2013年10月12日

メキシコの日本料理

 メキシコでは、日本食ブームが到来している。

保守的な食の思考を持つメキシコ人ではあるが、すっかり日本食が定着している。

タコス、ピザ、寿司と言われるくらいである。

首都メキシコシティでは、250を超える、日本食レストランがある。

その顧客の9割は、現地のメキシコ人である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、日本貿易振興機構(ジェトロ)メキシコ事務所が今年2月に発表したレポートです。










 日本の食や文化が、世界で認知、支持されていることは嬉しいことですよね。

世界中で、日本食レストランを見ることできます。

日本食は、健康にいい。

健康に気をつかう、中流階級以上の人々に、支持を受けているらしいです。

ただし、その中身は、???不思議なものが少なくありません。

このレポートでも、伝統的な日本料理とは異なる、とハッキリ記されています。

私が2010年に南アフリカ訪れたとき、全くその通りの体験をしました。

不思議なお寿司を提供する、日本食レストランでした。

初めて食べると、もしかすると、いいね、と思うのかもしれません。

でも私は、2度とその店に行くことはありませんでしたよ。









 あるテレビ番組を見ました。

メキシコに、怪しい日本食レストランがある。

その店のオーナーはタイ人で、日本に行ったことすらない。

見よう見まねで、日本料理を提供している。

調理をするシェフは、メキシコ人で、日本料理は、オーナーに教えてもらっただけ。

・刺身は冷凍でなくてはならない
(冷凍でないと魚を切ることが出来ない?!から)

・刺身につける醤油は、ウスターソースをたっぷり混ぜる

・刺身を切るときは、力を入れて、斧のようにぶった切る。

・カニカマをすりおろして、様々な料理に用いる。

・冷めたご飯は、水を混ぜ、電子レンジに入れ、チーズやカニカマなど不思議なトッピングをする。









 等々、日本人が見ると、卒倒しそうなメニューや調理法だらけ。

南アフリカでもそうでした。

韓国系、中国系のアジア人が、粘土細工をするように、握り寿司を作っていました。

明らかに鮮度の悪い生牡蠣を出そうとしていました。

知らないとは、恐ろしいことですよね。

もちろん私は、生牡蠣は注文しませんでした。

南アフリカで食中毒になるのは嫌ですから。

おそらく南アフリカも、メキシコでも同じなのでしょう。

日本食がどういうものかを、そもそも知らないのです。

その番組では、和食の料理人が、丁寧に指導をしていました。

今までの間違った考えを、打ち壊される、メキシコ人たち。

本物の技術に圧倒される。

本物の味に、感動する。

現在は、その指導を忠実に守り、少しずつ良くなっているとのこと。










 ドキッとしませんか?

我々は、本当のフットボールを知っているのか?

紛い物のを、日本食だと思い込んでいる、メキシコ人や南アフリカの人々。

思い込みや間違いが、積み重なって、本来のそのものとは、かけ離れたものになっている。

なぜか?

そこには、正しい情報が入っていないから。

そこでは、本物を体験したことがないから。

だから、いつまで経っても、まがい物がまかり通るのです。










 私たちは、海外で変な日本食を見て、首をかしげる。

そして思うのです。

「やっぱり違うよね、日本ではないから仕方がないか。」

「これはこれで、違うものとして楽しもう。」

フットボールの先進国の人が、我々の試合やトレーニングを見る。

そうすると、どう思うのでしょうか?

日本人の我々が、独自のフットボールスタイルを構築していく。

ものすごく大変なことだとは思いますが、大切なことです。

ただしその過程で、もともとの本物を知っておくことは、必要でしょう。









 守・破・離です。

まず、忠実に守る。

本物は、本物だけが持つ魅力や、輝きを持っている。

それを忠実に真似ていくと、少しずつ自分たちに適合する何かが見えてくるはず。

その料理は、私たちの口にも合っていて、オリジナルの良さも持っているでしょう。

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2013年10月05日

フットボールが豊かにしてくれるもの

「朋遠方より来る有り、亦楽しからずや。」… 有朋自遠方來 不亦樂乎 




 昨日、夜遅くに電話が鳴りました。

スクールを終え、車で家に帰っているところでした。

ハンズフリーにしているので、誰かも確認せずに、パッと。

「久しぶりです!、今、いいですか?!」

明るく大きな声で、受話器の向こうから話しかけて来ました。

思いもがけず、大学のサッカー部の後輩でした。









 すると、サッカー部の仲間で久々に集まって、飲んでいるとのこと。

私の同期3人と、後輩の代2人の計5人。

盛り上がって、電話をかけてきてくれたようなのです。

代わる代わる、電話に出てくれ、近況を報告し合います。

中には、10数年も会っていない仲間もいました。

梅田?の居酒屋なのでしょうか、ざわざわとしていますが、間違いなく懐かしい声が聞こえてきます。

仲間の元気そうな声を聞いて安心。

久々のその場に、自分がいないことが、悔しい気分にすらなりました。











 お互い立場が変わって、所帯持ちだったり、日々仕事に追われていたり。

それでも、昔のつながりは変わりません。

本当は、顔を合わせて、同じ時間を共有したかった。

電話で、たった20分あまり話しただけでした。

それなのに、10数年の時間、数100キロの距離が、一気に0に。

素晴らしい時間を持つことが出来ました。

少し、大げさかもしれません。

本当に、本当に、嬉しかったのです。








 真剣に取り組んでいた。

お互い、バカ話もするが、サッカーの議論を戦わせた。

苦しいことも、嫌なこともありました。

濃密な時間を過ごしたからこそ、時間や距離を、瞬時に飛び越えることができる。

声が届いただけですから、遠方より来る・・・と言うのは、間違いなのでしょう。

亦楽しからずや、本当に楽しいことではありますよね。








 このつながりは、人生の宝物。

フットボールが豊かにしてくれるもの。

それは、自分の人生、そのものかもしれない。

フットボールの神様に、感謝。
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2013年09月17日

2014年ブラジルワールドカップを予測する

 世界のトップレベルの選手は、ここに集まる。

そして、世界の潮流は、ここから始まる。

すっかりその流れが定着しているのが、UEFAチャンピオンズリーグ。

いよいよ、本戦が始まります。

優勝はあのチームでしょうか?それとも、このチームでしょうか?









 4年に一度のワールドカップで、その後の世界の流行りが決まる。

世界一のチームを追いかけて、世界中に劣化コピーが生まれる。

そして、世界一を打ち破るための新たな戦術や、選手が生まれてくる。

また、新たなチャンピオンが生まれ、さらなる流れを生み出していく。

世界のフットボールは、このように進歩していったと、記されています。

当時は、情報が限られていた社会です。

今のように衛星テレビも無ければ、ましてやインターネットもありません。

現代に比べると、緩やかに時間が流れていたようです。

だからかもしれませんが、大会の驚きを与えるようなチームが飛び出していた。

90年ワールドカップでのカメルーンが、最後の驚きだったかもしれません。









 今、その流れを作る大会は、UEFAチャンピオンズリーグが取って代わっています。

2008年のユーロ、2010年のワールドカップでの、スペイン代表の躍進。

それは既に、チャンピオンズリーグで予見されていたことでした。

2006年、2009年チャンピオンズリーグでの、バルサ優勝。

驚きというよりも、ガチガチの優勝候補。

前回ベスト16で、優勝経験の無いチームのはずですが。

スペインが世界トップクラスの力をつけていることは、誰もが知っていました。

(私はひねくれているので、スペインを優勝候補には推していませんでしたが、、。)







 スペイン代表の戦い方は、バルサそのもの。
 
細かいパスをつなぎながら、ポゼッションをする。

攻撃をベースとして、観る者を楽しませてくれる戦い方。

さらには、その対抗策までも、知れ渡っていました。

ペナルティエリアの前に、DF・MFがラインを2本作り、強固なブロックを形成する。

バスを停めたと形容される守備から、素早いカウンターでゴールを狙う。

インテルが駆使して、これまたチャンピオンズリーグを制しました。

2010年南アフリカワールドカップでは、ミニバルサとミニインテル。

この2つの戦い方をするチームを多く目にしました。









 昨年のチャンピオンズリーグでは、ドイツ勢同士が決勝を戦いました。

どちらもスター選手が、監督に与えられた戦術を忠実に遂行する。

バルサほどの華麗さは無いが、ポゼッションもするし、カウンターも鋭い。

奪われた瞬間に高い位置でボールを奪う方法が、浸透していた。

さらには、奪えないとみるや、引いてブロックを作り、粘り強く守る守備も見せる。

何よりも、最後まで熱く戦う。

とても、オーソドックスなチームの構成だったように思えます。

ただ、彼らは、背が高く、体重が重く、足が速い。






 少し古いですが、曙VS若貴のような関係でしょうか。

若貴が今までの歴史を変えるような相撲で、館内を沸かせる。

曙は体が動く巨体で、怪物のように踏み潰そうとする。

お互いに切磋琢磨して、よりレベルの高い相撲を見せてくれていました。

もし、無理やりに当てはめるならば、バルサ、マンチェスターCが若貴。

ドイツ勢に、レアル、マンチェスターUなどが曙。

ミラン、ユーベなどのイタリア勢、チェルシー、パリSGなどは、??

フットボールに相撲を当てはめるのは、かなり無理があるようです。








 今年は、どのような流れが生まれるのでしょうか?

チャンピオンズリーグを見れば、来年のブラジルワールドカップが見えてくる。

注意深く、世界トップレベルのフットボールを楽しむことにします。


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2013年09月13日

最適なリーグ運営を目指して

 大会ごとに運営方法に変更が生じるが、

1次ラウンドはグループリーグ(複数のグループに分けて各グループで総当たり戦)で実施し、

ここを勝ち抜けたチームにより決勝トーナメント(ノックアウト方式が多いが、

過去には総当たり戦で行われたこともある)を行う。

                  ・・・・Wikipedia、FIFAワールドカップの項から引用


さらに、歴史の変遷を見ていくと

1930年:1次ラウンドは4グループによるグループリーグ。各組1位のチームのみが決勝トーナメントに進出。
1934年・1938年:全試合ノックアウト方式。
1950年:1次ラウンドは4グループによるグループリーグ。各組1位のチームのみが決勝ラウンド(4チームによる総当たり戦)に進出。
1954年 - 1970年:1次ラウンドは4グループによるグループリーグ。各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。
1974年 - 1978年:1次ラウンドは4グループによるグループリーグ。各組上位2チームが2次ラウンド(4チームずつの2組によるグループリーグ)に進出し、2次ラウンドの各組1位チームで決勝戦、各組2位チームで3位決定戦を戦った。
1982年:チーム数が24チームに増加。1次ラウンドは6グループによるグループリーグ。各組上位2チームが2次ラウンド(3チームずつの4組によるグループリーグ)に進出し、2次ラウンドの各組1位チーム(4チーム)が決勝トーナメントに進出。
1986年 - 1994年:1次ラウンドは6グループによるグループリーグ。各組上位2チームと、各組3位のチームのうち成績上位4チーム(合計16チーム)が決勝トーナメントに進出。










 1998年大会から出場国が32チームになり、それ以後は現在の状態に落ち着いています。

最も権威のある、ワールドカップですが、こんなにも本大会の形式を変えています。

ドーハの悲劇など、最近かと思いましたが、1994年大会のアジア予選。

当時本大会に進めるのは、24チームだったのです。

さらに懐かしい、ジーコ元日本代表が活躍した、黄金のカルテット。

1982年1986年のワールドカップのことです。

今は、2次ラウンドなど存在しないものまで、当時はあったようです。








 1993年に立ち上がった、Jリーグ。

2ステージ制で始まりました。

リーグ戦でも盛り上がりましたが、チャンピオンシップでは、さらに盛り上がってました。

世界のトップレベルは、1シーズン制だ。

年間を通しての戦いでこそ、真の王者が決まる。

2005年から現在まで、1シーズン制、ホーム&アウェイの分かりやすい方式になっています。

ところが、2015年から2ステージ制+ポストシーズンが導入されるようです。

世界のスタンダードと逆行する動き!反対の声が多いらしいのですが。







 ちなみに、世界のスタンダードとは言いますが、実際はどうでしょうか。

ドイツ、イタリア、スペイン、イングランド。

さらには、ポルトガル、オランダにフランス、そしてロシア。

UEFAリーグランキングの上位チームは、1シーズン制です。

ところが、その他多くの国が、1シーズン制以外の方式を導入しているのが現状です。

アルゼンチン、メキシコ、アメリカ、スイス、ベルギー、スコットランド、などなど。

ブラジルも、2003年までポストシーズン制を用いていたようです。

歴史ある国から、新興国まで。

様々な方式を模索しながら、リーグ戦を運営しているようです。

何が正解かどうかは、正直分かりません。

始まって20年の、まだ歴史が浅いプロリーグが、日本のJリーグです。

日本にとって、最良と思える方式を模索することが、悪いとはとても思えません。











 あまりにコロコロと方式を変えるのでなければ。

試してみるのは、そんなに悪いことでしょうか。

日本で、最も観客を動員しているリーグ戦、それはプロ野球でしょう。

100年を超える歴史がある、日本のプロ野球。

交流戦に、ポストシーズンの導入。

年間に2000万人も、観客を集めている日本のプロ野球。

1試合平均すると、25000人ほどです。

彼らでさえ、変わろうとしています。

Jリーグは、年間で800万人、1試合平均すると2万人弱に過ぎません。








 どうすれば、サポーターが楽しめるのか?

どのような方式を取れば、チームの強化、選手の育成、ひいてはリーグの向上につながるのか?

売上が増えることだけを目的にしてはならない。

選手や、サポーター、クラブを置き去りにする改革は改悪。

この20年のJリーグの歩みは、世界に誇れるものです。

さらに素晴らしい20年を送るために、何が必要かを。
posted by プロコーチ at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月10日

スポーツへの関わり

 2020年東京オリンピック、パラリンピックの開催が決まりました。

テレビで、開催が決まった瞬間の映像が流れます。

喜びを爆発させて、招致に携わったメンバーが興奮していました。

私も、もちろん嬉しい。

ワールドカップ、ユーロはさんざん現地で観ていますが、オリンピックはまだありません。

どのような空気に包まれるのか?

楽しみな気持ちになります。









 ですが、その一方で、素直に喜べない自分もいます。

もちろん、東日本大震災の復興が、まだ途中であること。

原発の後始末が終わっていないこと。

2020年には、日本国民全員が、素直にオリンピックを味わう環境になってほしい。

オリンピックの準備をするということは、会場周辺を整えるだけではないはずです。

私はオリンピックは、もちろん大好きです。

子供の頃にみたオリンピックの映像。

ワールドカップよりも、早い、初めての衝撃体験でした。

あんなのに多くの大人たちが興奮する、すごい大会なんだ!

小学生の頃に刻んだ記憶は、忘れられません。

だからこそ、オリンピックは特別ですし、やって良かったと感じられる大会になって欲しい。









 ドイツは、2006年のワールドカップを心から楽しんでいました。

多くの国民が、様々な形で楽しんでいました。

スタジアム周辺、スタジアム内は、もちろん。

パブリックビューにも、数万人が集まる。

街にドイツの旗や、ワールドカップのロゴが溢れかえる。

歓迎ムード、自分たちも楽しんでやろうという空気が、何とも心地よい。











 私たちは、ケルンの郊外でフスバル(フットボール)の試合をしました。

対戦相手は、地元の郵便局チームだったでしょうか。

ケルンから、地下鉄に、トラムを乗り換えて、さらに徒歩で。

すると山の中に、突然グラウンドがあるのです。

数面の芝のピッチに、クラブハウスに、レストラン。

スポーツシューレがあったのです。

そこでは、我々以外にも、子供やおじいちゃん、地元の青年も楽しんでいます。

フットボールが、スポーツが、生活に根付いている。

3週間程、滞在しましたが、あの空気は最高でした。











 スポーツにどのように関わるのか?

・スポーツをプレイする。

・スポーツを観戦する。

・スポーツをサポートする。

・スポーツの仕事に携わる。

個人が、目的や能力に合わせて、スポーツを楽しむ。

くれぐれも、一部のトップアスリートや、特定の企業のものにならないように。

日本のスポーツ関係者は、運営能力は素晴らしいものを持っています。

大会そのものは、そつなく、予定通り終わるでしょう。

でも、オリンピックの成功は、それだけではない。

日本が2020年のオリンピックを機に、さらにスポーツを楽しむ国になって欲しい。

そのための取り組みを、我々もしていきたい。
posted by プロコーチ at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月19日

スペインからの刺激

 昨日、スペインから、友人が訪れてくれました。

Fリーグ、イタリア、スペインでも活躍している、フットサルプレーヤー。

元日本代表でもある、鈴木リュウジ君です。

私のスクールに、スペシャルゲストとして参加してくれました。

スケジュールは詰まっていたようですが、なんとか時間を作ってくれました。

彼と、私の同僚二人とは、10数年来の付き合いです。

そんな縁もあってでしょう。

当日のクリニックに参加した方は、もちろん喜んでくれたようです。









 その後、食事をしながら、熱い話が続きます。

ちょいちょい、脱線することもありましたが、、。

サッカーの話、フットサルの話、昔の思い出話。

スペインの現状は、こうだ!

今回のクリニックでは!

結局、8時間以上も、話続けることになりました。








 みんな、フットボールが大好きなんだな。

改めて、感じた、最高の時間でした。

この時に話した内容で、とても興味深いことが幾つかあります。

それは、また後日、ご紹介します。





posted by プロコーチ at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月09日

ボールへの関わり

 高校時代のチームメイトと再会しました。

彼は、ある公立高校の教員をしながら、サッカーの指導を続けています。

自分のチームだけでなく、長らく県のトレセンコーチも努めているようです。

焼けた肌に、引き締まった体つきを見ていると、全く当時と変わっていない?!

いつまでも若い、旧友です。

ランチしながら、お互いの近況などを伝え合います。

気づけば、サッカーの話ばかり。








 すると、彼が、昨年B級指導者ライセンスを取得していました。

数年前に聞いたところ、「忙しくて時間が無いな〜」と話していたのですが。

「受講してみて、良かったわ。」

笑顔で話してくれました。

もっと早く、受講すれば良かった!と話していたのが、印象的でした。

充実した、講習会だったのでしょう。









 講習会のエピソードを幾つか教えてくれました。

その中で、興味深い話があります。

初日の夕方に、受講者をチームに分けて、試合を行った。

ハーフコートマッチ2本と、フルコート1本。

お互いの親睦を図る意味もあるのでしょうか。

これは、私たちの時も同じでした。

その時の話です。










 私たちとは、少し違いがありました。

ハーフコートマッチが終わった時に、JFAのインストラクターから発表があったことです。

それは、全選手のボールに触った回数が発表されたそうなのです。

これは、私たちの時にはありませんでした。

(数えていたのかもしれませんが、我々に発表されてはいません。)

私の友人は、受講生、全32人中32番目のタッチ数。

なんと2回しか触っていなかったのです。

「**さん、3回しかボールに触っていませんでしたよ。」

「もっと、ボールに関わってください。」

ちなみに1位の選手は、数十回以上。








 私の友人は、ガンガンのアタッカーです。

背は大きくないのですが、ドリブルのキレは抜群で、シュート力もあります。

体の芯は太く、コンタクトプレーも厭わない。

一度勢いに乗ったら、抑えることは難しい選手です。

ハーフコートマッチでは、サイドにとにかく張っていたそうです。

ボールを受けに行くことはせずに。

向こうの方にボールがあっても、寄らない。

ボールが後ろに下がっても、降りて行かない。

とにかく、サイドの高い位置に張って、ボールを待っていたのだそうです。

「ボールタッチは3回だけど、3点獲ったよ。」

ボールを触った時は、全て、フィニッシュまで持ち込み、ゴールを決めた!

ボールへの関わりは少なくても、アタッカーとしての責任は果たしたのです。







 それをやんわりとインストラクターに伝えると、複雑な表情を浮かべます。

「それでも、もう少し、関わってください。」

このやり取りの後、フルコートの試合が始まります。

ポジションが中盤の下がり目、ボランチに移った。

インストラクターの言葉もあったので、たくさんボールに関わろうとした。

一気に40回以上ボールに触ったそうです。

が、ゴールは0。

しかも、試合終了後、「ボールには関わったけど、持ちすぎだね」

インストラクターから、言葉がかかったそうです。









 ボールへの積極的な関わり。

JFAからも、盛んに発信されているテーマの一つです。

ボールを持っていない時に何をするのか?

足元にボールが入って、初めてプレーがなされるのでは困る。

ビルドアップに関わり、顔を出し、ボールの受け手になる。

選択肢を増やす動きです。

スペースを見つけ、飛び出していく。

味方のためにスペースを作り、スペースを埋める動きをする。

それは、守備においても、同じ。

こういった積極的な関わりをすることが、試合の主導権を握る助けになる。










 
 サイドアタッカーや、ストライカーと言えども、その一翼を担うべきである。

免除される選手はいない。

一昔前は、選手によって役割を分担する試合が許されていた。

あの選手は攻撃で力を発揮してくれるから、守備は免除してあげよう。

現代フットボールにおいては、どんなスター選手であっても、免除される選手はいない。

攻守に渡って、積極的に関わるべきである。

これが、トレンドであり、日本が力を高める道である、とのことです。









 積極的にボールに関わる選手は、私は大好きです。

チームに活力を与えてくれる。

このような選手が、何人もいてくれると、指導者としては心強いのです。

自分自身がプレーをするなら、こうありたいと、常に考えています。

その一方で、ボールにはあまり関わらないのですが、決定的な仕事をしてくれる選手。

1試合に数回しかボールに触らないかもしれない。

でも、必ず決定的な仕事をしてくれ、試合を決めてくれる。

使い辛い選手かもしれないが、チームに欲しい。

そのような選手に対する、私自身の憧れも存在します。










 ピアノを運ぶ選手、ピアノを演奏する選手。

どちらかだけでも、チーム力は上がらない。

全員が、ピアノを運び、演奏できればいいのですが。

永遠のテーマの一つかもしれません。

少なくとも、どちらのタイプの選手も、公平に見極める目を持ちたい。

posted by プロコーチ at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月05日

大企業になっても、ベンチャーのように

 昨日、指導を終え、テレビをつけると、ビジネスマン向けの番組をしていました。

普段は、さほど気にとめないのですが、つい見入ってしまいました。

コカ・コーラのトップが、様々な質問に答えていました。

実は、学生の頃、コカ・コーラのトップの授業を受講したことがあります。

何となく、懐かしい気持ちになり、番組を観ていました。









 企業理念や、企業活動について、堂々と回答しています。

商品を売るというよりも、良いイメージや、空気を売っているような戦略。

実際買う人は、コカ・コーラが良いから買うのではなく。

コカ・コーラを愛すると思って欲しい戦略を考えているそうです。

その努力もあり、世界の200カ国以上で、販売されている。

そんな、トップが、日本の経営者に向けてアドバイスをしました。

「大企業になっても、小さな企業の心構えを持つこと」

人が増え、売上が上がり、組織が大きくなる。

すると、組織が硬直化し、成功体験を信じ、組織に埋もれ責任を取らない。

健全な競争、新たなチャレンジ、個人が勝負出来る環境。

企業が成長していった良さが、失われてしまう。









 組織は、個人の集合体。

個人が輝いているのは、組織が機能している証拠。

序列に従ってのみ行動するなら、停滞を呼んでしまう。

健全な競争から、より強い組織が生まれる。

大きな力を持った組織が、小さな組織なように動くことができれば!!

それほど強い組織はないでしょう。

組織が生まれたばかりの、あの感覚を忘れない。

必死で競争し、個人個人が戦っていた感覚。







 いくら成功を収めたチームであっても、その成功がずっと続く訳ではない。

健全な競争を繰り返すことが、組織を強くしてくれる。

そして、選手層も自然と分厚くなるでしょう。

ワールドカップまで、約一年となった、日本代表。

再開されるJリーグを注目したい。

誰もが認めるような活躍をする選手が、たくさん出てきて欲しい。

中村俊輔、中澤、富澤、柿谷、大迫、角田、佐藤寿人、高萩、楢崎、闘莉王、宇佐美、豊田、大久保。

候補になりそうな選手が、何人もいます。

東アジア選手権や、親善試合。

チャンスは少ないかもしれないけども、是非、競争を促して欲しい。

Jリーグで活躍すると、代表に呼ばれチャンスをもらえる。

それを見た他の選手たちも奮起し、Jリーグが盛り上がる。

いい循環が、生まれると、見ているこちらも楽しい。

今のままだと、Jリーグよりも、ヨーロッパの戦いばかりに目がいってしまう。

少し、寂しい。

posted by プロコーチ at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月21日

タヒチへの歓声。

 コンフェデレーションズカップ、グループB、スペイン対タヒチの試合です。

スペイン代表が、10対0という、およそフットボールの試合ではあり得ないスコアで勝利しました。

アマチュアの選手たちで構成される、タヒチ代表。

1-5-4-1でサイドのスペースを埋めながら、後ろに引いて、守備を固める。

お互いの距離を縮めながら、スペイン代表のパスワークを寸断しようとしていました。

前半20分くらいまでは、スペインも苦労していました。

時間が進むにつれて、徐々に、スペインがゴールを積み重ねていきます。

タヒチの狙いは分かるのですが、両者の実力の差は歴然としていました。

トラップミスや、キックミス、マークのミス、、。

終わってみると、10対0でスペインの勝利。

シュート数に至っては、27対1(枠内シュートは19対1)!!









 タヒチの選手たちは、その差を埋めるべく、最後の最後まで奮闘していました。

しかも、暴力に頼るのではなく、フェアにファイトし続けました。

ボールに対して寄せる、外されても、次の選手が寄せる。

GKがかわされても、必ず、ゴールカバーに、DFがダッシュで追いすがる。

ボールを奪うと、直線的に、スピードに乗って、ゴールを目指す。

まるで、高校サッカーの代表校のようなひたむきさ。

観ていて、気持ちのいいチームでした。








 マラカナンに詰めかけたブラジルの観客。

彼らが、タヒチの大応援団になっていました。

ボールを奪うと、大歓声。

パスがつながると、オーレ、オーレの大合唱。

フェルナンドトーレスのPKがバーに当たった瞬間、大喜び。

スペインのシュートが決まっても、歓声よりも、ため息が聞こえてくるような雰囲気です。

判官贔屓という言葉が、ブラジルにあるかどうかは分かりません。

ひたむきにフットボールに取り組む姿勢が、ブラジル人の心を動かしたのかもしれません。

(単に、スペインを応援するよりは、という比較かもしれませんが・・。)

試合後、スペインの選手・監督も、タヒチを賞賛するコメントを発表しています。

「タヒチは100%の情熱とフェアプレーで最後まで戦った。彼らを手本とすべきだ。」









 フットボールの幾つかの現実を目にした試合でもあります。

我々日本にも、深く関わる現実です。

・ターンオーバー

・日本に対する評価



・ターンオーバー

スペイン代表は、選手を10人替えて、この試合に臨みました。

ターンオーバーをさせて、選手を休ませ、次以降の試合に備えさせたのです。

中2日、3日で試合が続く、短期決戦が、このコンフェデレーションカップです。

しかも、長いシーズンを戦い終え、疲労は体にも精神にも蓄積しているでしょう。

さらに、長距離の移動に、なれない気候下での試合。

勝利を見越して、選手を休ませたのです。

イニエスタや、セスクは途中から出場しましたが、多くの選手にはいい休養になったでしょう。

ふだん出場機会のない選手にとっては、アピールの場にもなったはずです。




 その一方で、埼玉でも、ドーハでも、ブラジルでも、ベストメンバーを出し続ける日本代表。

選手の多くは、ヨーロッパで1年戦い終えた選手たちです。

あのドーハでのイラク戦での勝利と引き換えに、何かを失ってはいないか。

目先の勝利のために、選手の体力を奪ってしまった。

イタリア戦での後半の足、これと引き換えにしてしまった。

さらなるオプションを手に入れる努力が少ないため、チームの底上げがなされていない。

Jリーグで活躍しても、代表に呼ばれない。

代表に呼ばれても、試合で試してもらえない。

競争のない組織は、どうなっていくのでしょうか?




・日本に対する評価

イタリア戦を終え、日本代表を賞賛する声が聞かれます。

戦った選手だけでなく、イタリアのマスコミ、ブラジルのマスコミ、ブラジル現地の人々。

この賞賛を素直に受け取ってもいいのでしょうか。

0対10で敗れたタヒチに対しても、賞賛の声が上がっています。

(決して、タヒチの戦いをけなしているのではありません。

冷静に評価すると、タヒチ代表が、ワールドカップで実績を上げるには、まだまだ実力が足りません。

その差を埋めるためには、今後の強化、育成の、地道な努力が必要なはずです。)






 日本代表は、素晴らしい内容の試合をした。

それでも、勝ち点3どころか、1すらも手にすることは出来なかった。

4失点をするチームは、勝利をすることは、難しいでしょう。

ザッケローニ監督のここ5試合の用兵、イタリア戦での交代はどうだろうか。

前半からカードを切り、薄氷を踏みながらも勝利を手にした、プランデッリ監督。

決勝点は、その交代選手から生まれています。

これらに対する、正当な批判はあって然るべきではないか。

善戦した!で終わっていては、その先は期待出来ません。











 コンフェデレーションズカップの2試合で、素晴らしい勉強をした日本代表。

ブラジル代表には、フットボールは戦いの場であることを教授してもらった。

その教訓を、イタリア戦では早速、活かしていた。

イタリア代表には、内容は悪くても、勝ちを手にする、したたかさを教授してもらった。

メキシコ戦で、この教訓を活かすことができるのか。

そして、メキシコ代表には、何を教授してもらうのか?

ワールドカップまで、残り1年。

この3試合があったからこそ、ワールドカップ本大会で!という話をしたいのです。
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2013年06月14日

予行演習。

 コンフェデレーションズカップが始まる。

この大会で目指す勝利とは、何か。

それは、FIFAコンフェデレーションズカップ2013での勝利ではなく。








 今回の、コンフェデは、ブラジルで開催されます。

来年2014年、ワールドカップ本大会の予行演習を兼ねて。

年がら年中、フッチボウのことを考えている国民。

彼らのことだから、大会開催など、お手のものなのでしょうか?

それは、違います。

ワールドカップは、全く別物。

その証拠に、スタジアムを大改修、もしくは新設して、大会に備えています。

(その工事が遅れているというのが、ブラジルらしいところかも知れません。)







 その一つ、有名な大改修されたスタジアム。

世界一と形容された、リオのマラカナン。

20年以上前に、リオのマラカナンスタジアムを訪れたことがあります。

20万人を収容したと言われる、伝説のスタジアムです。

当時、その大きさ、威風堂々とした姿に、ただ立ち尽くしていました。

エレベーターを使って、確か5階だか6階まで、上がって行きます。

当時は、ゴール裏に、まだ公衆電話が残っていたはずです。

新しくなったマラカナンは、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。






64年ぶりとなるワールドカップの開催は簡単なことではない。

大会が円滑に行われるために、運営側にとって、大切なシミュレーションの場です。

チケット、セキュリティー、交通、プレス対応、サポーターの誘導。

普段の国内リーグ・州リーグや、南米の大会ではない。

いかにフッチボウ大国ブラジルと言えども、様々なトラブルがあるでしょう。

少しでも本大会での成功の確率を高めるための、場としたいはず。

つまり、今回は失敗を、たくさん出しておいたほうが、良いとも言い換えれます。









 これは、参加する代表チームも同じです。

ここでの好成績は、本大会に直結するものではありません。

2001年の大会では、優勝フランス、準優勝が日本。

(本大会では、フランスはグループリーグ敗退、日本はベスト16)

2005年大会の優勝はブラジル、準優勝がアルゼンチン。

(ブラジルもアルゼンチンも、本大会ではベスト8止まり)

2009年大会でも同様でした。

優勝したブラジル、準優勝したUSAは、それぞれベスト8、ベスト16にて大会を去っています。
 
スペインは3位に終わってますが、本大会では見事初優勝。








 現時点での、チームの熟成度や、コンディションの状態しか測ることができない。

コンフェデでの良い結果が、足を引っ張ってしまうことすらあるのではないか。

成績が良かったばっかりに、修正すべき点をなおざりにしてしまう。

まだまだ、チームを完成するには、早い段階だというのに。

出来なかった部分を、改善する。

必要なオプションを見極める。

通用する、武器になると思っていた部分が、計算が外れた。

意外に、通用する選手、戦い方を見つけた。

本大会と同じ会場、雰囲気で、それら実験を行うことが出来る。

予行演習をするには、最高の舞台ですね。









 来年の勝利を得るために、今、何をすべきか?

日本代表は、自分たちよりも格上のチームを相手にします。

予行演習と考えるならば、これ以上ないグループリーグの組み合わせです。

(有り得ないですが、ワールドカップ本大会なら、最悪です。)

対アジアではない、準備が必要になる。

ボールを奪いに行っても、奪えない。

普段なら通るはずのパス、決まったはずのシュートが、、。

見たこともないような、シュートを打たれるかもしれない。

積極的にトライをして、経験を積んでほしい。

そこで得たものが、来年につながる勝利となる。

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2013年05月24日

ファミリーのために、ワンアクションを。

 我々サッカーファミリーの仲間が、支援を求めています。

2016年のパラリンピック出場を目指す、ブラインドサッカーの日本代表チームです。

ブラインドサッカー。

視覚障がい者の方々が、声やボールから鳴る鈴の音を頼りに試合を進めていきます。

映像を見ると分かるのですが、想像以上に激しく、スピーディーな試合。

彼らは、パラリンピック出場のための第一関門となる、アジア大会に出場しています。

日本は、初戦の韓国戦に勝利し、順調なスタートを切っています。

アジア大会を勝ち抜くと、世界選手権に出場。

そしてさらに勝ち抜くと、パラリンピックの出場が可能になるようです。







 サッカーの日本代表は、協会の強力なバックアップがついています。

移動は、ビジネスクラス。

大きな大会では、料理人も同行し、少しでも現地の環境を整えます。

試合に集中するための環境整備です。

用具係さえいなくて、代表選手がスパイクの手入れを自分でしていて怪我をした。

そんなニュースを、つい20年ほど前に聞いたのが、嘘のような充実ぶりです。









 ブラインドサッカーの選手は、普段は、普通に働きます。

そして、トレーニングをして、大会に備える。

日々貯金を貯め、大会遠征費などに回しているのだそうです。

強化費も限られており、今回のアジア選手権も、自腹。

一人あたりの遠征費は、約25万円。

スタッフも合わせた17人分、計425万円が今回の遠征費用だそうです。








 彼らが、支援を求めています。

日本ブラインドサッカー協会のHPです。

http://www.b-soccer.jp/

その中で、一口1000円の寄付を募っているのです。
(トップページの写真をクリックしても、リンクしています)

http://www.b-soccer.jp/5264/topics/b1-asia-2013-05.html

以下、HPからの抜粋です。


世界を目指すスポーツは国からの「強化費」といわれる資金によって支援されています。

しかし、わずか10年足らずの歴史しかない競技であるブラインドサッカーは、

制度上この「強化費」の恩恵はごくわずかです。さらに、今年からは減額が決まっています。

ブラインドサッカー日本代表の海外遠征の費用は公的な補助などを受けていません。

パラリンピックを目指す上では、参加すべき国際大会も多く、

選手の自己負担は大きなものになっています。

国や日本の障害者スポーツを統括する組織に資金的に頼れない現状、

民間企業・お一人おひとりの個人の皆さまからの資金により、競技環境を整えていく必要があります。

2013年5月に開催されるアジア選手権には、日本代表チームとして17名を派遣します。

大会参加費、渡航費、宿泊費、ウェア、現地での移動費等、最低限必要な費用は1人あたり約25万円。

十分な「強化費」のない現状、参加する選手やスタッフの全額自己負担を予定しています。

今回の遠征では、費用のおよそ半分である200万円を

みなさまひとりひとりからのご寄附で応援したいと考えております。









 私も、少額ながら、寄付させていただきました。

毎日、フットボールのおかげで仕事をさせてもらい、飯を食わせてもらってます。

少しでも、お返しをすることができればと思ってます。

寄付を!とは強制できませんが、会話に上げてくださるだけでも。

まず、知ることから、何かが変わり始めるかもしれないからです。

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2013年05月17日

豊かにしてくれるはずのもの。

本学男子サッカー部において、部員同士による暴力行為が2013年5月10日に発覚いたしました。

事件の詳細につきましては、現在、学内において事実関係の調査を行っております。

本学では事態を重く受け止め、当面の間は男子サッカー部の活動を自粛し、

関東学生サッカー連盟にリーグ戦出場辞退を申し入れました。

関係する皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけいたしますことを、深くお詫び申し上げます。

東海大学



引用…東海大学公式HP、5月11日





山梨学院大付属高校(甲府市)のサッカー部員による集団暴行で、

2年生の男子部員が甲府署に被害届を出したことが14日、捜査関係者への取材で分かった。

同署は傷害の疑いで、関係者から事情を聴く方針。

同校によると、集団暴行は4月21日夜、甲府市和戸町の寮の風呂場であり、

3年生の部員7人が2年生部員1人を呼び出し、肩を殴ったり、約50度の湯を掛けたりしたという。

2年生部員は左肩の打撲など全治10日のけがをした。

3年生部員は学校側の聞き取りに「悪ふざけのつもりだった」などと説明しているという


引用…YAHOOニュース、5月15日






ここ数日で飛び込んできた、何とも悲しいニュースです。

ニュースを知り、悲しい思いをしました。

当事者でもありませんし、現場のことも知りません。

何かを意見する立場にありませんが、一つだけ。






 同じ、フットボールに携わり、深く関わっている人間として思うことを。

フットボールは、人間の生活を豊かにしてくれるものです。

のめり込んで、熱中し、時間を忘れる。

他のことを犠牲にしても、ついつい。

フットボールは、喜びであり、楽しみのはず。

ピッチの中でも、ピッチの周囲でも、暴力は必要ではありません。









 私たちが耳にしたいニュースは、ワクワクしたり、楽しくなるニュース。

例えば、引退するベッカムの、誇り高い姿。

20年を迎えたJリーグで、三浦カズ選手が、ベスト11に選出。

このようなニュースが、耳にしたいニュースではないでしょうか。

決して、暴力や、いじめ、体罰のニュースではないはずです。
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2013年05月15日

奇跡の20年

 1993年5月15日。

マイヤーのファーストゴールが決まった、メモリアルな日です。

残念ながら、テレビでの観戦でしたが、あの時の興奮は忘れられません。

今までのサッカーのイメージは、ベージュとか、グレーといったくすんだ色。

(勝手な私のイメージですみません)

この日は、緑のピッチに、キラキラした光線。

色鮮やかな旗が、スタンドで多数振られている。

自分がよく知っているものとは、全く違う光景でした。

あの時の衝撃、興奮は、今でも忘れることは出来ません。









 世界のフットボールと、日本のサッカー。

本当につながっているのだろうか?

トヨタカップ、ダイナミックサッカーくらいでしか、世界を感じることが出来なかった。

4年に1度のワールドカップは、遠いどこかで行われるお祭り。

我々とは、関わりの薄い。

憧れの対象といった方が、ピンとくるのではないでしょうか。

ワールドカップに出場できる国が、24カ国の時代でした。

当時のFIFAランキングは、43位。

実力を正確に反映しているとは言い難いランキングですが、目安にはなるでしょうか。

世界との距離を縮め、ワールドカップ出場の夢を叶える。

そのためにも、プロリーグ開催が望まれていました。








 20年が経ちました。

ワールドカップは、98年の初出場から4回連続出場しています。

5回目も、ほぼ手中に収めています。

日本代表も強くなりましたが、その土台は、拡大し、発展したJリーグです。

1部リーグだけで始めたJリーグが、今は2部制、3部の話も耳にします。

10チームしかなかったプロチームが、40チームに。

J3が出来れば、さらに増えるでしょう。

私自身、産まれた地域にも、学んだ地域にも、プロチームが出来ました。

そして、今、暮らしている地域にも。

プロチームは、遠くにある特別なものではなく、当たり前の存在になってきています。

物心がついた時には、Jリーグがそこにあるのが、今の子供たちです。






 
 さらに、後20年経ったら、どうなっているのでしょうか?

2033年です。

1993年Jリーグ開幕に熱狂したのは、20〜30歳代の人達でしょうか。

60〜70代になり、孫を持つ世代になっています。

3世代で、フットボールを楽しむ姿を、多数目にするのでしょう。

おじいさんが、孫の手を引いて、スタジアム観戦に連れて行ってあげる。

試合後、父と子が、母と娘とが、試合について語り合っている。

それを祖父母が、微笑ましく見守っている。

国民の誰もが、代表監督やクラブの監督かのような、意見を持っている。

評価は厳しく、分析も鋭いのでしょう。

Jリーグと共に、サポーターも進化をしていくでしょう、

もちろん、専用競技場で、試合は行われている。







 そんな夢のような光景を想像していまいます。

ここまでなると、フットボールの文化が、日本でも花開いているはず。

素晴らしい、奇跡とも言える20年を過ごした、Jリーグ。

スケジュール通りに物事が進んでいく。

死亡事故などなく、子供でも女性でも、堂々とスタジアムに足を運べる。

チーム数は増加し、代表チームは強くなっている。

つい当たり前に感じていますが、実は、すごいことなのです。

日本が世界に誇れるリーグの運営が、この奇跡の20年の基盤になっています。

次の20年は、さらに素晴らしい20年を、心から願っています。
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2013年05月07日

女子サッカーの進化

 5月の連休に開催される、女子サッカー最大のフェスティバル。

現在のなでしこJAPANの選手の、実に多くが大会に参加経験があります。

中学年代のジュニアユースから、30代40代のレディースチームまで、様々です。

Lリーグのチャレンジリーグに所属するチームに常盤木学園、日体大と、街のチームとが対戦!

このような大会は、男子の世界では、ちょっと想像しにくいことかもしれません。

まだまだマイナースポーツであるからこそ、起こり得る状態だと思います。

私の指導するチームも、この大会に今年で13年連続で参加しています。

そのようなマッチメイクをしてもらえることが、本当にありがたい。

引き分けすら難しいのですが、いい勉強をさせてもらっています。










 3日間で、多いチームだと、7試合の公式戦。

少なくとも、4試合の公式戦プラス、フレンドリーマッチを数試合。

連戦が続き、選手に対する負荷がかなり高い。

試合が次から次へと、迫ってくる。

ゆっくり休んだり、食事をする時間すらありません。

日程が進むにつれて、けが人や体調を崩す選手も出てきます。

二日目の午後にピッチを見てみると、8人で試合をしているチームもありました。

そう言った苦しい状況に対する、対応力が、自然と身につく場所なのかもしれません。









 私はここで、13年定点観測をしています。

以前は、ボールを止めれない、運べない選手がたくさんいました。

プレッシャーを受けていないのに、ボールを前方に蹴り飛ばして、走る。

高いボールが来ると、跳ね返せず、かぶってしまう。

ワーワー、ガツガツ、ダー、こんな擬音があふれる試合。

その中で、何人か上手い選手がいる。

上手い選手のコンディション、人数が優れているチームが勝利する。

女子のサッカーでは、見慣れた光景でした。








 ところが、それは昔の話です。

このフェスティバルで、女子サッカーの進歩を明らかに感じます。

特に、ここ7・8年の進歩は凄まじい。

一人、一人がボールを運べ、自信を持ってボールを止め、パスをつなぐ。

そこに、判断が伴っている。

今、ピッチ上のどこの場所なのか?

仕掛ける場所なのか、組み立てる場所なのか、シンプルに行う場所なのかを常に考えながら。

ボールを動かしながらコントロール。

そこにタイミングよくサポートがついて、連続していく。

常にゴール方向を意識しながら、ボールを失わずに前に運ぶ。

本当に堂々とした立ち居振る舞いは素晴らしい。









 まるで、トップである、なでしこジャパン
 
代表の試合運びを思い起こさせてくれる。
 
目の前の彼女たちが5年後、10年後にどのように成長していくのか。

青い代表ユニフォームを着ている姿かもしれません。

中には、もちろん技術レベルの低いチームもあります。

それでも、ひたむきにボールを追いかける姿勢が、ひしひしと伝わってきます。

これもまた、なでしこジャパンにつながる、大切なもの。

今年も、心地よい時間を過ごすことができました。
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2013年04月02日

メヒカリ。

we will stand strong again.







 昨日、福島県いわき市に旅行をしてきました。

オフを利用して、一泊二日の小旅行。

実は、福島には、一年に2回以上のペースで通っていました。

Jヴィレッジで開催されていた、指導者講習会に参加するためです。

7〜8年続いた、定例行事とも言えるものでした。

広野や富岡は、自然に恵まれていて、過ごしやすい場所でした。

そこで、志を持ったコーチの方々と語らい、学んだ時間。

今の私を形成する、大きな要素を占めています。








 あの3.11以来、訪れるのは初めてでした。

気にはなっていたものの、忙しいのを言い訳に後回しにしてしまってました。

後は、私が言って、冷やかしにならないのか?邪魔にならないのか?

そんな思いも、よぎります。

新聞や、ニュースなどで、「観光に来て欲しい」

観光に行き、元気な姿を伝えること、現地で消費をしてくること。

それも、被災地の復興に役立つから、来て欲しい。

地元の人の声を知り、今回旅立つことにしました。








 やはり、福島の人は、いい場所でした。

おっとりしていますが、人が優しく、温かい。

何よりも、こちらのことを親身になって、何かをしてあげよう。

そのような気持ちを常に感じます。

街も、多くの場所が、普段の生活をしているように見えました。

子供たちが、通学している姿。

おじいちゃん、おばあちゃんたちが、集まって話している姿。

当たり前の光景を目にするたびに、ホッとする自分がいました。











 いわきの料理も抜群でした。

宿で紹介してもらった、料理屋に行きました。

新鮮な魚介類を中心とした、メニュー。

今は、残念ながら外からのものも多いとのことでしたが、。

「メヒカリ」を注文しました。

このメヒカリは、いわきの魚として、有名なもの。

Jヴィレッジでは、メヒカリチョコレートを売っていたのが、懐かしいです。

私が食べたのは、メヒカリの丸揚げ。

頭から、しっぽまで、丸ごと食べれます。

ホクホクと、柔らかく、癖も少ない、美味しい魚です。









 ところが、このメヒカリ。

いわきで水揚げされたものでは、ありませんでした。

放射能の影響あるので、沿岸漁業を自粛している。

いわき市水産振興室にも確認したところ、宮崎などの他から手配しているらしいです。

いわきのメヒカリは有名なので、期待されるお客さんも多い。

味付けなどはそのままだが、違う産地のものを使っている。

私たちも苦しいところですが、いわきのものを出すわけには行かない。

旅館や料理屋などの現場でも苦労しているが、、とのことでした。









 翌日、沿岸を(いわき市の薄磯地区)クルマで少し走りました。

いわきの海もきれいでした。

この海が荒れ狂ったとは、想像すらできない。

あいにくの雨で、波はあるものの、穏やかな海でした。

この沿岸は、津波被害が大きな地区です。

道路沿いの標識が、未だに大きく傾いたり、ガードレールが曲がったままになっています。

海を背に、陸地を見ると、建物の土台部分が目に付きます。

地震と津波で、建物が全壊してしまったのでしょう。









 ある中学校が目に入りました。

そこは、ガレキ置き場になってしまっていました。

周りの建物も、何もありません。

ただ、校舎だけがそびえ立っています。

子供たちの声で賑わっていたであろう景色は、全く見る影もなくなっていました。

道路沿いから、学校の青いプールがやけに鮮やかに見えたのが印象的です。










 建物の基礎部分を見ると、ペンキで色が塗られています。

防波堤にも、お花の絵が書かれています。

少しでも明るい気分になることを考えてのことでしょうか。

色のない景色に、鮮やかな色が映えています。

その中で、あるメッセージが目に飛び込んできました。

we will stand strong again.

同じく、建物の基礎にペンキで書かれています。

私は、このメッセージを見れただけで、今回の福島旅行をしてよかったと思えました。










 この文章、何かまとめを書こうと思っても、文章が思い浮かびません。

私に出来ることは、現状を伝えること。

そう考え、この文章を書きました。

また機会を見つけ、足を運びたいと思います。

その時には、いわきで水揚げされたメヒカリを食べたいですね。





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2013年03月22日

層の厚さと、未結集

 日本代表の戦いが、世間の注目を集めていました。

サッカーやフットサルでなく、野球。

WBCが、開催され、連日テレビや新聞・雑誌を賑わしていました。

あれだけ報道されると、試合結果など気になってきます。

最近、野球人気に陰りが、と言われる中、明るい話題ですね。

メジャースポーツとして、野球がしっかり存在すること。

日本の文化の一つでしょうから、大切なことではないでしょうか。





 今回のWBCを戦う日本代表メンバー。

私が野球を普段見ていないせいか、知らない選手(失礼な話ですが、、)が多い。

また、名前は聞いたことがあっても、顔と名前とが一致しない選手も。

まず、メジャーリーガーたちは、誰ひとり出場していない。

イチロー、青木、川崎、中島の野手陣。

そして、岩隈、上原、黒田、ダルビッシュ、藤川、松坂、和田の投手陣。

サッカー界で言うところの海外組が、誰一人代表メンバーにいない。

彼らがメンバーで戦っていたら、さらに魅力あるチームになっていたに違いない。









 そして、さらに大きな問題がありました。

前回大会を戦った選手が少ないのです。

おそらくWBC[ha,普段と違う緊張感や重圧を感じながらの、厳しい戦いだったでしょう。

WBCという舞台を知っている選手が少ない。

マイナスに働くことはあっても、プラスにはならない。

日本代表は、言うまでもなく前回大会の覇者。

その選手がいるだけで、対戦相手の目が違うはずです。

2009年WBCメンバーは、前回大会を経験した選手の割合が投手、野手ともに約40%。

一方、2013年のメンバー。

投手は約40%ですが、野手に至っては20%にしか過ぎません。

かと言って、大幅な世代交代を進めたわけではない。

2009年28.5歳→2013年29.8歳。








 経験を伝える選手の不在。

とても、大きな問題だったはずです。

WBCの経験を、身をもって示せる選手がいない。

アメリカでの戦いを、伝えれる選手がいない。

チームが勝っている時には、彼らの出番はない。

チームが苦境に立たされた時、その時こそが彼らの出番。

緊張で、動きが硬い選手に、優しく歩み寄る選手。

少しヌルイ雰囲気を、ピリッと締める選手。

敗北や失敗を力に変える選手。

前回の優勝組や、メジャー組がいれば、違う取り組みをしてくれていたでしょう。

1度も負けれない、準決勝以降の戦いで、最初からハンデを背負っていた?
 









 もし、サッカーの日本代表チームが、海外組抜きでワールドカップに出たら?

一体どうなるでしょうか。

川島、内田、吉田、長友、酒井、長谷部、香川、本田、岡崎、清武、、、、。

現代表のレギュラークラスで残る選手は、今野、遠藤、前田くらいでしょうか。

厳しい戦いが予想されます。

ワールドカップ本戦での躍進は、期待できませんね。

力を買われて、強豪国のリーグで戦っている、彼ら。

その彼らが抜けることは、全く想像すら出来ません。










 言い換えれば、今回の戦いで、世界に日本野球のレベルの高さを示したのかもしれない。

世界的に無名な選手や、コーチの集団が、ベスト4まで進出してきた。

イチローもダルビッシュも、誰もいない。

ある意味、驚きを与えれたに違いない。

決勝に進出していれば、さらなる驚きを与えたかと思うと、残念です。

でも、一番正直な気持ちは、真の日本代表チームが見たかった。

チーム競技は、名前や実績で戦うものではないのは、分かっている。

それにしても、そこにいるべき選手がいないチームが評価の対象になるのは、悔しい。

次回の大会こそは、真の代表チームで!
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2013年03月12日

もういらないと言われるまで

 あの3月11日から、2年が過ぎました。

私も含め、多くの人間が、何もなかったかのように、毎日を過ごせている。

日常が平凡に過ぎていき、あの時の思いを置き忘れているのではないか。



http://futebol.seesaa.net/article/190817668.html

 この時の気持ちを心に。
 
フットボールを思い切り出来ている今を、日々感謝しなければならないのではないか。








 小笠原選手が、インタビューに答えていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それによると、被災地では、まだ復興が終わっていない。

「上達するためにはどうすればいいの?」

たくさんボールを蹴ることが必要だよ、と答える。

すると、ボールを蹴る場所がない、ボールを蹴っていると叱られてしまう。

子供たちが答えるのだそうです。

仮設住宅住まい、グラウンドの不足等で、満足にボールを蹴ることができない。

まだ、震災は終わっていない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 東北出身の小笠原選手は、支援活動を続けています。

物資の支援、被災地の訪問、教室の開催。

そして、グラウンドを作ってもいます。

彼は、このようにも語っていました。

サッカー教室を開くと、子供たちに「また来てください」と言われる。

まだ必要とされているのだな、と感じる。

「もう来なくていいよ」と言われるまで、続けたい。








 自分は、被災地のために何が出来るのだろうか?

http://futebol.seesaa.net/article/193146401.html

2年前、スクールで募金活動をし、約100名から義援金をお預かりしました。

その時、自分たちに出来ることを何かしなくては!という気持ちも預かった気がしました。

もういらないよ、と言われるまで、何か出来ることを模索したいと思います。

フットボールには、それを加速させる力があるはずです。

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2013年03月08日

自分たちのスタイル

「自分たちの試合ができなかった。」

「相手のペースに合わせてしまって、、。」

「スタイルを出すことが出来なかった。」

試合後のインタビューで、敗れた指揮官や選手が話しています。

敗戦の理由として、しばしば耳にするセリフです。

もちろん理想は、自分たちが築き上げてきた戦い方を発揮し、勝利すること。

そのような試合ができれば、当事者としては嬉しいものです。








 オシムさんが率いるチームは、様々な戦い方を使い分けていました。

たくさん走る、そしてただ走るだけではなく。

…敵がどんな攻め方をしてこようとも守り抜き、そのミスや一瞬の隙をつくという戦術も、
相手との力関係次第では採用したかもしれないが、基本的には攻撃サッカーだ。
相手によって変わるといっても、受身になるのではない。
相手の弱点や長所を見極めた上で、あくまでも自分たちが仕掛け、
その仕掛け方を自由に変え、変えていくサッカーである
                    引用、オシムの戦術 著者千田善


試合に向けて準備を行う。

相手の戦力や戦い方、FWの数を見極め、準備をする。

さらに、試合の中で相手が変化をしてきたら、選手が自主的に対応することも求めた。

実際に戦っている選手たちに、自らアイデアを出すことを求めていたのです。

相手を観て、試合を進めていく。

スタイルが無いのが、オシムスタイルだったのかもしれません。








 ACミランと、レアルマドリー。

この2チームは、誰もが知る強豪チームです。

シーズン当初こそ停滞していましたが、盛り返してきています。

普段のリーグ戦では、主導権を握って戦う時間が長い。

彼らを相手にした多くのチームは、自陣に引きこもり、守備を固める。

一発のカウンターのみに勝機を狙う。

ミランやマドリーは、ポゼッションしながら、相手の穴を探し、作り、こじ開ける。

守備陣も後ろで守っているだけではもちろんない。

積極的に攻め上がり、ビルドアップや、ラストパスと言う、攻撃の能力も求められるでしょう。

ボールを保持しながら、ゴールを目指しているのです。








 ところが、FCバルセロナとの試合では、そのような状況は一変する。

間違いなく、ポゼッションでは、バルサが上回る。

66%を超えることもあり、3分の2以上の時間、バルサが攻め続けている。

さらにバルサの中盤には、チャビやイニエスタがいる。

囲んでもボールを奪えず、寄せては外され、寄せるチャンスすら与えられない。

リアクションを繰り返し、心身そして、頭までも消耗していく時間が続くでしょう。

我慢しながら、一瞬のチャンスにゴールを目指す。

この時、対峙しているチームは、守りながら、ゴールのチャンスを狙っている。

そして、彼らは見事にそれを成し遂げました。

もしかすると、守備をベースにした戦い方の方が、得意なのかも知れませんが、。










 バルサとの挑戦権を持つチームは、チャンピオンチームがほとんどです。

自国では、攻守ともに主導権を握って、相手を圧倒しているのではないか。

仮にカウンターが得意だといっても、相対的に相手の方が弱くポゼッションする時間が長くなる。

ところが、バルサを相手にすると、ボールはバルサのものになっている。

これが、最も難しいことなのではないでしょうか。

全く正反対と言ってもいい、2つのスタイルを追求しなくてはならないからです。

自国でチャンピオンになるための道のりと、ヨーロッパで一番になるための道のり。

バルサが君臨している限り、この流れは変わらない。

例え、イングランド、ドイツ、イタリア、ブラジル、どこのチームであっても。









 オシムさんに言わせれば、当たり前のことかもしれませんが、難しいことです。

これは、我らが日本代表にも、同じ道のりが待っています。

アジアでの戦い、アジアを勝ち抜いて世界での戦い。

最低2つの戦い方を準備しなくてはならない。

バルサの対戦相手の振る舞いは、日本代表に最良のレッスンをしてくれている。

彼らの自国での戦いと、対バルサの戦い方を比べると、何かが見えてくるでしょう。
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2013年03月05日

選択肢を知る

 初挑戦した、ボルダリング。

基本は教わったものの、イマイチ理解出来ていない。

我流で、ドンドン壁にトライしていきます。

すると、初心者、ビギナー、一般レベルのコースはクリアすることができました。

そこのジムでは、レベルによって、5段階に分かれていました。

面白いですね。

全身を使って運動することが、そもそも楽しい。

目の前に立ちふさがる壁を攻略していくことは、もっと楽しい!







 ところが、しばらくするとさらに大きな壁が立ちふさがりました。

中上級者用のコースは、全くもって、太刀打ちできない・・。

私の身長、腕の長さでは届かないのではないか?!

届いたしても、腕一本で、全身を支えなくてはならないような、ホールドの位置。

キツいのは、垂直よりも、さらに角度がついて、しがみつくような体勢になる壁。

さすが中上級クラスは、簡単ではない。









 腰を下ろして休んでいると、インストラクターが近づいてきました。

私が登る姿を見ていてようで、話しかけてきます。

そして、様々な技を改めて教えてくれました。

まず、横に進む時の注意点。

そして、しゃがみ込んで、一気に伸び上がる方法。

これを知っていれば、届かないホールドも、伸び上がった瞬間に手が掛かる!

さらには、疲れた時にホールドで休む時の体勢。

全ては基本なのでしょうが、とっさには出てこない。

考えてみると、最初の講習で聞いていたのですが、私が忘れてしまっていたようです。









 休憩を終え、改めてチャレンジしました。

さっき習った、数々の技術を試してみよう。

すると、少しずつではありますが、ゴールに近づいてきました。

何度も何度もトライする中で、明らかに。

特に、横に進むという選択肢があると、コースの攻略が楽になります。

単純に最短距離を進むだけではなく、横に進む。

もちろん、ジャンプアップや、休憩も大きな武器になってくれました。

インストラクターが示してくれた、数々の技術。

これが私にとって、複数の選択肢という武器になってくれたのです。








 
 

 食らいついても、食らいついても、届かない。

サッカー・フットサルの指導に置き換えてみると。

選手の自主性に任せると言えば、聞こえはいいのですが、ノーコーチングになっていないか。

特に、日本は日常にフットボールの試合が溢れていない。

お手本がすぐ近くに、常にある環境ではないのです。

だとすると、こういった選択肢があるよ、と指し示す必要があるのではないか。

その選択肢を選手自身にチョイスさせ、トライさせてみる。

もちろん、教え込むようなオーバーコーチングにならないように。

このバランスは難しいのですが、全くの放任で選手が育つ環境は、まだないのが現状でしょう。











 今回のボルダリング初挑戦。

普段の指導にも活かせれる、気づきを得ました。

コーチにとって当たり前のことが、選手にとっては当たり前ではないということ。

これが最も大きな気づきです。

加えて、選択肢を与える必要性も感じました。

いくら考えろ!といっても、ただプレーしているだけでは得られないものがあった。

新たな挑戦をすることが、自分の糧になって帰ってくれました。
posted by プロコーチ at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月22日

許してはならない行為

 昨年11月4日にタイで行われたFA杯決勝(ブリラム対アーミー・ユナイテッド)で主審を務めた日本の吉田寿光氏(49)が、八百長に誘われたことをアジア・サッカー連盟(AFC)に報告していたことが19日、分かった。

中略

・中国33人永久追放
中国サッカー協会は18日、八百長に加担したとして選手、関係者の計33人を永久追放処分とした。
同国リーグの上海申花に16万ドル(約1500万円)の罰金と、今季の勝ち点6を減点し、03年のリーグ優勝を剥奪すると発表した。上海申花以外にも11のチームを処分対象とし、天津泰達にも上海申花と同額の罰金と勝ち点6のマイナスを通告。中国当局が八百長排除に懸命で、この1年間で50人以上に及ぶ選手らが逮捕された。

・最近、世界各国で発覚した主なサッカーの八百長疑惑
*イタリア 2006年5月、セリエAの強豪ユベントス幹部が同国サッカー連盟に圧力をかけて審判を選定し、審判らを買収、脅迫するなどし有利な判定を引き出す事件が発覚。他の有力クラブも関与し裁判でユベントスの2季分の優勝の取り消し、セリエB降格などの判決が下された。
*韓国 11年5月、同国検察当局がKリーグで八百長を仕組み「スポーツくじ」で不当な利益を上げた容疑でブローカーと元プロ選手2人を逮捕。今年1月にFIFAは関与した41選手を永久追放処分とした。
*世界規模 今年2月、欧州警察機関が八百長疑惑のある試合が、08〜11年に欧州の380試合を含め、世界で680試合あると発表。W杯予選や欧州チャンピオンズリーグなども含まれ、審判、選手ら425人に関与の疑惑があるという。

引用、スポーツ報知(2月19日)




 この報道が、思ったほどクローズアップされていない。

私は、この問題は、フットボールそのものを破壊する、憎むべき行為だと思っています。

八百長を仕組んだ黒幕を許すことはできない。

もちろん、甘い誘いに乗ってしまった、ピッチ上の関係者も同罪です。









 
 フットボールは、日々進化しています。

戦術が発展し、フィットネスが向上し、用具も進化している。

ほんの10年前の試合が、古臭く感じてしまう。

伝説的な名選手といえども、現代のフットボールシーンで活躍できないのでは?

そんな意見が現実味を帯びる、ピッチ上は、まさに日進月歩です。

それでも、ピッチの上では、何が起こるか分からない。

理論通りに、予測通りに進まないのが、フットボールの大きな魅力の一つです。







 

 ミラン対バルサの1STレグ。

落日のミラン。

名だたる選手が、チームを去ってしまった。

少しずつパフォーマンスは上がっているものの、成長中のチーム。

かたやバルサは、世界中に敵などいないのではないか?!

ベストメンバーを揃えて、テンション高く戦えば、負けるわけがない。

ミランのホーム・サンシーロに乗り込んでても、同じ。

内容でも圧倒して、バルサが完勝する。

あの試合の結果を、予測した人は、何人いたのでしょう?

フットボールは、ボールがどっちに転がるか?

常に、我々の予想を裏切り、上回るから、面白い。

もし、これら全てが仕組まれたものだったとしたら?!

それは単なるフットボールショーであって、フットボールではなくなります。









 攻撃における、プレーの原則というものがあります。

まずは突破を目指す。

相手の背後を奪い、ゴールを目指す。

それが無理なら、厚み・幅を作り、拡げて守備を難しくさせる。

それでも相手を崩せないなら、活動性をもってプレーする。

スペースを空けて使い、大きな動きで相手DFを混乱させる。

このように、攻撃を行い、相手のゴールを目指していきます。

それでも、相手を崩せない。

相手チームの素晴らしい守備に、やり込められてしまう。

そこで求められるのが、即興性です。

意外性のあるプレーで、相手を驚かせ、シュートチャンスを作り、ゴールを奪う!

こういったプレーに、我々は、感嘆の声を上げる。

ピッチを俯瞰しているものすらも、逆を取ってしまうような即興性。

我々を虜にしてしまうプレーです。

本気で戦っている人間たちが、限界を超えるプレーを見せてくれる。

その興奮は、何者にも代え難い感情です。










 汚い人間たちが、フットボールを汚してしまっている。

そんなことは許されてはならない。

本気でぶつかり、筋書きがない。

ボールがどっちに転がるか分からないから、フットボールは最高。

転がる先が分かっているのは、我々の大好きなフットボールではない。
posted by プロコーチ at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする