げなければ!

そのような方向性を指し示してくれていました。

言葉としては、ツヴァイもデュエルも、2人での戦いを意味していますね。

目の前の相手に、何としても勝て!という意味合いも感じられます。










 違う競技とも言われるほど差が広がった。

その理由として考えれるのが、ゴールへの意欲であり、ボールを奪い取る意欲でしょうか。

ヨーロッパで長年活躍し続けている岡崎慎司。

岡崎がレスター時代に86回(しかも72分で途中交代!)のスプリント回数を記録しています。

ゴールに向かって、相手の背後を取るスプリントを繰り返している。

そして、相手からボールを奪い取るために、激しく追い回している。

その根っこにあるのは、相手からボールを奪うことが守備である。

ゴールを目指すことが、攻撃である。

それは教えられることではなく、脈々と受け継がれているもの。

ゴールへの意欲、ボールを奪う執着心。

ここにアプローチしない限り、日本は差を縮めることは難しいと考えます。
posted by プロコーチ at 00:33| Comment(0) | メンタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月19日

才能とはなにか?

 鹿島アントラーズに所属していた内田篤人選手が現役を引退されました。

最後の試合は、テレビ越しですが、まだまだ出来そうに見えます。

もう何年かはプレーして欲しいと、正直に思います。

「先輩たちがグラウンドでやるべきことをやっていたのを見てきました。(小笠原)満男さん、柳さん(柳沢敦)、(大岩)剛さん、中田浩二さん、僕が入った年は本田(泰人)さんもいましたが、鹿島の選手らしい振る舞い、立ち姿を感じるものがあった。それが僕にはできていないなと。練習中も怪我をしないように少し抑えながら、ゲームでも少し抑えながらというプレーが続く中で、たとえば(永木)亮太とか小泉慶とか土居(聖真)くんとかが練習を100%でやっている中で、その隣に立つのは失礼だなと思うようになった。鹿島の選手としてけじめはつけなきゃいけないなと思った」全力で出来ないのはいけないなと思った」…引退会見より引用

 この価値観が、最多タイトルを保持している鹿島アントラーズの強さなのでしょうね。

鹿島にはジーコが残しているものが、脈々と受け継がれている。

「才能とはチームとチームの勝利のために貢献する、そんなプレーができることだ。」

ジーコの有名な言葉です。







同じくブラジルのクルゼイロのコーチが教えてくれました。

「トレーニングは試合のように、試合は戦争の様にプレーしよう」

ブラジルと言えば、華麗なテクニックが思い浮かぶかもしれません。

でも南米のフットボールは、そんなに美しい部分ばかりではありません。

体を削り合うような、ボールの奪い合い。

やられたら、やり返す。

勝利のためにチームに貢献する選手こそが、価値のある選手。










 内田選手の引退の理由は、チームに貢献できないと感じたからなのでしょうね。

彼の新しい人生も輝かしいものになりますように。


 
posted by プロコーチ at 01:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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