2015年11月28日

さじ加減

 ドリブルの改善をテーマに、トレーニングを進めます。

運ぶドリブル、突破のドリブル、横・斜めにずらすドリブル、様々なターン。

試合の中で、ドリブルを有効利用できる集団は怖い。

守ってる側からすれば、パスだけのチームは、怖さが減ってしまう。

バルセロナだろうが、メキシコだろうが、パスとドリブルの絶妙なバランスを感じます。

ボールを持つのが怖がって、すぐに蹴飛ばしてしまう。

ボールを受けたら、すぐにパスの選択肢のみを探してしまう。

そこで、1タッチでもボールを運べれば!!

ボールをゴール方向に持ち出す勇気があれば!!









 私が指導するグループの一つ、ジュニアのフットサルスクール。

新規加入者を中心に、少し空気を読む傾向にあります。

まだグループに入れていないのか?

はたまた、今まで所属していた場所で、自分を殺すことを求められていたのか?

原因は一つではないでしょう。

自分で動く、自分で爆発するようにプレーする選手になってほしい。

特に、子供のうちに、全力を出して、物事に取り組む瞬間を感じてほしい。










 球際。

すこし臆病な新人さん達を爆発させるための、仕掛けをしました。

接触プレー、球際を勝負する瞬間。

グッとボールに向かう、自分から積極的にプレーする。

この繰り返しを起こしたい。

と言っても、勝負がハッキリし過ぎる、1対1のトレーニングはしたくない。

負けても、なにくそ!負けじ魂を出せない選手もいるからです。








 そこで採用したのが、パス禁止のゲームです。
 
狭めのピッチを作り、選手間の距離を近くしやすくしました。

そして、パスも、シュートも禁止。

ゴールするためにはドリブルで、ゴールを通過しなくてはなりません。

最初は、探り探りだった選手も、少しずつ動き出しました。

持ったら、まずドリブル。

こぼれ球を拾って、ドリブル。

守備はボールに厳しく行って、自由にドリブルをさせない。

狙い通り、バチバチとぶつかり合います。

足と足、体と体とがぶつかり合う音が、何度も聞こえてきます。

最初は、後ろや横で傍観していた選手もいました。

なかなか、中に入って行けません。

しばらくすると、全員が自ら動き出し、戦い始めました。










 トレーニング開始前に、起こしたいと思っていた現象がバッチリ出てくれました。

何より、選手一人一人が変わって来てくれました。

少し、「ニンマリ」しながら、トレーニングの様子を見守っていたのですが、、、。

最後に、締めのゲームを始めました。

特別なルールはなく、フットサルルールで5対5のゲームです。

そこでは、残念なことが起こってしまいました。

こぼれ球は狙っているのですが、パスを受ける動きがガクンと減ってしまったのです。

マークを外す、サポートに入る、スペースを作る。

普段取り組んでいた、このような動きが見れない。

パスもシュートもOKなのに、そのためのオフザボールの動きが無くなってしまった。









 うーーん、やはりフットボールの指導は難しい。

今日一日だけで考えると、プラスの側面も、マイナスの側面も両方ありました。

声掛け、トレーニングの設定などの、コーチのさじ加減で、選手は変わっていく。

いつ、何を、どのように、選手に刺激を与えていくのか?

コーチの腕の見せ所と言えるでしょう。

私自身、今日のトレーニングが失敗だったとは思っていません。

今日、一番彼らにつかんでもらいたかったのは、自ら動く、自ら戦うこと。

その部分の改善が見られたことは、大きな収穫でした。

新たな課題を見つけました。

さあ、どのように取り組んでいこうか。

考えは止まりませんね

posted by プロコーチ at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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