2013年03月15日

怖い選手

 相手DFが嫌な選手とは?

速い選手でしょうか。

体を鍛えていて、パワーのある選手?

それとも、ボールコントロールが抜群の選手?

多様なフェイントを持っている?

相手の状態を見ながら、様々なプレーを仕掛けてくる選手?

球離れが早くて、近づけない選手?

どれも正解かもしれません。








 一番嫌か?と聞かれたら、一番嫌ではない。

守っていて一番怖い選手。

上手くても下手でも、速くても遅くても関係ない。

とにかく、ゴールに向かっている選手。

つまり、我々DFの背後を狙ってくる選手です。

攻撃の優先順位、その1。

ゴールを目指す。

この当たり前のプレーがしてくる選手は、やはり怖いものがあります。









 先日、草サッカーをしました。

少し遅れてしまい、最初の1本目はUPしながら、外から見ていました。

すると、対戦相手に一人レベルの違う選手がいました。

利き足で、自信を持ってボールを扱っている。

ボールを蹴れば、ダイナミックなフォームからボールが放たれる。

軽々と、40M先にピンポイントパスを通している。

聞けば、全国的にも有名な高校サッカー部のエース級だったらしいのです。








 さて、次のセットから、その選手を止めなくてはなりません。

自由にボールを持たせては、大変です。

ボールを持っていない時から、どこにいるかを確認。

少しでも楽な体勢でボールを持たせないように。

そしてボールが入ったら、厳しく寄せて、プレッシャーを掛ける。

とは言え、草サッカー。

全員が一つの意志を持ち続けて試合を運べるわけではありません。

安易に寄せては、チョンと外される。

逆を取られたり、股を抜かれたり。

彼に自由と時間を与えてしまう。

ボールを持った姿に、雰囲気がある、いい選手でした。

それでも声を掛け合い、何とか粘り強く対応しました。








 何度か見ているうちに、彼のプレーに慣れたのでしょうか?

対応方法が分かってきました。

カウンターの対応で、彼と対峙しなくてはならないシーンが何度もありました。

基本通りの対応。

まずはディレイ。

利き足を潰すように、利き足の前に立ちます。

そのまま、少しずつ間合いを詰めてプレッシャーを掛けていきます。

彼は、ドリブルで仕掛けてきます。

わざと、近い距離で。

ほんの数10センチなのですが、近い距離でステップを踏んで対応。











 なぜか?

彼は、私の背後にスピードに乗って仕掛けて来ないのです。

こちらをやっつけるくらいの気持ちで、背後を狙ってくるプレーが無い。

利き足側から立って、シュートを打ちにくくする。

そして、背後に仕掛けて来ないならば、怖さは半減します。

もしかすると、コンディションが悪く、一瞬の加速に自信を持てていなかった?

軽く飛び込んで、かわされる。

それさえしなければ、食らいつくことが出来る。

何度もボールを奪うことにすら、成功しました。









 やはり、ゴールを目指すプレー。

相手の背後をグッ、狙うプレーは、怖い。

それが無い相手、チームからは怖さが半減してしまう。

ゴールを狙うから、相手がそれを防ぎに来る。

だから、その周りが空いてくる。

背後を狙うから、相手はディレイしかできない。

だから、自由にゲームを組み立ててることが出来る。

当たり前の原則ですが、体感するとその重要さを痛感します。
posted by プロコーチ at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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