2016年06月25日

多様性

 コパアメリカとヨーロッパ選手権が同時に開催されています。

頑張って両方を追いかけていると、世界の広さを感じます。

情報化社会が進み、ネット環境が整った2016年。

世界のフットボールシーンが均質化していく?

南米もヨーロッパも、やっている試合は変わらないのではないか?

これは、私の杞憂のようです。

そんなことありませんね。

南米には南米の、ヨーロッパにはヨーロッパの独特のものがあります。









 条件によって、戦い方を変化させていく。

気候、対戦相手、勝ち点。

相手チームにボールポゼッションを取られるなら、低い位置にプレスラインを設定する。

得点を狙うなら、長いボールを積極的に使い、遠慮なくパワープレーに入る。

まるで、クラブチームのように、変化させていく。

そして、その流れをスムーズにするために、同じクラブから代表選手をピックアップする。

これは、今後の代表チームのトレンドになるのでしょうね。









 日本国内で、つい最近、このような話がありました。

試合を見ていないので、記事を見ての伝聞になってしまいますが、、、。

日本のトップリーグであるFリーグ。

あるチームの監督さんが、試合後に批判を展開しました。

「あのような試合をしていたら、日本のフットサルのためにならない。」

守備を固めて、長いボールを多用するチームに対して、強烈な批判です。

この監督さんの根底にあるのは、日本フットサルへの愛だと思われます。

ボールを大事にしながら、集団でプレーを行う。

プレーしている人間だけでなく、観客も引き込み、周りの人間も巻き込みたい。

日本フットサルを発展させるためには、これだ!

そのような熱い思い。

素晴らしい考え方だと思います。

自分のことだけでなく、フットサル界全体に対しても、思いをはせる。

そして、実行に移していく。

このような熱い思いを持ち、日々のチーム運営や指導に向かう。

素晴らしい指導者の下で、チームは強化されていくのでしょう。










 私は、違う考えを持っています。

日本らしい戦い方にこだわるあまり、多様性を失っているのではないか。

日本の選手たちは、サッカーもフットサルもボール扱いが巧み。

ボールを大切にしながら、相手を崩していく力は、相当のものだと思います。

アジアでは、間違いなくトップレベル。

世界にも、この部分は、迫っていく力を持っているでしょう。

ただし、少し違うことが起こると、対応できていない。

長いボールを、バンバン蹴り込まれる。

体のぶつけ合いに頼って、攻守にわたって1対1を仕掛けてくる。

サッカーなら、芝が悪い、天候が悪い。

すると、ガクンと落ちてしまう。

持っていたはずのチーム力を発揮できないのです。

まるで、温室のように恵まれた環境で育っている選手たち。

何度、アジアでの戦いで、後手に回っているのか?

日常、整った環境で、活動をしている。

対戦相手も、同じようなスタイルを指向している。

その中でのみ、力を発揮できる選手。









 世界に出ると、様々なことが起こります。

芝が悪い、ボールが悪い、レフェリングが悪い、対戦相手がボールをつながない。

力を発揮できず、敗れてしまう。

どこかに、言い訳にしている姿があるのではないか。

国内のトップレベルは、育成世代でもかなり良い環境でプレーをしている。

海外の劣悪な環境を、たくさん経験しておかなければならないのではないか。

環境の悪さに文句を言うのではなく、楽しむくらいの図太さや知性が欲しいですね。

そのためには、幼いころから、問題を解決する力を養わせるべきです。
posted by プロコーチ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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