2016年04月16日

楽しみながらトレーニング

 今年も、ブラジルの名門クラブとお仕事をさせてもらいました。

クルゼイロEC。

育成に重きを置き、投資し、人材を配置し、労力をかける。

選手を育てながらトップに送り込み、勝利を目指す。

世界中のクラブが目標とする方向性に、全力で取り組んでいるクラブです。

その結果、毎年10数名のプロ選手を輩出。

ブラジルでは、2016シーズンが開幕しています。

クルゼイロでは、トップチームに登録している選手の40%が、下部組織出身選手。

このことは、ブラジル全土でもニュースとして取り上げられるほどの、インパクトがあったようです。










 クルゼイロの下部組織で働くコーチ2人を日本に招聘。

小学生向けに、サッカーキャンプを開催しました。

そして、2週間、彼らとたくさんのコミュニケーションを取りました。

トレーニングの進め方だけでなく、選手を育てるためには何を考えているのか?

彼らと時間を過ごせば過ごすほど、彼らの考えとシンクロしていく自分に気づきます。

ブラジルで活躍するプロ選手、ヨーロッパ、アジアでも活躍する選手を育てるクラブ。

そのクラブの育成哲学を、身をもって知る。

自分の今後のコーチ人生を考えても、なんとも貴重な時間でした。










 彼らが小学生の年代に求めることは何か?

ドリブル?リフティング?利き足を高める?それとも?

彼らに言わせれば、それは正解であり、間違いでした。

彼らが子供たちに求めるものは、それら全てです。

それだけでなく、キックもコントロールも、ヘディングも、シュート、右足・左足、守備・・・。

全てを高めていこうとするのが、彼らの考えでした。

ドリブルだけをトレーニングし続ければ、ドリブルが上達するわけではない。

いつ、どこで、どのようにプレーをするのかを判断し、思ったようにプレーすることが出来る選手。

つまり、すべて出来ないと、プロ選手として活躍できない。

大きくなってからこの考えに沿って育てるのではなく、子供のころから全てに刺激を与えていく。

「なぜ、子供だからと言ってドリブルだけさせるのか?」

彼らに、逆に質問されてしまうのです。









 全ての面を子供のころから高めようとする、育成方針。

では、彼らは、子供たちにも、大人向けのトレーニングをさせるのか?

そうではありませんでした。

「サッカーの喜びを感じながらトレーニングしてほしい」

「この年代では、サッカー大好きであることが、とても重要である」

厳しく、難しいトレーニングをするわけではありませんでした。

「楽しみながらトレーニングをしていき、気が付けば上達しているのが理想だ。」








 私も、同意します。

大人になり、競争世界に身を置いた選手は、このように行かないことがほとんどでしょう。

楽しみながらトレーニングしていく余裕は、無くなっていく。

それでも、子供のころに、「プレーする喜び、大好きな気持ち」が育まれているかどうか?

好きなことなら熱中できる、喜びながらだと苦労すらも買ってでもする。

ならば、子供のころに、どれだけプレーする喜びを感じることが出来るか?

子供のころの貯金が、大きくなってモノを言うのでしょうね。
posted by プロコーチ at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | トレーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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