2013年04月30日

バルサになれない?

「ピッチは穴だらけだった。この手の試合にはふさわしくない」

0対2でチャンピオンズリーグの決勝ラウンド1回戦1STレグを敗退した、バルセロナ。

ミラン戦を指揮したバルセロナのロウラ助監督は、クレームをつけています。

バルセロナのホーム、カンプノウでは、芝を短く刈り込んでいます。

そして、試合前・ハーフタイムには水浸しになるくらい水をまいています。

パススピードを上げ、グラウンダーのパスを通りやすくするため。

短い芝と、大量の水が、パスをつなぐバルサのスタイルの助けになっています。








 今回、2年ぶりにバルサキャンプが開催されました。

以前までは、関東地区はみなとみらいで、夏休み期間に開催。

ピッチは、ロングパイルの人工芝でした。

ボールが、面白いように走る、綺麗なピッチでの開催だったのです。

今回のグラウンドは、天然芝。

以前に使用したこともあるのですが、そこまで整備されていないピッチでした。

キャンプ当日、芝は緑になっていましたが、中身はボコボコ。

平ではありませんし、芝も短く仮揃ってはいませんでした。

ロウラコーチの言葉を借りれば、「イモ畑のようだ」








 その日のテーマは、フィニッシュ。

中学年以上は、パスを数本つないで、シュート。

もちろんパスは、グラウンダー。

5年生、6年生の設定は、一本のパスが、10Mと20Mのパスが求められるものでした。

イメージでは、横パス、縦パス、斜めのパスをリズムよくつないで、シュート!

パスは、2タッチ。

シュートは、1タッチが約束でした。









 ところが、なかなか、いい形でシュートまで持ち込めない。

パスにリズムが出ない。

シュートも、ふかしてしまう。

コーチが、大きな声でコーチングします。

「強いパス!」

「グラウンダーだよ!」

「シュートは、抑えて!!」

「そのパスは、バルサじゃないよ(コントロールが浮いたり、弱いパスになったら)」








 バルサキャンプ関係者の方と、最後にお話をさせてもらいました。

ピッチコンディションが、・・・。

と辛そうな表情で、お話をしてくれました。

ダニエウ・アウヴェスもサンシーロの芝について、コメントしています。

「あのようなピッチでプレーするのが大変だったことは事実だ。あのピッチ状態だとかなりタフだ」

ブラジル代表の選手でさえ、ピッチコンディションが悪いと、苦労してしまう。

バルサの、いつものスタイルは難しい。

ダニアウベスは、「言い訳にはならない」とプライドを見せました。









 日本の選手が、アジアの戦いで苦労しています。

その一つの要因が、アジアの劣悪な環境に挙げられています。

Jの下部組織で子供の頃からプレーしていると、フラットなピッチが当たり前。

ぼこぼこの芝や、土のグラウンドで試合をした経験が少ない?!

だから、ピッチコンディションが悪いと対応に苦労している。

それは、バルサも同じようです。

日本の子供たちにとっては、どうなのでしょう。









 だからといって、フットボールは、体育館競技ではない。

様々な環境に適応し、共生することが求められます。

綺麗なピッチで、自分を磨くことも大切。

ボコボコのピッチに適応する能力を身につけることも大切。

今回のバルサキャンプ。

3日間の短期キャンプとするならば、綺麗なピッチでさせてあげたかったですけどね。
posted by プロコーチ at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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