2016年01月30日

サイドアタックの有用性

 週に一度、平日に試合をしています。

いわゆる草サッカーなのですが、居心地のよい場所です。

いつもの仲間がいて、ピッチもきれい。

学生時代には、かなりのレベルでぷれーしていた選手も多く、元プロも混じるほど。

何よりも、真剣に取り組む姿勢が、スタンダードになってきている。

「ボール取られたら、追えよ!」

「意図のない縦パスはやめよう。」

互いに、当たり前の要求を、当たり前に出来る。








 先日の対戦相手は、強豪でした。

4種、3種を指導するクラブのコーチ陣との対決。

地域でもかなり名の通った、強豪クラブ。

体は動くし、技術もある。

何よりも、サッカーを理解している集団。

相手にとって不足無しどころか、対処に困るほどのレベル。

狭いところにでも平気で侵入してくる。

間で顔を出し、足元につけ、はたいて、抜けてを繰り返す。










 最初は、守備を固めて、まずは崩されないようにブロックを形成。

面白くはないのですが、リアクションで試合を進めました。

それでも、崩してくる。

ボールをドンドン動かして、こちらの穴を作ろうする。

特に、中盤とDFラインとの間を使ってくるのが、上手。

こちらからすると、奪いに行きづらい場所で、ポイントを作ってきます。

GKのミスもあったのですが、2点を先制されてしまいました。







 さあ、どのように対応しようか?

さっと、話し合いをし、守備陣形をさらに整えて、対応しました。

中盤のサイドのスペースを明け渡しても、中央を固める。

4-4でブロックを組み、ラインを押し上げる。

コンパクトの状態を維持しながら、相手の選択肢を狭めるのです。

裏にスペースは明け渡すのですが、そこはラインコントロールと、走力でカバー。

横パスはあえて捨てる。

その代わりに、短くても足元の縦パスは許さない。

試合の流れは好転しました。

いい守備から、いい攻撃の流れが生まれ、3対2と逆転!









 1点返され、3対3で、前半終了。

すると、相手が右サイドにアタッカーを配置していきました。

この選手が、速い、クロスが正確と、絵に書いたようなサイドアタッカーでした。

中央でボールを動かして、サイドに振る。

そこから、GKとDFラインとの間に、アーリークロス。

中に、3枚以上が常に飛び込んでくる。

中央に絞り、ラインを上げている我々守備陣は、振り回され続けます。

サイドにスライドし、さらにラインを下げさせられる。

ラインを上げて、また絞る。

この作業を延々と繰り返しながらも、失点せずに、耐えていました。








 ところが、相手にポゼッションされ、リアクションを続けるのは、体力的にしんどい。

それだけならまだしも、サイドを有効に使われると、走る距離が一気に増えます。

走っているのではなく、走らされる。

ふと気が付けば、こちらの走力はがた落ち。

一番気をつけていたはずの、中央のスペースまで明け渡してしまっていました。

こうなれば、対処のしようがありません。

中からも、外からも、自由にフリーパスで通過されます。

悔しいけども、大敗に終わりました。









 当たり前ですが、サイドアタックは有効ですね。

相手守備者にとっては、視野角の限界があるので、マークを外しやすい。

サイドにある時、マークすべき人とボールとを同一視するのは、困難です。

攻撃側にとって、有利に立てるサイドアタック。

それをさらに効果を高めるのが、中央での崩し。

特に、ボールを保持しながら、バイタルに侵入していくことが出来れば。

相手守備陣は、サイドをケアしている場合ではなくなります。

そんな時、サイドにいいアタッカーがいて、タイミングよく使えたなら!

サイド攻撃の有用性を、身をもって体感させられました。

あまりにも当たり前のことですが、改めて感じましたね。

本当に、守備者から見て、怖いものです。



posted by プロコーチ at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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