2017年06月01日

レフェリーからの質問

 今年も、社会人リーグを戦っています。

4試合を戦い、2勝2敗。

この試合で、今年の流れが決まる?!

大事な試合でした。

人数の関係もあり、ベンチスタート。

ベンチに座っている分、対戦相手をじっくり分析。

普段出ている試合に出ないのは、じれったいものですね。









対戦相手は、とにかく守備から入るチームでした。

ハーフウェーラインを挟んで、25Mくらいにブロックを形成。

コンパクトな組織を維持するための努力を、続けていました。

DFラインはラインコントロールをコマめに続けている。

こちらが中盤を作ろうとすると、複数で囲い込み、自由を奪う。

FWに縦パスを入れても、プレスバックで、挟んでくる。

サイドにボールを回しても、スライドで対応し、スペースを与えてくれない。

あまり攻めてこないので、失点しそうにはないのですが、得点の匂いもありません。


そして、相手のDFラインにある特徴がありました。

サイドバックは、サイドを上下する。

あまり、中央には絞ってこない。

センターバックの二人は、機動力があり、カバーリングに力を発揮する。









 私は、ある作戦を立てました。

相手のサイドバックの裏を狙う。

最終ラインからでも、長いボールをサイドに入れていく。

サイドバックの裏のスペースを突ければ、相手のセンターバックがカバーリングにくる。

すると、DFラインは下がっていく。

相手を下げさせ、間延びさせる。

しかも、サイドバックは、そのまま下がるだけなので、中央のスペースがポッカリ。

間延びさせておいて、攻め込んで行く。

さらに、ドリブルを出来る選手をサイドに置いて、サイドバックを足止めする。










 狙い通り、相手はコンパクトな状態を保持することができなくなりました。

チャンスをたくさん作り、2得点。

試合が狙った通りに動き出しました。

もっと点を取れたと思いますが、2点どまり。

残念ながら、こちらも2失点。

オフサイド?を認められず1失点、神様コースのロングシュートで1失点。

2対2で、タイムアップの笛です。

引き分けで勝ち点1を獲得しましたが、勝ち点2を失った気持ちです。

しかも、PKを私が外してしまって、、、。








 試合終了後、レフェリーが私の方に歩み寄ってきました。

ニコニコと笑いながら、話しかけて来たのです。

顔見知りとは言え、試合直後に話にわざわざ来るのは、珍しい。

「後半、何をしたの?試合の展開が全く変わったように感じている。」

「あまりに展開が変わったから、レフェリングが難しかったよ。」

私は、正直に、後半の作戦を伝えました。

相手のコンパクトな状態を壊すために、サイドバックの裏を狙ったこと。

サイドでドリブルを使わせたこと。

意図的に、コンパクトな状況を崩したかったことを伝えたのです。

「前半0対0だったから、そのまま行くかと思っていたけど、そんな考え方もあるんだね。」

「いやー、勉強になったよ。」

だそうです。

彼は2級のレフェリーで、プロの2軍の試合などの高いレベルの試合も含め、様々な試合を吹いています。

でも、ここまで、前後半で試合の意図を変えてくることは珍しかったようです。








レフェリーが戸惑うくらいですから、対戦相手も困っていました。

ちなみに、自チームにも、いた?かもしれません。

試合の中で、チーム全体が駆け引きをしながら、試合を進めていく。

自分たちがやりたいことをやり続けるだけでなく。

ボールを扱うこと、局面で相手とやり合うことも、もちろん楽しいです。

でも、こういった部分も、フットボールの楽しみの一つですよね。










 これで、2勝2敗1分け。

完全に、中位ですね。

次節こそ!勝利を。
posted by プロコーチ at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする