駅に着いたのが、19時前。
そこから、歩いて15分ほど。
キックオフに間に合うのは分かっている。
それでも、はやる気持ちを抑えきれず、自然にどんどん早足に。
クラブワールドカップ決勝戦を観戦して来ました。
先週の日曜日のこと。
15時から浦和レッズ対エトワールサヘルの3位決定戦。
19時30分から、ACミラン対ボカジュニオルズの決勝戦。
1枚のチケットで、2試合が観戦可能になっています。
私は、残念ながら仕事の関係で、決勝戦を見るのが精一杯。
それでも、クラブの世界一を決める試合が観れるなら!!
熱い気持ちを胸に、スタジアムに向かっていました。
世の中には色々な人が居るもので。
スタジアムに向かう私と、すれ違って駅に向かって歩く人を多く目にしました。
その人々は、浦和レッズの応援をし終えて、家に帰るところのようでした。
???
1人1人にそれぞれの事情があり、それぞれの価値観があるのは分かっています。
ただ、それにしても??
同じスタジアムで待っていれば、世界一決定戦の試合を観戦できる。
それなのに家路につく。
サッカーは好きなんですよね?!
思わず質問したくなりました。
不思議でたまらない光景でした。
私は、その人々を批判しようと思ってこの文章を書いているのではありません。
熱狂的に、サポートできる自分のチームがあるということは幸せなことだと思います。
先ほども書いたように、家に帰らないとならない事情もあるのでしょう。
ただ1つだけ疑問なことがあります。
フットボールに対する理解を深めたくは無いのでしょうか?
自分は、今、日本のJリーグのチームに関わっている。
だから、Jリーグだけ観ていれば構わない。
果たしてそうでしょうか?
それが、少年サッカーなら少年サッカーだけでいいいのでしょうか?
どんなレベル、どんな年代のサッカーと関わっているのかは人それぞれです。
世界NO.1スポーツであるサッカー。
本気で世界のトップを目指せている人間は、ごく少数に限られます。
その人間だけが、世界のトップクラスに興味を持てばいいわけではないはずです。
自分のチームとは直接関係無いから、観戦しない。
これでは、近視眼的になってしまわないか。
私の普段指導している現場は、ワールドカップから最も離れた1つかもしれない。
世界のトップレベルを知っているから、それが判断基準になる。
自分の中の評価基準、物差しになる。
ここを知っていないのに、何を持ってサッカーを理解した、と言えるのでしょうか。
サッカーは世界につながっている。
こう言った大会を目の当たりにすると、再認識させられます。
自分の中にはっきりとした物差しがあるから、普段の活動をすることが出きる。
私のように、指導かもしれないし、応援かもしれないし、プレイかもしれない。
ただ、巧くなりたい、強くなりたいではない。
はっきりとした物差しがあるからこそ、足りない部分が浮かび上がってくるのではないか。
世界一を決める現場に立ち会えることは、一生の内に、そう何度もあるものではありません。
サッカー専用競技場でない横浜国際競技場。
とはいえ、生で観ないと感じれないものはたくさんあります。
テレビ中継では、ボールの周りの10人程度が映っているくらいでしょうか。
スタジアムならば、そのさらに周りも観ることが出来る。
例えば、統率されたDFライン。
それを破ろうと、駆け引きをするFW。
中盤にボールが入った瞬間に、逆サイドに飛び出すサイドの選手。
こういったことは、なかなかテレビの画面からは伝わってこないのが現状。
スタジアムで観れる機会があるならば、是非そこを観ていたい。
さらには、巧みなボールコントロールには見る価値がある。
しかも、相手との厳しく激しい身体のぶつけ合いをしながらでも崩れない、手や身体の使い方。
それもやはり、テレビ画面から全ては伝わってこない。
私は幸運にも、クラブワールドカップの準決勝1試合、決勝1試合の計2試合を観戦することが出来ました。
ここで感じたものを、自分の中に貯えておきたい。
それが将来の自分に、利益をもたらしてくれるはず。
フットボールの理解を深める喜び。
今回は、大きな大きな貯金が出来ました。
観戦できたことに感謝しています。
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ミランの4バックがまるで4人同時に4つの扉をピタリと閉めるかのようにゴール前に寄って守備を固める、その後中盤がボールを奪って攻撃に転じると一斉にそれぞれの攻撃参加の位置に直線的に散っていくというシーンがあって。そのタイミングがあまりに揃ってて、美しさすら感じてしまいました。
点差はついたけれど、ボカの選手たちの高い技術、集中力もすごかった。
素晴らしい試合を見せてくれた両チームにほんと、感謝です。