コーチという職業柄もあり、サッカーショップには時折足を運びます。
スパイクや、ユニフォーム、最近ならベンチコートなどを物色します。
結局購入するのは、ストッキングやインナーなどの消耗品だったりするのですが。
先日、新聞の折り込みチラシに、スポーツショップの広告がありました。
地図で観ると、車で十数分の距離。
何かに誘われるように、ショップに向かいました。
フロアは大きく、たくさんの種目のスポーツアイテムを扱う、総合スポーツショップです。
そこは、今時懐かしい感じのする、地域に根付いたスポーツ店でした。
何だか楽しい気分になり、店内を歩き回りました。
これが欲しい!
目に飛び込んできたのは、フットボール以外の種目の商品でした。
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それは、野球売り場で見つけました。
「トスマシーン」
スイッチを入れると、自動でボールが1〜1.5M飛び出してきます。
セットになっているのは、軟らかいウレタン製のボール。
室内で用いても大丈夫、とのフレコミです。
これを見て、あるアイデアが浮かんできたのです。
「1人で基礎練(基本)が出来るのでは?!」
ボールの材質や、マシーンの形状などを確認すると、即決しました。
値段を、後から確認するくらい、品物にほれ込んでしまったのです。
家に帰って、箱から出すと、トスマシーン本体は、簡単に組み立てることが出来ました。
実は、付属のネットも付いているのですが、これはイマイチでした。
セットで使うと、とても便利なのですが、何しろ大き過ぎるのです。
横1M×高さ2M。
豪邸住まいでもなく、そのままでは邪魔になってしまいます。
組み立ても出来るのですが、数十分も掛かってしまう。
このネットは、押入れ行きになりそうです・・・。
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基礎練(基本)は、広く世の中で、繰り返し行われているトレーニングです。
これを全くしないチームは、あるのでしょうか?
対面で向かい合い、ボールサーバーとプレーヤーに分かれます。
サーバーから配球してもらったボールを、プレーヤーが返して行きます。
ゆっくりとステップを踏みながら、ボレー、トラップしてからボレー、ヘディングなど。
相手の胸を目掛けてボールをリターン、また出してもらっての繰り返しです。
短時間で効率的に、少ないスペースでトレーニングが出来ます。
体育館でも、外でも、場所を選びません。
そして、何といっても再現性が高く、繰り返しボールに触れることが出来る。
ある部分の技術の習得、確認には適しています。
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また、試合前のW−UPの定番メニューでもあります。
ワールドカップなどの国際試合でも、しばしば行われているのを目にしました。
トップ選手といえども、技術の確認は必要不可欠。
だからこそ、限られた時間を割いても、この基礎練を試合前に取り入れるのでしょう。
ドイツワールドカップでのメキシコ代表の基礎練が、記憶に残っています。
彼らは、あまり身長に恵まれていません。
高い選手ももちろん活躍していますが、170センチそこそこの選手もたくさんいます。
ハイボールの処理で、後手に回りたくない。
その気持ちを、基礎練から強く感じました。
ボレー、トラップはもちろん、ヘディングを重視していました。
スタンディング、ジャンプ、下がりながらジャンプヘッド。
ヘディングでも、相手に負けない!
コーチが、意識付けをさせたかったのではないでしょうか。
さらには、数年前のクラブワールドカップの光景も思い出されます。
南米代表のインテルナショナウ(ブラジル)に、注目される若手選手がいました。
テレビで取り上げられていたので、私もスタンドから注目して観ていました。
10代で顔つきもあどけなく、身体もきゃしゃな、もじゃもじゃ頭のアタッカーです。
彼の基礎練は、美しい。
ボールが身体に吸い付くような、優しいトラップ。
特に、胸トラップからのボレーは、絶品。
ボールの勢いを、すーっと吸収してしまいます。
他の数多くのブラジル人選手と比べても、際立っているのです。
基礎練だけで違いを出していた彼。
彼は試合中に肩でリフティングしながら、タッチライン際を走っていました。
そう、今やACミランでエース格となった、アレッシャンドレ・パト選手です。
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ここ最近、基礎練に疑問が投げ掛けれています。
「あまりに試合の状況とかけ離れている。」
「試合で出て来ない状況を、繰り返すことに何の意味があるのか?」
基礎練は、明確すぎて、リアリティがない!
反対する意見は、以上が代表されるものです。
私は、工夫次第だと考えています。
毎回、全員が、決まったメニューをするのは、確かに疑問があります。
選手それぞれ、得手・不得手は違いますから。
では、個人が、空いた時間を利用して、自主トレで行うのはどうでしょうか?
さらに、各選手が、自分に必要なものをピックアップして行えると、さらに効果的です。
繰り返し反復しないと、身に付かない技術や習慣はたくさんあります。
実際私は、左足のプレーが苦手でした。
今でも、誇れるレベルではありません。
左足は、軸足専用のようなものでした。
最低限、左足に来たボールを、クリアだけでも出来るようにしよう。
壁打ちと、基礎練の反復に取り組みました。
そのおかげで、試合で少しは左足を用いるようになれたのです。
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自分自身がピックアップした課題を、挙げてみます。
ステップを踏んでから、ボレー・トラップなどのプレーに入る流れ。
前後や、左右に大きく速く動いてから、ボールをコントロールする。
飛んで来るボールから一度目を切って、ボールをコントロールする。
ボールを間接視野で捉える。(直接視野で他の情報を入手)
小さいボールの中心を意識して、正確にボールを扱う。
そして、右足が出来たら、左足はどうか。
正面が出来たら、横からのボールは?
止まって出来たら、走りながらなら?
何年フットボールをしていても、課題は山積みです。
トスマシーンの活用が、少しでも解消の助けになれば良いのですが。
posted by フットボールコーチ at 23:59|
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