2015年06月03日

いい準備を

 「いい準備をする」 

フットボールプレーヤーにとって、とても、とても大切な言葉です。

いい準備と聞いて、何を想像するでしょうか?

・用具を準備すること。

・ボールを受ける前に周りを見ておくこと。

・いいポジション(ポジショニング、体)を取っておくこと。

・相手選手を観察しておくこと。

・仲間とアイコンタクトを取っておくこと。

全てが正解であり、必要なことだと思います。

いい準備が、自分のパフォーマンスを助けてくれる。










 逆に、準備を怠ると、自分や仲間の負荷が高まってしまう。

例えば、周りの状況を確認せずに、ボールを受ける。

そこに相手選手が寄せてくると?

さらに、相手の位置や勢いを確認せずに、ボールを足元にコントロールする。

そのコントロールが次のプレーにつながるか、どうかは?

いい準備が出来ていないときは、その場その場の高い対応力が求められてしまう。

自分で対応できるレベルなら、ごまかしが利くかもしれません。

試合のレベルが上がると、ごまかしていた、ボロが出てしまう。











 いい準備は、オン・ザ・ピッチだけではありません。

ピッチに立つ前に、どれだけいい準備をしているのか?

試合が始まる前に、すでに不利な状況を、自ら作ってしまっている選手はいないでしょうか?

5月は、観測史上最高に暑かったとも言われます。

これからの時期は、さらに湿度も高まり、気温も上がり、熱中症の危険が高まっていきます。

6月のこの時期から、夏への対策をしておきたい。

先週の1週間で、すでに1500人近くの人が、救急搬送されています。

運良く軽症で済んだ方が、全体の3分の2。

残り3分の1の方は、中等症以上。

4人の方が、亡くなってしまった。

(2014年6月)








 熱中症とは何か?

以下、総務省のHPからの引用です。

熱中症は・・・
・高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内
の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称です
・死に至る可能性のある病態です。
・予防法を知っていれば防ぐことができます。
・応急処置を知っていれば救命できます。




 
年々、ひどくなっているかもしれない、夏の暑さ。

熱中症は、我々、スポーツを楽しむ人間にとっては、夏の天敵。

総務省のHPには、こうもありました。

スポーツ活動では、筋肉で大量の熱を発生するため、それだけ熱中症の危険性が高まります。

激しい運動では短時間でも、またそれほど気温が高くない場合でも、熱中症が発生します。







 

 もちろん、夏本番の8月では、万全の注意が必要になります。

ところが、今、この6月でも、熱中症の危険が迫っています。

ポイントは、「暑熱順化」がなされていないから、だそうです。

簡単に言うと、体が、夏の体になっていない。

気温が上がってきても、体は冬の体のままに。

汗をかきにくく、熱を溜め込みやすい。

皮膚の血流も少ないのが、冬の体。

そこから、汗腺の活動を活発にし、汗をかける体に変えていく。

筋肉運動をして、暑さに慣れていくのです。

体を夏の暑さに、順化させていく。











 もちろん、水分補給はこまめに、予め行うこと。

スポーツドリンクには汗で失ったミネラルが含まれています。

糖分とミネラル(塩分)の含まれたスポーツドリンク。

ミネラルウォーターに塩を0,1%入れるのもいいそうです。

甘すぎてはカラダが動かなくなるでしょうが、適度な糖分は吸収を助けてくれます。

そして、2つの理由から、よく冷えているものがいいようです。

・体の中から体温を下げてくれること

・胃に留まる時間が短く、腸での吸収が早まること

冷えているドリンクをこまめに補給すること。










 屋内でも、屋外でも。

昼までなくても、朝、夕方でも、熱中症の危険は、すぐそばに潜んでいます。

体調を整えて、水分補給を怠らない。

少しでも違和感があれば、涼しい場所で休憩する勇気をもつ。

選手も、コーチも、正しい知識を持って、夏に臨む。

いかにいい準備をしておくのか?

それは、ピッチの上だけではありません。

その前から、勝負は始まっています。




posted by プロコーチ at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | フィジカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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