延長、PK戦までもつれこみましたが、勝者はマンチェスターユナイテッド。
年末のクラブワールドカップでの来日が楽しみですよね。
世界トップクラスの技術を持った集団ですからね。
チェルシー。
惜しくも敗れてしまいましたが、彼らも各国からキラ星のタレントを集めたチーム。
注目したいのは、チェルシーが同点に追いついたゴール。
右サイドバックのエシエン。
前線に攻めあがって、中央よりでロングシュート。
ちなみに彼は、様々なポジションをハイレベルでこなす素晴らしい能力の持ち主。
セントラルMF、サイドバックにセンターバック。
178センチと小柄なのですが、それを感じさせません。
「野牛(パイソン)」のあだ名はダテでは無いようです。
ロングシュートが、DFの足に2回?当たって、ボールがこぼれました。
そこに走りこんでいたのが、フランク・ランパード選手。
突然目の前に転がってきたにも関わらず、落ち着いてシュートを決めました。
トップスピードで走りこみながらも、上に浮かし、ふかすようなことも無く。
このプレーを観ていて、去年のクラブワールドカップを思い出しました。
ACミラン対ボカジュニオルズの1戦。
ミラン先取点のシーンです。
カカー選手がスピードに乗ってドリブル。
DFを3人引き連れながらも、強引にシュート。
一度は相手にブロックされました。
目の前に落ちたこぼれ球を拾って、シュートのようなパスのようなボールを中央に送りました。
そこに走りこんでいたのが、インザーギ選手。
彼はシュートを決めることだけを生きがいにしている。
そんな生粋の点取り屋。
突然出てきた!?ボールに、足を伸ばしてゴールに押し込みました。
この2つのゴールは、驚くようなスーパープレーではありません。
ところが、世界のトップ選手のメンタル、高い戦術眼、技術の全てが凝縮されているのです。
まずは、メンタル。
はっきり言って、ボールが出てくるかなどは分からない。
そんな状況です。
彼らは、絶対ボールが来る。
そう信じきってたに違いありません。
だからこそポジションを取り、体の向きを作っているのです。
それは、彼らのステップワークを見れば、証明できます。
ボールはDFの間を抜けてくる。
ボールは当たって、跳ねかえりが落ちてくる。
確率としては、ほんの数%にしかすぎない。
ただし、彼らの確信レベルは、100%を超えているかもしれない。
だからこそ、最高の準備をして、待ち構えれたのです。
そして、高い戦術眼。
本能のおもむくままプレーしていては、確率が下がってしまいます。
せっかくボールが目の前に来たとしてもです。
こぼれてきたボールを処理しやすい位置とは?
そのボールをシュートに結び付けれる位置とは?
シュートしやすい体の向きとは?
ポイントはボールを受けた瞬間、ゴールに向かえているかどうか。
彼らは、簡単にゴールを決めていますよね。
それは、このポイントをきっちりと押さえているから。
そして、最後に技術。
2本のシュートに共通するのは、正確さ。
とっさに来たボール。
当たり前のように、正確なインサイドキックでシュート。
その時、「インサイドでシュートを打とう」
彼らは考えていないはずです。
そんな余裕もおそらくは無いでしょう。
とっさに出てくるのです。
インサイドの面をキッチリと作る。
そしてボールを捉える。
これは、長年のトレーニングの成果。
習慣と言ってもいいでしょう。
その瞬間に必要なプレーを当たり前のようにする。
トップスピードに乗っていても。
DFに囲まれていても。
突然ボールがこぼれてきても。
これこそが、本物の技術。
突然出てきたように思える、こぼれ球。
メンタル・戦術眼・技術。
いい準備をすることで、簡単に決めることが出来る。
「この軌道のボールに対しては、こうって思い入れがある。
この角度で来たら、こうシュートして、そしたらGKがこう反応して」
「焦らずに確実にゴールに置きに行けるよう、
イージーボールを絶対点にむすびつけられるように」
現役時代に800点以上ゴールした、ジーコの言葉です。
彼が日本で最初に求めたのは、正確なインサイドキック。
この言葉には、3つの要素全てが隠れていませんか?
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