2017年04月04日

サイドバックのエラー(図示)

エラーその1

センターバックの前に、出て行ってしまう。


 1   2    3    4    
     ★
     ・

 ○             ●
     ●    ●     


白い丸が、左サイドバック。

星印の選手がボールを受ける。

本来、2の位置は左センターバックが当たるべき位置。

それなのに、左サイドバックが勢いのままに当たりにいってしまう。

左サイドバックの担当は、1のはずです。









エラーその2

自分のラインを無視して、一つ高い位置に出ていく


      ●
★       ★
〇       


     ★
     ・
     ●
               
  1     ●   ●     


本来左サイドバックは、センターバックとお互いカバーしあえるポジショニングを取るべき。

それなのに、勝手に一つ前に行ってしまう。

自分のサイドのマークに固執し過ぎているのか。

ゾーンDFの意識が弱いのか。

本来は、1の位置で、センターバックのカバーをしてほしい。

抜かれてからカバーリングでなく、予め、カバーリングできるポジションに入ってあげる。

間違っても、自分のマークしたい選手のそばにいればOKではないはず。







 分かりにくいかもしれませんが、図にしてみました。

前回の文章と合わせて、確認してみてください。

http://futebol.seesaa.net/article/448706460.html

理解が深まるのではないでしょうか?
posted by プロコーチ at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月15日

マスチェラーノのスプリント

 バルサの試合を観ていて、驚いたこと。

それは、マスチェラーノの、あるタイミングでのスプリントです。





 一人一人が、パスを受けるために動く。

マークを外し、サポートし、スペースを管理する。

それは、当然。






 相手CBが低い位置でボールを保持し、FWに向けてロングフィード。

その瞬間は、もちろん、守備をするために、前後左右の距離を圧縮している。

ボールを奪うために、コンパクトな陣形を保っていました。





 FWがこぼしたボールを回収したマスチェラーノ。

体勢が悪かったので、GKにバックパス。

するやいなや、ペナルティエリアの角付近に向けて、スプリント。

30M以上はあったはずです。

猛然と、本気のダッシュ。






 ビルドアップをするために、サポート。

それは、当たり前。

GKには、全くプレッシャーはかかっていません。

落ち着いてボールをコントロール。

その時には、マスチェラーノは、ペナルティエリアの角に到着している。

前を向いて、良い体の向きで、ボールを受ける準備が完了しているのです。









 もちろん、その後は、プレーを成功させました。

GKからのパスを足元で受け、前方にパス。

いつものように、ビルドアップを終えました。








 なかなか、トップレベルの他のクラブでも、この動きは目に出来ません。

当たり前のように、ここでスプリントできるのが、バルサの強さですね。

そして、マスチェラーノが重用されている理由の一つでしょう。
posted by プロコーチ at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月06日

出し手と受け手に加えたい

 この年末、正月で、育成年代の試合、トレーニングを観ました。

U14ナショナルトレセン女子、全国少年サッカー大会、高校選手権、高校選手権女子。

昔に比べると、本当にレベルが上がりましたね。

適当にボールを蹴飛ばして、運を天に任せるプレーが減少しています。

観戦していて、純粋に楽しめる試合が増えました。







 その中で、気になる点がいくつかあります。

・ボールを蹴る力が落ちている。

グラウンダーのパススピードも弱い。

ミドルシュートの本数が少なく、精度も低い。

ボールを蹴る音そのものが、悪い。

・ヘディング

ボールの落下点に入れていないわけではない。

トレーニングはしていると思います。

ボールをバシッとたたけない。

競り合いながらヘディングは、もっと落ちてしまう。








 一番気になったのは、オフザボールの関わりです。

ボールホルダーがボールを持って、引き付けてパス。

もしくは、出し手と受け手との関係で、パス。

そして、それを繰り返すのみ。

パスはつながっているように見えます。

ただし、守備組織を固められると、途端にパスがつながらず、崩せない。

無理にボールを運んで、守備ブロックに引っかかる。








 3人目、4人目の関わりが弱い。

傍観者になっているのではないか?

ボールの動きに合わせて動いているように見えているけど、ただ動いているだけ。

ボールを、このようにボールホルダーが持っている。

あそこに(自分ではない違う場所に)ボールが出そうだ。

だから、次の場所に向けて、移動しよう。

この頭を持ちながら、プレーを連続させたい。






 ボールを受ける選手も足りていない。

次に、ここにプレーするために、ボールを受けているかどうか?

A → ? →C

AとCとをつなぐために、自分がボールを受けに行く。

だから、Bに入る。

何のためにボールを受けるのか?

これも、3人目の動きとして大切なポイント。








 ボールを扱う技術は、高い。

だからこそ、この頭の中身を磨いていきたい。




posted by プロコーチ at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月24日

試してみました。

 何度もお伝えしている、ユーロ2016。

今回の大会の特徴として、リアクション型チームの台頭が挙げられます。

優勝したポルトガルを始め、ウェールズ、アイスランドの躍進、イタリアの意地。

これら全て、リアクション型。

堅い守備から、カウンターアタックを武器としたチーム。

元々、このような戦いをしたいわけではないのかもしれない。

自分たちのチーム力と、対戦相手とのチーム力とを比べる。

結論が導き出されたのでしょう。

「自分たちがボールを持ちながら、試合を進めていくことは出来ない。」









 そのように守備を固めるために、どのような方法を選ぶのか?

モウリーニョ監督がインテルでチャンピオンズリーグを掴んだ、あの方法。

ゴール前に2台バスを停めた!と例えられました。

低い位置にフラットなDFラインを、4人で形成。

その前に、同じく4人でMFラインを引く。

8人で、ゴール前のスペースを圧縮させ、相手の侵入を許さない。

その系譜は、アイスランドや、アルバニアに受け継がれています。









 今回特徴的だったのは、ウェールズやイタリアに見られた方法です。

3人のセンターバックで、中央を固める。

さらに、両サイドのウイングバックを最終ラインに落として、5バックに。

その5人の前に、中盤のセンターの選手が門番のように待ち構える。

7人、8人で低い位置にブロックを形成します。

攻撃は、ある程度割り切って、守備を優先しています。

中央も、サイドも、バイタルエリアも、スペースを先に埋めてしまう。

さらには、前線の3人も、最終ライン近くまで守備に戻ることをいとわない。

相手のサイドバックがオーバーラップを仕掛けてきた時などは、躊躇なく後ろまで下がります。

ここまで、スペースを埋められて、人数を掛けられると、簡単には崩せませんよね。

そしてボールを奪ったら、前線の3人を起点に、カウンターアタック!

カウンターアタックがはまらなくても、何とかロースコアの展開に持ち込み、チャンスをうかがうのです。











 先日、帰国後すぐに、社会人リーグの公式戦がありました。

対戦相手は、リーグの強豪として名高い、何度も1部で優勝を重ねているチームです。

私は、仲間たちに、3バックの導入を提案しました。

「ボールを持てるチーム、パスをつないでくるチームには有効だ!」

仲間たちは、突然の提案でしたが、納得し、取り組んでくれました。

15年以上、4バックで戦っている我々です。

さて、どうなるのでしょうか?

学生時代には3バック全盛時代でしたので、自分自身馴染みありました。

長所も、短所も、身に染みてわかっています。

そして、何より、3バックの成功例を見てきたばかりですので、自信はありました。








 3バックの欠点と言われるのは、3センターバックの両脇のスペース。

ここをどのように、管理するのか?

そして、ウイングバックの選手に、どの高さでプレーさせるのか?

この2つが、試合を進めていく上での、大きなポイント。

・ビルドアップの能力が高いかどうか。

・ウイングバックの体力はどこまであるのか。

この条件を当てはめていくと、ウイングバックの高さが調節できます。

我々が選んだのは、こうです。

ボールサイドのウイングバックは、相手のサイドハーフにプレッシャーをかける。

逆サイドのウイングバックは、ストッパーの位置までは下がらない。

出来るだけ5バックにならずに、3バックで対応する。

では、3バックの両脇のスペースは、誰が管理するのか?

ボールサイドは、スイーパーに入る選手(私)が、全部カバーに行く。

ウイングバックの背後も、ストッパーの背後も、全部スイーパーがカバーします。

逆サイドのスペースは、ウイングバックが対応。

でも、そこは、ボールが入って、初めて落ちるように。








 対戦相手は、本当に強かったです。

ボールは動かせる。

一人一人が、判断しながら、ポジションを取りながら、攻撃を進めていく。

中央も、サイドも、広く使いながら、丁寧に組み立ててきます。

こちらの薄い場所を見つけ出し、フリーランニング、そしてパス。

唯一、ドリブルで仕掛けてくる選手が少なかったのが、欠点でしょうか。

チャンピオンチームにふさわしい、堂々たる試合を展開していきました。













 でも、これら全て、織り込み済みです。

粘り強く、対応。

普段よりも、多く声を掛け合いながら、組織を作りました。

マークの受け渡しや、ポジショニングを確認をこまめに。

そして最後は、体を張って、相手の侵入を許さない。

対戦相手も、中に入ってこれなくなりました。

少し力任せに、サイドからクロスを入れて、合わせる回数が増えてきました。

でも、単純にクロスを入れてくるだけではありません。

ファーサイドまでクロスを入れて、折り返して、走り込んできます。

我々のマークをずらしたいのでしょうね。

暑い中で、熱い試合が続きました。

ロースコアの展開。








 結果は、見事2対1で勝利!!

今まで、勝ったことがない相手でしたが、狙いがズバリ。

ロースコアの展開に持ち込み、カウンター2発で逆転勝利。

最後まで、全員が体を張って、ボールを奪い、ゴールを守りました。

時間の経過と共に、イライラする対戦相手。

こんなはずではなかった?!

我々にとっては、当初のプラン通り。

美しい試合ではないかもしれませんが、気持ちの入った試合だったのではないでしょうか。

まるで、私が観戦してきた、ウェールズ対ベルギーのような熱戦。

3バックが機能し、相手の自由を奪い続けたのです。

我々のチームに、1つオプションが増えたかもしれません。
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2016年06月17日

失点シーンを分析

 惜しくも1対2で敗れた、キリンカップ決勝戦。

ボスニアヘルツェゴビナは、良かったですね。

願っていた通りの、私の好みのチームでした。

ビッグネームは、欠けていたかもしれない。

やる気のない名前だけの選手よりも、やる気にあふれた選手。

目の前の相手に対して、ボールに対して執着心を出す。


勝負にこだわる対戦相手は、テストマッチにおいて、本当にありがたい存在でしょう。










 2失点ともに、ディフェンスラインの責任を問われています。

特に、吉田麻也。

現象だけを見ると、彼のプレーに問題があったように見えてしまいます。

例えば、1失点目。

彼が背後のヘディングに競り負けて、ヘディングシュートを打たれる。

こぼれ球を決められて、ゴール。

2失点目は、マークについていたジュリッチ選手にシュートを決められる。

先ほどとは違い、今度は地上戦で後手を踏んだ形です。









 吉田麻也の能力の低さ、試合勘の無さが失点につながった。

まるで、敗戦の責任者のような言われ方です。

こんなことを、語ったり、信じている限り、日本の守備力は上がらないでしょうね。

本当に、残念な論調です。

目の前の、目立つ現象だけを取り上げて、そこに責任を集約させる。

例えば、パスが通らなかったという現象。

すると、ボールを蹴った出し手が目立ちます。

「しっかりパスを出さないからだ!。」

まさか、それだけが、パスミスの原因だとは思いませんよね。

パスには出し手もいれば、受け手もいる。

そして、周りで動き出している選手がいる。

パスミスという現象の幾つか前に、ミスの原因が潜んでいる。

それと同じように、守備の場合も考えてほしい。

失点の原因は、守備が組織されていないこと。

組織が崩壊し、個人がさらされてしまった。

吉田が後手に回ったから、その理由だけで失点になったのではありません。








 例えば、1失点目。

失点シーンでは、たくさんの選手がミスを犯しています。

原因となる、直さなくてはならないプレーが、あちこちで見られました。

まず、長友選手。

ロングキックが出されそうになったら、半身の態勢を取り、DFラインを下げ始める。

それは、ボールホルダーのボールの持ち方や、フォームから予測します。

この時、受け手となる選手が、背後へのランニングを狙っているかも観察です。

長いボールを蹴られた時には、すでに自分たちの背後のスペースに向かったランニングをしている。

この個人戦術が、取れていなかった。

映像で確認しましたが、4人中、長友選手一人だけ、遅れてしまっています。

結果、日本の左サイドに、スペースを与えてしまいます。


 続いて、森重選手と長谷部選手。

二人が、ヘディングのこぼれ球に、同時に反応してしまっています。

ボールは、DFラインの前、中盤のラインが担当するスペースに落ちました。

正直、どちらがボールに向かっても、守り方はあったと思います。

でも、ここでは、二人がボールを拾ったジュリッチ選手に寄せています。

その結果、森重選手が元々いたスペースが、空いてしまった。

吉田選手と酒井選手との間にギャップ(裂け目)が生じてしまったのです。

二人でコミュニケーションを取り、どちらかが最終ラインに入れなかったのか?!




 酒井選手。

こうして、ギャップが生まれてしまったのに、無関心。

外の選手をマーク。

つまり、自分の目の前の選手のマークに、重きを置いてしまった。

そうすると、ギャップは解消されないままです。





 そして、問題のシーンになります。

ペナルティエリアの外、ゴール正面30Mから、ラストパス。

ふわりとコントロールされ、絶妙のボールが、最終ラインとGKとの間に入ります。

この瞬間、まさかの事態が起きています。

ゴール中央で、正しいポジションを取っているのが、吉田選手ただ一人。

長友、酒井選手の両サイドバック。

センターバックの相棒である森重選手。

誰一人、いないという、あり得ない状況なのです。




 そのためか、吉田選手はボールが蹴られる寸前に、ポジションを移動します。

中央寄りに、2歩ほどズレました。

これは、酒井選手とのギャップを埋めるため。

中央に絞るポジションを取ったのです。

結果として、この2歩が命取りになりました。

その裏にボールが出されたため、吉田選手はボールを触ることが出来ませんでした。

でも、この2歩は、DFなら当然の行動です。

仮に、もう一度このシーンが起きても、2歩絞ってポジションを修正すると思われます。




 最後のミスは、森重選手です。

自分のポジションから飛び出してまで、ジュリッチ選手にマークについた。

はずだったのですが、最後の瞬間では、マークについていません。

おそらく、自分のポジションに戻ることを優先したのだと思われます。

守備者としての嗅覚を存分に働かせて欲しかった。

ポジションに戻ることより、相手を抑えることを優先して欲しかった。

ゾーンのDFを知ってるだけに、森重選手は、このような行動をとりました。

このプレーもミスとは言い難いのですが、原則を破ってでも、最後までマークする選択肢はなかったのでしょうか。






 ちなみに、ラストパスが出た瞬間の枚数はどうなのでしょうか?

相手の攻撃のほうが枚数が多いのでしたら、エラーも起こりがちです。

日本の守備陣はフィールドが7人+GK。

一方のボスニアヘルツェゴビナの攻撃は、たったの5人。

これで、崩されてしまうのですから、問題は大きいですね。

試合後に、吉田選手が、言葉を選びながら、コメントしていました。

「最後のところでは競り勝たなきゃいけないけど」

「その回数を10回から8回、7回に減らすことによって確率も下がってくる。
また、そういうボールを出させないのも技術の1つ。
そういうところをやってかないとフィジカルだけでは僕らは難しいのかなと」

この言葉を、責任逃れからくる、言い訳ととってしまうか。

それとも、守備組織の向上を、守備への理解を求める、真の声だととるか?

どう思いますか?

一度、巻き戻して、この失点シーンを分析してみてください。

単純に競り負けたのが、悪い。

そのような分析結果を出してしまうのは、私は賛成できません






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2016年05月05日

1%の衝撃

 衝撃的な統計です。

ワースト1位(97位)
パリサンジェルマン…1.1%

同率で同じく1位が(97位)
バイエルンミュンヘン…1.1%

3位(96位)
バルセロナ…1.4%

4位(95位)
ユベントス…1.6%

ヨーロッパ各国リーグで、首位に立っているクラブが、見事に並びました。










 実はこれは、試合におけるロングボールの割合です。

試合中の全部のパスを数え、その中で、どれくらいロングボールを使用しているのか?

スペイン、イタリア、イングランド、ドイツ、フランスの5リーグで順位付け。

彼らは、試合中に数100本のパスを出します。

ワーストランキングに入るクラブは、500〜600本は出してきます。

ボールポゼッション率も高く、ボールを保持しながら試合を組み立てていきます。

その中で、たった1%しかロングボールを蹴っていないのです。

アトレチコマドリーは、比較的ロングボールを有効に使っているかな?

と思って調べてみても、わずか2.9%にしかすぎませんでした。









 自分たちのフットボールは、どうなっているだろうか?

アバウトなロングボールを蹴り込んで、追いかける。

少しでもプレッシャーを受けると、奪われるのを恐れてか、ボールを放棄してしまう。

一体、何%、何十%のロングボールを蹴ってしまっているのか?

「100%自分たちが保持しているボールを、なぜ50%以下に落としてしまうのか?」

「なぜ、このようなプレーを繰り返すのか?」

ドイツ代表のテクニカルスタッフが、講師を務めた指導者講習会。

講師がロングボールに頼る試合を見て、漏らしていた言葉が思い出されます。











 この統計の事実から、我々は何を学ぶべきなのか?
 
私は、2つのことを考えました。

・ロングボールを減らすための働きかけ

・ロングボールの成功率を高める


ボールを持っているONの部分、持っていないOFFの部分。

その両方を高めていく。

そして、ロングボールは、0にはならない。

この辺りを、改めて考察してみたいと思いますが、また別の機会に。










 この中で、あのクラブが入っていませんよね。

そう、プレミアリーグを制したレスター。

彼らは、6.9%。

全98クラブ中、第3位の利用率の高さになっています。

ちなみに、イングランドプレミアリーグの順位で考えると、このようになります。

トッテナム…3.1%

アーセナル…3.1%

マンチェスターシティ…2.4%

岡崎の所属するレスターは、ライバルチームの2倍から3倍もロングボールを用いている計算になります。

イングランドは、元々、ロングボールを多用する傾向にありました。

このレスターの優勝を契機に、またもや先祖返りしてしまうのか?

それとも、他クラブのように地上戦を繰り広げようとするのか?

来シーズンは、見どころが、一つ増えましたね。
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2016年01月30日

サイドアタックの有用性

 週に一度、平日に試合をしています。

いわゆる草サッカーなのですが、居心地のよい場所です。

いつもの仲間がいて、ピッチもきれい。

学生時代には、かなりのレベルでぷれーしていた選手も多く、元プロも混じるほど。

何よりも、真剣に取り組む姿勢が、スタンダードになってきている。

「ボール取られたら、追えよ!」

「意図のない縦パスはやめよう。」

互いに、当たり前の要求を、当たり前に出来る。








 先日の対戦相手は、強豪でした。

4種、3種を指導するクラブのコーチ陣との対決。

地域でもかなり名の通った、強豪クラブ。

体は動くし、技術もある。

何よりも、サッカーを理解している集団。

相手にとって不足無しどころか、対処に困るほどのレベル。

狭いところにでも平気で侵入してくる。

間で顔を出し、足元につけ、はたいて、抜けてを繰り返す。










 最初は、守備を固めて、まずは崩されないようにブロックを形成。

面白くはないのですが、リアクションで試合を進めました。

それでも、崩してくる。

ボールをドンドン動かして、こちらの穴を作ろうする。

特に、中盤とDFラインとの間を使ってくるのが、上手。

こちらからすると、奪いに行きづらい場所で、ポイントを作ってきます。

GKのミスもあったのですが、2点を先制されてしまいました。







 さあ、どのように対応しようか?

さっと、話し合いをし、守備陣形をさらに整えて、対応しました。

中盤のサイドのスペースを明け渡しても、中央を固める。

4-4でブロックを組み、ラインを押し上げる。

コンパクトの状態を維持しながら、相手の選択肢を狭めるのです。

裏にスペースは明け渡すのですが、そこはラインコントロールと、走力でカバー。

横パスはあえて捨てる。

その代わりに、短くても足元の縦パスは許さない。

試合の流れは好転しました。

いい守備から、いい攻撃の流れが生まれ、3対2と逆転!









 1点返され、3対3で、前半終了。

すると、相手が右サイドにアタッカーを配置していきました。

この選手が、速い、クロスが正確と、絵に書いたようなサイドアタッカーでした。

中央でボールを動かして、サイドに振る。

そこから、GKとDFラインとの間に、アーリークロス。

中に、3枚以上が常に飛び込んでくる。

中央に絞り、ラインを上げている我々守備陣は、振り回され続けます。

サイドにスライドし、さらにラインを下げさせられる。

ラインを上げて、また絞る。

この作業を延々と繰り返しながらも、失点せずに、耐えていました。








 ところが、相手にポゼッションされ、リアクションを続けるのは、体力的にしんどい。

それだけならまだしも、サイドを有効に使われると、走る距離が一気に増えます。

走っているのではなく、走らされる。

ふと気が付けば、こちらの走力はがた落ち。

一番気をつけていたはずの、中央のスペースまで明け渡してしまっていました。

こうなれば、対処のしようがありません。

中からも、外からも、自由にフリーパスで通過されます。

悔しいけども、大敗に終わりました。









 当たり前ですが、サイドアタックは有効ですね。

相手守備者にとっては、視野角の限界があるので、マークを外しやすい。

サイドにある時、マークすべき人とボールとを同一視するのは、困難です。

攻撃側にとって、有利に立てるサイドアタック。

それをさらに効果を高めるのが、中央での崩し。

特に、ボールを保持しながら、バイタルに侵入していくことが出来れば。

相手守備陣は、サイドをケアしている場合ではなくなります。

そんな時、サイドにいいアタッカーがいて、タイミングよく使えたなら!

サイド攻撃の有用性を、身をもって体感させられました。

あまりにも当たり前のことですが、改めて感じましたね。

本当に、守備者から見て、怖いものです。



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2016年01月14日

サイドを崩す

 今年も熱い戦いを見せてくれた、高校選手権。

制したのは東福岡。

決勝戦は意外なほどの大差でした。

プロに行っても通用するのでは?と思わせてくれる選手も、ちらほら。

ユースとの比較で、レベルの低下が言われています。

まだまだ、高校サッカーも健在ですね。

それどころか、クラブユースとの競い合いで、サッカーの質も高まっているように感じました。

守備を固めて、ボールを蹴飛ばすだけの、トーナメント仕様の戦術。

それでは、勝ち上がっていくことが出来ないのが、現在の選手権です。










 優勝した東福岡。

東福岡と言えば、サイドアタック。

スピードあふれるサイドアタックで、相手チームを切り裂いていく。

10数年前の印象でしょうか。

忘れられない選手と言えば、古賀誠史。

卒業後は、マリノスやアビスパで活躍しました。

本山、千代反田、山下など、他にも素晴らしい選手はたくさん輩出しています。

古賀は、左サイドをグイグイと切り裂いて、ドカーンとパンチの利いた左足のキック。

サイドアタックに特徴のある、東福岡らしい選手ではないでしょうか。









 今回のチームも、サイドアタックに特徴を見ることが出来ました。

それは、個人というよりも、サイドへの関わり方。

サイドの高い位置でボールを持った時に、周りの選手がどのように関わっていくのか?

サイドチェンジ、2列目の飛び出しなのでボールを受けた時には、目の前にはスペースが。

迷うことなく、ゴールに向かって、ボールを持ち出します。

では、サイドの高い位置でボールは受けたものの、相手SBに対応されている。

よく見かけるのは、味方のサイドバックが外を回ってオーバーラップラン。

数的有利を生かして、サイドの崩しを図ります。

これは、定番中の定番ですが、効果は大きいです。

瞬間的にでも、2対1を作ることが出来れば、サイドは崩せますからね。










 もちろん、東福岡も、このオーバーラップランは何回も見せてくれました。

印象的だったのは、違う崩しです。

それは、フットサルで言う「パラ(パラレラ)」「パラレル」の動きです。

中央の選手が、ボールを持った選手の前のスペースに向かって、中から外に斜めに走っていく。

サッカーでは、ダイアゴナルランと呼ぶこともありますね。

ボールは、中を警戒している選手をあざ笑うように、タテへパスを流す。

つまり、ラインに平行のパスコース(パラレル)に、パスを出す。

中は警戒していても、外は警戒が緩いことを活かした、このパラ。

フットサルのように、スペースがない状況でも、有効な崩しです。

これ一発でゴールまで!というのは厳しいですが、サイドをえぐるのは、難しくない。











 この動きをされると、守備側の対応が難しくなります。

出し手をマークしている対応、ランニングへの対応、この両方です。

出し手をマークしている、ONの対応はどうなっているのか?

守備者は、常にゴール方向を意識しながら、守備を行います。

つまり中。

中を厳しく警戒すればするほど、縦方向は空いてしまう。

縦が怖くても、中を空けてまで、縦をつぶすのは、最初から出来ない。

さらに付け加えると、自分の後ろを走っている選手を、背中で感じながら守備するのは、難しい。


 次に受け手、OFFの対応はどうなっているのか?

中央から外へのランニング。

これに付いて行ってしまうと、中央にスペースが生まれてしまう。

そうは言っても、マークを受け渡す味方は、存在しないことがほとんど。

マークを流すことも出来ず、中央を空けることも出来ず。

ジレンマを抱えながら、どちらかを諦めてしまう。

となれば、外のスペースへダイアゴナルに走っていった選手を諦めることが多いでしょう。











 つまり、守備側は、即興でこの動きに対してバランスをとることが難しいということです。

予め、この動きに対する、準備を話し合っておかなければならない。

どこまで付いていくのか?どっちのコースを切るのか?

私も、この動きを多用するチームとの対戦は、嫌なものです。

最低でも3人のDFが、意図を合わせなければ、穴が生まれてしまう。

賢いチームは、パラの戦術にとらわれず、その穴を突いてきます。

増々、対応が難しい、、。












 東福岡が見せてくれた、サイドアタック。

なかなか見ごたえがありました。

ただ、イチフナは、東福岡を自由にさせませんでした。

様々な工夫をしてサイドを崩そうとしましたが、かなり苦労していました。

パラもオーバーラップも、ドリブルも、さまざまな崩しを見せましたが、、。

結局、無得点のまま、80分が終わりました。

3回戦で見るには惜しいカードでした。

イチフナは早々に散りましたが、ファイナリストになっても、おかしくないレベル。

準決勝、決勝を見て、改めて感じました。

このような素晴らしいライバル関係が、お互いを高め合うのでしょう。

伝統高の復活、新しいチームの台頭。

来年の選手権が、今から楽しみです。

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2015年11月14日

クロスから失点

 強豪チームを相手にする。

個々の選手の力。

グループとしての熟成度。

一つ一つのプレーの精度。

互角に立ち向かうことは、なかなか難しい。

試合が始まると、ボールを前に運ぶこともままならない。

簡単にボールを奪われる。

ボールポゼッションされ、自陣に押し込められてしまう。








 モウリーニョ監督がインテル時代に敷いた、有名な戦略。

ペナルティエリアの前までは、相手に来させても構わない。

自陣深くに自ら閉じこもり、最後の崩し、フィニッシュするスペースを絶対に与えない。

強固な強固な守備のブロックを、形成する。

自陣深くでだけ、人数をかけて、スペースを埋めてしまう守備方式です。

「バスを2台停車させた」とまで形容されました。

この言い回しは、モウリーニョ監督本人も口にしています。

彼は、対戦相手を分析し、試合を進めることに長けています。

相手の攻撃力が優れているのならば、超守備的と言われる戦い方を選ぶことに迷いはありません。

耐えて耐えて、必殺のカウンターで相手の息の根を止めるのです。











 ワールドカップアジア2次予選、日本対シンガポール。

シンガポール代表は、バスを停める戦い方を選んできました。

GK、DF、アンカー、MF,FWが、1−4−1−4−1で並びます。

ハーフタイムを超えてボールにプレッシャーには行きません。

背後のスペースを消し、ゴール前をガッチリ固めます。

6月の試合でも活躍した、シンガポール代表のGK,イズワン・マフブード。

当たりまくった彼が、今回もゴールにカギを掛けるべく立ちふさがっていました。

彼のシュートストップの能力は高いですね。

良いポジショニングから、抜群の反射神経。

序盤のスーパーセーブを見た時には、今回も?!と悪夢が思い出されました。











 今回は、3得点を奪うことが出来ました。

この3得点奪えたのは、日本の攻撃のバリエーションの多さが後押ししたでしょう。

ミドルシュート、サイドアタック。

中央を崩すために、細かいところに固執してパス交換をして引っかかる。

わざわざ、相手が待ち構えているところに攻め込んでいく。

1タッチで狭いところを無理やり崩そうとして失敗する。

ここ数年の日本代表の悪い癖です。

一点目は、今回の狙いがはっきり表れたゴールだったのでしょう。

本田が右サイドからクロス、武藤が折り返して、金崎が胸トラップからシュート。

美しいゴールでしたね。









 このゴールをシンガポール代表は、防ぐことは出来なかったのでしょうか?

名GKに頼るだけでは、このシュートを防ぐことは出来ない。

もし失点を防ぐとしたら、DFラインの助けが必要でした。

本田が右サイドからクロスボールを上げた時の、シンガポールDF二人のポジショニング。

ここに修正の余地がありました。

その瞬間、体の向きが悪く、マークを見失っています。

さらに、ここがポイント!なのですが、DFラインの高さです。

ちょうどPKマークの辺りに位置していました。

ゴール前から11M。

言い換えれば、ペナルティエリアの中、5M以上侵入されています。

クロスボールに競り負けた瞬間は、シュートを打たれることに等しい。

その場所が、ゴールから11M以下になってしまうのです。

体の向きが悪く、相手選手を見失い、シュートまで持ち込まれる。

もしそうだとしても、この位置がもう数Mでもゴールから離れていたら!?

GKにシュートを止めるチャンスがあったかもしれません。










 シンガポール代表の守備陣は、バスを停めることに必死になりすぎて、大切なことを忘れていました。

それは、ラインコントロールです。

相手のボールの動き、状態を見て、こまめにラインを上げ下げする。

ここで言うラインコントロールは、オフサイドトラップのことではありません。

オフサイドというルールを活用はしていますが、オフサイドを取ることを目的にはしていません。

ラインを上げ下げすることにより、相手攻撃陣の動きを制限させたいのです。

実際にこの時も、ラインコントロール出来ていませんでした。

本田がボールを受けた瞬間は、DFラインは、ほぼペナルティエリアのライン上でした。

そこから、相手のフリーランニングに引っ張られ、ズルズルとラインを下げてしまった。

一方、本田のドリブルはゴールから遠ざかるように3・4Mボールを運んでいました。

ラインを上げるのならまだしも、下げる必要は無かったはずです。

このラインコントロールのミスが、日本の得点を生んだと言えます。










 最近、ラインコントロールが巧みなチームの試合を観戦しました。

チャンピオンズリーグのベンフィカリスボン対ガラタサライの試合です。

ベンフィカのDFラインは、90分を通して、こまめにラインをコントロールしていました。

そして、相手の攻撃を制限し、入ってきたボールに対して、しっかりとファイトします。

終盤に一人の退場者を出してしまいましたが、守備組織が破たんすることはありませんでした。

ベンフィカの守備を統率していたのが、私のお気に入りのCBルイゾンです。

10年以上もベンフィカでCBを務め、キャプテンマークも巻いています。

ブラジル代表としても40試合以上もキャップを重ねています。

ワールドカップでの活躍がないためか、地味な選手?かもしれません。

彼は、体型的には190センチを超える大柄で、クラッシャータイプと思われがち。

でも、あの繊細なラインコントロールは、ヨーロッパでの10年以上のキャリアの賜物なのでしょう。










 攻撃の選手が、オフ・ザ・ボールの動きで、先手を取る。

ボールを受ける前に、マークを外し、有利な体勢でボールを受けようとする。

それと同じように、守備の選手も、ボールが来る前から勝負は始まっています。

良い準備が勝負を握っているのは、攻撃も守備も共通です。

ボールにファイトし、体を張るだけがDFの仕事ではありません。

ラインコントロールを身につけ、FWとの勝負を有利に運びたい。
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2015年06月05日

FCバルセロナを倒すために

 ヨーロッパ各国リーグも終わり、今シーズンも佳境を迎えています。

いよいよ、UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦。

FCバルセロナ対ユベントス。

スペイン対イタリアの試合は、盛り上がります。

対極ともいえる、フットボール文化を持つ両国の対戦。

勝負に徹するイタリア、スタイルにこだわるスペイン。

一概に決めつけるのも良くないのですが、彼らの体に染みついたものは簡単には抜けないはずです。









 イタリア・ローマでの監督も経験した、バルサ監督ルイスエンリケ。

イタリアの強さも、脆さも理解しているのでしょうか?

スペイン人のメンタリティはもちろん、イタリア人との仕事の経験。

両方を持ち合わせている、希有な存在。

スペイン・イタリア両国でのプレー経験がある、元監督グアルディオラの成功が思い出されます。

リスクマネジメントをしながら、攻撃していく。

近い距離間でのパスを回しながら、ボールを保持していく。

相手のスキを見つけては、DFの間に入り込んでいく。

今年のバルセロナは、このようなプレーが減っています。

ボールポゼッションよりも、ゴールへの最短距離を前線の3人が目指す。

メッシ、スアレス、ネイマール。

南米最高峰のタレントに気持ちよくプレーさせている。

バルサらしいというよりも、効率的な試合運びの意思を感じます。










 やはり、前評判はバルサに傾いているようです。

あれだけのタレントを揃えているチーム。

一方、優勝から長く遠ざかっている、イタリア、そしてユベントス。
 
彼らがバルサを倒すには、どうすればよいのでしょうか?










 まずは失点を最小限にすること。

何よりも、前線の3人と、1対1の状況を作らない。

ボールを奪って、中盤がルーズになった瞬間。

バルサは常に、縦パスを狙っています。

中盤でプレッシャーをかけ続けることが可能なら、縦パスは通りづらいでしょう。

鬼プレス。

これが可能なのは、せいぜい、試合開始25分くらいまででしょう。

30分にもなれば、守備の出足が一瞬遅れてきます。

その一瞬のゆるみが、バルサの3人が輝かせてしまうでしょう。










 では、どうすればいいのか?

サイドバックと、中盤の選手とで、常に1対2の形を作る準備をしておくこと。

一枚抜かれても、もう一枚がカバーリングをする。

常に二人ペアで動けるなら、わざと抜かれるくらい、一気に寄せる守備も有効でしょう。

サイドのスペースを明け渡してしまうことがあってはならない。

中盤のサイドに、守備意識の高い(ボランチ系の)選手を並べる。

この形は、レアルとの準決勝でユベントスが見せてくれました。

レアルマドリードのサイドアタックを防いだ、あのやり方です。

準決勝での戦いが、いいシミュレーションになっているはずです。










 
ゴールの奪い合いになれば、バルセロナが勝利に近づくでしょう。

ユベントスとしては、少しでも長く、ロースコアで試合を進めて行く。

では、どのように点を取るのか?











 ここでもポイントは、サイドになるのではないでしょうか。

ユベントスがサイドの守備を固める。

サイドバックに加えて、中盤もサイドの深い位置を助けに行く。

すると、中盤にスペースが生まれる。

ここを狙って、バルサのサイドバックがオーバーラップしてくるでしょう。

ダニエウアウベス、ジョルディアルバが積極的に攻撃に。

まるで、ウイングのような振る舞いも見せる。

バルサの武器の一つですよね。









 昔から、攻撃的なサイドバックのいるチームの弱点は決まっています。

サイドバックが上がった後に出来るスペース。

サイドバックの裏のスペースを素早く突かれるカウンターに、脆さがあります。

ブラジル代表も、よくこのパターンでやられます。

いかに、マスケラーノといえども、一人で広大なスペースを埋めることは不可能。

このスペースにボールを入れさせない、攻から守の素早い切り替わり。

グアルディオラ監督時代のバルサは、本当にこれが素晴らしかった。

攻守が一体となった、お手本のようなチームでした。










 現在のチームは、これがあまりに緩い。

前線の3人に攻撃力のある選択をしている、その引き換えに、攻守の切り替わりを失っています。

点を取っているから、文句を言えないのでしょうか?

それとも、諦めてしまっているのでしょうか?

ハッキリ言うと、甘さがあります。

ペドロ、イニエスタ、ブスケッツなど、当時の選手は速い!

でも、全員が切り替わりを早くするから、攻守一体となった試合展開が可能なのです。

ペドロが出ていると、その違いが本当に分かりやすい。

ペドロは、100%のダッシュで、切り替え0秒1秒で守備に入ります。

ところが、その他二人は、ジョッグ程度のチェイス。

これでは、簡単に裏にボールを入れられてしまいます。

そこを素早く、ユベントスがつけ入ることが出来れば、勝利の可能性は高まります。










 私は、ユベントスを応援しているわけではありません。

実際は、どのような試合になるのか、予想は難しい。

一つだけ言えるのは、最高レベルの試合を観たい!

このような予想を立てながら試合を観るのも、楽しいものです。








 
posted by プロコーチ at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月25日

壁の作り方

 先日、社会人リーグの試合がありました。

コンディションが整わず、戦力もまばら、、。

しかも対戦相手は、昨年度2位で、ここまで全勝。

前節は、いい試合が出来たので、いい流れになりつつあったのですが。










 この試合で、気づいたことがあります。

それは、セットプレー時の壁の作り方です。

フリーキックを考える時に、フリーキックの状態を分類する必要があります。

もちろん、攻撃なのか、守備なのかは当然。

次に考える重要な分類があります。

それは、直接ゴールを狙えるか、直接ゴールを狙えないのか?

今回のセットプレーは、相手ボールのセットプレー。

しかもゴールほぼ正面右寄り、25M。

相手からしてみれば、絶好の位置でのフリーキックです。








 GKが壁の指示を出します。

「5枚」

このような指示があると、壁はニアをつぶそうとしますよね。

ゴールから近い側に低く速いボールを蹴られると、GKは間に合わない。

だから、ニアの低いシュートコースを、DFの壁で隠してしまう。

GKは壁とは逆側に、少しポジションをずらします。

この時、GKとDFとで役割を分担し、信じ合うことが重要です。

壁側はDF,逆のファーサイドがGK。

壁の上をまいて落としてくるようなボールを決められたら、相手をほめる。

これが、直接ゴールを狙えるFKでの守備の基本です。

さらに、壁の脇から、ボールにプレッシャーをかけるべく、ダッシュの備えもさせていました。









 一つ、これに加えて発見がありました。

万全の備えをしたはずなのですが、前述のFKを決められてしまいました。

そのシュートは、ファーに低空飛行のシュートを少しカーブさせながらの軌道。

GKが伸ばした腕の外から入ってくるような軌道は、難しいものです。

そして、この日、グラウンドが少しスリッピーでした。

これを利用した、素晴らしいシュートだったのです。

われらがGKも反応したのですが、ボールはサイドネットに突き刺さりました。









 シュートを決められたのですが、その瞬間気づくことがありました。

「ファーサイドを完全にGKに任せるだけではない。」 

壁は通常ニアサイドのポスト側から並びます。

ニアポストとボールとの延長線上に一番端の選手が立たせる。

もしくは、ニアポストの延長線上のもう一人外側に立たせる人もいます。

どちらにせよ、ニア側です。

ところが、ファーサイドのシュートコースに一人立たせるのです。

そうすると、どのような効果があるのか?

相手フリーキッカーは、ファーに低くて速いシュートを打てなくなるのです。

ファーに高い弾道なら、GKの止めてくれる確率は上がりますよね。(ゴールへの到達時間が長い)





 





 たまたま、この試合の後半に、同じようなシーンがありました。

直接ゴールを狙える位置で、相手ボールのフリーキック。

キッカーは、先ほどゴールを決めた同じ選手。

GKと連携しながら、ニアに壁を立たせます。

GKがややファーに構える。

そして、自分で、ファーサイドのシュートコースを隠す位置に立ちました。

すると、相手はコースを消されて困ったのか、困惑した表情を一瞬浮かべた?

今度は、壁の上を狙ったシュートを打ちましたが、バーの上を超えていきました。










 たった一人、ファーのシュートコースを隠すだけ。

この単純な発見ですが、意外と有効かもしれません。

もちろん、利き足に合わせて、カーブすることも考慮に入れるべきです。

一度、このイレギュラーともいえる壁を試してみてはどうでしょうか。
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2014年09月26日

GKとDFとの連携

 GKの目線を、何度も体験しました。

すると、DFに求められることが、見えてきました。








 フットサル大会に出場しました。

サッカー、フットサルの経験者は、ほとんど出場していないレベルの大会です。

我々のチームは、私のスクールの受講生を募って、大会出場です。

選手同士は初めて会う者同士。

女性が2人、フットサル慣れしていない選手もいました。

このままではヤバイ?!

主催者にお願いして、私がGKで出場することを認めてもらいました。

強いキック、シュートは打たないと約束。








 選手全員が、真剣に大会に臨んでくれました。

もちろん守備も、怠ることはありません。

ボールホルダーに飛び込むことなく、相手の前で粘り強く応対してくれます。

部活経験者はいない?とは言え、試合慣れした選手、技術レベルの高い選手も、相手にはいます。

若く、キレのある動きをする選手もです。

それでもしぶとくボールの前に立ちふさがってくれます。

4試合を戦いましたが、一度もGKと1対1の局面を作られることはありませんでした。










 ところが、最初の2試合は勝てませんでした。

1試合目…1対1

2試合目…2対2

2試合で3失点もしてしまいました。

得点力が低いので、ロースコアの展開に持ち込みたい。

ロースコアどころか、無失点でゲームを終わらせたい。

みんなの頑張りでロースコアの展開には持ち込んだのですが、3失点。

何が悪かったのでしょうか?









 失点の原因は、DFと私(GK)との連携にありました。

粘り強く、前に立ちふさがる。

抜かれないように、下がって来る。

そのため、シュートを打たれる位置が、ものすごくゴールに近い位置になってしまう。

さらに、シュートの瞬間が、全く見えない。

味方が私にとって、影(ブラインド)になってしまうのです。

気が付けば、ピュン!目の前にボールが飛んできている。
 
2失点は、触ることすらできず失点。

もう1失点は、なんとか触るも、こぼれ球を詰められる。








 私は選手に指示を出しました。

抜かれてもいいから、ボールに強く寄せること。

責任は私が取るから、とにかく寄せるように!

狙いは、ブラインドになるのを防ぐこと。

シュートを打たれる場所を、ゴールから離すこと。

さらには、私(GK)が飛び出すタイミングを分かりやすくする狙いもありました。









 結果、残り2試合は無失点に抑えることができました。

選手たちが、指示に従い、抜かれるのを覚悟でボールに寄せてくれたのです。

それが、チームに前進する力も与えてくれました。

守備での積極性が、攻撃にもエネルギーとなったのです。

3試合目…2対0(優勝チームに勝利!)

4試合目…3対0










 大会結果は、4試合戦って、2勝2分け。

5チーム中2位で大会を終えました。

チームの約束事が、試合が進むにつれて熟成したこと。

守備の積極性が、攻撃にいい影響を与えてくれたこと。

そのおかげで、選手全員、満足そうな表情を浮かべてくれていました。

選手6人中5人が得点を挙げたのも、良かったです。










 守備は、抜かれないように粘り強く対応するだけでは、足りない。

GKとどのように連携して守るのか?

ボールに寄せるだけでなく、守るコースを分担し合う方法も大切です。

遅らせる、ボールに寄せる、そのタイミングを共有することも、重要。

DFが頑張るだけでも、GKが頑張るだけでもダメですね。

GKの目線。

普段とは違った目線になることで、違ったものが見えます。
posted by プロコーチ at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月02日

強豪チームになるための数字、61%。

 強豪チームは、61%。

ところが、そこまで至らないチームは、38%に留まる。

この数字に、チームの強化の過程を、想像することができる。








 JFAテクニカルスタディグループが、様々な大会のレポートを発表しています。

ワールドカップのような国際大会。

そして、国内で開催される、年代ごとの大会も。

今年の夏に開催された、全日本少年サッカー大会。

この大会を、あらゆる角度から分析し、報告を上げてくれています。

それによると、テクニックで最もチームによって差が見られたのが、ターン。

周りを観て、素早く前を向く。

ターンが出来るかどうかで、展開できるかが決まり、ポゼッション変わってくる。

このターンの技術の習熟度が、チーム・個人で差が見られたとのこと。










 そして、スローイン。

全試合のデータを取ると、成功率は44.5%。

さらに詳しく分析がなされています。

ベスト8に進出したチームは、61%成功している。

ところが、2次ラウンド進出のチームは、50%。

1次ラウンドの下位チームは、38.8%しか成功していません。

スローインが直接ゴールに結びつくかどうか、ということではありません。

スローインに、チーム力が現れているという分析。

オシム監督も、スローインは一人少ないのだから、攻撃側が不利になりうると説いています。









 1次ラウンド敗退チームとは言え、各都道府県でNO1のチームが集まっている。

それでも、成功率に、ここまでの差が出てしまう。

リポートでは、手で投げるので技術的な問題よりも、意識とタイミングの問題だとしています。

成功率の高いチームは、相手の準備よりも早く投げて成功している。

成功のための指針として、

・出し手と受け手とがタイミングを合わせる。

・複数の選手が関わる中でコントロールしやすいボールを投げる。

この2つを挙げているのです。








 なるほど、この2つを皆が出来れば、スローインの成功率は高まるでしょう。

個人戦術の理解が高い選手が集まっていれば、可能になるはずです。

これが、チーム全体で出来るかどうかは、また違う話になると思います。

成功率の高いチームは、おそらく、スローインのトレーニングをしているのではないか。

少なくとも、ミーティングで、共通理解を持っているはずです。

個人の判断に依存して、スローインをさせるだけでは、ある一定以上、成功率は高まらない。

それが、全体平均の44.5%なのではないでしょうか。

プラス15%を乗せ、61%にするための努力が必要です。

子供たちは忙しい。

日頃から試合もたくさん組まれている。

そして、あれも、これもトレーニングをしたい。

スローインのトレーニングまで追いついていない、目を向けれていない。

そんなチームもあるのではないでしょうか。

個人戦術の能力が高く、なおかつトレーニングをしている。

成功率には、この差が現れているのだと思います。










 フットサルでは、多くのパターンや戦術があります。

キックインも当然のようにパターンがあります。

キックインからゴールを目指すもの。

ポゼッションに切り替える。

キッカーを突然変えたり、交代を駆使するなど、トリックプレーを仕掛ける。

数多くのパターンから、各チームが幾つかのパターンを持っているのです。

5人全員が理解し、ポジションにつき、実行する。

何度もトレーニングを繰り返し、身につけていくのです。







 サッカーも、フットサルもお互いに、いい刺激を受け合い、高めれるでしょう。

フットサルのキックインから、サッカーのスローインに応用できるパターン。

強豪チームになるために、取り組んでみてはどうでしょうか。
posted by プロコーチ at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月26日

対人プレーの戦術

 バスケットボール、ハンドボールに学ぶことは多い。

ゴールを守り、ゴールを奪うことは、我々のフットボールと同じ。

大きな違いは、もちろん、手でボールを扱うこと。

手でプレーをする、最大の特徴は、ボールから自由になれること。

戦術的行動を取ることが、容易になります。

なぜなら、ボールを自分たちのタイミングで、出し、受けることが出来るからです。

相手を外すための工夫、フリーになる時間を作るための工夫です。









そのプレーの一つに、スクリーンプレーがあります。

ピック&ロールとも呼ぶようですが。

スクリーンとは、
過度の接触を起こすことなく、相手のプレーヤーの希望する場所への動きを、遅らせたり、制限する正当なプレーである。

引用…wikipedia、スクリーン(バスケットボール)


味方をフリーにするために、相手DFが邪魔。

相手DFの進路に入って、自分が通せんぼしてあげる。

通せんぼされたDFはぶつかってしまうか、遠回りを余儀なくされる。

自分が犠牲になって、味方をフリーにしてあげる。

フリーにしてもらった味方は、そのチャンスを逃さず、シュート、もしくは突破を図る。

バスケットボールの試合を観ていると、頻繁に出てくるプレーです。

バスケットボール経験者の方からすれば、何を今更というレベルの話でしょう。









 このプレーは、サッカー・フットサルでも見ることが出来ます。

例えば、戦術の進んだイタリアでは、育成年代に指導するグループ戦術の一つ。

ブロッコ。(ブロック)

攻撃2人対守備1人の局面。(2対2でも)

ボールを持っていない選手が、DFに近づいて進路を塞ぐ。

空いた道に、ドリブルで侵入していく。(シュートも)



アルゼンチンの考えを紹介してくれる亘崇詞さん。

指導者として、ベルディ、ベレーザなど様々なチームで活躍されています。

もしかすると、解説の方が有名なのでしょうか。

彼の原稿でも、同じような考え方が書かれていました。

同時に、日本ではあまり見ることがないけど、、と注釈がありました。



フットサル日本代表ミゲル・ロドリゴ監督。

彼の著書でも、紹介されています。

ブロック&コンティニュー。

フットサルで非常に重要な個人戦術がブロックである。

ボールを持っていない選手が、ボールを持った選手をマークするDFに

ファールにならない程度に体をぶつけて進路をふさぎ、ボールを持った選手を自由にする。

引用…フットサル戦術パーフェクトバイブル、(株)カンゼン









 このプレーが、チャンピオンズリーグ準決勝で使われていました。

バイエルンミュンヘン対バルセロナの1STレグ。

後半のバイエルン、ロッベンが3点目を奪ったシーンです。

右サイドでボールを持つと、中にカットインして左足でシュート!が大好きなロッベン。

彼が、またぎフェイントから、縦に突破し、シュートを決めた。

この時、応対しているジョルディ・アルバは、まだ完全に突破された訳ではなかった。

一瞬置いていかれそうになったが、まだ、スライディングをすればシュートを止められる!?

必死に内側から、ロッベンを追いかけて行きました。

その瞬間、バイエルン、ミュラーがDFの進路に入って来ました。

全く視野に入ってなかったジョルディアルバは、接触そして転倒してしまう。

フリーになったロッベンは、左足に持ち替えて、余裕を持ってシュート。









 見事なブロック。

バスケットボールならスクリーンプレーが発動された瞬間です。

後からスローで見直すと、ミュラーは途中からボールを受ける気は見えません。

ブロックするための明らかな意志を持って、ボールサイドに近づいて行っています。

顔の表情まで、知らんふりの演技をして、立ち止まっています。

「何も知らないよ、ぶつかって来たのはお前だろ」とでも言わんばかりの仕草でした。

バルサの選手は、反則をアピールして、何人も手を挙げています。

しかし、主審も、目の前で見ていた追加副審は、反則をとりませんでした。











 ただし、バスケットボールなら、反則を取られていたかもしれません。

反則になるか、ならないかの基準が幾つかあります。

その一つに、スクリーンをセットした後、移動したり体を寄せて、ディフェンダーの動きを妨害した。

静止してスクリーナーが見えない相手プレーヤーへ、通常の1ステップより近づいた位置にセットしてはならない。

わかりやすく言うと、定位置から動いてはならない。

オフェンスファールを取る時と同じように、自分の元々のポジションを取っていた!というアピールでしょうか。

見えていないジョルディアルバに、ミュラーは自ら近づいて行って、ぶつかっています。

イリーガルなスクリーンなのではないでしょうか。










 セットプレーでは、フットボールの世界でも、度々目にする、このブロック。

オープンプレーでも、有効であることが、大舞台で実証されました。

もしかすると、ここまで目立ってしまうと、レフェリーのチェックが厳しくなる??

それくらい鮮やかで、効果的なプレーでした。

こういった、個人・グループ戦術は、目立たないけど、試合を有利に運んでくれる。

証明してくれた、そんなゴールだったのではないでしょうか。
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2013年04月23日

日陰に入れる、日向に出る

 バルサを相手にするチームは、守備に細心の注意を払う必要があります。






 下がって、ゴール前のスペースを圧縮して、守りやすくする。

モウリーニョ監督が、昔、バルサ対策で成功させた形が有名。

人と人との間に入って、ボールを受けるバルサの攻撃。

ゾーンの切れ目である、中途半端な位置で受ける。

守備組織の構造状欠陥を、見極めて攻撃を繰り返す。

しかも、狭いスペースであっても、全く苦にしないのが、バルサの攻撃陣です。

この攻撃が、どんどん進化している。

だから、引いてゴール前に2台のバスを止めるだけでは、もはや守り切ることが出来ない。









 前から、積極的にプレッシャーをかけていく。

高い位置でボールを奪って、ショートカウンターを狙う。

特に、試合開始20分くらいまでの時間帯は、すさまじい追い込みを見せるチームもある。

ボールを狩る勢いで、プレッシャーを組織で連続して掛ける。

だが、これもまた、簡単ではない。

普通のチームなら、プレッシャーを受けると、ボールを蹴っ飛ばしてしまう。

自陣ではセーフティーにプレーをする原則に従い、リスクを負うことを避ける。

ボールをつなぐことを諦め、相手陣地の奥に向かって、ボールを蹴り返す。

GKまで下げたとしても、半ばアバウトに、やはり蹴ってしまう。

バルサはそれでも、ボールをつなごうとするし、つなげてしまう。

技術も高ければ、その意志も堅い。

中盤のポジションを変化させ、パスの入口を作る。

GKの足元も、フィールドプレーヤー並に高いものがある。

そもそも、猛然とボールを狩る走りは、90分間続かない・・。











 少しでもプレッシャーが緩まれば、バルサの前では練習用の人形に等しいのかもしれない。

バルサの攻撃は、相手の足の届かない、言わば日向に出てくる動きの繰り返し。

ボールと自分との間に、相手DFが入らないように、ピシッとラインを引いていく。

相手の陰に隠れていては、ボールを受けれない。

理想は、ボールを持った選手が、10個のパスのラインを引けるように。

ボールが動くたびに、細かくステップを踏んで、体の向きを変えて。

常に、日向に出て、ボールが受けれる状態を作る選手たち。

本当に、我々も含めて、世界中のいいお手本になってくれています。








 チャンピオンズリーグも準決勝を迎えます。

調子を落としている?バルサが、好調バイエルンで、いつものフットボールが出来るのか?

バイエルンの守備に注目したい。

バイエルンの守備は、もちろんゾーンDFがベース。

だが、ただ場所を守っている、門番のような守備陣ではない。

ボールに対するチェックが、かなり厳しい。

これは、ボールを持っていない人をマークするときから、始まっている。

自分の場所を守りながら、相手攻撃陣の責任を、明確にし続ける。

パスが何百本も通る試合の中でも、マメに、責任の受け渡し、ポジション修正をサボらない。

だから、ボールに対する寄せが速くなる。

すると、さらにオフのマークが楽になる。

守備組織に、好循環が生まれています。

これが機能すると、バルサといえども、相手守備陣の日陰に入ってしまう。

バイエルンは、相手を日陰に入れようと、ボールに寄せ、マークをし、スペースを埋めている。








日向に出る動きVS日陰に入れる守備。

バルサの日向に出て、ボールを受ける動き。

バルサは、メッシという飛び道具が万全ではない。

普段以上に、日向に出る動きの精度を高め、狭い場所でボールを受ける重要性が増してくる。

対するバイエルンの日陰に入れて、相手の選択肢を奪う守備。

バルサのパスのリズムを遅らせることが出来れば、勝機は高まるでしょう。

11人全員が、真の連動を見せようとするはずです。

一人のボールに対するプレッシャーに合わせて、残り10人がポジションを変化させる。

これも、また、いい教材になってくれるはずです。
 
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2013年03月15日

怖い選手

 相手DFが嫌な選手とは?

速い選手でしょうか。

体を鍛えていて、パワーのある選手?

それとも、ボールコントロールが抜群の選手?

多様なフェイントを持っている?

相手の状態を見ながら、様々なプレーを仕掛けてくる選手?

球離れが早くて、近づけない選手?

どれも正解かもしれません。








 一番嫌か?と聞かれたら、一番嫌ではない。

守っていて一番怖い選手。

上手くても下手でも、速くても遅くても関係ない。

とにかく、ゴールに向かっている選手。

つまり、我々DFの背後を狙ってくる選手です。

攻撃の優先順位、その1。

ゴールを目指す。

この当たり前のプレーがしてくる選手は、やはり怖いものがあります。









 先日、草サッカーをしました。

少し遅れてしまい、最初の1本目はUPしながら、外から見ていました。

すると、対戦相手に一人レベルの違う選手がいました。

利き足で、自信を持ってボールを扱っている。

ボールを蹴れば、ダイナミックなフォームからボールが放たれる。

軽々と、40M先にピンポイントパスを通している。

聞けば、全国的にも有名な高校サッカー部のエース級だったらしいのです。








 さて、次のセットから、その選手を止めなくてはなりません。

自由にボールを持たせては、大変です。

ボールを持っていない時から、どこにいるかを確認。

少しでも楽な体勢でボールを持たせないように。

そしてボールが入ったら、厳しく寄せて、プレッシャーを掛ける。

とは言え、草サッカー。

全員が一つの意志を持ち続けて試合を運べるわけではありません。

安易に寄せては、チョンと外される。

逆を取られたり、股を抜かれたり。

彼に自由と時間を与えてしまう。

ボールを持った姿に、雰囲気がある、いい選手でした。

それでも声を掛け合い、何とか粘り強く対応しました。








 何度か見ているうちに、彼のプレーに慣れたのでしょうか?

対応方法が分かってきました。

カウンターの対応で、彼と対峙しなくてはならないシーンが何度もありました。

基本通りの対応。

まずはディレイ。

利き足を潰すように、利き足の前に立ちます。

そのまま、少しずつ間合いを詰めてプレッシャーを掛けていきます。

彼は、ドリブルで仕掛けてきます。

わざと、近い距離で。

ほんの数10センチなのですが、近い距離でステップを踏んで対応。











 なぜか?

彼は、私の背後にスピードに乗って仕掛けて来ないのです。

こちらをやっつけるくらいの気持ちで、背後を狙ってくるプレーが無い。

利き足側から立って、シュートを打ちにくくする。

そして、背後に仕掛けて来ないならば、怖さは半減します。

もしかすると、コンディションが悪く、一瞬の加速に自信を持てていなかった?

軽く飛び込んで、かわされる。

それさえしなければ、食らいつくことが出来る。

何度もボールを奪うことにすら、成功しました。









 やはり、ゴールを目指すプレー。

相手の背後をグッ、狙うプレーは、怖い。

それが無い相手、チームからは怖さが半減してしまう。

ゴールを狙うから、相手がそれを防ぎに来る。

だから、その周りが空いてくる。

背後を狙うから、相手はディレイしかできない。

だから、自由にゲームを組み立ててることが出来る。

当たり前の原則ですが、体感するとその重要さを痛感します。
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2012年11月16日

ピアノを運ぶ5番

 日本のストロングポイントはどこですか?

その一つの答えとして、「中盤」が挙げられるでしょう。

優秀なタレントが、いまだに、中盤に集まる傾向がある。

海外のトップリーグで活躍している選手のポジション。

それが、証拠になっている。

純粋なFWやCBは、少数派。

香川選手を筆頭に、本田・長谷部・清武・乾・宇佐美・細貝選手などなど。

大空翼の影響が強いのか、日本人の気質に合っているのか?









 この中盤が、日本の武器であり、弱点にもなる。

特に、守備的なMFのポジション。

今、日本代表では、遠藤選手と長谷部選手のペアが鉄板です。

ザッケローニ監督の信頼厚く、使われ続けています。

試合の流れで、他の選手が入ることがあったとしても、スタメンは判を押したように。

明確すぎるほどの序列が、出来上がっています。








 アジアレベルでは、この二人の技術力・ビルドアップの能力が生きています。

ここでボールが収まり、前後左右に散らしていく。

ゆったりとタメを作り、落ち着かせる。

ワンタッチの縦パスや、サイドチェンジで攻撃のスイッチを入れる。

多くの展開が、ここを経由していく。

まさに、日本の生命線は、ここです。

最後のお膳立てをし、フィニッシュをするのは、もう一つ前の4人の仕事。

その準備をし、円滑に動かしているのが、もう一列後ろにどんと構える2人の仕事です。









 前回のイラク戦。

敵将ジーコ監督は、ここを潰しに来ました。

日本を熟知している、ジーコ・イラク代表監督。

ベッタリとマンマークを付けて来ました。

二人は、ボールを触ることすら、ままなりませんでした。

日本の攻撃は、たちまち機能不全に陥ってしまったのです。

それでも、ほかの選手が、攻撃を組み立ててくれたので、なんとか勝利を掴むことはできました。

思ったようにボールを動かすことが出来なかったのが、強い印象に残っています。

それくらい、守備的MF(ボランチ)の二人が与える影響は、大きなものがあります。








 では、ワールドカップの本大会ではどうでしょうか。

グループリーグが3試合あります。

そのうち2試合は、日本よりも格上の相手との対戦が、予想されます。

すなわちボールをポゼッションしながら前進し、攻撃を組み立てることが難しい。

守備の時間が長くなり、耐える展開が増えるはずです。

11人で粘り強く守備組織を固め、一瞬のカウンター。

先日のフランス代表との試合のような展開です。

攻撃を中心に試合を組み立てようとすると、簡単に失点を許してしまうでしょう。

ブラジル代表との試合が、そうでした。

ボールは回るのですが、決めきれない。

悪い奪われ方をして、カウンターを逆にくらってしまう。









 つまり、攻撃の能力が高いだけでは、本大会では通用しない。

・守備の組織を作り上げる。

・カウンターを中盤ゾーンで潰す。

この二つの役割の比重が、ワールドカップの本大会では、増えてくるでしょう。

特に、中盤の低い位置の遠藤選手、長谷部選手には、より多くタスクが課せられます。

果たして、その仕事は、二人がすべき仕事なのでしょうか?






例えば、先日の2012ヨーロッパ選手権。

イタリア代表で同じポジションを務める、デ・ロッシ選手。

彼は、スペイン戦で最終ラインを突然任されました。

誰もが驚いた、3バックの中央、スイーパーでの起用。

彼には、平気でこなすだけの守備の力がありました。

それだけの能力を持っている選手がいるからこそ、中盤のセンターが締まってくるのです。


 さらに例えば、2010年南アフリカワールドカップでの日本代表。

守備力に不安を感じたのでしょうか、阿部選手が中盤の最後尾(最終ラインの前)に入りました。

彼も、最終ラインをこなす守備能力を有する選手。

攻め込まれても、ボールを跳ね返すことを想定しての起用は成功しました。


 さらには、2000年代のイタリア代表とACミラン。

中盤のセンター最後尾に、ピルロ選手を起用しました。

彼の攻撃センスを、相手DFのプレッシャーのかからない位置で生かしたい。

それでは、不安が残るから、周りに衛兵役を起用しました。

アンブロジーニ選手やガットゥーゾ選手、デ・ロッシ選手です。






 本当に、ザッケローニ監督は、遠藤選手と長谷部選手のコンビで本大会も行くのでしょうか?

私は、人に強い選手をここにいれて欲しい。

重量感があるならば、よりプラスに働くはずです。

本田選手は嫌がるかもしれませんが、試して欲しい一人です。

そうなると、CBでポジションを得ている今野選手も、候補に入ってきます。

ドイツでポジションを掴んだ、細貝選手もありですよね。

稲本選手や、阿部選手も、国際レベルでその仕事ができると、証明されています。

他にも、候補はいるはずです。

早めに、試していってほしい。




 試合の主導権を、一定以上の時間は握られるでしょう。

残念ですが、それが日本代表の現状でしょう。

ピアノを弾く選手と共に、ピアノを運ぶ5番タイプの選手を探すこと。

あまり時間はありません。

本大会出場が濃厚になった今、次のステップに歩みだす時です。
posted by プロコーチ at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月02日

近づいていく、離れていく

 拡がりを作り、相手DFの組織も広げていく。

守備を拡散させる。

つまり、ボールへのプレッシャーを弱めさせる。

さらに、DF間の距離も広がり、パスを通しやすくする効果があります。

守備は集結したい。

攻撃は拡がりたい。

試合では、まさに、この攻防が常に行われています。








 

 ところが、あえてボールに近づいていく。

せっかく作ったはずの拡がりですが、あえて狭めて行く。

どのような局面で、この動きを行うのか?

クロスオーバーの動きで、相手のマークを混乱させることもあります。

特に獲得したいのは、3人目をフリーにするために、近づく動きです。








 自分のマークを引き連れてボールを受けに近づいていく。

ボールの周りが狭くなったかな、と感じたら、この動きのスタートです。

必要以上に、ボールに接近していく。

ほんの数Mまで、近づくのもあり。

すると、相手DFも、マークするためにポジションをボール寄りに変えていく。

この2人のDFをカバーするために、ボールサイドへの集結がさらに強くなります。

ここで、局面の外がわに、スペースが生まれる。









 後は、タイミング次第で、プレーを選択すればいい。

近づいた選手を無視するように、局面の外側でフリーになった選手にパス。

狭くなった局面から、一気に展開する。

または、近づいてきた選手と短いパス交換。

さらに相手の集結を強めてから、外側にパスを送る。

いずれにしても、外の選手は、時間と余裕とを手にすることが出来るのです。









 崩しの局面で、3人目・4人目を意識した動きは見られます。

これを組み立てていく局面でも、意識していきたい。

ボールを持っていない選手が、次の展開をハッキリとイメージ出来ている。

ボールの後ろ追いかけていくのではなく、プレーを主導して行く。

それを動きで、周りに伝えていく。

ボールを持っている選手を助けるために、スクリーンをかけるシーンもありました。

ボールホルダーは、一瞬もらった時間を有効に利用し、ボールを運びます。







 フットサルのワールドカップ。

日本対ブラジル戦で、コート上で何度も何度も目にした動きです。

フットサルでは、高い集中力が求められる。

ボールに関わり続けている。

ボールを持っていない選手も、どうすれば、関われるかを考え続けている。

なるほど、この動き・関わりが求められるなら、頭の中身も成長できる。

何も考えないで、休んでいる余裕は、試合中にありません。

子供の頃からフットサルをするメリットは、ここにもありますね。
posted by プロコーチ at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月25日

外しか使えない

 ボールをポゼッションしながら、前進し、チャンスを狙う。

不確実なロングボールに頼るのではなく。

適当にボールを蹴って、体をぶつけ合うことに、快感を覚える。

守備を固めて、カウンターで一瞬の隙を狙う。

それらは、おそらく我々が好きなスタイルではないでしょう。








 パスをつなぎ、ドリブルでボールを運ぶ。

相手陣形の穴を探し、穴を作り出し。

日本が目指すのは、このスタイルのはずです。

日本代表の試合を観ていると、このスタイルは継続されています。

監督が代わっても、ボールをつなぐことは変わらない。

日本に、ボールをつなぎながら、崩し、ゴールを狙うスタイルが定着してきたのでしょうか。








 ただ、大切な部分が、まだ出来ていないようです。

そして、短いパスをつないでいる位置が低い、という現象が起こっています。

DFラインと中盤の低い位置とではボールは回る。

そこから先には、なかなか進めない。

後ろで回して、中盤につける、また、後ろに返して、サイドを変える。

時に、無理やり突破を図り、つぶされてしまう。

この繰り返しです。







 高い位置にボールを運べているシーンも、もちろんあります。

その多くは、外経由で、サイドの高い位置に運んでいます。

相手DF、MFのラインは崩れていないため、簡単に応対されてしまいます。

クロスは上がるのですが、弾き返されてしまう。

クロスの精度が低いだけが、原因ではない。

相手のDFを振り回せていないから、楽に対応されてしまっているのです。








 この原因は、相手の中盤MFのラインと、最終ラインとの間に入れていないこと。

ここにボールが入ることができれば、相手の応対は変わってきます。

一度中に、集結しなければならないのです。

そこから、外にボールを出せば、さらなる対応が必要です。

今度はサイドにスライド、もしくはラインアップをする。

個々にボールが入れば、相手はピンチになる!?と警戒を強めます。

この、一度、中に集結させ、ボールホルダーに意識を集中させること。

これで、相手を疲弊させ、応対を遅れさせる、マークを外すことが可能になる。

すると、ポゼッションしながらゴールに迫ることも、数多く出来るでしょう。








 今の代表には、中でボールを受ける、ピボットが不足している。

この受けるプレーが最も上手いのは、香川選手でしょうか。

その香川選手を、センターの位置で使わないのは、もったいない気がします。

そして、中のピボットに、ボールをつけるタイミングが合わせれない出し手が多い。

このプレーは、一撃必殺のプレーではない。

一度出来たからではなく、何度も何度も繰り返す。

無理なら戻して、やり直す。

可能なら、「ターン!」して前方向に進んでいく。

真綿で相手の首を絞め殺すように、じわじわと相手の足を奪っていく。

このプレーの次に、大きなチャンスが生まれることも多い。

外経由だけでなく、中を使いながら、ボールを運びたい。
posted by プロコーチ at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月13日

何のためにラインコントロールをするのか

 オフサイドに関するルールは、攻撃側有利に変更され続けています。

「オフサイドポジションにいること自体は、反則ではない。」

サッカー競技規則のオフサイドの項は、この文言で始まります。

「ボールが味方競技者によって触れられるか

 プレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、

 次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっていると

 主審が判断した場合にのみ罰せられる。」

このように、規則は続いています。

そして、
 
「プレーに干渉する。

  または、相手競技者に干渉する。

  または、その位置にいることによって利益を得る。」








 ギリギリまで、オフサイドかどうかは分からない。

明らかなオフサイドポジションにいたとしても、オフサイドではないから。

オフサイドポジションにいる選手が、どのように振舞うか?

さらには、戦略的にオフサイドポジションを活用する選手やチームもいます。

オフサイド!?と思い込んで、一瞬止まったら最後、NOT OFFSIDEかもしれず…。

守備側にとって、オフサイドは助けにもなれば、毒にもなる。








 オフサイドトラップを、守備の戦略として用いることは、危険です。

オフサイドのルールが、攻撃側有利に傾いているからです。

さらには、副審を100%信じることも出来ない。

人間ですから、見誤ることも、どうしても起こり得る。

オフサイドを取り巻く状況は、守備側に不利になっています。

その状況の中でも、オフサイドのルールを活用することは、重要です。

オフサイドトラップではなく、オフサイドを意識して守備を行う。









 それは、DFラインのコントロール。

ボールの動きに合わせて、DFラインを上げ下げする。

バックパスが出れば、ラインを上げる。(UP)

味方が大きなクリアをすれば、ラインを上げる。

横パスや、ゴールに背を向けるようなボールキープ時でも、上げるチャンス。

その逆に、縦パスが出るタイミングでは、その前にラインを下げる。(down)

浮き球を相手が前向きに処理しようとしている時も、要注意でしょうか。









 なんのために、DFラインをコントロールするのか?

一番の目標は、相手攻撃陣の選択肢を狭めること。

ただ、オフサイドトラップのためにラインを上げる(止める)のではなく。

DFラインをコントロールしながら押し上げることで、スペースを圧縮することができる。

すると、相手のボールに対するプレッシャーを強めることも出来る。

何よりも、相手FWが、自分のタイミングで飛び出すことが出来なくなる。

動かない、押し上げないDFラインは、コーンと同じ。

相手選手は、自分たちの好きなタイミングで、裏に飛び出すことが可能です。

さらに、押し上げることで、相手選手をゴール前から遠ざける。








 DFのラインコントロールが上手く行っていると、守備は楽になります。

相手チームは、自分たちのタイミングでプレー出来なくなる。

さらに上手く行けば、相手の攻撃は行く場所が無く、困ってプレーをせざるを得ない。

守備側は、適当に蹴られたそのボールを回収するだけ。

ラインコントロールをする最大のメリットは、相手の選択肢を奪えることでしょう。

ずるずる下がると、こういったプレーは難しい。

相手に応対するだけの守備では、DFの醍醐味を味わうことは出来ない。

守りながらも、主導権を握る時間は、DFにとって楽しい時間です。
posted by プロコーチ at 23:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする