2015年02月06日

適性を考える

 アギーレ監督が解任されました。

予想されていたこととは言え、残念です。

試合での堂々とした振る舞い。

戦い方のバリエーション豊富さ。

世界のトップシーンを知る経験。

前任者にはないものを持っていたように感じていました。

八百長疑惑に、アジアカップの早期敗退で決定でしょうが、、。










 何人もの、後任候補が上がってきています。

オズワルドオリベイラ、ストイコビッチ、レオナルド、レヴィークルピ。

現時点で本命視されているのが、ルイスフェリペスコラーリ。

前ブラジル代表監督で、元ジュビロ磐田の監督。

いずれも、日本での経験がある人選ですね。

本当のところは、どうなのでしょうか。









 アジア・アフリカの代表監督には、特殊事情があります。

世界の市場から、外れてしまう。

4年間も、フットボール後進国で過ごすと、忘れられてしまう。

さらに、日本代表監督のサラリーは、そこまで良くない。

1年2億は、トップトップを呼ぶには足りないようです。

世界のトップは、10億円を超えてきますからね。

したがって、日本とつながりがあり、愛着をもってくれている。

もしくは、元トップレベルの監督。

このどちらかになってしまうのは、ある程度しかたのないことなのでしょうか。








 一方で、成功例もあります。

10年前のジェフ千葉。

彼らは、わらしべ長者のように、どんどん良い監督との契約を結んでいきました。

ベングロシュ、スデンコベルデニック、そしてオシム。

ベルデニックも、今の日本で捕まえることは出来ないランクの指導者です。

ましてや、オシムなどという、名将を連れてきたのは、奇跡に近いことでしょう。

当時の祖母井GMのパイプと尽力あってこそ。

それでも、彼が日本に、このクラスの監督を連れてきた事実。

同じことを日本サッカー協会が出来ないとは、言えませんね。









 このように考えると、代表監督としてのオシムも、素晴らしかったですね。

クラブレベルでは、オーストリアの1チームを、チャンピオンズリーグで躍進させる。

代表監督としては、旧ユーゴをベスト8に連れていっている。

そして、フロントとしても、ボスニアヘルツェゴビナを一つにまとめ、内紛を鎮めた。

教育者として、選手の能力を高める。

有能な選手を選んで、送り出す。

わがままな選手をコントロールする。

選手の気持ちを高めさせ、試合で能力を爆発させる。

冷静に状況を見極め、局面を打開する。










 私は、日本代表の監督には、選んで送り出すタイプの指導者は向かないのではないかと考えています。

いわゆる、セレクタータイプ。

仮に、やる気を高めるモチベーターとしての能力があっても、同じことです。

アジアレベルでは、それで良いのかもしれませんが、目標はその次にあります。

まだまだ日本人は、世界のトップとは経験の差がある。

その差を埋めてくれる、水準を引き上げてくれる能力。

つまり、教育者として育てる能力が必要だと思います。











 さらに、世界を知っていること。

オシム監督時代に、何度も見られた光景を思い出してください。

選手が、湧き出るように、仲間を追い越して走っていく。

攻守の切り替わりが速く、守りながらも攻めが始まっているかのよう。

選手が、フリーランニングを、何度も何度も繰り返すのが当たり前でした。

集団で戦い、相手よりも走るスタイルを日本に求めていました。

まるで、5年・10年後の世界を予測していたかのようです。

今や、走らずに足元でボールをつなぐチームに勝機はありません。

足元だけでボールを保持していては、あのスペインでさえ勝てないのですから。











 
 スター選手の扱いに長けているのが特徴のブラジル人監督を選ぶのは、疑問です。

彼らは、選手を見る目に長けていますから、選手を発掘することはしてくれそうです。

求めているのは、世界を知り、日本を尊重し、教育者であること。
 
そのような人材がもしいれば、アギーレ監督の後任としては、最高なのですがね。

年齢、健康上の理由から、オシム監督再任!ということはないでしょう。

16年越しのベンゲル!はどうでしょうか。

ストイコビッチ監督になるなら、オシム総監督就任をセットにしてもらいたいです。

日本の未来を託すのですから、焦って貧乏くじをつかまされることのないことを祈ります。

posted by プロコーチ at 16:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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