2009年02月15日

最高峰のプレーの選択

 サッカーの本をめくっていたら、面白い記事がありました。
様々な選手のプレーを、元プレーヤー・現役コーチが解説すると言うものです。
その中に、私が大好きな選手に関する記述も含まれていました。


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マルコス・セナ選手(リーガエスパニョーラ、ビジャレアル所属)
 
 彼は、攻撃も出来るし、守備も出来る。
ブラジル出身のスペイン代表選手です。
もはや説明の必要もないほど、トッププレーヤーとして認知されていますよね。

 昨年のユーロ、ヨーロッパ選手権を観戦してきました。
ベスト8を4試合です。
その観戦を通して、最も輝いて見えたのが、彼。
マルコス・セナでした。
なぜMVPにならないのか!?
不思議でならないほどの貢献、存在でしたよ。

 ポジションは、ヨーロッパ風に言うとアンカーになるのでしょうか。
ピボーテやヴォランチと呼んだほうがいいのかもしれません。
言いたいのは、名称どうこうではありません。
中盤の一番底にポジションをとっている。
そして、中盤の守備を司り、攻撃の起点になり得る。
彼は、その役目を担っているということです。


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 さて、セナ選手のプレーを、その本では写真付で解説しています。
その中でも、一番目を引いたのが、この部分です。

「10本中8本が5M以内にいる味方への横パス」
「残り2本は、大きく展開するためのサイドチェンジのパス」
…このポジションの選手がボールを奪われたら、すぐに相手のチャンス
…一か八かのスルーパスや突破のパスを避け、つなぐプレーに徹している。


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 もちろんこんな選手だけでは、得点につながらない。
多少誇張して記載している部分もあるでしょう。
何よりも、彼よりも前の選手が、決定的な仕事をしてくれる能力がある。
そう信じるからこそ、つなぎに徹することが出来るのでしょう。

 そして、所属チームに帰れば、決定的な仕事も平然とこなしている。
彼の一番の能力は、求められた仕事を求められた以上にこなす部分ともいえるでしょう。
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2009年02月14日

自然と出てくる言葉。

 トップ選手には、いくつか共通した考え方があるようです。
特に、海外でやっていこう!
挑戦する気持ちの強い選手。
その心にあるものが、同じ言葉で表現されています。

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 現在ドイツで活躍する、長谷部選手。
彼の心にある言葉。
「一度きりの人生なんだ」
この言葉を胸に、プロの世界に飛び込んだそうです。
今でも、この言葉が胸に蘇えり、奮闘しているのです。

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 アメリカに二回目の挑戦をする、澤穂希選手。
彼女は、何度もこの言葉を語っています。
「一度しかない人生ですから、」
「プレーヤー人生は、一度しかない」
常に、挑戦する気持ちを持っている証でしょうか。


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 失敗したらどうしようとは考えないのでしょうか。
現状に、留まることを、よしとはしないのか。
それとも、停滞だと捉えて、挑戦し続けるのか。
少なくとも、二人は、挑戦する気持ちを持ち続けているのですね。
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2009年02月12日

文化が無いのか?!

・・・の文化が無い!
元日本代表監督、トルシエ氏が語ってましたよね。

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 アウェーの試合では、負けなければいい。
そのためには、敗戦につながるリスクを、とことん排除していく。
フットボール先進国では、一般的な考え方と言えます。
バルセロナのように、アウェーでも攻め込んでいくチームは、稀有な存在でしょう。

 現象として現れるのは、試合中のボールと人との関係です。
攻撃時、ボールの前(ボールより相手ゴール側)に何人いるのか?
この人数を見れば、どれだけ、攻撃に人を割いているのかが見えてくる。
本気で点を取る気があるのかどうか。

 3トップだから、攻撃的なのではなく。
2バックだから、攻撃的なのもありません。
そして、1トップだから、守備的と決め付けれない。
5バックだから、守備的とは言えない。


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 昨日の、日本対オーストラリア戦はどうだったのか?
幸運にも、スタジアムで観戦することが出来ました。

 そこで見た光景は、あまりにも腰が引けたオーストラリア代表でした。
ボールより前にいるのは、3人が平均値でしょうか。
とにかく、攻撃に枚数をかけてきませんでした。

 つまり、リスクを背負って、得点を奪いには来ていなかった。
言い換えると、得点を決めて勝利を目指してはいなかった。
それよりも、まずは失点を0で終わらせる。
引き分けに持ち込み、勝ち点1を手に入れる。
それが、彼らの目標でした。
せいぜい、カウンターか、セットプレーで1点取れればラッキー。
それよりも、守備の意識。

 日本にしてみれば、勝ち点2を失った。
相手の術中にはまったのでしょう。

 オーストラリアは、アジアで数少ない、世界基準のチームと呼べるでしょう。
とは言え、世界のベスト10に入るようなチームではない。
そのチームでさえも、相手の国に乗り込んで失点を0に終わらせることは出来る。
引き分けに、意図して持ち込むことが出来る。


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 これが、守備の文化があると言うことなのでしょうか。
以前、トルシエ監督が、「日本には守備の文化が無い」
そんな有名な発言をしていましたよね。
オーストラリアには、その文化があるようです。

 おそらく、彼らにとってはハッピーな結果なのでしょう。
一番のライバル国でのアウェーマッチで、勝ち点1を獲得できた。
そして、失点も0で抑えたのですから。


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 その力は、日本にあるのかどうか?
もしあるのなら、先日のアジアカップの予選で、敗れてはいませんよ。
最低でも引き分けに持ち込むべき試合でした。

 例えば、ワールドカップの本戦に出場できたとします。
必ず、1チームは優勝候補に挙がるチームとの対戦があります。
そのチームとの対戦で、狙って勝ち点1を奪うことが出来るのかどうか。

 持ってる力総てで、勝利を目指します。
勝つか負けるか試合の結果は分からない。
全力を尽くしたから、それで良いではないか?

 アマチュアの世界ならまだしも、プロの世界です。
目先の勝利ではなく、グループリーグの突破のためには引き分けで良しとする。
これが、あるべき姿ではないでしょうか。

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 オーストラリアの試合ぶりは、本当につまらないものでした。
それでも、うらやましく感じました。
日本も成熟したフットボール文化が根付いて欲しい。
強く感じた、一日でした。






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 オーストラリアの試合ぶりは、本当につまらないものでした。
それでも、うらやましく感じました。
日本も成熟したフットボール文化が根付いて欲しい。
強く感じた、一日でした。

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2009年02月11日

試合のポイント

 このポイントを見れば、今日の試合の流れをつかめる。


日本代表が、プレッシャーをかける。
相手の自由を奪うために、FWも守備をいとわないはず。

そうすると、相手は長いボールが増えて来る。

後方から直接、最前線に向けての、高く長いボールです。

ポイントはここ。

この時、日本代表の最終ラインがどこにあるのか?!

高さでは、競り負けることも、あるでしょう。

一度や二度では無いはずです。

それがハーフウェーライン付近なら、怖くない。

直接のシュートは無いから、こぼれ球のケアだけですよね。

もし、DFラインがペナルティボックスに入ってしまったら?

競り負けたら、ゴールに直結するでしょう。

それは、日本代表の皆が分かっていること。

少しでも下がらない意識は強いはず。

下げさせられているのか、保てているのか。


つまり、DFラインの高さを見れば、日本の状態が見える。
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2009年02月09日

マニュアルとは何か。

 マニュアルとは、最低限の約束事であるべき。
日本サッカー界にスターが生まれない理由は、そこにある。

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 日本サッカー協会最高顧問、岡野俊一郎氏のインタビュー記事からです。

「日本サッカー界にスターが生まれないのか。」
「やはり、指導の問題が大きい。

「日本協会としてもあまりにマニュアルを作りすぎです。」
「本来マニュアルとは、最低限の約束事のことを言います。

「それを日本人は、{これだけをやればいい}という最高限の約束事だと思っている。」

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「でも、一人一人の能力は違います。」
「これだけはやらなければダメ」と言う最低限の約束の上に
 各人に合わせた内容を積み重ねていって、初めて良い選手が育つ。」

「そうした指導の基本をきちっと議論していかないと、今後も有望な選手は育たない。」


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 専門用語を並べたり、トレーニングメニューを知るだけで、良いコーチになった。
そんな勘違いをしてしまうのかもしれない。
目の前の選手に何が起きているのか!?
それを忘れた、指導は無いはずなのです。
選手を良く観ることが、指導の始まりであり、最後まで求められる部分なのです。
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2009年02月08日

モウリーニョの発言、その真意とは?

 監督がクローズアップされる。
その代表例が現インテルミラノ監督、ジョゼ・モウリーニョです。

 彼独特の選手評価に関するものを書き記しておきます。
この考えが、あっている、共感できる、は別にして。
一つの考え方としてそういう見方もあるのか。


「わたしと一緒に仕事をする選手は3タイプに分けられる。
 第一は、わたしが望むことをやらない選手。
 第二は、わたしの指示に従う選手。
 そして最後に、わたしが指示を出す前に自分自身でやる選手だ。」


「(招集メンバーに復帰した)FWバロテッリは今、第二の段階にいる。
 もし彼が第三の段階にたどり着いたら、自分の潜在能力を発揮できるだろう。
 とはいえ、第一段階から卒業したことだけで十分喜ぶべきだ。」


 自信に満ち溢れた、彼らしい発言です。
この発言の、「わたし」にあたる部分を、チームスタイル、戦術理解に置き換えれば・・・。
どこにでもいる監督の、当たり前の発言に聞こえてきます。
そこを、「わたし・・・」と言い切ってしまうところが、彼らしいところですね。
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2009年02月07日

競い合い、高め合う。

 いいDFがいるから、いいFWが育つ。
 いいFWの存在が、いいDFもまた育つ。


「いつも背中に、彼の息づかいを感じながらプレーしていた。」
「間違いなく日本一のDFだった。」
「秋田がいたからこそ、今の僕がある。」
ジュビロ磐田の中山選手は語りました。

 おそらく秋田選手も、中山選手らに育てられた。
そんな思いを持っているのでしょう。


 理想的な関係ですね。
彼らの後には、誰が続くのか?
次世代の熱いライバル関係は、いつ登場するのか!?
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2009年02月05日

トッププロが、一般の人に負けてしまう。

 現役Jリーガーが語る、サッカーとフットサルとの違い。
「一般の人にも、負けてしまった」

 名古屋グランパス所属の小川選手は、昨年大活躍しました。
新人王に、ベストイレブンまで獲得するほど。
グランパス躍進の象徴的存在ですよね。
サイドアタッカーとして、日本代表で試す価値があるのでは?

 
 このオフに、仲間たちとフットサルをして楽しんだそうです。
Jリーガーに、Fリーガー、一般の人も混じってのゲーム。
ここで小川選手は、けっこうやられてしまったようなのです。
「それにしても、フットサルは難しかった」

「サッカーとは違います」
「足裏を使うことも出来なかった」
「攻守の動きや、パターンも分からない」
彼の苦労したシーンが目に浮かぶようです。
駒野選手も、テレビのフットサル対決で、散々でしたよね。

 とは言え、何回かフットサルをプレーするうちに、覚えるのでしょう。
おそらく、スペースの狭さ、それを打開する工夫。
彼らは、その部分に戸惑ったのではないでしょうか。


「でも難しいながらも、楽しかった」
小川選手は、上達する一番の方法を知っているようです。
posted by プロコーチ at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

連続性をもたせる

 試合でプレーに迷いが出る。
そもそも、何をすればいいのか分からない。
考え方一つで、それを解決するきっかけに、なるのではないか。

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 今日の試合での出来事です。
(最近、たくさんボールが蹴れて、充実してます。)

 一つ、気になる現象がありました。
経験値が、低いプレーヤー。
もしくは、体力が無く、いわゆるバテテきたプレーヤー。
彼らに共通することがあるのです。

 それは、プレーに連続性が無いこと。
一つプレーをすれば、おしまい。
ボールを蹴れば、とぼとぼ歩いている。
ボールが欲しい時に来なければ、止まってしまう。

 次、セカンドアクションを!
と思い声を掛けるのですが、それからの反応だと、遅れが出てしまう。
ピンチは大きくなり、チャンスは逃してしまう。

 どうすれば、連続性を持ったプレーが出来るのか?
一つには、状況を把握できていないのではないか。
今!、その次!、どういったシーンなのかをイメージする。
そういった作業がないのでは。


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 この作業の助けをしてくれる考え方があります。
(ボールが、インプレーの時に限って書きます。)
・攻撃
・守備
・攻撃から守備への切り替え
・守備から攻撃への切り替え
試合の局面を、この4つに分類するのです。

 これを外して、物事を考えたり、状況を把握しようとすると、おかしなことになるでしょう。
それぞれの局面に、それぞれの戦術や技術、ポジショニングがある。
だから、ボールが、今どんな状態なのかを観れば、考え方も整理できる。


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 考え方が常に分かっていれば、プレーに連続性も出るのでは?
迷いを捨て、プレーに自信を持てるきっかけになるかもしれませんよ。
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2009年02月02日

キック力。

 本当の実力はどうなのか。
悪い条件でのパフォーマンスこそが、真の実力だと。


 サッカーの試合に参加しました。
呼んで頂いての参加です。
本当にありがたいですよ。
そういった機会で毎回、ボールを蹴る楽しみを思い出します。


 ハイパイルにゴムチップの、最高級人工芝での試合です。
ボールは、ワールドカップモデルの最新版。
そこで、スパイクを履いてのプレーでした。

 ボールが、グーンと飛んでいきます。
普段の1・5倍近くのイメージでした。
プレーの選択肢も増えますよね。

 それは、本当に自分の実力なのか?
土のピッチで、普通のボールをイボシューでキック。
少しでもミスがあると、ボールは失速してしまう。

 その環境でのキック力を伸ばすことが出来れば!?
恵まれた環境でのプレーを当たり前と勘違いしたらおかしなことが…。
芯を外しても、ボールは飛んでいきますからね。



 どこに行っても通用するキックを身につけるためには?
もっと悪い環境ならどうなるのか?
気持ちよい環境でのプレーが、気づかせてくれました。
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2009年01月31日

人間は、どうなる。

人間は、今のままではいられない。
ならば、

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 巨人、ソフトバンク(前ダイエー)で活躍した、王貞治さん。
彼のインタビューから、その哲学を書き留めます。
どの世界でも通用する考え方だと、感じました。


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・今のままが最高だと言っても、そのままではいられない。
 それならば、いい方に変わろうよ。

・人生は巨大迷路のようなもの
 上から見れば、どこに行けばいいか分かる。
 本人は、何度も何度も壁にぶつかって行く。
 それでも、進んで行く。


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 現役時代には、世界の頂点を極めた。
それでもその場に安住しない。
今の栄光を失うかもしれない。
それなのに、何度も新たなステージに挑戦した王さん。
感服ですよね。

「人間は、変わる。」


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2009年01月29日

走れなかった?!チーム。

走れないと、フットボールをすることが出来ない。
改めてそれを証明してしまった。

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 日本は、1月1日がシーズンの最終日です。
もちろん、天皇杯の決勝戦の日にちですよね。
早いチームだと、12月ですが。

 そして、シーズンインは3月です。
1月2月の、この時期は身体を作る時期です。
様々な考え方はありますので、大まかに言ってしまいます。
身体をこの時期に徹底的にいじめる。
そして、1年を通して戦い抜ける身体を作り上げるのです。

 つまり、試合をするコンディションにはないのです。
そんな時期の、選手にとって今回のバーレン戦はつらかったでしょう。

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 何しろ、まだ戦えない、走れないのですからね。
試合の感覚も、まだ無いでしょう。
その状態で、真剣勝負を求められる。
戦いたくても、戦えないのが正直なところだったのでは?

 言い換えるならば、この時期に戦える状態なら、問題なのです。
シーズンの終盤には、息切れしてしまう。
この時期の貯金ができないと、後々響いてくるからです。

 海外のクラブチームや、代表チームが来日して試合をしますよね。
名前の知れた彼らと試合をして、善戦することや、勝つこともあります。
彼らは、どんな状態なんでしょうね。
走れないチームは、戦えないですよね。
そこに勝ちきれない我々に、大いに問題がありそうです。

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 アジアカップの予選、対バーレン戦での敗戦。
走れないと、フットボールをすることが出来ない。
日本代表は、改めてそれを証明してしまった。

 それを日本に知らしめてくれたのが、オシム前監督。
今回、敗れた、その遠因を作ってしまったのも、オシム前監督。
フットボールは、皮肉ですね。
posted by プロコーチ at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月28日

30センチ先のボールに

30センチ先にあるボールをどうするのか。
この選択が、次のプレーの精度をガラリと変えてしまう。

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 脚を、グイッと伸ばして触る。
トラップもドリブルの時も。

 ただしそれでは、次のプレーが遅くなってしまう。
脚を無理やり伸ばすということは、身体のバランスが崩れるということ。
バランスが崩れていては、ボールを止めるだけ、触るだけに。
その次の瞬間、自分が思い浮かべたプレーは出来まい。

 ボールに触る前に、軸足を運ぶ。
そして、軸足に重心を乗せるように。
そうすれば、体勢は崩れず、どんなプレーも発揮できる。

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 ボールに触る前に、まず足を運ぶこと。
普段のトレーニングで横着をしない。
疲れた時こそ、特に!足を運ぶ。


 いい習慣が、いいプレーを生み出してくれる。
posted by プロコーチ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月24日

入口と出口

 パスを何とかしてつなげて行く。
パスが、パンパンパンとつながって行く。
つないで行くことそのものが目的になってしまう?!
常に、パスの入口と出口を考える必要がある。


salida…出口や出発を意味するスペイン語です。
その名前が、メキシコではトレーニングの名前になっている。
最後尾からパスをつないで行き、シュートまで。

 リアリティを持たせ、試合を想定して行う。
自由に行うのではなく、全員の動き全てが、決められている。

 その結果、パスをつないでいくルートが出来るのであろう。
幾つものパターンを繰り返すことで、幾つものルートが開通していく。

 
 南米、中南米のチームは、奔放にやっているように見えるかもしれない。
道が無いところに、物は通らない。
正しいスタートポジションに、パスのタイミング。
ルートは出来ているのか?
常に、パスの入口と出口を考える必要がある。


posted by プロコーチ at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月22日

超ワールドクラスのゲームメイク

「彼は、超ワールドクラスと称しうる、唯一のセンターハーフである。」
そんな彼の、ゲームメイクの秘訣を、敵将が語ります。

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 イングランド代表、リバプールでスティーブン・ジェラードは活躍している。
「視野の広さと、戦術眼」
「プレーの選択とタイミングの感覚」
ここにおいて、他の選手と決定的な違いがある。

「効果的な組み立てに必要なものは、パスの正確さ」
「さらに、正しいタイミングでボールを動かすこと」
「チームの動きにリズムを作り出すこと」

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 それを生み出したのが、幼少期よりのトレーニング。
リバプールのアカデミーでは、次の3つのトレーニングを繰り返し行われていた。
・テクニック
・グループワーク
・ポゼッション

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 そして、敵将であるACミランのカルロ・アンチェロッティが激賞するのです。
アンチェロッティ本人の現役時代のポジションも中盤のセンター。
ミランやローマで活躍しています。
その彼が、他の誰よりも!と言わしめる、ティーブン・ジェラードの凄さ。
「彼は、超ワールドクラスと称しうる、唯一のセンターハーフである。」
posted by プロコーチ at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月21日

人を育てる意味

 自分のスキルを高めれば、それでいいと思ってしまう。



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 フランスの宝石職人の話から
「自分は、運良くヴァンドーム広場にある、著名な工房で修行することが出来た」
「それは、ショパンやベートーベンの弟子になるようなもの」

「自分が習得した技術を、弟子に伝えたい。」
「そこに、わずかばかりであるが、自分が発展させたことも伝えたい。」

「後継者がさらに、発展させてくれるだろう」


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同じような話は、フットボール界にもあります。
ドイツの伝説的なコーチ、ゼップ・ヘルベルガー氏の言葉です。
ドイツのフットボール界の系譜は、全て彼に行き着くほどの、人物だそうです。

「ドイツフットボールを復興させるには、まず100人のコーチを育てよう。」
「100人の優秀なコーチが100人に教えて、1万人のコーチを生み出す。」
「その彼らが、選手の育成に関われば、成果は上がるだろう」

 実際に彼は、ドイツのコーチ養成システムの生みの親であります。
ケルン大学では、指導者養成過程の責任者も勤めたようです。
現在のドイツの強さ、これを根っこで支えている。

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 己のスキルを高めれば、それでいいと思ってしまう。
自分自身もつい、そちら側の考え方に触れてしまう・・・。


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2009年01月19日

スピードを速くするには。

 フットボールにおいて、スピードは重要な要素を占める。
そのスピードが速まれば、相手を置いてけぼりに出来るのである。

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 フットボールでは、スピードが重要な要素を占める。
とは言っても、単純に走るだけがスピードではない。
陸上の短距離の選手が、簡単には活躍できないのも同じ理由。

・ランニングスピード
・ボールスピード(キック、ボールコントロール)
・シンキングスピード(考える、判断する)

 フットボールで求められるスピードは、この3種類がある。
「3S」と呼ばれます。
足が速いだけでは、限界がある。

 よく言われるのは、フライングが許されるスポーツである。
相手に先んじて動けば、足が少々遅くても、有利になれる。
だから、考える、先を読んで判断するスピードを上げようね。
コーチングの王道です。
教えられれば身につくかというと、そう簡単なものではないのですが。

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 オランダはVVVフェンロで活躍する、本田圭祐選手のインタビューから


「スピードアップして、グッて抜く練習はしています」
「今は歩いている時間は長いかもしれない」
「逆に、ダッシュする時には思いっきりダッシュする」

「黒人選手は確かに速い。僕には無い」
「向こうもダッシュで、こっちもダッシュの状態から突き放すのは難しい」
「でも、緩急でグッと突き放すのは誰でも可能」

「彼らが歩いているのと、僕が走っているのだったら、僕のほうが速い」
「どんなに速い人が相手でも、先にスタートしたら、ちょっとは離せる」


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 外国人、特に黒人選手を毎日相手にするからこそ、手にした感覚。
頭で分かっていても、体験すると違う。
本田選手は、今、良い経験を積み重ねているようです。


posted by プロコーチ at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月18日

子供に伝えたい原点。

「伝えたいのは、自分で決めること」
「コミュニケーションの大切さ」


 一昨年、ケガのため引退した、千葉マリーンズの黒木知宏選手。
ジョニーの愛称で呼ばれ、魂の感じられる投手として人気だった選手です。
引退の際には、本当に多くのファンが別れを惜しんだようです。

 その彼が、ボランティアで、子供に野球教室を開催しています。
自分が子供のころに、感じた原点とも呼べるもの。
野球との出会いで得た、楽しさ。

 大人の指示で動くのではなく。
管理された中で動くのではなく。
自分たちで、ルールを決めて、野球を楽しむ。

「伝えたいのは、自分たちで決めること」
「コミュニケーションの大切さ」
そこで得た喜びは、押し付けられた野球にはないもの。
与えられるのではなく、自らつかみ取る。

 
 世界中で、ストリートサッカーが減少している。
これからの子供たちは、この原点をつかみ取れるのか?
原点を知らずに大人になってしまう。
数十年後、100年後のフットボール界はどうなる?
posted by プロコーチ at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月17日

ゲームメイク・アシストの極意。

 ゴールにつながるラストパスである、アシストでは何が大切ななのか。
ゲームを組み立てていく能力である、ゲームメイクに必要なものとは。
一つのゴールを目指していく、他のスポーツから学べるものがあります。


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 バスケットボールのプロリーグ、bjリーグで活躍する澤岻直人(たくしなおと)選手。
彼は、昨年アシスト王、ベスト5(日本人唯一)を獲得するなど、実力はリーグ屈指です。
ガードとして、シュートにつながるラストパスをバシバシ通していきます。


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…ゲームメイクで考えていること
「ゲームメイクはパズルのような感覚で行う。」
「どこが空いている」
「どこにパスを出してなど」
まるで、パズルを解いていくように、ゲームを組み立てていく。

…アシストの時に考えていること
「出来るだけ良いリズムで。(シュートを打たせる)」
「出来るだけ良い形で。シュートを打たせ)」
「フリーでシュートを打つのと、DFがついているのでは、ぜんぜん難易度が違う」
「自分のところに引き付けて、パスを出す」


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 やはり、一つのゴールを目指していく、他のスポーツから学べるものがありました。
posted by プロコーチ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

たくましい選手を育てるために。

プレーを続けたいという意思を尊重し、可能な限り流れを切らない。


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…トップレフェリーインストラクター上川徹氏のコラムより

 反則があっても、笛を吹くか吹かないかの判断においては、
周辺の状況(チームに利益があるかどうか)と選手の体勢を瞬時に判断、
的確なアドバンテージにつながる。

 流れだけを重視しすぎて、アドバンテージを適用すると、
反則を誘発するなどの報復行為を招く。
そして、笛を吹いてもらえないことで、審判員への不満にもつながる。

 いいゲームコントロールは、選手を育てる。
安易に倒れて、反則をアピールする選手ではなく。
選手が「タフ」で「たくましい」選手に育つ。


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 こういった良いレフェリーにめぐり合いたいですよね。
そこで試合をするのは、気持ちのいいものです。
フェアで、激しく、緊張感のあるゲームです。

 そのためには、選手・指導者・レフェリー・観客の全てが、同じ思いを共有すること。
「プレーを続けたいという意思を尊重し、可能な限り流れを切らない。」
タフで、たくましく、クリエイティブな選手は理想ですよね。
posted by プロコーチ at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする