2016年01月21日

危機管理

 オリンピック最終予選が行われていますね。

我らが日本代表は、グループリーグを3連勝で1位突破。

多くの選手を試し、ターンオーバーさせながらの、予定通りのマネジメント。

手倉森監督は、プロの世界で、何年も戦って来ている。

十分とは言えない戦力をいかにやり繰りするのか?

経験値の高さを感じさせてくれます。

何より、チームに一体感がありますよね。









 今回の日本代表は、分かりやすい面白味にかけるチームかもしれない。

ボールを簡単に蹴り飛ばす。

クリアで逃げる。

縦パスの頻度。

一番は、守備の意識でしょう。

あれだけ、前線の選手が守備に奔走している。

コースを切って、簡単に蹴らせない。

短い縦パスには、プレスバックで挟みに来る。

何度も、何度も繰り返させます。

中盤も寄せていくアプローチのスピードは、最近のチームの中でぴか一ではないでしょうか。

あれだけ守備にパワーを注いでしまうと、攻撃に力が残るのか心配になるほどです。

それでも、チームのために走り続ける選手たち。

選考、価値観の共有、コンディショニングが成功しているから、この走りが可能になる。

監督・コーチ・スタッフの手腕によるところが大きいと思います。









 一つ、気になるプレーがありました。

それは、日本の失点シーン。

サウジアラビア戦で、PKで失点しました。

主審が中東のレフェリーだったため、同じ中東をひいきしたのではないか?

またもや、中東の笛か?との記事も出ていました。






 PKを与えたのは、CBの植田選手。

彼の貢献は素晴らしいのですが、不運ともいえる?PKを与えてしまいました。

ペナルティエリア内で腰くらいの浮き球。

右足で大きくクリアしようとしました。

その瞬間、サウジの選手が斜め後ろの死角から足をねじ込んできました。

植田選手はクリアしたものの、同時にサウジの選手の足も蹴ってしまった。

落下点に先に入り、プレーしようとしていたのは明らかに植田選手。

無理やり足を入れて来て、当たったからとは言え、PKはかわいそうにも感じます。






 でも、私は、約30年前に聞いた、教訓が頭に浮かびました。

日産自動車でプレーしていた、オスカーという名選手がいます。

ブラジル代表としてワールドカップにも2度、レギュラーのCBとして出場した名選手。

しかも、セレソンのキャプテン。

彼が雑誌で、ディフェンダーの心得を、実技も交えながら語っていました。

この記事に書いてあった内容を、いくつか鮮明に覚えています。

その一つが、クリアについてです。

「腰より上のボールは、全部ヘディングでクリアするように」

余計なファールトラブルを避けるために、足を高く上げない。

全部頭でクリアに行けば、ファールを取られることが無い。

なるほど!と思いながらも、腰くらいの高さは、ついつい足でプレーしがちです。

足の方が、遠くに飛びますしね。










 今回のPKを見て、もう一度オスカーの教えを思い出しました。

植田選手が、前に出ながら頭でクリアに言っていたら、どうでしょうか。

ファールを取られたのは、足を出してきたサウジの選手だったかもしれません。

古い古い教訓かもしれませんが、覚えておいて損はないので、書き記しました。

頭で行くのか、足で行くのか。

守備者としての危機管理ですね。

posted by プロコーチ at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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