2015年09月16日

その声は伝わっていますか?

 「声を出す」

いいチームは、ピッチの内外から声が飛び交います。

声を出すことで、意思を表示できる。

声を出すことで、元気になる、勢いが出る。

声を出していますか?

簡単なようで、難しい。

誰でも出来ることのように思えるが、出来ていない。

出来たつもりになっている選手の、なんと多いことか。








 ブラインドサッカーのアジア予選が開催されました。

今回は、残念ながら、応援に行けませんでした。

同じく代々木で開かれたワールドカップに観戦に行き、魅力を知っただけに残念でした。

彼らは、見えないことを感じさせないほどの、一体感。

コーラーやGKの声掛けが、それをつなぐ大事な要素。

ボールから音が出ていますが、その感覚は、我々ではつかみきれない。

声を出す、声を聞き取ることの重要性を感じる場でした。



ブラインドサッカー協会のwebで、このようなページがあります。

ブラインドサッカーを、企業研修や、少年サッカーの指導に活用しませんか?

その一文を紹介すると、


「日頃、情報の8割を得ていると言われている視覚。
この企業研修では参加者はアイマスクをしその感覚をあえて奪うことで、新たな気づきを生み出します。
コミュニケーションスキル・チームビルディング・リーダーシップ・ボランティア精神・障がい者理解。」


面白い試みだと思います。

私も、体験ブースでアイマスクをつけて、プレーしてみました。

PK,ドリブル。

視界を奪われることは、なんとも、不安なことか。

当たり前に出来ていたことすら、おぼつかない。

不安な選手を、声の力で助けることが出来るのか?!

体験ブースでは、声掛けの達人が、私をサポートしてくれました。

おかげで、少しだけ、楽な気持ちでボールに親しむことが出来たのです。










 私が指導する、少年フットサルスクールでも取り組みました。

ブラインドサッカーです。

鉢巻を目隠しに用い、視界を奪います。

3・4人で1グループを作り、リレー形式。

ボールは用いず、指定するコーンを回って帰ってくるだけ。

誰もが出来る、ごく簡単な内容です。

ただし、目がいつも通り見えていればの話ですが。










 体験させて分かったことがあります。

何とも、自分本位な声掛けの多いこと。

見えている、分かっている自分が基準の声掛けです。


「もっと右だよ。、右だって言ってるのに!」

(もっと、とはどれくらい?)

「そっちじゃないよ、あっちだよ。」

(違うのは分かるけど、あっち?)

「ストップ!」…危ない!壁にぶつかりそうになりました。

(伝えたい相手が幼稚園の年長さん。
 そのため、「ストップ」という単語を知らない。当然、全く伝わらない)








 もう一つは、声を受け取る側の準備です。

情報として、声を受け取れていない。

夢中になりすぎて、声を聞き取れない。

選手は、いかにして、高性能のアンテナを立てるのか?を求められます。

アンテナを立て、声が耳に入るだけではダメです。

共通の言語がないため、声を理解できない。

ただの音として、仲間の声を受け取ってしまっている。

全体のビジョンがないため、想像力が働かない。

拾った声を、どのように活かすのか?を高性能に処理するコンピューターが欲しい。








 今回のブラインドサッカーの体験。

子供たちにとって、とてもいい時間になったと思います。

視界を奪われた時に、声に助けられた瞬間を実感できた。

声が伝わらないもどかしさを、体験することが出来た。

少しだけ、他人の立場に立つ努力を始めれたかもしれない。

視覚障がい者の気持ちを、理解するきっかけになったかもしれません。









「声を出せ!」

コーチが言うのは簡単です。

では、何のために声を出させるのか?

声を出せ!と言っているコーチ。

一度、このブラインドサッカーの世界を体験すべきです。

すると、コーチ自体が変われるはずです。
日頃、情報の8割を得ていると言われている視覚。この企業研修では参加者はアイマスクをしその感覚をあえて奪うことで、新たな気づきを生み出します。

コミュニケーションスキル・チームビルディング・リーダーシップ・ボランティア精神・障がい者理解。
posted by プロコーチ at 02:13| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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