2009年04月01日

横に止める。

 シュートを打つために、どんなボールコントロールをするのか。

面白いヒントを、高校女子サッカーチームの指導者が語っておられました。

その先生は、日本でもトップトップのチームを築かれた、名コーチなのです。


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 彼の理論は独特です。

話を伺っていると、長年の工夫に基づいている。

言葉も、理論も、オリジナリティに溢れている。

聞いたことも無いような、キーワードだらけ。

それで、実際に結果も出しているのが尊敬すべきところなのです。




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 今回は、その1つを、ご紹介します。

シュートの前のボールコントロールです。

どうすれば、ゴールの可能性を高めることが出来るのか?


 
 とりあえず、足元にボールを止める。

そんなコントロール(ファーストタッチ)では、シュートまでも持ち込めない。

相手DFのプレッシャーが厳しければ厳しいほど、その可能性が高くなってしまう。

こんなコントロールは、ありえないですよね。



 自分がスムーズにシュートを打てるところにコントロールするのか?

それとも、相手に脅威を与えるために、ゴールに向かうように、コントロールするのか?

この2つが良いとされているファーストタッチでしょう。

たとえ、ゴールから逆算しているとしても、出て来る現象(ボールタッチ)は同じでしょう。



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 彼の理論だと、こうなります。

「止めた時に前に行くと、GKやDFが出てきて、角度が無くなる」

「自分の横にボールを止めることで、ゴール幅全部を使うことが出来る。」

「必ず当たった瞬間(ファーストタッチ)横に、真横に止めるくらいで」


 この理論は、ゴールの可能性を高めるための、考え方のようです。

キックの技術としては、より高いものが求められるかもしれません。

それでも、ゴールの幅を大きく使えるなら、決めるのも楽になりますよね。

1つの工夫には、なり得ませんか?
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2009年03月29日

始めの第一歩。

 「120%の努力を傾倒しても、なお注力できる、というものがある。」

ノーベル物理学賞を受賞された、益川 敏英氏(京都産業大学理事兼教授)の言葉です。


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 こうも、語っておられました。

(学生からの、就職活動に対してアドバイスを求められた時)

「恋愛問題の質問でも、いつも言うのだけど

 この人じゃないと、ならん。というのは、始めから決まっているわけではない

 やっていくうちに、相性がよくなる。」



「まず、最初の一歩を踏み出すことが、大事ではないか。」





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 フットボールに取り組んでいると、いろいろ考えることや、悩むことが出てきますね。

何十年、向かい合ってても、それは変わりません。

技術、戦術、フィジカルに、メンタル、プレーヤーとの係わり、コーチング、・・・。

知れば知るほど、経験すればするほど、頭を抱えるが増えていきます。


 そこで、頭でっかちになって、立ち止まっていては、ダメですね。

どんな時でも、まず最初の第一歩を踏み出す。

そして、120%、それ以上の努力を注力することが出来れば!

ノーベル賞までは行かずとも、新しい世界が広がるかもしれませんよね。

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2009年03月26日

目を閉じて、立つ。

 目を閉じて、片足で立つ。

腰に手を当てたままで、何秒間立ち続けることが出来るのか?

この「閉眼片足立ち」のテストによって、たくさんのことが見えてくる。


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 両手を腰にあて、両目をつぶる。

左右どちらでも立ちやすい側の足で片足立ちに。

上げた足は軸足に巻きつけたり、触れないようにすれば、高さや位置は自由。

軸足が少しでもずれたり、上げた足が床に着いた時点で終了。

最大の時間を、120秒として、何秒立っていられるかを計測する。

これが、閉眼片足立ちテストの方法だそうです。


 やってみると、意外に難しいことが分かります。

5(大変良い)…110秒以上
4(まあまあ良い)…38 - 109秒
3(標準)…13 - 37秒
2(やや低い)…5 - 12秒
1(非常に低い)…4秒以下

40代の男性の評価基準で、この値です。





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 このテストで、計ろうとしているのは平衡性です。

簡単に言うと、そう、バランス。

ただし、耳の中の三半規管や、小脳の働きも係わって来る、この平衡性。

流行の、脳トレの側面もあるのだそうです。


 さらには、集中力がどれだけ続くのか。

集中力がないと、ものすごく短い時間しか、立っていられない。

メンタルタフネスかどうかも、問われるそうです。


 もちろん、身体の状態も問われますよね。

ひざや、股関節の柔軟性。

片足で立つのに必要な筋力。

そして、骨格のゆがみの有無までも、関係してきます。





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 何でもないようなこのテスト。

会社や、行政の体力診断テストでも実施されているような種目ですよね。

このテストは、思ったよりも、奥が深いようです。


 トップアスリートであっても、120秒間をクリアする選手は、稀だそうです。
 
私は、何度試みても、1分弱が精一杯でした。

フットボールは、片足立ちを常に求められるスポーツ。

片足立ちには、自信があったのですが、もろくも崩れていきました。


 テストをしてみると、自分の足らずが明らかになるかもしれません。

脳?身体のゆがみ?筋力不足?それとも集中力の欠如なのか?
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2009年03月23日

よきライバル。

 明日、WBCの決勝戦に、日本代表が臨みます。

WBCには、参加チームの数や、大会のレギュレーションなど、疑問も多くあるかもしれません。
 
それでも、世界一を本気で狙えるのが、単純にうらやましくないですか。






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 日本プロ野球の歴史は、70年を超える伝統があります。

その間、母国である、USAに追いつけと、先人が努力を重ねてきました。

今や、3世代にも及ぶ、その歴史と伝統は素晴らしいですね。



 ほとんど多くの方が、野球について語ることが出来る。

老若男女を問わずです。

新聞やテレビなどの取り上げ方も大きいですよね。


 野球は、もはや文化になっているのでしょう。

早朝からのテレビ中継でも20%を超える視聴率。

40%を超えた試合もありますよね。


 一般人の知識の深さ、関心の高さ。

我々の深いところまで、野球文化は根付いている。

これらは、そのことを示す一端ではないでしょうか。





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 我々、フットボールはどうでしょう?

残念ながら、そこまで至っていないのが、現実ですよね。

間違いなく、盛り上がっては来ている。

フットボールに対する、理解や、関心も、高まっています。

それでもまだまだ、日本におけるNO.1スポーツには成りえていない。


 プロリーグが生まれて、わずか15年。

せいぜい、2世代目が出てきたくらいでしょうか。

後、50年経った時には、フットボール界はどうなっているのでしょうか。

世界一を本気で目指せているのか。





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 何はともあれ、WBC日本代表のベストパフォーマンスの発揮を願っています!


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2009年03月19日

ストライカーの目指したもの

 日本で、歴代最高のストライカーとして挙げられるのは、釜本邦茂氏でしょう。

未だにぎらついた個性を発揮しています。

あれだけはっきりとモノを言うので、好きでない方も多いのかもしれませんね。

その考え方、言葉は、間違いなく参考になります。



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 国際Aマッチでは、75得点。(76試合出場)

クラブ(ヤンマー)では、250得点以上(約300試合出場)

メキシコオリンピックの得点王。

ここまで、点を獲り続けた選手は、他にはいませんよね。





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「{自分の役割をもっとしっかり考えろ}、と日本人FWに言いたい」

「私はサッカーが上手くなりたくて練習したんちゃう。」

「どうやったら点を取れるかを考えて練習しただけや。」






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 ここまで言い切って、実行できた氏は、何かを超越してるようにも思えます。

それくらいでないと、点取り屋、ストライカーとして、突き抜けることは出来ないのか?

改めて、考えさせられた、コメントでした。


私は、彼の本は、全て読むようにしてます。

テレビや、ネット、雑誌などでも、チェックしています。



 そっくりそのままを、真似をする・させることは、出来ません。

ここまでの実績を残せる選手には、何かあるのでは?!

自分のフォルダを増やせる、そんな氏の言葉です。
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2009年03月16日

攻撃の局面

 ボールを奪って、素早く攻撃する。
 
カウンターアタック。

多くの得点が、ボール奪取をしてから、パス5本以下で生まれる。





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 バスケットボールでは、この局面をファーストブレイクと呼びます。

攻守の素早い切り替えは、こちらでもやはり、勝敗を左右する大切な要素のようです。

では、カウンターアタック・ファーストブレイクが出来なかったら?


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 ボールを奪って、素早いカウンターアタックを狙う。

相手チームが、守備のブロックを形成してしまったら?

もちろん、カウンターアタックのチャンスは、すでに失われている。


 バスケットボールでは、次のように考えるようです。

ファーストブレイク、セカンダリーブレイクが出来ない。

次には、セットオフェンス(ハーフコートオフェンス)が始まります。

攻撃の局面が移り変わっているのです。


 この局面で大切なことは、各選手が一度、自分のポジションに付くこと。

正しくポジショニングしてから、攻撃をしかけること。


 チ−ムが慌てている時、気持ちをあらためて攻撃し直すことが出来る。

さらに、チ−ムがトレーニングで作った攻撃パタ−ンを出すことも出来る。

局面に応じた、動き、考え方が求められているのです。




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 最近出版されたフットボールの本にも、同じ考え方を表した記述がありました。

「カウンター攻撃が出来ないならば、ポジション攻撃をスタートさせなければならない。」

そして、こうも書いてありました。

「ポジションとポゼッションは全く意味が異なります。」


 我々に課せられるのは、ポジション攻撃を、正しく理解すること。

そして、それを可能にする、体力、技術を習得を目指すこと。

もちろん、今の局面を見極める、「目」を養わなくてはならないですね。
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2009年03月12日

対象に合わせた指導のために。

 指導する対象は、どんな特性があるのか?

それを理解しようとしないで、指導することは出来ない。

日に日に、新たな発見がある。




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 年齢、性別、発達段階における特性がある。

何が出来て、何が出来ない。

もちろん究極の理想は、一人一人にあったコーチングであり、働きかけです。


 そのためには、様々な知識がなくてはならない。

経験に基づいた知識もあれば、勉強して得た知識もある。

解ったつもりになってはいないか!?

自問自答を繰り返す。






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「子供は、周りが見えていない。」

フットボールの現場だけでなく、日常生活でも聞く言葉です。

一つのことに夢中になりすぎる。

結果として、他の事に気づかない。

それを表す、比ゆ表現なのか?

どうやら、どれだけではないようです。


 子供の視野は、本当に狭いそうなのです。

水平方向(左右)で、90度。

(大人は、150度)

垂直方向(上下)なら、たったの70度。

(同じく大人は、120度)


 見えているはずなのに?ではなく、本当に見えていないのです。

この知識があるのと、無いのとでは、働きかけかたが変わってきますよね。





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 やはり、我々コーチも、日々勉強が必要ですね。

恥ずかしながら、ここまで狭いとは、知りませんでした。

普段、子供の指導をしていないとは言え、恥ずかしい限りです。

ピッチで、机の前で、勉強を続けなければ!
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2009年03月11日

何を一番伝えたいのか?

 自分が培ったサッカーを伝えるためには。

栃木SCスタッフ、上野優作氏の言葉から。




「指導し始める時に、技術から入るのではない。」

「サッカーと言う、大きなところから入っていく。」



 そこから、サッカーを愛して欲しい。

好きになってもらいたい。

そんな気持ちが伝わってきますよね。



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2009年03月07日

必要なのは体重移動。

 跳び箱の開脚跳びを、どのように飛ぶのか?

この技術もまた、必要なコツを見つけることが重要のようです。



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 私自身は、体育の授業での跳び箱で、困ったことはありませんでした。

みんなに与えられる課題は、それほど苦も無く、クリアできた。

ただし、少々つまずいても、練習を繰り返しているうちに、跳べていました。

残念ながら、体操選手になれる器では全く無いのは、言うまでもありません。


 もし私が、跳び箱を指導することになれば、どのように指導すればいいのか?

薄っぺらい経験と知識しか、持っていません。

せいぜい、上達させたい!そんな意欲と情熱だけが武器です。


 私に指導された子供たちは、跳べるのでしょうか。

跳べる子もいれば、跳べずに悲しむ子供もいるんだろうな。

想像に難くありません。





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 開脚跳び。

一番、体育の授業では、ポピュラーな跳び方ですよね。

走っていって、踏み切り盤に、両足で踏み切り。

両手を、前方に着いて、そのまま飛び越えていく。


 思い出せば、跳べずに跳び箱にまたがってしまう、友達がいました。

なぜ、彼・彼女らが飛べなかったのか?

どのようなコツをつかむことが出来なかったのでしょうか?


 「必要なのは、体重移動だけ」

跳び箱の脇に、コーチが立ちます。

上腕を軽く握って、前方に軽く放り出す。

コーチが、子供の体重移動を促してあげるのです。



 これは、ある県での、小学校体育研究会での話です。

「たったこれだけで、ほぼ100%!跳べない子を跳ばせることが出来る。」

講師役の方は、言い切っています。


 この体重移動への働きかけは、研究会のメンバーの方々が、必死に考え出したもの。

成功例も、多数あるのでしょう。

おそらく、正しいコーチングだと推測されます。






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 やはり、技術の習得には、コツがある。

理論だけでは、習得できない。

繰り返しのトレーニングだけでは、習得できない時も出てくる。

これを壁と呼ぶのでしょうね。

コツさえつかめれば(体感出来れば)、格段に上達する。

壁をブレイクしていくための、コツを。
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2009年03月05日

味方へのプレゼント

 ボールを持った味方に、ボールがないところでの動きで、効果的なポジションをとること。

それは、味方へのプレゼントである。



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 フットボールのレベルが上がれば上がるほど、求められる動きがある。

それは、ボールのないところでの動き。

いわゆる、オフ・ザ・ボールの動きと呼ばれるもの。


 そうは言っても、どのように動いていいのかわからない。

効果的な動きが出来ない。

指導をしていて、よく質問されることでもあります。


 そんな時には、よく準備の話をしていました。

「いい準備をしよう。」

(いい準備とは?)

「ボールが来る前から、次のプレー、次の次のプレーをイメージしておこう。」

「そうすれば、自分に有利な状況を作れるよ。」

「そのイメージが、複数持てるようにして行こう。」





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 本をめくっていて、とても面白い一節がありました。

(サポートの原則とは、)

「ボールを持った味方に対して、パスの選択肢をプレゼントする。」


 単なる基本概念にしか過ぎません。

ここから、ボール、人、スペースの状態を観て、ポジションが決まってきます。

ただ、この「プレゼントする」と言う一節が、私の心に刺さりました。

 
 プレゼントは、相手の顔を思い浮かべて、選びませんか?

それも、喜んだ顔を。

相手の好きなもの、気になってるものを、相手の立場で想像しますよね。

自分の思い込みでプレゼントしたところで、心から喜んでくれるかどうかは・・・・。





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 味方に、パスの選択肢(プレーの選択肢とも言えますよね。)をプレゼントする。

そのためには、何を想像すればいいのか?

サポートのポジショニング、オフ・ザ・ボールのポジショニングを考えるきっかけに。
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2009年03月02日

英語で考え始める。

 どんなにいいことを考えても、相手に伝わらなければ価値が無い。

相手に分かってもらえる論理で説明することが大切。

「英語で書き始めること」


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 選手と選手とのコミュニケーション。

選手とコーチとのコミュニケーション。

上手くいかないことが、しばしば起こる。


 その原因の一つは、知識レベル・言語レベルに差があること。

自分が、話しやすい語彙や、話し方を選ぶ。

流暢に話すことは、もちろん出来る。


 では、聞く側の立場から考えるとどうだろうか?

「一所懸命話しているけど、何を伝えたいのか・・・。」

聞く側からしてみれば、チンプンカンプン。

話す側からしてみれば、あいつは聞く気が無い。





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 海外でアピールする文章を書く時に、注意することがあるそうです。
 
国際機関に向けて、どのようにプレゼンすればいいのか。

相談をしばしば受けると、次のように答えるオーソリティーがいます。


「相手にわかってもらえる論理で説明することが大切。」

「日本語の論理で書いたものを英訳する、」

「国際社会では半分くらいしか伝わらない。」


「国際基準に合った論理で、書くこと。」

「初めから英語で書くこと。」





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 自分の伝えやすい言葉。

相手が受け取りやすい言葉。

どちらが、相手の理解が深まるのか?

どちらが、相手に自分の考えを理解してもらえるのか?


 我々コーチは、専門用語を並べることで満足している場合ではない。

選手の心や、脳に入っていく言葉で、話し始めなくてはならないですね。
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2009年03月01日

逆転負けの捉え方。

前半リードをひっくり返されて、逆転負けを喫する。

試合後の指揮官は、「もう少し攻めたかった」と嘆く。


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 ラグビー日本選手権の決勝戦がありました。

三洋電機対サントリーの対戦です。

前半を終えて、サントリーが6点差でリードしている。

後半、三洋電機がひっくり返して、24対16で勝利を収めた。





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 試合後のインタビューに、サントリー清宮監督が答えました。

悔しさを口に出し、ミスを得点につなげられたことを挙げていました。

さらに、

「リードして折り返したので、ハーフタイムには、もっと積極的に行こう」

「と、意思統一をしたつもりだったが・・・。」

「もう少し攻めたかった。」





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 リードを守りきれなかったことを悔やんでいない。

さらに攻めて、得点を奪えなかった!そのことを嘆いている。

優勝を狙うチームとは、こういった考え、つまりチャンピオンシップが必要なのか。

言葉を巧みに操る、清宮監督なので、本心まではわかりません。

一つの考え方として、覚え書きに。


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2009年02月28日

日本代表監督の休息。

「床について枕に頭をつけたら、考えごとをしてはいけない。」

同じく指導者である、父からの言葉だそうです。



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「これから悩み事や考えることがいろいろ増えるはずだ。」

「だけど、床について枕に頭をつけたら、考えごとをしてはいけない。」

「考えるなら、イスに座って電気をつけて考えなさい」

WBC日本代表、巨人でも監督を務める原監督への、父からのアドバイスだそうです。





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「なぜ?」と原監督が聞き返すと、父は優しく答えてくれた。

「枕に頭をつけた時は、寝る時だ。」

同じ指導者になってから、父からのアドバイスは、この一度だけだそうです。



「畜生!と思うと、なかなか寝付けない。」

「それで、おやじの言葉を思い出した。」

「電気をつけて座ると、実は大したことを考えていないんですよ。」

「寝た状態だと、ネガティブになってしまう。」

今でも、教訓にしているとのことです。





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 監督・コーチが暗い顔をしていたら、いいメッセージを発することは出来ない。

ハーフタイムや、試合の後、選手とミーティングがありますよね。

その表情すらも、コーチはコントロールする意識を持つべき。

このアドバイスは、オンとオフとを上手に切り替えるための、コツなのでしょう。

長年、指導者として培った、技術の一つとも言えますね。


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2009年02月26日

サッカーへのリスペクト

「ピッチに立つときは、サッカーをなめてはいけない」

「バカにしてはいけない。」

「どんなに好きなことをしてもいいけど。」

「サッカーへのリスペクトをおろそかにしない。」


 42歳を迎えても、当たり前のように現役にこだわる三浦カズ知良選手。

何歳になっても枯れることなどない、サッカーへの情熱を持っている。

今日は、そんな彼の誕生日です。



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 彼の言葉をこうして書いてみると、あまりに格好良過ぎる。

わざと、作っているのでは!?

と疑いたくなるほどです。


 その疑いを、払拭させるのが、彼のトレーニング風景です。

本気で、フットボールに取り組んでいるな。

100の言葉よりも明らかな、その姿勢っぷりです。


「スピードへ、体力は落ちている」

「技術・戦術で、それはカバーできる」

「落ちたときに支えてくれるのが、トレーニング」

「トレーニングをすれば、今でも上手くなる。」




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 誰もが、三浦カズ選手の、プロフェッショナルな姿勢を褒め称えます。

一緒のチームとして戦った方ほど、その敬意は大きいようです。

言葉だけでなく、行動や姿勢全てが、プロとしてふさわしいのでしょう。

昔は、かんりのやんちゃもしたようですが、それが原因で消えたりはしませんでした。

フットボールに対するリスペクトが、支えてくれたのでしょうか。



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「プロとして、今でも成功したいと思っている。」

「一選手としては、カスカスになるまで使い切って欲しい。」

フットボールへのリスペクトを胸に、今年も戦い抜くようですね。

来年も、同じ内容で、この記事を書けれることを、心から願ってます。


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2009年02月25日

センスだけが必要なのか。

 ボールを奪う。 

頑張れば出来る、類いのものではありません。

トレーニングや実戦で身に付けた。

自ら習得したから、再現性を持っている。

毎回、無我夢中にでも、奪うことは出来るでしょう。

ただし、再現性は低い。


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以前、守備の文化について、記述しました。

日本人が得にくいと言われている、この守備の文化。

カラダのサイズや、メンタルを理由にあきらめるのか?

諦める前に、指導者としてしなくてはならないことがあるはずです。


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 私が信じる方法があります。

それは、「守備をする」ことに対して価値を持たせることです。

ボールコントロール、パスにシュートは、間違いなく大切な技術です。

プレーヤーも、それが分かっているから、互いの評価の対象になる。


 守備に対しても、同じく価値を持たせればどうだろうか。

いい守備に対して、大声で褒める。

いい守備をミーティングで取り上げる。

守備力の身に付いた選手を、チーム内での高い位置におく。


 「守備」に高い価値を持たせることが、スタートになりはしないか。

少なくとも、チームには守備の文化が生まれてきます。

実際に、目の前で守備の文化が形成される。

その瞬間、過程は何度も目にしてきました。


 この環境下でなら、相手からボールを奪うことが起こり得る。

後ろに引きこもる、ボールを外に蹴りだすだけではない。

チームで狙いを持った、奪い方。

個人が、身体をぶつけて・ねじこんでボールを奪う。

攻撃につながる、いい守備。


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  この価値観を持ったチーム内なら、守備はセンスだ。

それだけで片付けることは難しい。

習得した人間、習得しようとした人間がチームにたくさんいる。

守備の意識が強くて当たり前。

いい奪い方も、トレーニングで身につけることが出来るのでは。
 
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2009年02月23日

技術が信頼を生む。

 高い技術があるから、チームに貢献することが出来る。
その高い技術は、味方の信頼をも、生む力にもなる。


「技術の高さが無いと、信頼されない」
元ヤクルトスワローズ、古田選手の言葉です。
名捕手として活躍を続けた、彼の真髄を特集していました。

「いいキャッチングすると、ピッチャーが喜ぶ」
…キャッチャーの仕事とは何か?
ピッチャーを助け、チームを勝利に導くこと。
いいキャッチングで、ピッチャーを気持ち良く投げさせる。
ピッチャーが乗ってくると、勝率も当然高まる。

 自分の技術の高さが、チームメイトの能力まで高める。
これが出来れば、本当の意味でのチームプレーにつながりそうですよ。

 フットボールなら、どうなるのか。
例えば、いいパスを出せば、味方のシュートを助ける。
いいアプローチをすれば、味方のインターセプトを助ける。
いいコーチングをすれば、味方は自信を持ってプレーすることが出来る。
他にもまだまだありそうです。
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2009年02月21日

コーチの采配

 選手は、臆病にもなってしまう。
はたまた、選手は、無謀にチャレンジしすぎてしまう。
誰が、どのようにコントロールするのか。

 相手が強いと、尻込みして臆病になるかもしれない。
相手が弱いと、余裕を持ちすぎて横着なプレーを連発するかもしれない。

 観客の後押しが強すぎると、イケイケになり攻め急いでしまう。
相手観客のプレッシャーを感じて、弱気弱気の選択になるかもしれない。

 コーチの仕事は、選手のメンタル状態をコントロールすることにもある。
獲得させたいポイント、選手のメンタルの状態。
この二つを見比べて、手綱を引き、緩める。
それこそが、まさにコーチの腕の見せ所。

 選手の心のリミッターを外す。
「いい失敗しろよ!」
選手を抑える、適度の緊張感に戻す。
「プレーのスピードを抑えるんだ!」

 それがはまることもあれば、思うように行かず、外れることもある。
選手と同じように、我々も日々勉強です。
成功と失敗を繰り返して、自分のフォルダを増やしていく。

 さて、いい化学反応が起こるのか。
その場で、思いつきのように指示を出しても、思う結果が出ない。
最後の味付けの前に、すべきことがある。
普段のトレーニングが、その結果を左右する。
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2009年02月19日

数字の特性

 記事からの覚え書きです。



 サッカーとは、自分たちの優位性をいかに出せるかどうかで勝敗が決まる。

もちろん、システムの特性上、自分たちが不利な場所も出てくる。

が、上手く自分たちの良さを出す展開に持ち込めば、グッと勝率は上がる。


 
 システムの特性を知った上で、試合を俯瞰してみると面白い。

両チームのシステムの違いを理解する。

どこが優位になるかを頭に入れて見れば

確実に新たな発見があるだろう。


現役監督として、キャリアを重ねている、柱谷幸一栃木監督の記事です。



数字の羅列であるフォーメーション(システム)が全てではない。

我々日本人は、ここにこだわり過ぎるきらいがありませんか。

それでも、理解しておくことは、大事です。

必ず、数字の羅列にも特性はある。

そこから、チームプレーは始まる。


 チームを打ち破るのが個なら、個を上回るのはチーム。

その繰り返しこそが、フットボールの醍醐味の1つ。
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2009年02月18日

46歳の向上心

「僕は今46歳だけど、まだまだ現役にこだわっている。」

種目は違えど、世界を目指すトップアスリートの言葉です。


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「毎日練習をしていて未来形のフォームだとか、
 工夫だとかがよどみなく浮かんでくる。」

「それを形にしたい。」

「ならばこの筋肉をつけなきゃ、走り込まなきゃとなる。」

「毎日発想がつきない。」

アテネオリンピック銀メダリスト
山本博選手(アーチェリー)


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 選手が引退する理由は様々です。
体力の限界を感じた、選手生命にかかわる大怪我をしてしまった。
フィジカルの問題で去ってしまう。

 自分の思ったような技術を発揮できない。
自分の技術が時代遅れになってしまった。
テクニック・スキルに理由を求める。

 モチベーションが続かない。
新たな目標を持てない。(燃え尽きてしまった)
メンタル面で問題があって、競技生活を終える。
そんな選手もまた、多いようです。

 46歳でもなお、向上心を持ち続けている。
山本選手の競技生活は、まだまだ続きそうですね。


 
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2009年02月16日

違いを感じた瞬間。

 元々は、サッカープレイヤーだった。
かなり本格的にやりこんだ、そんな人間です。
今は、フットサルをしている。
フットサル場で支配人をしている、フットサル業界の人間です。
そんな彼が、久しぶりにフルコートのサッカーでプレーです。

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 彼は、左サイドバックでプレーしました。
まだ自陣の低い位置でボールを受けました。
目の前にいる選手にパスを出す。
(左サイドに張った、中盤の選手へ)
次の瞬間、パス&ムーブで斜めに走り込む。
中に切れ込むように、斜めに走りこんだのです。

 その瞬間、スペースの使い方の違いを、改めて感じました。
サッカーなら、おそらく、外を回る。
つまり、ライン際を駆け上がる方が、圧倒的に多い。
中盤よりも前のエリアなら、このフリーランニングも、時折見られるプレーなのですが。


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 彼に後から聞きました。
無意識のプレーだったようです。
「フットサルなら、外を回ってライン際行くことは少ないからね」
「回っても、つまるだけだし」


 サッカーとフットサルの違いというよりも、スペースの違い。
その違いを、強く感じる瞬間でした。
posted by プロコーチ at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする