コロンビア対イングランドを観戦。
試合前から、両サポーターが熱く盛り上げています。
イングランドサポーターは、今回少な目。
ドイツワールドカップで、街を占拠するかのような勢いは、全くありませんでした。
コロンビアは、人も多く、熱量も高い。
チームに期待しているからでしょうね。
コロンビア人は、どこから現れたのか?
ちょっと聞いたら、ヨーロッパに出稼ぎの人と、母国からはるばる来ている人とが混在でした。
この試合、つい、コロンビアを見てしまう。
南米好きもあります。
そして、日本と同じグループだったことも気になります。
このチーム、ハメスロドリゲスがいないと、凡庸ですね。
怖さがない。
中盤がない。
意外性もない。
高さで圧倒的に負けている前線に、高いボールを入れる。
跳ね返される。
見てて、ガッカリするシーンが何度も繰り返されます。
サイドのモジカ、クアドラードの仕掛けからのクロス。
こちらの方が、可能性高そうです。
でも、中がファルカオ一人では、厳しい戦いです。
そのファルカオ。
スタジアムで見ると、そのスゴさがよく分かります。
身長が、177センチとあるのですが、175もないくらい?
イングランドのセンターバックは、180後半に、190超え。
中盤の組み立てが出来ない、コロンビア。
ファルカオさんお願いします。
と言わんばかりの縦パスが入り続けます。
浮き玉は、さすがに厳しいファルカオ。
でも、グラウンダーのボールは、ほぼ収めてくれます。
1タッチで逃げず、足元でボールキープ。
仲間のために、時間を作ってあげます。
我らが大迫のあのポストプレー。
これを、さらに高めたと言えば、伝わりやすいでしょうか。
しかもファルカオは、サイドや、中盤に逃げていかない。
背中からの圧力が強いと、それを嫌うように逃れて行きます。
ファルカオは、最もプレッシャーの厳しい、中央の高い位置。
ここで、ボールを収めてくれる。
周りの選手は、本当に助かっているでしょうね。
ここにハメスが絡んで、そしてサイドが駆け抜けて!
本当は、そういうイメージだったのでしょう。
このポストプレー。
南米の選手が、得意としています。
日本だと、相手に触られる前に、動きながらボールを受ける。
相手DFから遠ざかりながら、ボールを受けようとするのではないでしょうか。
だから、サイドに流れたり、中盤に落ちてくる。
でも彼らは、相手DFにあえて近づいて、体を引っ付ける。
低い体勢で、当たり負けない準備。
そして、ボールを受ける寸前に、相手にわざと近づく。
近づくタイミングがいいですね。
相手がボールや、周りを見た瞬間。
相手DFの目線を、よく観察して動き出していました。
いいタイミングで、先に背中や、お尻をぶつけていく。
ボールにはあえて近づかずに、相手から離れない。
背中やお尻を押し付け続け、ボールをコントロール。
体のぶつけ方も、技術である。
日本でも、コンタクトスキルと呼んでいます。
重要性が少しずつ浸透しているのでしょうか。
でも、あまり見ませんよね。
体で負ける外国人選手には、ぶつかる前に?
ファルカオは、身長、体重では、何階級も下ですよ。
日本にいても、体だと、目立たないサイズです。
ルカクやフェライニのような巨人ではありません。
それでも彼は、体を張り続けました。
空中戦も勝つことは少なかったですが、挑んでいました。
体を使うためには、あの精神力も必要でしょうね。
日本人らしい技術は、もちろん大事。
いつも体をぶつけ合っていては、消耗してしまう。
でも、ファルカオが見せてくれた体の使い方。
コンタクトスキル。
人がいるなかで、どのように力を発揮するのか?
これも磨いていきたいです。
2018年07月04日
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