2019年11月16日

突き抜けろ。

 日本の希望の星となっている。

久保建英。

バルサの育成組織で少年時代を過ごし、Jリーグに帰還。

それだけでも漫画のようなストーリーでした。

さらに、世界中の選手の憧れのクラブである、レアルマドリードと契約。

弱冠18歳。

この若武者の未来を、誰もが期待しているでしょう。











 実は、私は、そこまでの期待を持てていません。

特に現在のプレーを観ると。

彼の特徴は何か?

それは、賢さと技術の高さ。

賢さの特徴は、DFとDFとの間でのプレー。

ライン間も、横の人と人との間も。

そこに入り込み、ボールを受ける。

技術の特徴は、細かいボールタッチ。

顔を上げて、ボールを見ないで、細かいタッチを繰り返し、DFの先手を取る。

あれをされると、守っている方は困りますよね。












 とても洗練されている選手です。

まるで、10年以上のプロのキャリアのある、中堅〜ベテラン選手のようです。

それを18歳で平然とこなすのですから、未来が楽しみになるのでしょう。

本当に、素晴らしい選手だと思います。

でも、天才と言う形容は、当てはまらない。

なぜなら、彼のプレーを観ていて、ビックリしたことが無いからです。

「そんな所を見てたの?!」

「そのタイミングでパス!!」

と言う、発想やプレーの創造性を感じ、驚かされることがない。

今のままでは、5年後も10年後も同じプレーをしているようなイメージが浮かびます。














 今、彼は、レンタルで所属しているマジョルカで苦労している。

そこは、バルサやレアルのように、主導権を握って試合を進めるチームでは無い。

攻撃の選手に、気の利いたパスを求めてはいない。

求められるのは、ゴールに直結したプレー。

シュートを決める、アシストをする、相手をドリブルで突破する。

守備なら、体をぶつけて、自分の力で奪い取る選手が必要とされる。

コースを切って、追い込む守備では物足りない。

長い距離を走って、味方の穴を埋め、激しく相手に寄せて、寄せきるブレーです。











 この攻守において求められているプレーは、今まで彼が見せていたプレーとは、少し違いますね。

とてもいい経験になると思います。

マジョルカで、求められているプレーを発揮できれば、グンと成長できるでしょう。

上手いだけでなく、怖い選手に。

気の利いたプレーに加え、試合を決めれる選手に。

能力の高く、賢く、メンタルの強い彼だからこそ、期待しています。

突き抜けろ!

昔、あんな選手がいたよね、みたいに振り返りたくはありません。
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2019年08月07日

南米って、そうなんだ...4

 日本人が、得意なプレーは増えました。

特に、繊細で速いボールタッチ。

これは、ブラジルの高いレベルと比べても、遜色ありません。

ボールタッチの種類、繊細さ、スピード。

そして、左右差の少なさ。

日本人選手、指導者の日々の成果でしょう。








 ちなみに、ブラジルの選手。

中でもドリブルを武器にしている選手。

子供の頃から、感覚の違いを感じます。

少し、表現が難しいのですが…。

独特と言えばいいのでしょうか。

ボールタッチは、複雑なことはしません。

リズムが急に変わる。

スピードが変わる。

そこにボディフェイントが混じる。

何よりも、DFとの間合いを制している。

あの感覚は、指導で身につけられるのか?!

永遠の課題の1つです。











 とは言え、これはブラジルでも全員が出来るわけでは無いようです。

では、何が我々に足りないのか?!

その1つが、トカボーラ。

これが出来るのが、ブラジルのほとんどの選手。

日本の多くの子供たちは、出来ていません。

自ら、ボールに向かってプレーすること。

競り合い、浮き球、ルーズボール。

完璧にコントロールされていないボール。

日本の子供たちは、自分のところに来るのを待っています。

苦手な子は、腰が引けるような姿勢で、ボールを処理しようとしている。








 ブラジルでは、全く違います。

子供の頃から、ボールに自ら向かっていきます。

体ごと、ボールに近づいていきます。

ボールが浮いているなら、空を飛びながらでも。

そこに相手がいても、遠慮はありません。

身を守りながら、体ごとボールに向かいます。

このような強さを小学生年代からでも出来るのです。

このボールは俺のだ!

誰にも譲らないぞ!

強い意思を、全身から感じます。










 フットボールが、生活にある。

さらにその生活をよくするために、フットボールを。

ボールと共に人生を過ごしている。

その強さを持った選手の中で、何が出来るのか?

遊びで上手いプレーを見せるだけなのか。

それとも激しい寄せの中でも、テクニックを発揮出来るのか?

日常に、トカボーラがあるか無いか。

ブラジルとの差を埋める、大きなヒント。
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2019年08月04日

南米って、そうなんだ…3

 ヨーロッパで始まった、現代のフットボールは歴史が長いですね。

100年を超えるクラブがたくさんあります。

日本だと、明治時代の後半です。

南米も同じくらい歴史があり、100年を超えています。

例えば、先日のコパアメリカ、初開催は1916年。

いずれも、何世代にわたって、フットボールが身近にあり続けている。











 南米では、男の子が産まれると、サッカーボールをプレゼントしてあげる。

珍しいことではなく、当たり前の光景です。

ブラジルで、歩き出してまもない子供が、ボールを蹴っている光景は、しばしば目にします。

周りも、それを、微笑ましい光景として、温かく見守っている。

特に騒ぐでもなく、日常よくある、そんな空気です。

さあ、やるぞ!とボールを蹴り始めるというより、ボールは蹴るでしょ、サッカーするでしょ。

息を吸うように、ボールを蹴っている。












 ブラジルのクラブで働いているスタッフに、「あなたのサッカーキャリアは?」と聞いてみました。

ちなみに、一緒にボールを蹴ったのですが、かなり強いシュート力を持っている彼です。

返ってきた言葉に驚きました。

「サッカー選手で生計を立てることは難しい、

 私は子供のころから勉強して、将来それを武器にやって行こうとしていた。」

さらに、重ねて聞いてみました。「アマチュアのキャリアは?学生時代は?」

「仲間とたまにボールは蹴るけど、チームに所属したことはない。」

キャリアは、未経験者の初心者に等しいレベルでした。

日本なら、部活で少なからず経験しているであろう、それくらいのプレーは見せていたのに!

フッチボウ(サッカー)の国、ブラジルの実力は、驚くほどに高いのです。













 そして、贔屓にしているクラブについて、そんな会話になります。

私の友人が付き合っている彼女を紹介してくれました。

家族や恋人を大切にする彼らは、しばしば私に紹介してくれます。

彼女からの束縛は、かなり激しいのがブラジルではノーマルだそうで。

一日に10回は、メッセージのやり取りがあるそうです。

とても仲良さそうに、お互い尊重し合っている、いい関係に見えます。

ところが、「彼女は私のライバルクラブが好きなんだ。」

「この人は、好きなクラブさえ同じなら完璧なのに。」

冗談ぽく話してはいるのですが、そこは決して譲らないポイント。

恋人に合わせて、応援するクラブを変えることは考えられない。

産まれてすぐに、お父さんが応援するクラブのユニフォームでくるんであげる。

お父さんもおじいちゃんに、同じように。

家族代々、同じクラブのサポーターであり続ける。

まるで、何かの宗教のように、心の深くまで入っている、変わらない譲れない部分。













 スタジアムや、バール、家のテレビで、サッカーの試合を観戦する。

大声で叫び、泣きそうな顔で落ち込む。

相手の汚いプレーや、ミスに対しては容赦ないブーイング。

味方を信じて、野太い声で後押しをする。

日本の応援も、かなり盛り上がっていますよね。

でも、南米の応援からは、もっと人生叫びのようなものを感じます。

この瞬間!と言う時の声の迫力や、タイミングがそれを表しています。

腹から、その音を感じます。

まるで、和太鼓の演奏を、すぐそばで聞いた時のような迫力です。














 今、ブラジルに滞在しています。

ブラジルでサッカーの仕事をしていると、改めてその歴史を感じさせてくれます。

自分自身、俺はサッカーが好きだ!胸を張って言えます。

でも、それはブラジルでは、それほど特別に好きな部類ではないですね。

産まれた時から、フッチボウと共に生きている人々。

その歴史は、長く深い。
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2019年06月21日

ブラジル留学

 今から、30年ほど前の話です。

日本のサッカー界に、小さな流行がありました。

それはブラジル留学です。

その前は、ごく一部の選手がドイツに留学する流れはあったようです。

30年前、それは三浦知良選手のブラジルでの活躍、帰国、読売クラブ・日本代表での活躍。

ワールドカップも、オリンピックも全く想像できない、暗い日本サッカー界。

暗闇を照らしてくれる、一筋の光のように感じてました。

少なくとも、私は、その他とは違うカッコ良さに憧れました。

その憧れを持った少年が、サッカー雑誌の広告を見て、ブラジルに飛び込んでいったのです。

今ではそれが、スペインに行く流れなのでしょうが、当時は断トツでブラジルでした。













 ブラジルでの刺激は、当時田舎の高校生だった私にとっては、強烈でした。

ワールドカップに出たこともない日本の、しかも田舎の高校生。

それが、ワールドカップを当時3回も制していたブラジルに行くのですから。

このような思いを持った中高生が、日本中から集まりました。(30人ぐらい留学生がいたのでしょうか。)

派遣先のクラブでのトレーニングを経て、サンパウロの様々なクラブと試合をしました。

州の2部や3部、三浦カズ選手が活躍した、ジャウーとも試合をしました。

何も分からずに、ただただガムシャラに試合を続けました。

当然、ブラジル人の方が圧倒的にレベルが高い。

それらならば、彼らのプレーをたくさん観察しよう。

そして、出来なくてもいいので、取り入れていこう。















 初めて、相手に認められた瞬間がありました。

それは、右サイドバックで出場した時の試合です。

一つ前の試合の時に、ブラジル人のサイドバックの守備を観察してました。

すると彼らは、相手に前を向かさないように、相手の体に後ろから、低くガンガン押し当てる?ぶつける?

まるで、相撲の立ち合いのようにプレッシャーをかけ続けていました。

(今は反則の基準が厳しくなったので、後ろからのチャージに今よりは寛容だった当時とは違います)

これだ!

私は、左ウイング、黒人選手だったはず、を徹底的にマークしに行きました。

後ろから、低く、ガンガンぶつかり続けました。

何度も、クルっとかわされ、抜き去られました。

それでもスピードには自信があって、何とか追いつく時もありました。

間に合わず、そのままクロスを上げられもしました。

それでも懲りることなく、プレッシャーに行き続けました。

普段の倍?ほど疲れて、試合後は、芝の上に座りこんでいました。

すると、相手の左ウイングが私のそばに来て、何かを話しています。

(やばい、ぶつかり過ぎて、怒らせてしまった?!)

意味が分からないので、困っていると、先輩の日本人選手が訳してくれました。

「お前の守備をほめてくれているぞ、いいプレッシャーでプレーしづらかったらしい。」













 南米の選手は、マークは厳しい。

そして、審判の基準が緩かったり、あいまいだったりします。

少しでもボールを持ちすぎると、足ごとボールを刈られたり、体ごと吹っ飛ばされたりは当たり前です。

そのような環境の中で、小さい頃から試合を積み重ねているのが、南米の選手です。

30年前の私のプレッシャーは、少しだけ、ブラジルの基準に近づけたようです。

だから、対戦相手が認めてくれた。

直に目にしたから気づけた。

体で体感したから、身をもって分かることが出来た。

あの基準を知れただけでも、私のブラジルでの時間は無駄ではなかった。

今でも、そう思います。

30年たって、ブラジルのトップクラブのトレーニングを目にするようになりました。

当時とは、少し変わっていますね。

でも、局面での厳しさ、球際の強さは変わりませんね。

ちなみに、攻撃面では、全く貢献できませんでした。

下手くその悲しいところです。












 コパアメリカを戦う、日本代表。

彼らは、ブラジル留学中なのでしょうか?

この前のチリ戦。

南米の基準に、やられてしまいましたね。

勇気の無い試合。

勇気のないプレーの選択の繰り返し。

いいプレーもたくさんありました。

でもその多くは、チリの選手が強度を下げた残り約30分以降。

キックオフからそこまでは、何とも腰の引けた、接触を怖がっているように感じました。

はっきり言うと逃げのプレーを選択し続けていました。

唯一、中島選手だけが、堂々とボールを受け、勇気を持っていつも通りの仕掛けを見せてくれていました。












 話題の久保選手。

18歳としては、素晴らしいと思います。

特に、残り30分で、相手がゆるめてくれてからは、ポジショニングもプレーの選択も相手に怖さをあたえてもいたでしょう。

それ以前は、なんてことはない、ただの普通の選手。

後半の途中から入ってきた、三好、阿部の両選手。

彼らのパフォーマンスと、久保選手を比べて、久保選手が上!と言えるでしょうか?

18歳には未来があるからと、期待値が高くなって、判断基準が甘くなるのは、プロ選手に失礼です。

ペレは、17歳でワールドカップに出場し、ゴールも決め、優勝しています。

エムバペは18歳でチャンピオンズリーグでゴールを決め、19歳でワールドカップで優勝しました。

若くて上げて良いのは、移籍金。

選手の評価は、年齢に関係なく公平な物差しを持たないと、おかしなことになってしまいます。













 1国を代表し、日の丸を漬けている選手が、留学とはおかしな話です。

でも、とてつもなく、いい経験をしているはずです。

おそらく、一生に一度しか味わえない環境。

親善試合や、日本での試合では味わえない、威圧感。

母国の国民の前で、みっともない試合は見せれないと、本気でぶつかってくる、胸板の分厚い選手。

長い芝も、少し暗く感じる照明も、レフェリーの基準も、観客の反応も、全てが将来の糧になるでしょう。

本気で、それらに立ち向かうから、本物の体験となり、将来の血肉となる。

残り最低2試合は戦えます。

さて、若き日本代表は、南米基準にアジャストし、さらに凌駕することが出来るのでしょうか。






posted by プロコーチ at 02:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月18日

5から29に。

 5月15日。

この日付は、特別な意味を持ちますね。

私たちの世代は、特にサッカー部なら、全員が観ていたあの試合。

キラキラ光ったスタジアム、緑の芝、大勢の観客。

私たちが観ていたものとは、全く別物の試合でした。

日本でも、プロのリーグが出来る。

想像すらしていなかった、きらびやかなものでした。









 日本でサッカーのプロと言えば、奥寺さんと木村和司さん。

でもそれは、特別枠。

子供の頃は、少年団と部活でプレーし、トップもアマチュア。

サッカーで飯を食うのは、部活の顧問である学校の先生くらい。

国際試合では、アジアでも勝てない。

観ていても、全く面白くない。

ボールが右に左に飛び交う、「パチンコサッカー」

そして、ゴール前にボールが、シュートは「宇宙開発」

空に向かって、ボールは大きく飛んでいきました。













 中学生の時でしょうか、地元にあったJSL2部のチームを観に行きました。

スタンドはガラガラ、選手の家族と会社の同僚がパラパラ。

「いいよ、入りな」ゲートの係員に、入場料をタダにしてもらいました。

ちなみに、今、その試合はプラチナチケット化しています。

世界的スターがいる、あのクラブの前身のチームです。

違う日には、JSLカップを観に行きました。

現在なら、ナビスコカップ?にあたるのでしょう。

今でも、実家には入場券はあるのでしょうか?

読売クラブ対松下電器の試合の入場料は、500円でした。












 それが、プロリーグである、Jリーグが生まれました。

当時は、10クラブ。

2019年シーズンは、55クラブ。

J1…18クラブ
J2…22クラブ
J3…15クラブ(U23の3クラブを加え18)

26年かけて、全国の様々な都市に、プロクラブが生まれました。

残念ながら、無くなってしまったクラブもありますが、着実に増えてきています。

47都道府県で10都市だったものが、5倍に。

希少価値は失われ、プレミアムな感じはありません。

それよりも、プロサッカーが日常にあることが、幸せですね。

週末に試合を観たくても、5試合しかなかったのが、1993年。

でも2019年では、29試合もあるのです。

一部の特権階級でなく、一般市民が、気軽にレベルの高い試合を楽しむことが出来る。

わが地域のクラブを応援することが出来る。

多くの方の努力が、形になっていますね。















 次の25年で、何が出来るでしょうか?

Jリーグが出来た当時は、ワールドカップ未出場だった、日本代表。

1998年以降、6大会連続で出場を続けている。

ベスト16にも、3回進出している。

この成績を、さらに躍進してもらいたいですね。

そのベースとなるのは、日常であるJリーグ。

高いレベルの日常が、さらに高いレベルの非日常を生み出す。






 プロ選手や、元プロ選手の待遇はどうでしょうか?

J3のクラブでは、潤沢な資金があるわけではない。

給与未払いの騒動も起きてしまっています。

アルバイトをしながらプレーする選手がいる、との報道もありました。

現役時代ですらそうなのです。

平均引退年齢は、25歳前後と言われています。

引退後の生活、セカンドキャリアも楽なものではありません。

サッカーが全ての若者が、ポンと世間に放り出されて、何が出来るのでしょうか。

サッカーを辞めてからの方が、生活は長いのです。

新たに、生活設計を立てるのは、楽ではありませんよね。

サッカー選手は、小学生のなりたい、人気の職業であり、憧れです。

憧れであり続けるためには、選手やスタッフが、幸せでないとなりませんね。















 試合を構成する要素は、選手だけではありません。

レフェリー、指導者、試合を運営するスタッフ、サポーター。

それら全てのレベルが高まり、グッドゲームが行われる。

例えば、リバプール対バルセロナのチャンピオンズリーグ準決勝の2ndレグ。

大量得点を求められた、リバプール。

スタジアムとサポーターが、異様な最高の雰囲気を作り出しました。

リバプール以外の選手は、あの雰囲気で通常のプレーをすることは、出来るのでしょうか・・。

そして、ボールボーイ。

なんとも、ボールが出た後の配球が速かったこと。

ボール出しのトレーニングを普段積んでいるのでは?と思わせる能力の高さ。

あの配球の速さが、リバプールのハイテンポの試合運びを支えました。

それら全てが、フットボールの母国イングランドの力です。












 日本では、今、1993年から26年の歴史を積み重ねました。

当時小学生だった子供が、今や社会人で、パパ・ママ世代。

親に連れてもらっていったスタジアムに、今度は自分が連れて行く番です。

社会人だったサポーターは、もうすぐおじいちゃん・おばあちゃん世代。

サッカーやフットサルを始めた孫と、一緒に試合を観て、盛り上がるのです。

もう少しで、親子3世代が、サッカーを介して会話が弾む光景が、当たり前になってきます。

南米や、ヨーロッパなら当たり前の光景が、日本にも広がる

そうなったら、日本はようやくサッカーの国になれるでしょう。

この大切な日常が、いつまでも続くように、我々も小さいながらも努力を続けていきましょう。






posted by プロコーチ at 00:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月23日

2019年シーズン開幕

 我々に、Jリーグが戻ってきます。

今年も開幕ですね。

日々、フットボールが近くにある日常に、感謝したいです。

1993年の初年度には10チームしかなかった、プロクラブ。

それが、J1からJ3まで合わせて、55クラブにまで増えた。

さらに、J加入を目指すクラブも、まだまだあります。

本当に、プレーをする、試合を観るというのが日常になってきましたね。












 今年の2019年シーズンには、大きな特徴があるでしょう。

それは、ワールドカップ直後のリーグ戦であるということ。

2018ロシアワールドカップの影響が、ここ日本でのリーグ戦にも影響を与えるはずです。




・選手のコンディション

ワールドカップに出場していた選手のコンディションが上がってこない。

各国では、オフシーズンにワールドカップが開催されます。

すると、体や心を休ませ、いわば充電する時間が失われる。

気持ちはやる気が高まっていても、体がついてこない。

もしくは、ワールドカップで燃え尽きたようになってしまい、スイッチが入らない。

代表選手のパフォーマンスが上がってこない。

ケガも増えるでしょう。

代表選手を多く抱えるクラブほど、苦労が増えてしまいます。

今年だと、顕著な例は、レアルマドリーですね。

ネイマールにカゼミロ、ウミティティ、大迫。

日本の場合は、さらにアジアカップもありました。

でも、国内組は少数派なので、どこまで影響があるのでしょうか。












・大きな大会の影響

ワールドカップで、どのような試合運びがトレンドだったのか?

ワールドカップでトレンドとなったものが、各国に影響を与えます。

2010年南アフリカワールドカップ。

スペインがポゼッションを武器に、優勝を飾りました。

2014年ブラジルワールドカップ。

ドイツが、さらにそれを進化させたような、スピーディーな試合運びを見せてくれました。

ボールをポゼッションするのは当たり前で、ゴールをいかに目指すのか?

この2大会、クラブシーンのトレンドで、世界の風向きは決まった感がありました。








 ただし、世界のフットボールシーンは、繰り返されます。

攻撃的な戦いがトレンドになれば、それに対抗しようとする。

守備を固めて、カウンター。

ボールを持たせておいて、奪ってからを早く。

その手法が、引いて守る方法もあれば、高い位置からプレスをかける方法もある。

守備重視のトレンドは、1990年のイタリア大会、1994年のアメリカ大会がそうでしたね。

当時は、イタリアセリエAが、最高峰と呼ばれていました。

ACミランの戦いを模倣するチーム、代表チームがたくさんありましたね。

そうすると、今度は、それを打ち破る攻撃を志向するチームが、たくさん出てくる。









 2018年は、どうだったのか?

打倒ポゼッションスタイルが、浸透した大会と言えるのではないでしょうか。

優れた身体能力と、高い戦術理解度をベースに守備組織を作る。

そのベースをもって、試合を進めていく。

一人一人の選手のプレーする強度が、異様に高い。

優勝したフランスを始め、躍進したクロアチアやロシアなどは、そうでしたね。

その一方で、その戦い方に敗れたのが、ドイツとスペイン。

前大会の王者と、前々大会の王者が、早々と敗れていく。

ボールを持っていても、有利に試合を進めることが出来ない。

それを、世界に示してしまった大会でした。

そう考えると、ハリルホジッチ前監督の目指した方向性は、間違っていなかったようですね。

やはり、世界基準を分かっている指導者だったのですね。







 

 そのトレンドを受けた、2019年各国のリーグ戦。

守備に重きを置き、プレーの強度を高める。

代表選手を多く抱えるクラブは、苦しんでいる。

このハッキリとした傾向が見られます。

我らがJリーグは、どのような傾向を示すのでしょうか?

スペイン人、スペインのクラブで指導していた監督が増えました。

8年前のトレンドを追いかけている?のでしょうか。

楽しみに、1年を見守りたいですね。






 
posted by プロコーチ at 07:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月31日

日本を倒すためには。

 アジアカップの決勝戦を控えて。

もし、自分が対戦相手として日本と勝負する立場なら、どのように戦うのか?

手持ちのコマ、自分たちのプレーモデル、戦術理解度によるので、あくまでも妄想の世界で。









 日本の弱点は、幾つかあります。

まずは、GKとDFラインでのビルドアップ。

一番高い位置で、プレッシャーをかけることは、考えるでしょう。

DFラインにプレッシャーをかける。

GKにバックパスをさせて、さらに追いかける。

前から後ろまでがつながって、さらにラインを上げる。

苦し紛れに中盤の中央や、センターバックにいれた瞬間、狩る。

奪って、ゴールまでシンプルに目指す、ショートカウンター発動です。








 次に、日本の中盤の守備は、整備されていません。

特に、ハーフウェーラインを挟んだゾーンにおいては。

人に付いて行き過ぎる。

だから、サウジのスペースを空けて、次が入る。

この連続(エスパシオリブレ)に、後手に回り続けました。

それを繰り返すと、かなり高い位置で、ボールを握り続けることが出来るでしょう。









 日本守備陣を押し込んでおいて、ゴール前にボールを送り込む。

サイドからのクロスは、高いボールは良くないですね。

最終ラインとGKの間に、低くて速いボール。

もしくは、深くまでえぐってから、マイナス方向にプルのクロスを、最終ラインとMFラインの間に。

これを繰り返せば、何度も、フリーになれる瞬間が生まれるはずです。

高いボールをセンターバックに競らすのは、避けるべきです。

吉田、富安の2センターバックに競り合いを挑むのは、勝算が低いですね。









 守備は、とにかく大迫をつぶすこと。

日本は、大迫にボールが入るかどうか、それが生命線。

中盤の選手が躍動するかどうかも、それ次第。

2000年前半のチェコ代表のコラーの役割ですね。

ロシツキーやネドベドが輝いたのも、体を張ってポストプレーをしてくれる巨漢選手コラーがいたから。

大迫の後ろからマークを厳しくするのは、当然。

さらに、そもそも縦パスを入れさせないようにしたい。

ボールと大迫との間に、みんなが立ち続ける意識が欲しいです。

それが出来ないのなら、大迫の前にポジションを取る選手を置く。

中盤の底に、フォアリベロと言うか、アンカーと言うか。

フットサルでピヴォ当てをさせないように、ピヴォの前に立ってマークをする方法があります。

相手の背中側ではなく、前や横に立ってマークをする選手。














 逆転の発想で考えてみました。

日本がやられるとしたら、こう言ったところからではないでしょうか?

もちろん、日本が気持ちよく優勝することを信じて、応援しています。

割り当てられたレフェリーが心配です。

前回の日本戦では、正当なチャージも、笛を吹いていた印象です。

試合を荒れさせたくないのは、分かるのですが、、。

日本の選手は賢いので、アジャストしてくるのを信じたいですね。
posted by プロコーチ at 15:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

レジェンドの印象深いゴール

 また一人、偉大な選手がユニフォームを脱ぎます。

鹿島アントラーズ一筋、小笠原満。

代表でも、クラブでもチームに貢献し続けてきた、名選手。

当初は、技術の高い好選手のイメージでした。

イタリアセリエAに挑戦し、帰国してからは、激しさ、ボールを奪い取る能力に磨きがかかっていました。

賢い選手であっただけでなく、感受性も高かったのでしょう。

世界では、これくらい行かなければ、生き残っていけない!

彼の帰国後のプレーからは、そんな強い意思を感じました。









 引退会見で印象深いゴールは?と聞かれた、小笠原。

勝負強い彼。

印象的なゴールも、いくつもあります。

中でも、チャンピオンシップのジュビロ磐田戦で、延長にVゴールとなる直接FKからのゴール。

優勝を決めるゴールでした。


代表でも活躍しました。

親善試合とは言え、ハーフウェー付近から、50M強のロングシュートもありました。

2005年のアジア最終予選、苦しんだアウェイのバーレーン戦で決めたゴール。

素晴らしいコンビネーションから、落ち着いてゴールもありました。










 でも彼が選んだのは、そのいずれもでもありませんでしたね。


「ゴールではないんですが、一番残っているシーン。

ナビスコ杯決勝でのPK戦。

自分がキーパーに止められてしまって優勝を逃した。

「あのキックの感触は今も残っている。弱くて中途半端なキックになってしまった。

そのときのインサイドキックが印象深くて。

1つのキックで試合に勝つこともあれば、負けることもあると知ったし、

インサイドキックを狙ったところに蹴る大切さをすごく感じました」










 そして、直後にジーコ氏からかけられた言葉があったと明かした。

「PK戦っていうのは、運じゃなくて、

120分戦い抜いてボロボロの足の状態でも狙ったところに蹴らないといけない。

そのためにも練習でインサイドキック1つも真剣にやれ!」





PK戦は運だ。

コイントスのようなものだ。

PK戦など止めて、違う方式にすべきだ。

様々なネガティブな意見も聞かれます。

オシムさんは、PK戦を観たくないと言って、席を立ってしまうようですし、、。

でも、PK戦に対して、ここまで強く教えを伝えてくれる師の存在。

ジーコの教えが、小笠原の頭の、体の、心の奥底まで刻み込まれているのでしょう。



 小笠原は、なおも語りました。

「ジーコには

『このチームはつねにタイトルを取り続けなきゃいけない』と言われ続けた。

『24時間サッカーのことを考え、練習を100%でやり、それを試合につなげ、勝利を目指せ』と。

『勝負にこだわり、勝利から逆算してサッカーを考えることの重要性』を植え付けてくれた」












 彼が、得た全てを、次の世代に継承してほしいですね。

こういうリレーが、日本フットボールの歴史になっていくのでしょう。

指導者になり、現場に帰ってきてくれるのでしょうか?


でも、今は「長年お疲れさまでした。ありがとうございます」とお伝えしたいものです。

posted by プロコーチ at 12:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月01日

今年もよろしくお願いします。

 明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。











 初詣をしてきました。

氏神様ではなく、今、住んでいる近くの神社です。

手を清め、口をすすいで、お参り。

神社に行くことは、日本人として大切なことだな。

特に私は、家が神道なので、強く感じます。

と言っても、1年に、初詣を合わせても、数回しか行かないので、信心は弱いのですが、、。

そこで、おみくじを引きました。

とても気になる文言が。

「早くすれば、周りが助けてくれ、願い事が調う。」










 もう、やるしかありません。

目標をハッキリと定める。

より!指導の質を高める。

そして、目の前の選手を、毎回・毎回、良い変化を起こせるようにする。

周りの共に行動する仲間と、熱く行動していく。

とにかく、早く。

そのために、自分の24時間をコントロールする。












 昨年から始めた、新たな試みも続けます。

手帳を使って、毎週、1週間の行動目標を書き出していく。

そして、出来・不出来をチェックしていく。

これを、積み重ねていくことが、自分の行動を高めてくれるはず。

昨年、途切れそうになりながらも、何とか続けれました。

今年も、これを続けることで、サボって、後に回してしまいそうな自分を戒めることが出来るでしょう。











 今年も一年、よろしくお願いします。

目標の一つであった、ブログの更新はいまいちでしたね。

今年こそ!頻度を高めます!!
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2018年09月29日

ブラジルの教え…1(教訓)

 今年も、ブラジルのクラブとお仕事させてもらいました。

育成に力をいれ、結果を出している、名門クラブ「クルゼイロEC」。

こちらからアドリアーノコーチを招き、日本の子供たちを指導。

三重、東京、埼玉、茨城など各地に行かせてもらいました。

小学生〜高校生、幅広い年代を対象に指導。

そこで、様々な気付きを得たので、ご紹介します。







 茨城県の水戸でのクリニック。

選手権を目指している高校サッカー部でトレーニング。

の予定でした。

残念ながら、突然の雷雨に襲われてしまいました。

雨雲が通り過ぎるのを待っていたのですが、残念ながらいっこうにおさまりません。

施設側から使用禁止のお達しが出てしまいました。

急きょ、ロッカールームで、講義に変更。

選手たちから、様々な質問に答えながら、講義は進みます。

育成施設について、同世代の選手たちの様子などの話が興味深かったようです。









 講義も終盤に差し掛かりました。

そこで、トレーニングに対する心構えの話になりました。

トレーニングをどのくらいするのか?と言う話から、発展しました。

「トレーニングは試合の様に、トレーニングすること。」

皆が、やはりそうかとうなづいていると、さらに続きがありました。

「トレーニングは試合の様に、試合は戦争だと思ってプレーすること。」











 少し危険な表現かもしれませんね。

でも、自分の人生をかけてプレーしているのがブラジル人。

自分だけでなく、家族の人生も背負っている選手も多いです。

その選手は、笑って試合をすることなどありえない。

この試合に負けると、フットボール人生が死んでしまう。

そのためには目の前の選手に、何が何でも勝つ!

ブラジルだからこそ、この表現。










 実は、一番響いていたのが、サッカー部の監督さん。

名門の高校サッカー部から、プロ選手としても活躍していた元選手なのです。

彼の周囲は、このような環境に近かったようです。

トレーニングは本当に激しく、試合はさらに激しく。

残念ながら今の子供たちは、最初は少しキョトンとした様子でした。

でも、監督さんの返答や態度を見て、深く納得していました。

話を聞いた選手たちの人生を変える言葉になれば、いいですよね。


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2018年08月18日

さあ、検証しよう。

「守備の発達している国は?」

「守備が堅く、得点を奪いにくいリーグは?」

この質問をされると、多くの人が、同じ答えを出すのではないでしょうか。

イタリア!

私も、そのように答えるでしょう。






 イタリアの監督経験者が、次のように書いてある文章を読んだことがあります。

「セリエAは守備的だから、なかなかゴールが生まれない。」

「他国で得点を量産した選手も、イタリアに来ればゴール数は減る。」

一度や、二度ではありません。

あのアンチェロッティ監督も、同じように語っていました。

イタリアのクラブが、守るぞ!と決めた時に守る集中力。

ゴールにカギをかける、カテナチオを称される守備。









 この考えは、一般にも浸透しているようです。

クリスティアーノ・ロナウドがユベントスに加入しました。

彼は、スペイン時代と同じように活躍出来るのか?

それとも、ゴール数は減ってしまうのか?

一般のファンに取ったアンケートの結果が発表されていました。

それによると、62%がゴール数は減ると答えています。

セリエAにおける守備の堅さは、一般にも当然のように浸透していますね。









「セリエAは守備的である」と言うのは、本当かもしれません。

ただし、「ゴールがなかなか決まらないリーグ」というのは、ハッキリ言って違います。

書籍のデータによると、セリエは一試合あたりのゴール数が2.6となってます。

これは2.5前後のイングランドプレミアリーグやリーガエスパニョーラと大差ありません。

ブンデスリーガは2.8、オランダのエールディビジが3.0、フランスリーグアンが2.3。

ちなみに日本のJ1が約2.5となっていました。

エールディビジやブンデスリーガよりはゴールは少ないと言う程度です。

取り立てて、セリエAがゴールが少ない!という差異は生まれていません。












 リーグはそうだが、個人はどうなのでしょうか?

スペインとイタリアの両リーグで活躍したFW。

少し前ですが、元ブラジル代表のロナウド。

彼は改めて見てみると、スゴイ選手ですね。

ブラジルのクルゼイロから、ヨーロッパへ。

スペインでは、バルサにレアル。

イタリアでは、インテルにミラン。

こんなライバルクラブ同士で移籍しても、文句を言われないどころか、未だに尊敬されている。

大けがの影響で、プレースタイルは変化しましたが、どのクラブでもゴールを積み重ねました。

ブラジル、オランダ、イタリア、スペインの各リーグで計245ゴール。

0.72試合に1得点の割合です。

年間30試合強として、コンスタントに20ゴールを超える。

まさに怪物、フェノメノ。

スペインでは0.71試合で1ゴール、イタリアでは0.68試合で1ゴール。

差は、ここでも見られません。













 現代に目を移すと、イグアインですね。

アルゼンチンから、スペインのレアル、そしてイタリアへ。

イタリアでは、ナポリ、ユーべ、そしてミランへ。

コンスタントに活躍を続けています。

彼は0.56試合に1ゴールの割合で、点を取っています。

年間に15〜18ゴールくらいでしょうか。

彼のスペイン時代は、自身の平均通り0.56試合で1ゴール。

2013年からのイタリアでの生活はどうでしょうか?

0.62試合で1ゴールとあまり変わりません。

少し、スペイン時代よりも、ゴールが増えているくらいです。












 イタリアに来ると、ゴール数が減る。

これは、古い言い伝えに過ぎない?

もはや迷信?!

さあ、現代の世界トップオブトップの選手が、イタリアでも断トツNo.1のクラブに加入しました。

ゴールが減る要素は、ケガ以外には考えられないはずです。

さあ、クリスティアーノ・ロナウドの活躍に期待しましょう。

そして、今シーズン終わった時のゴール数を見てみようではありませんか。

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2018年06月30日

チャンスが来た!?

 決勝トーナメントの相手が、ベルギーに決まりました。

FIFAランクだと、優勝してもおかしくない!強豪ですね。

親善試合でも、かなりの強さを見せてくれました。

本大会が始まると、さらにその強さは加速したように思います。

毎試合得点を重ねます。

崩して、カウンター、ヘディングシュート、ドリブルシュート、裏に抜け出して。

バリエーション豊かに、ゴールを決めています。

誰もが知るビッグネームが躍動する、恐ろしい攻撃力ですよね。








 彼らの最大の力。

それは、1人1人の、ボールを扱う能力でしょう。

身長が190センチであっても、大きくて、ヘディングだけと言う選手はいません。

スピード豊かな選手も、スピードだけに頼りません。

全員が、ボールを止める、運ぶ能力が、抜群に高い。

それを大きな力に、ボールを保持し、相手を崩します。

中でも、アザールのボールタッチは、何なのでしょう。

足に吸い付いているとは、あのことですね。

育成世代では、ドリブルをかなり重要視しているとのこと。

とことん、ボールを運び続けることにこだわって、選手を育てあげる。

日本だと乾、香川でしょうね。

ベルギーには、大きて強くて速い、乾や香川が集まっていると思えば、イメージしやすいはずです。












 彼らには、大きな弱点があります。

その弱点を、2年前のユーロの準々決勝で見てきました。

彼らは、仲間のためにフリーランニングが出来ない。

出来ても、最初の10分〜20分。

そこの勢いはすごいのですが、、、。

ゲームが落ち着いたら、足が止まります。

ボール保持者と、ボールを受けようとする選手。

それ以外の選手は、眺めてボーっとしているようにも見えてしまいます。
 
http://futebol.seesaa.net/article/439671890.html






 


 ですので、日本は、前半の最初と、後半の立ち上がりを無失点で耐えること。

この猛攻を、なんとか耐える。

そして、大きい選手を活かした、セットプレーも失点しない。

この2つさえ達成すれば、ベスト8は見えてくる!

いくらでも、カウンターでチャンスは訪れるはずです。

私は、15チームの中でも、ベルギーは、かなり当たりの対戦相手だと思っています。

ベスト8に行く可能性は、低くない!?
posted by プロコーチ at 18:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月29日

トーナメントの文化ゆえ

 我々が大好きな大会があります。

夏の甲子園。

冬の高校選手権。

何十年も続く、日本の季節の風物詩になっていますよね。

もちろん、トーナメント方式で大会は開催されます。

私が学生の頃は、リーグ戦は、ほとんど無かったと思います。

そして、今と違って、学年毎のチーム編成は、年に1・2回。

試合は、一発勝負のトーナメント。

負けたら、お終い。

弱小チームに所属し、自分が最高学年の時だけ試合に出たとしたら?

中学3年間、高校3年間で、公式戦の出場は、ごくごくわずかしかありません。











 今は、ようやくリーグ戦が定着しつつありますね。

小学生でも、全小の予選がリーグ戦になって、4年目でしょうか。

それ以外でも、レベルごとのリーグ戦が開催されつつあります。

中学でも高校でも、大学でも、リーグ戦が多数開催されています。

昔に比べると、真剣勝負の公式戦の場が、本当に増えています。

リーグ戦になると、指導者や、協会、審判、関係者は、間違いなく負担が増えます。

それを全国で支える方がいて、リーグ戦が成り立っているということは、知っておいたほうがいいことです。











 リーグ戦が定着しているならば。

リーグ戦の考え方が、日本全体に定着しているならば。

今回の、ポーランド戦の、後半10分の戦い方について、疑問の声は拡がっていないかもしれません。

試合を0-1のままでの敗戦を選び、パスを後方で回し続けた。

この姿を見て、疑問の声が。

安全にパスをしてるだけ、時間稼ぎをして、ずるい。

パスを回しているだけで、ゴールに向かわない。

何がフェアプレイだ!

グループリーグは突破したけど、本当にそれでいいのか!?

などなど、多くの不満の声が聞こえてきます。

女子のアジアカップでも、つい最近、同じようなことがありました。










 リーグ戦では、各チームに、年間目標があるはずです。

リーグを制して、優勝する。

何とか上位(2位や、3位)に入って、昇格を目指す。

降格だけは避けるために、大量失点を避け、引き分けでもいいから勝ち点を拾いたい。

その目標は、チームによって異なりますよね。

そして、その年間目標を達成するために、目の前の試合を行います。

短期の目標がそこにはあります。

アウェイで、格上の相手。

それなら、勝ち点1が取れれば、最高!

リーグ内の絶対王者との対戦なら、最小失点での敗戦が目標になることすらあるでしょう。

この相手には、是が非でも、勝利して勝ち点3を取りたい!

これらの短期目標を達成するために、その日のゲームプランを立てていきます。











 では、ロシアワールドカップ、今回のグループリーグ!

日本代表の目標は、なんでしょうか?

2位以内に入り、決勝トーナメントに進出することだったはず。

1位になり、決勝トーナメントを楽に進めること、という目標ではなかったでしょう。

コロンビアに勝ち、セネガルに引き分けた。

ポーランドにも勝たなければ、評価されない?

批判する人は、日本代表の目標を忘れているのか、考えていないのか。

全ての試合で、ベストメンバーを出して、勝利だけを目指して戦う。

90分を通して、全力で走り続けなけらばならない。

それを求めているのでしょうか?

おそらく脳内が、トーナメント文化で構成されているのでしょう。













 今回の日本代表は、何となく、上手くいっているところも感じられます。

でもそれらは、最高の準備や努力をしているから、運を拾い上げて、幸運に恵まれている。

運が良くても、準備をしていないところに、素晴らしい結果はもたらされない。

とにもかくにも、次のステージに進むことが出来た。

これは、日本人にとって、喜ばしいことではないですか。

今、この瞬間、自国の次の試合の事を考えることができている。

それは、イタリア、オランダ、ドイツ、韓国など、195の国や地域の人々は、この幸せを持っていないのです。

完全同意することは出来ないのですが、あのパス回しも、リーグ戦を勝ち抜くための一つの戦略です。
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2018年06月19日

コロンビア戦での勝ち点を手にするために

 もう、数時間で初戦コロンビア戦が始まります。

選手のコンディションなど、様々な情報が飛び交ってますね。

ワールドカップは情報戦ですので、聞こえてくることは話半分にしておくべきです。









 コロンビアは、自陣の最終ラインから、丁寧にパスをつないで組み立ててきます。

最終ラインに中盤の選手が入って、数的有利を作る。

相手FWをパスか、運ぶドリブルで超えて、ビルドアップをするのが得意。

長い縦パスに頼るような攻撃は、メインにはならないはず。

そして、中盤を超えて、アタッキングサードに入ると、怖い。

様々なコンビネーションやドリブル。

マークをしていても、気にせずに、アタックしてきます。

ファルカオやハメス・ロドリゲスが注目されますが、ほかの選手もレベルの高い選手が揃います。












 つまり、日本代表が、自陣ゴール前に引いて、耐える。

我慢して、我慢して、カウンターでゴールを目指す。

この戦いを選ぶべきではないと思います。

そもそも、アタッキングサードに侵入させない。

中盤を分厚くし、ハーフウェーライン付近で試合を続けるイメージが良いと思います。

そのためには、前線からボールを追いかけて、ビルドアップを自由にさせない。

日本の攻撃陣、積極的に守備を出来ない選手は使うべきではないですね。

岡崎などは、ぜひ、起用してもらいたいですが、コンディションはどうなのでしょうか。

本田は、今回は、スタメンで使うべきではないのではないでしょうか。

そして、ボールを中盤で奪いたいので、守備力の高い選手が、ここにも欲しいですね。

特に中央のボランチは、大島、長谷部コンビだと、不安しか残りません。

おすすめは、山口と柴崎。

この二人なら、奪う、カウンターの流れが、スムーズに生まれそうですが、どうでしょうか。


 そして、攻撃のセットとして、ドイツ2部で大活躍した、左に宇佐美、右に原口を試していました。

全く、機能しませんでしたね。

攻撃は停滞し、守備も破綻。

ちょっと、本番では見たくない組み合わせでした。

一方、乾、香川の組み合わせは、可能性を感じましたね。

香川が入ることで、他の中盤の選手も、スムーズに動けていました。

本田が、真ん中にドーンといるよりも、こちらの方が面白い展開が見えました。

香川のキックが不安定なのが、少し気になりましたが、、。











 最終ラインのセンターバックコンビ。

パラグアイ戦の、昌子、植田コンビは良かったですね。

お互い、カバーしてくれるという安心感があるので、ボールにチャレンジ出来てました。

そして、背後も、その信頼にこたえてカバーし合う。

クラブチームで、コンビを組んでいるスムーズさです。

でも、この二人の組み合わせはないでしょうし、どちらかだけ出ることも、無いのでしょうね。

今までの流れなら、吉田、槙野コンビでしょうね。

もっと、吉田、昌子。もしくは、吉田、植田の組み合わせを試しておけば、、、。










 さて、勝ち点1でも奪えるのでしょうか。

ポイントは、ハーフウェー付近で試合を運べるかどうか。

自陣ゴール前で試合をする時間が長いと、厳しいでしょう。

そこをポイントに、観戦を。
posted by プロコーチ at 19:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月31日

12人目からの枠

 日本代表に勢いが感じられないですね。

昨日の試合でさらに、不安が大きくなっているのではないでしょうか。

ここまで来ると、本大会が終わるまでは、信じて応援するしかないです。

今まで積み上げてきた底力を信じましょう。





 今日は、メンバー発表の日です。

誰が選ばれれるのでしょうね。

試合に先発するのは11人です。

本大会では、11人以外の残り12名が大きな役割を果たすはずです。

そこ含めた総力で戦って行きますよね。

少し考えてみましょう。






 秋田、中山枠

2002年のワールドカップでの、二人。

ベテランの力で、チームにいい雰囲気をもたらしていたようです。

ここには、2010年の川口も入るでしょう。

この枠が機能した代表は、いい結果を出しています。







 小野伸二枠。

1998年の時の小野伸二。

未来の日本を担うであろうタレントに、大会を経験させる。

もちろん、その瞬間もチームの力になって欲しい。

加えて、10年先の代表を見据えて、体験させる意図もあるのではないでしょうか。

ブラジルでは、よく使います。

1994年のロナウド、2002年のカカーです。

今回は、堂安や久保がその枠だったかもしれませんが、使われなさそうですね。









 スキラッチ枠。

今まで、代表に定着していない選手。

でも、最後の最後で、チームに勢いをもたらしくれる。

そのシーズン、絶好調で終えた選手。

1990年のイタリア代表スキラッチがその典型でしょうか。

2014年大会の時の大久保も、ここに入るでしょう。

前監督は、ここに中島翔也を考えていたと思われますが、、。










 ボリバレント枠。

限られた選手枠で戦う、本大会。

その時に複数のポジションを出来る選手がいれば、監督は助かります。

酒井高徳は、両サイドバックにボランチの3つ。

遠藤航は、センターバックにボランチ。

このようなタイプの選手は、12番目以降の選手として選ばれやすいでしょう。











 特殊任務役。

相手のスーパースターをマンマークで抑える。

守備固めのための、ヘディング要員。

パワープレーの時の、長身のFW。

使われる時間は短いでしょうが、戦術的なバリエーションが増えますよね。

前回大会では、パワープレーできる選手がいなくて、苦労していたのが思い出されます。

誰が、入ってくるのでしょうか?










 どのような選手がリストに載るのでしょか?

発表が楽しみですね。
posted by プロコーチ at 08:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

種目が違う?

 今年、大リーグから日本球界に復帰した、上原浩治。

世界最高峰である大リーグでの生存競争を10年間、勝ち抜いてきました。

そして、世界一であるワールドシリーズ制覇も果たしました。

世界を知る選手。

残念ながら今年は契約を取ることが出来ず、日本球界に復帰。

どのような活躍を見せてくれるのでしょうか?











 その彼が、インタビューに答えていました。

フットボールのテレビでしたので、ご覧になった方も多いのではないかと思います。

「野球とベースボールとは違うスポーツである」

何となく聞いたことのある言葉ですが、肌で感じていた経験者が語る言葉には重みがあります。

「アメリカのベースボールは、一人一人がどんどん振ってくる。」

「日本は、バントなどを駆使して全員で緻密にプレーしている。」

話を聞いていて、野球とベースボールとは、ルールこそ同じですが、価値観が違う。

その価値観の違う選手が集まってプレーをしているので、まるで違う試合が進んでいくことになる。

まるで、種目が違うスポーツであるかのように。













 バリバリのメジャーリーグが助っ人として来日しても、活躍できずに帰っていく選手がいる。

その一方、無名で、大して実績の無い助っ人外国人が、日本では大活躍して歴史に名を残すこともある。

日本の投手は、ある程度の実績を残す可能性が高い。

ところが、日本のトップクラスの野手がアメリカに挑戦しても、鳴かず飛ばずで帰ってくることが多々あります。

ベースボールで活躍するための能力と、野球で活躍するための能力。

同じ部分、似通っている部分もあれば、全く異なる部分もあるのでしょう。

日本では武器になっていたものが、アメリカでは通用しない。

日本でそれほど長所でなかった部分が、実はアメリカでは、物凄く強みになっていることも。

違う種目と見紛うほど、野球とベースボールとは、違いが大きいようです。













 それと同じことは、サッカーとfootballでも言えるようです。

日本で大活躍していた選手が、ヨーロッパに挑戦。

ところが、全く通用せずに、1シーズンも持たずに、日本に帰ってきてしまう。

さほど、日本では活躍していなかった選手が、海外クラブで確固たる地位を築いている。

ブラジルでもヨーロッパでも実績のある選手が、なぜか日本でさほど目立たない。

逆に、日本でだけ活躍できた、無名のブラジル人選手も、たくさんたくさんいます。

ブラジルでは、フットボールではなく、フッチボウですが、、。














 ハリルホジッチ監督は、フットボールの世界の人だったようです。

そして、その価値観の中で、物事を考え続けていたと思われます。

日本のサッカーがどのようなものかには、あまり興味がなかったのでしょう。

彼の考えるフットボールとは?

一人一人が、責任を持って戦う、ボールを奪い、ゴールを目指す。

そのためには、高い強度で、目の前の選手に何としても勝つ!という能力とメンタル。

コースを切って、追い込んで奪うことよりも、自分の力で相手からボールを奪い取る。

コンビネーションに頼るだけでなく、自分がゴールを目指し、相手の背後を狙う。

戦える個人が集まって、それから集団の力を高めていこう。

集団ありきでなく、まず、戦える個人がいなくてはフットボールの世界で結果を残すことは出来ない。

日本的な全員でち密に、犠牲心を持って戦う。

その良さを分かってくれていたのかどうかは、今になっては分かりませんね。

もう少し、サッカーを理解しようという姿勢を見せてくれれば、選手たちの受け取り方も違ったものになったのかもしれない。

フットボールのレベルの高さは分かっていますが、日本サッカーにも良いところもありますよね。











 とは言え、ハリルホジッチ監督の追求していた部分は、我々が、分かっていて目を逸らしていた部分ではないか?

日本らしさ、日本の良さ、日本独自の。

その言葉に、甘えてしまっていた部分に、ハリルホジッチ監督は気づいていた。

日本人選手も、もちろん成長を続けています。

それ以上のスピードで、世界最前線は成長している。

結果として、差が広がっている。

もっと、戦える選手が欲しい!いつも思っていたはずです。

ワールドカップ本大会では、ハリルホジッチ監督の下に、戦える選手が集う。

その選手たちが、犠牲心を持って、ち密に戦術を遂行していく。

私は、そのような空想を、ずっとしていました。















 違う種目ほど、求められることが異なる、サッカーとフットボール。

現代のフットボールの世界で通用する選手とは、どのような選手なのか?

チャンピオンズリーグの準決勝、決勝。

6月から開幕するロシアワールドカップ。

ここを観察すれば、見えてくるものがたくさんあるでしょう。
posted by プロコーチ at 03:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月13日

行け!日本代表

 UEFAチャンピオンズリーグには1人、ヨーロッパリーグには4人。

今シーズンの日本人選手の出場している人数です。

その選手たちは、本当に、戦っていると思います。

世界のトップを目指すクラブにおいて、日々競争を繰り返している。

そこでポジションを勝ち取り、試合に出場する。

簡単なことではありませんよね。

身も心も削るような思いもしながら、その舞台に身を置いている。

その、経験は、選手個人を必ず成長させてくれる。

そして、その力を、代表チームに大いに還元し続けているでしょう。








 この人数。

それは、日本サッカーの現在の実力を、如実に表している。

残念なことに、この人数は、ここ10年以上、大して増えていません。

若干減る傾向にあるかもしれない。

一方、ワールドカップで強豪と言われる代表国。

チャンピオンズリーグに出場している選手だけで、多数を占めることでしょう。

ヨーロッパの強豪はもちろん、ブラジル、アルゼンチンもそうですね。

つまり、この人数の差が、世界における日本の評価であり、実力を表している。











 ハリルホジッチ監督、元監督と書かなければならないですね。

ヨーロッパで戦い、ワールドカップで戦ったコーチ。

そして、チームを分析して、丸裸にするのが武器の一つ。

日本代表は、弱者である。

弱者である我々が、ワールドカップで勝利を勝ち取るためにはどうすべきか?!

日本代表監督に就任した時から、青写真は描いていたに違いない。










 考えていたことは、2つ。

・日本人選手の個の能力を高める。

・高い位置にボールを送り込み、奪われても奪い返してショートカウンターを。


ボール扱いや、集団で行動することに対しては、ある程度の評価はしていたでしょう。

変えたかったのは、外国人選手と戦うために足りない部分。

デュエルと表現した、プレーの強度。

これを表現するためには、フィジカルコンディションも、気持ちの強さも必要になる。

プレーの強度は、かなり高まったと思います。

ヨーロッパで戦う選手だけではありません。

Jリーグも、かなり、バチバチ行くようになってきています。

守備の寄せ、ルーズボールの球際、ボールへの執着心。

ハリルホジッチ監督就任以前と以後では、見るからに違います。

実際にJリーガーの何人の選手も、その旨のコメントを出しています。










 ボールを蹴れ!

この指示は、高校サッカーを見ていると、よくありますよね。

負けたくないチーム、そして力の劣るチームがよく使っています。

中盤を作りながら試合を進めようとすると、ミス。

ミスでなくてもボールを引っかけられて、失って、大ピンチを作ってしまう。

そのミスを回避するために、中盤を省略する。

長いボールを前線のターゲットマン目掛けて、蹴飛ばす。

マイボールにならなくても、そこからカウンターを喰らう危険性は低い。

高い位置に相手を押し込んで、ショートカウンターを狙って、前からプレス。

このコンセプトを続けた恩恵を受けたのが、大迫や原口でしょうね。

ポストプレーに、運動量。

この二人は、輝いていましたし、さらに育てられたでしょう。











 国見、長崎総合の小嶺監督。

もし彼を監督に選んだら、どんなサッカーをするか、分かるでしょうに。

ハリルホジッチを監督に選んだ時点で、分かっていたはず。

優雅に中盤を作りながら試合を進めることは、決してないと。

それぞれの監督には、それぞれの得意なやり方がある。

グアルディオラ、モウリーニョ、クロップ。

どんなチームを作るのか、どんな試合を目指すのか、大枠は、分かりますよね。









 ハリルホジッチ監督の大きな功績の一つに、アンタッチャブルな存在を作らなかったことが言えます。

本田、香川、岡崎、長友、川島。

今まで、代表を支えていた功労者であり、スター選手。

それでも、試合に出ていないなら、代表に呼ばない。

自分の代表で貢献していても、それは同じ。

浅野も井手口も、ポジションを勝ち取った!と誰もが思っていた。

でも、所属クラブで出れなくなると、途端に招集されない。

同じ価値基準を持って、選手を選考する。

23人に入るための競争をしろ!分かりやすくメッセージを発していた。

本田や長友が移籍までして、復活しました。

イタリアの名門クラブ在籍というブランドを捨てても、試合に出るために移籍した。

彼らのパフォーマンスも、明らかに戻ってきていた。

競争とは、協会に直訴することでも、スポンサーを動かすことでもないはずでした。

健全な競争を促して、選手の力を高めることが、ワールドカップでの躍進に欠かせない!

ハリルホジッチ監督の信念だったはずです。









 見たかった。

対戦相手を丸裸にして、相手の長所をつぶし続ける日本代表を。

そして、相手の弱い部分を徹底的に突いて、ゴールを陥れる日本代表を。

選び抜かれた23人。

それは、試合に明確な役割を持った集団だったでしょう。

GKは別にして、毎試合スタメンは異なっていたはず。

そして、ほとんどの選手が試合に出ることになったでしょう。

もしかしたら、例えばポーランド戦の1試合のためだけの選手もいたでしょう。

親善試合やアジア最終予選とは、全く違う戦いを見せてくれただろうに。

前回ブラジル大会で言う、コスタリカやアルジェリア!です。









 自分たちのサッカー、とは全く反対のサッカー。

それを展開して、どうなるかの結末を見たかったです。

通用する可能性もあったでしょうし、全く通用しない可能性もあった。

もし通用しないのなら、育成からやり直す。

20年かかったとしても、新たな日本の戦いを作り上げる。

その見極めをするチャンスを失ってしまった。





 西野新監督は、いい指導者だと思います。

3年間西野監督で、最後だけハリルホジッチ監督の方が、順番的には良さげですがね。

西野監督と言えば、ガンバ大阪。

後ろから中盤を遠藤、宮本、日本人中心に作る。

最後の20Mは、ブラジル人のタレントを存分に活かす。

マグノアウベス、アラウージョ、フェルナンジーニョ。

良かったころのガンバ大阪。

その再現は、難しそうです。

日本代表には、ブラジル人アタッカーがいない。。

それだけで、西野監督の良さが表現される可能性が減ってしまう。










 それでも、日本代表には頑張って欲しい。

納得行かないことも多いですが、少しでもいい試合を見せてほしい。

行け!日本代表。

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2018年03月22日

健全な競争

 健全な組織は、健全な競争が無くてはならない。

競争の無い組織は停滞し、それ以上の成長は望めない。






 ワールドカップを振り返ると、それは分かりやすい。

2002年大会トルシエ監督。

彼は「ラボ」と言って、常に選手を入れ替え、ポジションをいじった。

2010年大会岡田監督。

それまで主軸だった中村俊輔、楢崎を外し、戦い方も変えた。

この2大会は、見事ベスト16に進出。






 2006年大会ジーコ監督。

選手に序列があるように見えた。

海外組が優先された。

2014年大会ザッケローニ監督。

スタメンが決まっており、固定化されていました。

どのチームも、サポーターでもスタメンが分かったのではないでしょうか。

見ている側は、いつものあの選手が出てくるので、分かりやすい。

つまり、チーム内の競争が少なかったと言えます。







 今回の、ハリルホジッチ監督。

ポジションが決まっている!そんな選手は数人しかいませんね。

アンタッチャブルな存在と思えた、本田、岡崎、香川。

彼らでさえも、試合に出れないどころか、メンバーに呼ばれないことも。

一方、調子が良ければ、サッと呼んでもらえる。

当落上の選手や、チャンスを狙っている選手は、やる気がでるでしょうね。

チームに、モチベーションの高い選手がたくさんいる状態になります。

モチベーションの高い選手は、周りに良い影響を与えてくれます。








 中島、原口、森岡、宇佐美、昌司、中村。

彼らの出番が訪れるかもしれない。

モチベーションの高い選手たちが、躍動するのか?

そして、良い化学変化を与えてくれるのか?

楽しみな2試合が始まります。
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2018年03月10日

私の活力

 私の活力となっているもの。

それは、心の中で師と仰ぐ方に少しでも近づこうとすること。

実力も経験も足りない私が、どのようにすれば近づくことが出来るのか?

それは日々の努力でしかないのですが。

その努力が報われない時は、思わず心が折れそうになることも当然あります。







 
 3月8日。

私の尊敬する指導者のお一人である、黒田和生先生の誕生日でした。

1949年生まれの69歳。

皆さんご存知、元滝川第二高校サッカー部監督。

ヴィッセル神戸でも働き、ここ数年は新たなチャレンジとして海も渡っていました。

台湾で、育成のリーダーとなり、さらには代表監督にまで!

生まれ故郷、出身中学、高校が、なんと同じ!

だからと言って、私もいい指導者になれるという訳ではないですね。










 黒田先生の著書「トモニイコウ。」を再読しました。

その中から抜粋して、ご紹介します。


…日本一より優先すべきことがあるという思いで、選手一人ひとりと向かい合ってきたからだ。

 決して負け惜しみではない。高校生に限らず若い世代を指導するうえで最も大事なのは
 
 「サッカーをもっと好きにさせること」である。





…理想とするサッカーは、(中略)「選手がいきいきと躍動するサッカー」


…滝川第二時代、モットーとして「怯まず、驕らず、溌剌と」を掲げた


…勝ち負けよりも大切なことがある。もちろん私も負けてもいいとは一言も言っていない。

 やるからには全力を尽くして勝ちに行く。でなければ試合相手に対して失礼になる。

 (中略)勝利と育成を両立させるためにはどうすればいいか。

 私なりの結論は「グッドゲームの追求」である。

 グッドゲームとは美しく勝つことであり、6つの要素がある。

 意志の力、体調体力、運、技術、戦術、フェアプレー。



…ファーストネームは「人は石垣 人は城」

 セカンドネームは「誰もやっていないことをやりなさい」

 ラストネームは「心に太陽を 唇に太陽を」

 この3つが黒田和生の背骨を作っている




…選手の自主性を重んじる指導を。キャプテンや公式戦のスタメンを部員の投票で決めることにした


…コーチやチームメイトと挨拶はきちんとする。(握手ではじまり、拍手で終わる)

 ふだんの歩き方にも気を配るように。

 はきものを揃えることも厳しく指導する



…滝川第二の監督をしている時、進路問題では、まずBチームの3年生から大学への推薦などを

 優先して済ませ、彼らが後顧の憂いなく練習に取り組めるようにした



…集中力があるかないかを見るには、話をしている時に視線がブレないかをチェックすればいい。

 ふつうに会話していても目が動かない。じっと相手の目を見て話し続ける、そういう子は集中力がある。


…友情は最高の戦術である。


…嫌でもやらなければならないことは、笑顔で、楽しくやりなさい。


…「サッカーは一人ではできない」ということ。メンバーが力を合わさなければ勝利はつかめないし、

 助け合わなければグッドゲームにはならない。それは初回の生き方に通じる。


                   …引用 「トモニイコウ」 著者黒田和生 発行アートヴィレッジ


 書いていると、体の奥から力が湧き出してきました。

師への道をコツコツと、歩き続けよう。




             
posted by プロコーチ at 02:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月23日

高木枠と本橋枠

 平昌オリンピックで、激闘が繰り返されています。

冬季オリンピックも、見ていると楽しいものですね。

鍛え上げられた肉体や精神を、さらに限界を超えてまで戦う。

オリンピアンは、本当に超人ですね。

馴染みのない種目も多いのですが、つい気になります。

さらに今大会は日本人選手が活躍していますので、さらに熱が高まります。









 女子カーリング。

準決勝に進出。

残念ながら韓国に敗れてしまいましたが、まだメダルの可能性も残っています。

そのチームを陰で支えている、ベテラン選手がいます。

2006年、2010年大会では中心選手として活躍した、本橋選手です。

今回はキャプテンでありながら、試合には出場していません。

今までの経験を活かして、仲間たちをサポートしているのです。

試合に出ている選手たちにとっては、何とも心強い存在でしょう。









 女子アイススケート。

たくさんのメダルを獲得していますね。

小平選手の金メダルは、圧巻でした。

そしてさらに、高木選手。

メダルを金・銀・銅と3つ獲得。

ところが、前回出場した8年前の大会。

16歳で出場しましたが、成績はふるいませんでした。

最下位の35位と、23位。

でも、この時の経験や悔しい思いが、彼女の糧になっているはず。

ちなみに彼女は、サッカーでナショナルトレセンU15の経歴もあるそうです。










 ワールドカップでも、期待の若手に、経験を積ませることがありますね。

ブラジル代表。

1994年大会では、17歳のロナウド。

試合には出ていませんが、怪物と呼ばれていた選手に、本大会を経験させました。

2002年大会では、20歳のカカ。

彼は、ほんの少しだけ試合に出場しました。

日本も、1998年のフランス大会に、18歳の小野伸二を選んでいましたよね。

将来の主軸になる選手と見込み、本大会にメンバーとして連れていく。

これが、数年後の代表チームにとって、大きなメリットをもたらしています。









 日本が躍進した2002年日韓大会、2010年の南アフリカ大会。

ここでは、ベテラン選手が、陰でチームを支えていました。

2002年大会では、秋田豊に中山。

この二人が、チームの雰囲気を盛り上げ、サポートしていました。

2010年大会では、川口選手。

試合に出る確率は低いと分かっていても、チームに帯同。

日々の振る舞いや、声かけでチームを陰で支えていました。










 チームを作るには、今のベストの選手を選ぶだけでは上手く行かない。

そんなことを考えさせてくれる、平昌五輪ですね。
posted by プロコーチ at 08:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする