年明け早々の研修で、背中を押してもらった気がしました。
1月の3日から、大阪堺で開かれた、指導者講習会に参加しました。
元バルセロナの育成で重要な地位を占めたコーチが開いた、サッカーサービス社。
子供向けのキャンプと同時開催で、指導者向けの講習会を開いてくれました。
2時間の座学が、3日間行われました。
毎回、質疑応答の時間が30分を超えるほどの、受講者の熱。
以前に参加したJFAの講習会だと、5分ほどで終わることもあったのですが。
参加された方の熱意なのか、インストラクターの引き出し方なのか。
いずれにしよ、3日間の熱い講習会でした。
メインとなるテーマは、14歳から18歳の間にどのような指導をすべきなのか。
サッカーサービスは、このように考えていると伝えてくれます。
ビデオや、資料をふんだんに使い、相当盛りだくさんの内容。
概要としては、13歳までに学んだ個人戦術をポジション別に落とし込むといったもの。
逆算するならば、小学生の間に、共通する個人戦術を習得し終えなければならない。
日本の今の指導スタイルでは、到底間に合わないのです。
彼らが、「これは私たちの考えであって、押し付けるものではない」と話しました。
とは言え、かなり考えさせられる内容でした。
そして最終日は、内容が異なりました。
サッカーサービス社が行う、他の事業についてです。
プロ選手の個人レッスン。
3試合ほど出場しているビデオを分析し、改善すべきポイントを挙げていきます。
相当細かく、理想のプレーや考え方を持っているので、どんな選手でも改善点があるようです。
日本でサービスを受けた例もあり、J1のトップレベルの選手の名前が上がります。
1回の基本料金が400,000円だそうです。
この値段は、高価のものですが、トップ選手のパフォーマンスが変わるのなら、高くはない?
そして、あのバルサのプジョル選手とも契約を結んでいるとのこと。
CBとして、どのような個人戦術を理解し、実行する必要があるのか。
2008年のユーロの前からの取り組みだそうです。
当時、プジョルは、30歳。
対応できないプレーがあり、悩んでいたそうです。
そして、コンサルティングに取り組みました。
改善前と改善後のビデオを見せてくれました。
確かに、プジョルのプレーは改善されていました。
この時のインストラクターの言葉が、印象的です。
「18歳になったら、新しいことを覚えない?プレースタイルは変わらない?」
「そうではなく、プロフェッショナルな精神を持てば、30歳になっても変えることが可能。」
選手に求めることがあるそうです。
「変わりたい!というモチベーション」
このモチベーションがあれば、30歳になっても変わることが出来るのだそうです。
選手は、何歳になっても変わることが出来る。
今回の講習会で改めて学んだ、至言です。
そのための条件である、「変わりたい!というモチベーション」
この部分にいかにアプローチしていくか?
我々が取り組まなければならない部分です。
【関連する記事】