2008年03月07日

全日本選手権を観戦して

代々木体育館で、フットサルの全日本選手権が開催されています。
地方での予選を経て、ベスト8の対決。
私の仕事柄、この平日開催が心からありがたい。

観客動員も、昨年までの駒沢開催に比べて、増えているように思いました。
Fリーグの効果だけではないようです。
伊豆に拠点を起き、Fリーグには加盟していないシャークス。
彼らにも多くのサポーターが詰めかけているようでしたから。

スタンドでは、実際にプレーをしている人が多いようです。
漏れてくる会話の内容が、前の大会に参加したときの話。
さらには、トレーニングの話。
男性だけではなく、女性も多かったです。

フットサルが着実に根を張ってきていることを実感しました。
平日の昼間の時間に、1000人はいたのでしょうか。
試合が第1、第2試合、第3試合と進むにつれて、増えてきていました。
テレビでの放映があれば、さらに良いのでしょうが・・・。

以下は雑感です。

・最後にものを言うのは、チームの総合力
体力、選手層の厚さ、戦術の豊富さ。
数人上手い選手がいるだけでは、勝つ事が出来ない。

Fリーグでもインパクトを残せなかった町田。
ここでもベスト8で敗戦。
彼らの今年の出来が、それを多いに物語るのではないでしょうか。
素晴らしく技術力の高い選手が、何人もいる町田なのですが。
それだけでは、勝ち残れない。



・どんなに戦術レベルを引き上げても、最後は「個」
攻撃のパターン。
様々な陣形からの華麗なパス回し。
セットプレーでのサインプレー。
組織されたゾーンディフェンス。
ここ数年で、フットサルの戦術レベルは引き上げられている印象。
ヨーロッパやブラジルのいい影響を受けているようですね。
指導者や選手の交流もあります。

ただ、どんなに戦術レベルが高まっても、それを実行するのは「個」
止める・蹴る・動かす・仕掛ける・走りきる・身体をぶつける・・・・・・。
「個」として高いレベルを持っていた選手は、ほんのわずか。
体力だけ、技術だけ、といった、〜〜だけという片面の選手がほとんど。
世界と直結するフットボールの世界。
そこを目指すなら、まだまだ発展途上と言えるでしょう。


・審判のレベル
反則を見落とす、ジャッジにむらがあり一定ではない、アフターの反則に気付かない。
これらのミスは、選手が困ってしまう。
実際に、ある試合ではある現象が起きていました。
笛の基準があまりにバラバラ。
「倒されれば反則をとってもらえるかも」
こう考えた選手が何人もその試合では生まれました。
結果、バタバタと選手が転んでいくのです。

さらに手におえないのは、審判の態度。
おそらく毅然とした振る舞いを理想としているのでしょう。
選手からして見ればそうは感じない。
「冷たい」「うるさい」「取り締まりをする警官みたい」
選手と審判との間に、このギャップが出てくると、不信感が増大します。
そして試合が荒れてしまう可能性が高まるのです。
今回もある試合では、荒れてしまいました。
つい最近は、サッカーでもありましたよね。


・観るスポーツとしての意識が低い。
今までは、プレーする対象でしかなかったフットサル。
これからは、観る対象として、価値を高めていかなくてはならないはず。
そうでないと、プロスポーツとしては成り立たない。

どうすれば、スタンドまで足を運んでくれた人間を満足させる事が出きるのか?
観戦に行けないけども、興味はある人間。
ここにどうやって働きかけるのか?
これらの発想が足りないのでは。


まだまだ、ローカルでマイナーな存在でしかないフットサル。
いい試合をする事が一番大事。
でもそれだけが全てではないのが、プロスポーツの世界でしょう。
どう進化を遂げていくのか。
楽しみでもあり、不安でもありますよね。
携っている人間としては、どんどん盛りあがって欲しいものです。

posted by フットボールコーチ at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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