2016年01月07日

選手交代の鉄則

 監督として、試合を指揮していると、出来ることは限られてきます。

試合前にどれだけ、準備して臨めるのか?

トレーニング、ミーティング、スタメン、W-UP。

試合のあらゆる状況を、どれだけ想定して準備出来るのか?

どれだけ数を重ねても、正解は見つかりません。

自分の未熟さを感じる瞬間。

来た〜!と小躍りしたくなる瞬間。

冷静に振り返ると、失敗の方が多いですね。










 試合が始まると、出来ることはさらに絞られます。

ピッチサイドからのコーチング。

ポジションの変更に、指示の伝達。

そして、メンバー交代です。

メンバー交代を、スイッチの瞬間として、予め仕込んでおく。

戦い方そのものを変えるスイッチ。

ポジションの変更を伴うスイッチ。

様々なスイッチを入れるために、選手交代というカードを切っていきます。

もちろん、ケガや体力の消耗といった、後ろ向きなアクシデントもあるのが、頭の痛いところ。










 先日観戦した、高校選手権。

市立船橋対米子北です。

11人で守備の組織を構築し、ロースコアの展開に持ち込もうとする米子北。

特に、中央を固め、低い位置でブロックを形成しています。

対する市立船橋は、両サイドを高い位置に張り出し、サイド攻撃を試みます。

米子北は、我慢しながら、イチフナの攻撃を耐えながら、カウンターを狙っていきます。

膠着したまま、時間が過ぎていきます。

攻めているものの、ゴールまでが遠い。

主導権はイチフナが握っているも、米子北としても狙い通りの展開。












 前半30分くらいまで、この展開が続きました。

ここで、米子北ベンチが、交代を準備します。

選手が第4の審判のチェックを終え、選手交代の準備が整いました。

と思っていたら、イチフナが右サイドでCKを得ました。

それにもかかわらず、米子北は交代選手を投入しました。

私は観戦しながら「アッ」と声が出てしまいました。

(その交代はヤバくないか?それともケガでもしたのか?)

周りの観客の方は何人も、怪訝そうな表情で、私の顔を見ます。

結局、このCKから見事な先取点が生まれました。

結果は3対0でイチフナの勝利。

米子北にとっては、最後までこの先制点を奪われたことが、響いた結果になってしましました。











 交代で新たに入る選手が、監督に確認をしてるそぶりはありませんでした。

第4の審判に、交代を遅らせてもらうように、話しているようにも感じませんでした。

ただ、交代の準備が終わって、プレーが途切れた。

第4の審判が主審に声をかけ、主審が後退を認める。

そして、選手交代が行われた。

手続き上は、何の問題もありません。









「相手チームのセットプレーの時には、選手交代をしない。」

これは、鉄則だと考えています。

よほどのトラブルでもない限り、この鉄則は遂行されるべき。

私個人は、そう捉えています。

選手交代が行われた瞬間から、少しバタつきます。

ざわざわと、波風のようなものが立つ感覚があります。

ここは、相手からしてみれば、つけ入る隙です

実際に私も、この失敗をした経験が、何度かあります。

皆が、役割を十分に分かっている選手であり、交代の意図も分かっている。

それなのに、失点を喫してしまう。

フットボールは不思議なものです。

だからこそ、相手ボールのセットプレーでは、交代をしない。

このような鉄則が、広く知られているのではないでしょうか。










 この時、ピッチ上やベンチで何が起こっていたのか?

本当のところは、分かりません。

あくまで、観戦していての推測でしかありません。

それでもやはり、交代の鉄則を再認識した試合でした。
posted by プロコーチ at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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