2017年05月19日

毎年のお願い

 5月も半ばに入りました。

少しずつ、暑い日が増えてきましたね。

30度を超えると、真夏日。

真夏日?

それくらい、5月、6月でも、すぐ上がりますよね。

そうなると、熱中症の足音が忍び寄ってきます。








 特にこの季節は、体の準備が出来ていない。

暑熱順化。

人間は、環境に適応できる生き物です。

暑い夏に、体が対応できているかどうか?

そうは言っても、すぐには難しいですよね。

分かりやすいのは、汗。

汗を、全身で、かけているか。

さらさらの汗が、出ているか?

じっとり、玉のよう汗では、まだ準備が出来ていない。








 一度、環境省のweb、「熱中症予防情報サイト」をご覧ください。

必要な情報、知っておくべき情報が多数出ています。

http://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php

いくつか大切な部分を抜き出して、ご紹介。






「環境」「からだ」「行動」

によって、熱中症が引き起こされるとのことです。

「環境」

気温が高い、日差しが強い。

それだけでなく、風が弱い、締め切った場所。

つまり、屋内でも起こりうるのです。

急に気温が上がった日も、要注意と書かれています。



「からだ」

老人や、乳幼児は、体温調節が苦手です。

とは言え、成人の健康な人間でも、注意が必要です。

寝不足や、二日酔いといった状態は、危険ですよ。





「行動」

激しい筋肉を使った運動。

屋外での長時間の活動。

我々のフットボールは、間違いなく、当てはまります。



…体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまいます。
 このような状態が熱中症です。



難しいことは、考えなくてもいいと思います。

熱中症は、危険である。

準備をして、水分・塩分補給をしながら、プレーする。

そして、無理をしない!

夏も、フットボールを楽しむために、対策を万全にしてください。





 
posted by プロコーチ at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | フィジカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

ありがたい日常

 5月15日。

我々にとっては、特別な意味をもつ日付ですよね。

1993年5月15日。

Jリーグが誕生しました。

国立競技場で、ベルディ対マリノス。

当時は、クラシコともいえる、最高の対決。

読売対日産の試合は、いつも熱い試合でした。

他のカードとはレベルの違う、見ごたえのある試合が繰り返されていたのが懐かしい。










 24年を経て、時代は変わりましたね。

10チームで始まったJリーグ。

それが今や、J1、J2、J3まであります。

それぞれ18、22、14クラブあり、計54クラブまで増えました。

単純に考えると、プロ選手が5倍に。

ベルディは、J2。

マリノスは、フリューゲルスを吸収・合併。

そもそも、国立競技場は、今、更地になっています。

唯一変わらないのは、三浦カズ選手が、いまだに現役であることくらいでしょうか。









 当時、Jリーグはお祭り状態でした。

テレビや新聞、雑誌などで、毎日取り上げられていました。

まったく興味を持っていなかった人まで、サッカーについて話していました。

このチームが好きだ、あの選手が上手い、誰々がカッコいい、などなど。

サッカー部だった私に、「オフサイドが分からないから教えて。」

様々な場所で、何度も何度も質問されました。

異常なほどの盛り上がり。

5月15日は、誰もが待ちに待った、特別な日でした。









 2017年の5月15日。

淡々と、その日を迎えました。

特別なセレモニーがあったのか?

それすらも、分かりません。

Jリーグは、もう古臭い過去のものなのでしょうか?

そうではありませんよね。

ブームは無くても、皆さんに日常に結びついてきています。

1993年は、330万人の人がスタジアムに訪れました。

では、現在は?

2016年で550万人を超えています。

Jリーグが全国に増えてくれたおかげで、多くの人が試合を見れるようになっています。










 フットボールは、プロ選手のためだけのものではありません。

各クラブは、下部組織を持っています。

そして、スクールも運営しています。

幼いころから、ボールを蹴る環境が、たくさんあります。

そして、シニア向けのサービスも増えてきています。

歩き出して、ずーーっと、ボールを蹴り続けることが可能な日常が増えてきている。









 1993年5月15日。

もちろん、それ以前にもコツコツと積み上げておられた方の力は、偉大です。

その方々の奮闘なくして、Jリーグは立ち上がらなかった。

クラマーさんは、日本を去る際に、全国リーグの必要性を提言されています。

東京オリンピックの直後ですから、1964年。

Jリーグが始まる、30年前の話です。

今の日本をご覧になったら、どんなアドバイスをくださるのでしょうね。





 私は、日々、ボールを蹴ることができる、指導をできる喜びを感じています。

5月15日は、まだまだ特別な日付です。
posted by プロコーチ at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月14日

我々の競技は

 浦和レッズの森脇。

川崎フロンターレのサポーター。

浦和レッズのサポーター。

悲しいというか、寂しくなるトラブルが起こっています。







 我々の競技、フットボールは、人間の戦いだと思っています。

プレーを見れば、その人の人間性が見えてくる。

何日過ごしても分からない内面的なことも、1試合戦えば、浮かんできます。

ミスを人のせいにする人間を信用することは出来ない。

仲間のために走れる、戦える選手は、信頼できる人間。

自分の得意な部分を、いつでも発揮できる選手は、ピンチすらも楽しめる人間。

サポーターも同じでしょう。

自分たちのことだけを考えるのか?それとも相手も尊重できるのか?









 私自身、熱くなる選手です。

熱すぎて、激しくプレーしすぎた失敗もたくさんあります。

対戦相手や、観ていた人間を不快にさせたことも、多々あるのでしょう。

常に反省しながら、より良い方向に進んでいきたいものです。









「フットボールは子供を大人にし、大人を紳士にしてくれる。」

デトマール・クラマーさんの言葉です。

少しは紳士に近づけているのでしょうか?

真剣に向き合い続ければ、道のりは遠いですが、近づけますよね。
posted by プロコーチ at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

受け入れられますか?

 世界でも最注目の試合の一つ。

リーガエスパニョーラ、レアルマドリード対バルセロナ。

このクラシコで、劇的なゴールが決まりました。

このゴールは、とても素晴らしいもので、心技体のすべてが揃ったものでした。

特に、90分を過ぎてからの時間に、あれだけのスプリントを見せたバルサ。

ゴール前に7人もの選手が、5〜80Mを駆け抜けて、殺到していました。

一方のレアルは、5人しか戻れていない。

メッシの決定力がすごい!の一言では片づけられないゴールですね。







 試合後に、クリスチャーノロナウドのつぶやきが、少し話題になりました。

以下、引用です。

後半アディショナルタイムの92分、バルセロナのDFセルジ・ロベルトは前方の広大なスペースを見るなり中央突破を試みた。これが最終的には決勝点の起点となるプレーとなった。

 ファウルもオフサイドもなく、文句のつけようのない崩しからの得点であったが、これに不服だったC・ロナウドはやりきれない態度で「ファウルしろよ」とつぶやいた。スタンドで観戦していたマドリーファンの人たちも同じように不満を露にし、最終的にはS・ロベルトと対峙したDFマルセロがファウルをしてでも止めなかったことを非難されたようだ。

 一方マルセロ自身も「S・ロベルトを止められなかった責任は僕にある」とコメントした後、「もしあそこでファウルをしていたらゴールは決まっていなかっただろうと」と振り返り、失点を避けるための最後の手段としてファウルすべきだったことを認めた。

引用…フットボールチャンネル







 戦術的なファールをしろ、ということですね。。

プロフェッショナルファールなどと呼ぶこともあります。

ファールと分かってて、あえてファールをする。

チームに利益をもたらすために、自分が犠牲になる。

野球の犠牲バントと違うのは、相手に危害を加えてしまうこと。

野球は、アウトカウントが一つ増えるだけですから、違いますね。










 1990年のワールドカップ、イタリア大会。

決勝トーナメント1回戦で、ブラジル対アルゼンチンの好カードがありました。

前回優勝のマラドーナ率いるアルゼンチン。

優勝から遠ざかり、王国の復権を目指すブラジル。

熱い戦いが予想されますよね。

ただ、ブラジルが一方的に攻め込み続けます。

ところが、攻めても攻めても、ゴールが遠い。

DF,GKにぶつける、ポスト、バーに嫌われる。

すると、マラドーナが輝きを見せます。

ハーフウェーライン辺りから、ドリブルで、仕掛けていきます。

スルスルと、ゴールに迫って行きました。

DFを4人全員引き付けた瞬間、FWのカニーヒアにラストパス。

確か、右足での股抜きパス。

先制点がアルゼンチンに生まれました。



 事件は、その後に生まれました。

どうしても1点を返したいブラジル。

ところが、裏に抜け出され、ピンチに。

ブラジルのセンターバックのリカルド・ゴメス。

キャプテンの彼が、真後ろから、あからさまに、相手の足を引っかけました。

アッ!やってしまった!と思いました。

審判が寄ってきてレッドカードを高々と提示しました。

リカルド・ゴメスは、抗議することなく、受け入れました。

そして、サッとピッチの外に向かって歩き出しました。

俺は、退場になると分かっていて、反則をしたのだ。

PKにもならないようにしたので、失点はしないだろう。

0対1なら、まだブラジルは死なない。

結果、試合は、0対1で終わりました。

27年も前の出来事ですが、未だに、忘れられません。

あの背中で語る、後ろ姿。

自分が初めて認識した、プロフェッショナルファールでした。











 フェアプレーの精神とは真逆にあります。

戦術的に反則をすること。

自分の意志でプロフェッショナルファールをすること。

どうでしょうか?

ワールドカップでの勝利をつかむため。

永遠のライバルを倒すため。

受け入れることは出来ますか?

日本では、あまり堂々とは語られないテーマですよね。

もっと話し合うことが、日本のフットボールの理解を深めるキッカケになるかもしれません。

それくらい、大きなテーマだと思います。
posted by プロコーチ at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする