2016年05月28日

夢のイレブン

 GK…ゼンガ

 CB…バレージ、コーラー

 SB…ジョルジーニョ、マルディーニ

 MF…ライカールト、マラドーナ、シーフォ、フランチェスコリ

 FW…ファンバステン、カレッカ
 
サブ…フリット










 これが、1990年頃に、私が考えた、夢のベスト11です。

授業中に、教科書の陰に隠れて、必死に考えました。

そして、仲間と熱く討論します。

「俺のほうが強い」「なんで、こんな奴入れるんだ?!」

とても懐かしく、楽しい時間だったことを思い出します。









 私自身、指導の勉強中。

まだまだ若輩者です。

ようやく、指導のライセンスを取得し、20年経ちました。

少しずつ、知識・経験を積み重ね、見えるものが増えてきました。

その目で、この夢のベスト11を見てみると、恥ずかしくなってきますね。

ただ単に、自分の好みの選手を並べたに過ぎない。

能力が高い、見た目の良い選手で構成されています。

まるで、ファン投票による、オールスターゲーム。

お遊びの試合には、ちょうどいいかも知れませんね。










 例えば、中盤の構成。

ボールを持ってこそ!力を発揮する選手。

しかも中央で、王様のようにプレーする選手を3人も並べています。

サイドにも開かず、裏にも飛び出さない。

足元でボールを欲しがるでしょう。

ボールがいい形で、足元に入れば、面白いことが起きそう。

ただし、中盤ゾーンで、守備をする選手が、ライカールト1人だけ。

攻撃は停滞し、ボールを奪われて、カウンターアタックで失点。

そのような構図が、容易に目に浮かびます。








 
 センターバックのコンビも問題ですね。

コーラーは、マンマークで力を発揮する選手。

エースキラーとしての能力は、恐ろしいものがありました。

ファール覚悟の激しいタックルで、相手FWを封じ込めていました。

自分の後ろでスイーパー的な仕事をしてくれる選手がいなければ、思い切って前ではつぶせない。

どんと後方でゴールを固める、古風なタイプなDFです。

一方のバレージは、浅いフラットなDFラインで力を発揮します。

全体を統率し、DFラインをコントロールしながら、守備をしていきます。

後ろに引いて守るタイプではありません。

ボールを奪って、攻撃にも積極的に関わって行きました。

世界最高のリベロとして、活躍。

残念ながら、二人の組み合わせは、成り立たないでしょうね。

お互いの良さを消しあってしまう恐れすらあります。










 1+1=?

これが、2に止まらず、3にも4にもなる組み合わせ。

その一方で、1+1が2にも満たない組み合わせも起こってしまいます。

それが、フットボールの難しいところです。

大金をはたいて、選手を買い集めたしても、良いチームになる保証はどこにもありません。

選手同士が、お互いを補完しあいながら、高めあう組み合わせ。

そしてもちろん、チームの戦い方にフィットする選手でなければならない。











 ハリルホジッチ監督が、大久保選手を招集しませんでした。

そして、その理由を聞かれて、このように答えました。

「大久保は1度合宿に呼びました。一番よいゴールゲッター。まれなゴールゲッターです。
2、3メートルでゴールを決めることができる。かつて、A代表で活躍していた映像も見た。
ただ、年齢も考えないと。そしてなぜ、A代表で多くの結果を残していないのかも考えないと。彼には特徴があります。
ペナルティーエリア付近でしか動きが見られない。彼には天性の感覚がある。
ただ、A代表に呼ぶとなると、簡単なことじゃない。
ここでは組み立てにも参加し、守備にも戻らないといけない。つまりちゅうちょしているということです」

「みなさんが大久保について、なぜ選ばれないのかと考えるのは、ノーマルだと思う。
ただ彼をA代表に入れたら、覚えてもらわなければならないやるべきことが多い。
それは33歳にはとても難しいことだと思う。たとえば、国内での試合には呼ぶかもしれない。
そこでは10分で点が取れるかもしれない。見えないところに存在して、ゴールを決める。
そんなイメージですね。つまり私は、これまで呼ぶべきかどうか、何十回も悩んできた」




 ハリルホジッチ監督は、オールスターチームを作るつもりはない。

マスコミや、世論に迎合するつもりもない。

その決意を感じます。

とても、真っ当な考えを、しっかり持った、指導者ですね。

世界のトップクラスを知るハリルホジッチ監督。

アルジェリア代表での戦い方を見る限り、アジアでの戦いには向いていないように見えます。

それよりも、ヨーロッパや南米の強豪との試合の方が、はまる可能性は高いはずです。

6月に開催される、キリンカップが楽しみです。

アジアでの戦いとは違う内容、結果を示してくれるはずです。
posted by プロコーチ at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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