2015年11月06日

質×量

 能力を高める。

試合で活躍したい。

そのために、何をすればいいのか?

トレーニングを積み重ねる。

多くの人が、そのように答えるのではないでしょうか。

特に、日本人はそう考えると思います。

努力はウソをつかない、はずですよね。










 ダラダラと長時間でも、そのトレーニング良いのでしょうか?

それとも集中して、短時間?

その道のエキスパートになるためには、どちらでもありません。

「トレーニングの質×トレーニングの量」

集中力を持ってトレーニングに臨む。

トレーニングに時間を割く。

この二つを併せ持った時間。

この時間を積み重ねていくことが、上達への道です。










 ジュニアユースのクラブチームを、いくつか見学させてもらいました。

クラブによって、特色がありました。

ボールコントロールにとにかくこだわるチーム。

2時間のトレーニングの内、前半1時間はずっと、リフティング&ボールタッチ。

黙々と、ボールを触り続けます。

また、あるチームは、対人メニューばかり。

W-upの時から、DFを付けます。

鬼ごっこ、ボールポゼッション、ミニゲーム。

常に相手を意識させて、トレーニングを組み立てています。

さらに、あるチームは、勝負にこだわる。

残り時間を伝えるとともに、「最後にDFになるなよ〜」

試合形式でも、勝てば残り、負ければ降格。

とにかく勝負へのこだわりを、持たせようとする。









 並べてみると、面白いですね。

各チームのコーチが工夫し、こだわりを見せる。

選手に何を持たせたいのか?

チームのコンセプトは何なのか?

短期間に違うチームを見ることで、違いに気づけました。

あるチームでは当たり前のことが、ところが変われば当たり前ではない。

何が優れていて、何が劣っているというものではありません。

チームとしての価値観、各コーチの価値観の違いなのでしょう。











 その中で、あるチームの雰囲気が印象的でした。

トレーニング開始時間になりました。

19時までは、そのグラウンドは使えません。

前の団体が使用していました。

コーチが、ピッチに入っていいよ、という合図が出た瞬間。

弾かれたゴムボールのように、選手たちがピッチに飛び出していきます。

そして、すぐにトレーニングが始まるのです。

1分、1秒も無駄にしたくない、そんな意識の表れでしょう。

そうかと言って、選手たちには、やらされている感は出てません。

早くトレーニングしたい、上達したい!そんな気持ちが伝わってきました。

質の高さは、他のクラブと比べても、際立って高かった。

彼らが、この質の高さを持って、量を重ねて行けば、間違いなく上達するでしょうね。











 どんなこだわりだろうが、どんな価値観だろうが。

それは、各チーム・コーチが追及していくことでしょう。

そのこだわりを試合で発揮させるためには。

自分たちの選手が、そのこだわりを持ち、試合で活躍するためには。

あのチームが見せてくれた、質の高さが間違いなく必要でしょう。

彼らの中には、補欠の選手もいたでしょう。
(24人いました)

レギュラー、サブ、差が見えないほど、モチベーションを高く持ち、トレーニングに取り組んでいました。

あの質の高さ、本当に良いお手本を見せてもらいました。
posted by プロコーチ at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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