2013年12月22日

ゴールを駆け抜ける

「世界で戦うためには、強靭なメンタルが必要だ」

ウサインボルトが語りました。

日本の高校生アスリート、桐生祥秀との対談でのことです。

この席でボルトは、未来のライバルに向け、終始優しく語りかけていました。

派手なパフォーマンスが嘘のように、落ち着いて、優しい表情。

その一方、その口から語られる言葉は、とても重みのある内容です。

「失敗から学べ」

「目標を世界一に設定し、自分のモチベーションにする」

おそらく桐生祥秀にとっては、生涯忘れることの出来ない時間になったのではないでしょうか。








 

 その中で、全てのアスリートに通じる言葉もいくつもありました。

「成長するためには、レースのビデオを見る、そしてコーチの話を聞く。」

やはり、種目が違っても同じなのですね。

試合を分析して、トレーニング内容に反映させていく。

長期の目標は立てているが、少しずつ修正させながら、歩んでいく。

フットボールの世界の、M-T-Mメソッドと同じでした。









 そして、桐生祥秀のレースのビデオを見て、技術的な側面にもアドバイスを始めます。

「ゴール前でスピードを上げようとして力が入り、フォームが崩れている。

 ゴール前では、今以上にスピードは上がらない。

 そのままゴールを駆け抜けるように」

ゴールのテープを意識し過ぎて、フォームが崩れていく悪い癖をボルトは見抜いたようです。

最後の最後で、もうひと踏ん張り!と力が入ってしまうのでしょうか。









 これは、我々の世界でも通用する考え方に思えます。

ボールをコントロールして、シュート!

ドリブルして行き、パス、もしくはシュート!

力が入ってしまい、狙ったようなボールを蹴ることが出来ない。

力を抜いて、いつも通りのフォームでボールに向かえばいいのですが。

ボルトを見習い、それ以上の力が入らない、自然に駆け抜けるようにキック。

スピードを上げようとするのではなく、いつものリズムのままで、キックすれば。

それが、いいキック、いいシュートにつながるのかもしれない。










 ボルトは、こうも語っていました。

国のために走るのではなく、自分のために走り、楽しむこと。

それが、日本のためになればいい。

くれぐれも変なプレッシャーをかけないようにと。

将来二人の対決が見られると面白いのですね。
posted by プロコーチ at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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