今はすでに、世代の日本一を決める大会では無くなっていますね。
クラブチームが出場しない。
同一道府県からは、複数チームが出場しない。
この二つのレギュレーションのため、大会レベルが相対的に低下してしまいました。
それでも、注目度、関心度では、ダントツに一番の大会であり続けています。
今回の大会もベスト8まで進みました。
面白い統計があります。
体格に優れたチームが上位に出場しているのです。
8チーム中5チームが、平均身長も全チームの8番以内に入っています。
そして、身長と体重とで体格のランキングをつける。
ベスト8のチームは、6チームが体格でもベスト8に。
一番体格の劣るチームでも、全体の11番に入っているのです。
つまり、体格の差が、ダイレクトにチームの成績の差に表れています。
これは、何を意味するのでしょうか?
選手権で勝ち残るためには、背の高い選手を集め、栄養を摂取させ、筋トレをたくさんすること?
その側面も否定はできない。
体格に劣るチーム。
例えば体格ランキングが平均以下のチームが上位に進出していない事実。
テクニックや、賢さだけでは、勝ち抜けないことを意味しているのです。
それらを発揮するためにも、最低限の身長プラス体重(筋力)を
必要としているのが現代サッカーということなのでしょう。
もう一つ、この流れを加速させているのは、選手権のレギュレーションです。
引き分けのない、一発勝負のトーナメント戦。
勝つための選択よりも、負けないためのリスクを削る選択を続ける。
組み立てを放棄し、ラフなロングボールを蹴り飛ばす。
ロングスローやコナーキックで勝負するために、サイドの深い位置に進むことを優先する。
そして、セットプレーでゴールを目指す。
このような戦略では、体格の良さが、より生きてきます。
優勝を勝ち取るチームの体格はどうでしょうか?
体格に一番勝るチームが優勝するのでしょうか?
ちなみに、青森山田高校が、最も体格に優れています。
残った8チームで体格に劣るのは、近江高校と市立船橋高校です。
後、数日で答え合わせです。
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