2015年12月05日

後出し

「声を出そう!」

静かに試合を進めるのが、嫌いな選手、コーチがいます。

何か声を発して、活気のある感じが好きなのでしょうか。

試合中に発する声には、様々なものがありますね。

声を出すことも、一つの技術だと考えることが出来ます。

誰もが、必要なタイミングに、適切な声を出せる訳ではありません。

やはり、トレーニングが必要です。









 試合を観ていて、気になる声があります。

もちろん、相手を侮辱する内容は論外です。

「死ね」「殺すぞ」「##*(人種差別的な)」

スポーツマンとしても、人としても、あり得ない。








 私が伝えたいのは、後出しジャンケンのような声が多いこと。

その声かけに、何の意味があるのでしょうか?

失敗した、ミスをした選手に対して声を発しているシーンを思い浮かべてください。

励ましているのか、ダメ出しをしているのか。

例えば、、、

「先、触ろう」…ルーズボールの競り合いに負けて、

「体、入れろ」…相手に抜かれた、ボールを奪われた

「軽いよ」…簡単に抜き去られた

「もったいないよ」…ボールを蹴飛ばしてしまった

「早く出せよ」…ドリブルをし過ぎてボールを奪われた

「負けんな」…競り合いに敗れて

何か、失敗してしまった味方選手に対して、ダメのらく印を押すかのように聞こえてしまいます。

味方の失敗、ミスに対して、後付けで声を出す。

声を発している選手としては、どんな心境なのでしょうか。

味方にもっと頑張って欲しいと願って、発していると信じたい。









 味方に届くほどの声を出せるだけで、一つ進歩しています。

聞こえるほどの声を発することの出来ない選手も、多いですからね。

どうせ声を出すなら、もっと有益な声を出してほしい。

後から出すのではなく、先回りして声を出す。

ミスが起きないように、もっといいプレーにつながるように。

味方に声を出すのです。

先ほど挙げた声も、すべて言い換えることが出来ます。

もし「持ち過ぎだよ」と言いたいなら

「右空いてるよ」「こっちあるよ」「DF来てるぞ」「ヘイ!!」

これらの言葉を、持ちすぎるそのプレーの前に出すことが出来れば、変わった可能性は高い。

「軽いよ」と言いたいなら、

「遅らせろ」「腰落とせ」「足動かせ」「飛び込むな」「じっくり行け」「ディレイ」

などなど。









 先回りして声を出す。

そのためには、状況を把握しておくこと、プレーを予測することが必要です。

たくさん見えていなければ、精度高く、先回りすることは出来ません。

後出しをやめて、先回りの声に変えていく。

チームの雰囲気も、きっと良くなるでしょう。

そして、たくさんの目がプレーを予測し声を掛け合えば、プレーの成功率も高まるでしょう。

声を出す選手の、戦術眼、予測する力も付いていく。

今、出そうとしている、その声を変えてみてください。
posted by プロコーチ at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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