2013年09月06日

9月1日の試合から

 最高気温36°、湿度68%。

ピッチ上の温度、なんと60°を越えていました。

足の裏が、スパイクを通しても熱い!

1日の日曜日、社会人1部リーグの第6節に出場しました。

猛暑の中、11時キックオフです。

ちなみに、環境省のHPでは、熱中症の可能性が高く危険だと。

(危険 すべての生活活動で熱中症がおこる危険性。

 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。

 外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 )









 ここまで、2勝1敗2分け

対戦相手は、10年来、同じリーグにいる古豪です。

ところが、敗れると降格がほぼ決まる、崖っぷち。

試合前、早い時間から集合し、20人近くメンバーを揃える熱のいれよう。

必死な気持ちが、伝わってきます。

一方、我らは、13人。

そのうち3人は、フルタイムは出れなさそうと、弱気な申告がありました。

頭を抱えながら、キックオフを迎えました。




 




 メンバーが少なく、あまりに高温。

しかも、相手が前のめりに戦おうとしている。

今節は、普段と全く違う戦略を持って、試合に臨みました。

まず、相手がボランチを経由して組み立ててくることが分かっていた。

システムを1-4-2-3-1に変更。

トップ下に、いつもはCBをする守備の意識が高いメンバーを入れました。

ビルドアップの起点を潰すためです。

彼には、相手CBと、2枚のボランチとの間にポジションを取る指示を与えました。

相手のビルドアップは、リズムが悪く、ノッキングを繰り返します。

トップ下に抜擢した選手が、頑張って相手の嫌がる位置に立ち続けてくれたおかげでしょう。

まさに計算通りの展開。









 計算が狂ったのは、暑さ。

左SBの選手が、キックオフ10分足らずで、足元がふらついています。

左SHにポジションを変えました。

「ピッチ上を散歩していればいいから、前半はもたせてくれ」

お願いのような指示を出しました。

攻撃がますます、手薄になっていきます。

前半の途中から、攻撃を半ば諦めました。

4枚のDFライン、ボランチ2枚の6人が、低い位置で相手を待ち構える。

ブロックを形成して、相手をゴールに少しでも近づけない守備。

攻撃は、一発のカウンターに頼る。

面白くない展開ですが、現状の戦力、環境では最善の選択だったと思います。

相手チームは、どんどん走ってきます。

なんと前後半をターンオーバーで戦おうというのです。

「前半だけでいいから、もっと走れ!」

そのような声が、何度も聞こえてきました。








 結果は、耐えに耐えて、0失点で試合を終えることができました。

シュートを20本打たれたか、30本打たれたか、分かりません。

相手のシュートが2回、ポストやバーを叩きました。

それでも、完全にフリーで打たれたシーンは、ほんの数回。

皆が高い集中力を持って、相手の前に立ちふさがり続けました。

そして、残り10分を切ったところで、狙い通りのカウンターから先制点。

1点を奪い、そのまま逃げ切って勝利。

勝ち点3を、全員のチカラで得ることが出来たのです。










 代償は大きく、ほとんどの選手、私も含め、熱中症の症状が出ていました。

しかも、一人の選手は、後半に倒れ、救急車で搬送されるほど!!

彼はなんとか復活しましたが、それほど、暑い熱い試合だったのです。

今節の戦いでは、代償もありましたが、多くのことを得た試合です。

相手の時間帯を、やり過ごすためのブロックの形成。

ボランチ経由のビルドアップを潰すための戦い。

何よりも、チームが一つの方向性を持って、ファイトする価値。

最悪の環境でしたが、忘れられない戦いになりました。

我々守備陣にとっては、やりがいのある試合でもありました。
posted by プロコーチ at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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