2018年06月25日

乾のゴールの秘訣

 セネガル戦、熱戦でしたね。

引き分けに持ち込み、勝ち点1を得ました。

グループリーグ突破に向けて、着実に歩みを進めていますね。

両チームともに、勝利に向かってプレーしていました。

失点を恐れるのではなく、得点を奪いにいった。

いわゆる、オープンな展開でした。

第3者が観ていて、楽しめる試合だったと思います。

個人的には、もう少し、落ち着かせてもいいのかなと感じています。










 日本の1点目。

ここに、乾の素晴らしさを感じました。

長友とスイッチするような形、狙ってはいなかったでしょうが、ボールをペナルティエリア内で受けました。

左30度くらいで、前を向くという、本人も得意な形?

右足のインサイドでボールを動かしながらも、優しくコントロール。

この瞬間は、足元ピッタリにボールが入っています。

利き足の前とは言え、これだけ足元にボールが入ると、ショートパスとドリブルしかない。

DFに寄せられて、苦し紛れに、パスか、ドリブルかも。









 と、思った瞬間、ボールを追い越すようなステップ。

このステップで、対峙している相手DFは、縦方向へのドリブル突破が、頭に浮かんだはずです。

警戒したDFは、その場に止まりました。

相手の出足を、ステップ一つで、一瞬止めたのです。

つまりボールが、右足のインサイドの前から、アウトサイドの前に変わった。

それでも、ボールは乾の足元のまま。

シュートも打てるでしょうが、正面か、乾から見て左側のニアサイドにしか打てないはずです。

ボールが足元に入り過ぎているからです。












 乾は、ボールを追い越すステップをするやいなや、右足のアウトでチョン。

優しくボールタッチ。

相手DFには近づかないように、あえてゴールには近づかない角度にチョン。

この繊細さが、彼の技術レベルの高さを、証明しています。

そして、このボールタッチで、乾にシュートを打つという選択肢が生まれました。

しかも、ニアにもファーにも、上にも、下にもシュートを打てる位置。

四隅にシュートを打てるという、お手本のような位置にボールをコントロール。

そして、ファーサイドに低く、外からカーブをかけたボール。

GKからすれば、最も、遠い位置にコントロールされたシュートを放ちました。

ゴール!









 乾がシュートを打つ時に、ボールを置いた位置。

少しだけ、足元からボールを離す位置になります。

この位置にボールを置くのは、怖いかもしれない。

でも、このボールの位置が重要です。

足元、真ん前にボールを置くと、正面にはキックが出来る。

体の内側にもシュートも打てる。

そして、ボールをすいすい運ぶにも適しています。

ところが、欠点もあります。

足の真ん前は、自分の体の外側には、強いキックは出来ないはずです。

人間の体の構造上、股関節は、残念ながらそこまで開かない。

自分の体の外側にもシュートを打ちたいなら、ボールの位置を変えなければならない。














 機会があったら、乾がシュートを打った時のボールの位置を確認してみてください。

普段、彼がボールを運ぶ位置とは、違う位置にあるはずです。

そこに、勇気を持ってボールを置けたことが、あのシュートにつながりました。

ボールを受けて、ステップ、ボールタッチ、そしてもちろんシュートまでの流れ。

お手本にしたい、最高のプレーでしたね。

posted by プロコーチ at 23:52| Comment(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月23日

不用意なミスを減らしたい

 日本がコロンビアに勝利した試合。

本当に結果は、素晴らしいものでした。

先制点を奪って、追いつかれたものの、追加点は許さない。

セットプレーから決勝点。

日本らしい、細かい展開や、主導権を握るためにパスを回す。

攻撃の選手も、チームのために犠牲心を強く持って、走り続ける。

しかも、交代で入った本田が、決勝ゴールのアシスト。

監督の采配もハマり、次の試合にもいい形で入って行けそうです。








 ただし、忘れてはならないこと。

コロンビアは、開始早々に1人退場して、10人になっていること。

そして、コロンビアが日本を格下に見て、なめてくれていたこと。

前回のベスト8以上を狙うコロンビアのコンディションが、ピークではなかったこと。

決勝トーナメント以降に、ピークが来るように、チームとして設定していたのではないか。

後半の途中から、驚くほどに、足が止まっていました。

本気のコロンビアに比べると、何割か、落ちていた状態だったでしょうね。

そのコロンビアに、ギリギリで勝利した日本代表。

元々のベースの違いに加えて、自滅とも言える、プレーが散見されました。












 日本は、先取点を奪いました。

そして、2点目となる決勝点を奪いました。

試合を観戦していて、落ち着いて観ることは出来ましたか?

常に、ハラハラドキドキしていたのではないでしょうか。

少なくとも私は、心境穏やかではありませんでした。

だからこそ、タイムアップのホイッスルの瞬間に、歓喜が訪れたと言えるのですが。

もしかすると、やられるのではないか?

1点勝っていて、しかも1人多いチームのはずなのに。











 試合をどのように終わらせるのか?

試合を殺してしまう。

試合のテンポを落としてしまう。

お手本は、コスタリカ戦のブラジルです。

1点を取るまでは、ナバスを中心としたコスタリカの守備陣を崩せずにいました。

後半に入ったら、かなりペースを上げて、ゴールに迫り続けました。

このテンポアップは、迫力満点。

ところが、先取点を奪った瞬間に、一気にペースダウン。

ボールは握り続けるものの、明らかにスピードを落としました。

そして、サイドから攻める様子を見せ、縦パスを入れるも、後ろに下げ、サイドチェンジ。

入れては、落として、片方に寄せて、サイドチェンジ。




ちなみにコスタリカは、早くボールを奪って攻めたいのですが、触ることすら出来ません。

焦ってボールを奪いに行った瞬間、ワンツーなどでサイドを突破し、ゴール前まで侵入するブラジル。
 
自分たちでギアをチェンジして、試合のテンポを操る姿は、勉強になりますね。

日本は、ピュアに攻めてしまい、ボールを奪い返され、カウンターのピンチを迎える。

慌てて、ボールを回収するために、切り替えて、不必要に走っていました。

ブラジルの攻めるふりだけをして、時間を稼ぐようなポゼッションは、日本にとっては難しいものなのか。

日本の時間を稼ぐようなポゼッションは、拙いものでした。

行けるから、攻める!というのは、ちょっと、、。








 失点シーンも、何とかしたいですね。

ゴール前からのフリーキックを直接決められて、失点。

シュートは素晴らしかったのでしょうが、本当に何ともならなかったのでしょうか?

セーブできそうで出来なかった、川島の反応が鈍い?のでしょうか?

ポジショニングが悪かったのでしょうか?

ちなみに、壁の作り方はおかしくないでしょう。

左足でカーブをかけて決められないように、配列させてます。

川島も、妥当な位置に立ってますし、プレジャンプも大げさでなく、動き過ぎていませんでした。

川島の責任を問うべきではないと、私は考えます。










 このシーン、ジーコ元監督が見ていたら、激怒していたと思います。

彼自身が、現役時代は、素晴らしいフリーキッカーでした。

現代、ブラジル国民が投票したのですが、歴代最高のフリーキッカーに選ばれるほどの選手でした。

日本でも、美しい放物線のシュートを見せてくれましたよね。

そのジーコは、常々、選手に指導していました。

「ゴール前で不用意なファールをしないこと」「相手にFKのチャンスを与えないこと」

コロンビアの選手は、コロコロと何度もコケていました。

反則を欲しがる動きは、気持ちのいいものではありません。

このシーンも、長谷部は何もしていません。

が、ファールをもらったファルカオは、意図的でした。

長友のクリアミスが、ポーンと空中にボールが浮いた。

長谷部がボールだけを見て、処理しようとする目線を観察。

気づかれないように近づいてストップ、長谷部にぶつからせて、ゴロン。

見事、FKをゲットしました。

南米人の持つ、ずる賢さに、まんまとやられてしまったのでしょうか。












 そして、ジャンプした壁の下をすり抜けたフリーキック。

これも、ジーコ監督の教えは、違います。

「壁はジャンプするな!」

壁側は、壁を信じろ。

GKは、壁が無いサイドを守れ。

こうすれば、壁側からゴールに向かってくるボールは、GKが間に合う可能性が出てくる。

壁を越えて、ゴールに向かうので、高さが必要。

ボールが高く上がる分、GKが間に合うかもしれない。

ただし、壁が壊れたり、間を抜けたり、今回のようにジャンプした足元を抜ける。

これは、GKは、ノーチャンス。

ジーコの前のブラジルの10番リベリーノ。

彼がワールドカップで決めたゴールは、伝説です。

ブラジルがゴール前でフリーキック。

壁の中に、ブラジルの選手が入り込んでいる。

キックの瞬間、その選手が、バタンと倒れる。

壁の間に、一人分の隙間を作ると、そこに強烈で正確なシュートが通り、見事なゴール。

ジーコ元監督は、このようなイメージを持っているからこそ、壁は、壁として仕事をさせたのでしょうね。












 ワールドカップで上に行くチームは、このようなミスを犯さない。

まだ未勝利のアルゼンチンは、驚くようなミスをしてしまっていますよね。

敗れるべくして、敗れたと言えるでしょう。

上に行くチームは、もしミスを犯しても、必ず修正してくる。

日本がセネガル、ポーランドから、勝ち点を取るのなら、同じミスをしないこと。

84%のアドバンテージを活かして欲しい!!
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2018年06月21日

ホームのメリットはあったのか?

 グループリーグ初戦を終え、

日本が84%という高い確率で突破することが分かりました。

過去3大会の統計を取った事実です。
http://futebol.seesaa.net/article/460095686.html

日本の過去の大会でもそうですよね。

一方、ドイツがグループリーグで消えてしまう確率も、これまた87%と高い確率。

前回も、スペイン、ポルトガルという強豪が、初戦に敗れ、グループリーグで消えてしまいまいした。

2010年大会では、初戦に敗れたスペインがワールドカップを制覇したので、

13%と言えども分かりませんが、、。








 同じ初戦の結果を、ヨーロッパ対南米で考えてみました。

南米には、北中米カリブ海の枠も入れています。

知りたかったのは、ホームとしてのメリットがあるのかどうかです。

多くの選手がヨーロッパでプレーしている現在、まだ存在するのか?

世界のトレンドをけん引している、ヨーロッパの優勢が露わになるのか?

ここからも、面白い数字が見えてきました。

一つの大会だけを見ても、ピンとこない部分はあるのですが、並べてみると、面白いものです。








 2006年ドイツ大会。

優勝国はイタリアでしたね。

グループリーグ初戦の結果。

ヨーロッパ勢、7勝3分け4敗。
(勝ち点獲得率57%、つまり全勝なら42点の勝ち点を取っていたが24点だったので。)

南米勢、4勝1分け3敗。(勝ち点獲得率54%、以下同じように考えます。)

ヨーロッパの国は、14チーム中10チームがグループリーグ突破。

南米は、8チーム中4チームがグループリーグ突破。




 2010年南アフリカ大会。

優勝国はスペイン。

グループリーグ初戦の結果。

ヨーロッパ勢、4勝5分け4敗。(勝ち点獲得率43%)

南米勢、3勝4分け1敗。(勝ち点獲得率54%)

ヨーロッパは、13チーム中7チームがグループリーグ突破。

南米は、8チーム中7チームがグループリーグ突破。




 2014年ブラジル大会。

優勝はドイツ。

ヨーロッパ勢、6勝1分け6敗。(勝ち点獲得率48%)

南米勢、7勝0分け3敗。(勝ち点獲得率70%)

ヨーロッパは、13チーム中6チームのグループリーグ突破。

南米は、10チーム中8チームがグループリーグ突破。
 




 ここまでの3大会を見ると、はっきり出ました。

ヨーロッパの国々が力を発揮できるのは、ヨーロッパ開催の時である。

南米、中南米カリブ海の国々は、環境が悪くても、力を出せる。

ヨーロッパ以外の国なら、南米開催でも、アフリカ開催でも結果を出せる。

2002年大会も、フランス、ポルトガルなど、優勝候補のヨーロッパ勢が崩れていきました。

そして、優勝はブラジルでしたよね。

2010年、2014年大会のヨーロッパの脆さ、弱さは驚くほど。

優勝国がスペイン、ドイツでしたので、もっと、活躍しているイメージがありました。

全ての国を並べると、びっくりするほどに、結果を出せていませんよね。












 では、今回、ロシア大会はどうだったでしょうか。

端っこではありますが、ヨーロッパである、ロシアでの開催です。

グループリーグ初戦。

ヨーロッパ勢、8勝4分け2敗。(勝ち点獲得率66%)

南米勢は、2勝2分け4敗。(勝ち点獲得率33%)


これまた、はっきりと、数字が表れていますね。

グループリーグ突破を予想してみます。

ヨーロッパ勢10〜12、南米2〜3、その他の地域から3、と言う感じです。

圧倒的にヨーロッパ勢が、ホームのメリットを享受しています。












 この数字には、かなり驚いています。

南米の代表選手は、多くがヨーロッパでプレーしている。

情報化が進み、お互いの戦力や状況は、把握し合っている。

今回で言うと、南米のデメリットも、ヨーロッパのメリットも少ないのでは?!

それが、私の立てた仮定でした。

統計的事実は、全く異なりました。

2018年の現在であっても、どこで開催するのか?!

これによって、大きく結果が左右されるのです。

さて、まだまだワールドカップは続きます。

楽しみましょう。
posted by プロコーチ at 23:28| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月20日

現在、84%。

 日本が、見事にコロンビアに勝利しました!

あの退場が無ければ、どうなっていたのか?

それくらい、コロンビアは力のあるチームでした。

ただ、コンディションがあまり良くないように見えました。

60分を過ぎたあたりから、ピタッと足が止まりました。

おそらく、決勝トーナメント以降に、コンディションのピークを持っていこうとしてた?!

特に、ハメス・ロドリゲスはその傾向が顕著でした。












 ここ3大会でのグループリーグ初戦の星取表を確認してみました。

2006年ドイツ大会。

初戦、勝利したチームが決勝トーナメントに進出する確率は、85%
(13チーム中11チーム)

初戦、引き分けだったチームが決勝トーナメントに進出する確率は、50%
(6チーム中3チーム)

初戦、敗れたチームが決勝トーナメントに進出する確率は、15%。
(13チーム中2チーム)

一方、

初戦、勝利したチームがグループリーグ敗退する確率は、15%
(13チーム中2チーム)

初戦、引き分けだったチームがグループリーグ敗退する確率は、50%
(6チーム中3チーム)

初戦、敗れたチームがグループリーグ敗退する確率は、85%。
(13チーム中11チーム)





2010年南アフリカ大会。

初戦、勝利したチームが決勝トーナメントに進出する確率は、80%。
(10チーム中8チーム)

初戦、引き分けだったチームが決勝トーナメントに進出する確率は、58%。
(12チーム中7チーム)

初戦、敗れたチームが決勝トーナメントに進出する確率は、10%。
(10チーム中1チーム)

一方、

初戦、勝利したチームがグループリーグ敗退する確率は、20%。
(10チーム中2チーム)

初戦、引き分けだったチームがグループリーグ敗退する確率は、41%。
(12チーム中5チーム)

初戦、敗れたチームがグループリーグ敗退する確率は、90%。
(10チーム中9チーム)





2014年ブラジル大会。

初戦、勝利したチームが決勝トーナメントに進出する確率は、86%。
(14チーム中12チーム)

初戦、引き分けだったチームが決勝トーナメントに進出する確率は、25%。
(4チーム中1チーム)

初戦、敗れたチームが決勝トーナメントに進出する確率は、21%。
(14チーム中3チーム)

一方、

初戦、勝利したチームがグループリーグ敗退する確率は、14%。
(14チーム中2チーム)

初戦、引き分けだったチームがグループリーグ敗退する確率は、75%。
(4チーム中3チーム)

初戦、敗れたチームがグループリーグ敗退する確率は、79%。
(14チーム中11チーム)









 つまり、初戦、勝利した日本代表が、決勝トーナメントに進出する確率は、84%。
(37チーム中31チーム)

逆に、グループリーグ敗退する確率は、16%。
(37チーム中6チーム)


今まで、日本代表はどうだったでしょうか。

ドイツ大会では、初戦敗退で、グループリーグ敗退。

南アフリカ大会では、初戦勝利で、決勝トーナメント進出。

ブラジル大会では、初戦敗退で、グループリーグ敗退。

傾向通りの結果となっています。

さた、今大会の日本代表は?!


posted by プロコーチ at 18:51| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月19日

コロンビア戦での勝ち点を手にするために

 もう、数時間で初戦コロンビア戦が始まります。

選手のコンディションなど、様々な情報が飛び交ってますね。

ワールドカップは情報戦ですので、聞こえてくることは話半分にしておくべきです。









 コロンビアは、自陣の最終ラインから、丁寧にパスをつないで組み立ててきます。

最終ラインに中盤の選手が入って、数的有利を作る。

相手FWをパスか、運ぶドリブルで超えて、ビルドアップをするのが得意。

長い縦パスに頼るような攻撃は、メインにはならないはず。

そして、中盤を超えて、アタッキングサードに入ると、怖い。

様々なコンビネーションやドリブル。

マークをしていても、気にせずに、アタックしてきます。

ファルカオやハメス・ロドリゲスが注目されますが、ほかの選手もレベルの高い選手が揃います。












 つまり、日本代表が、自陣ゴール前に引いて、耐える。

我慢して、我慢して、カウンターでゴールを目指す。

この戦いを選ぶべきではないと思います。

そもそも、アタッキングサードに侵入させない。

中盤を分厚くし、ハーフウェーライン付近で試合を続けるイメージが良いと思います。

そのためには、前線からボールを追いかけて、ビルドアップを自由にさせない。

日本の攻撃陣、積極的に守備を出来ない選手は使うべきではないですね。

岡崎などは、ぜひ、起用してもらいたいですが、コンディションはどうなのでしょうか。

本田は、今回は、スタメンで使うべきではないのではないでしょうか。

そして、ボールを中盤で奪いたいので、守備力の高い選手が、ここにも欲しいですね。

特に中央のボランチは、大島、長谷部コンビだと、不安しか残りません。

おすすめは、山口と柴崎。

この二人なら、奪う、カウンターの流れが、スムーズに生まれそうですが、どうでしょうか。


 そして、攻撃のセットとして、ドイツ2部で大活躍した、左に宇佐美、右に原口を試していました。

全く、機能しませんでしたね。

攻撃は停滞し、守備も破綻。

ちょっと、本番では見たくない組み合わせでした。

一方、乾、香川の組み合わせは、可能性を感じましたね。

香川が入ることで、他の中盤の選手も、スムーズに動けていました。

本田が、真ん中にドーンといるよりも、こちらの方が面白い展開が見えました。

香川のキックが不安定なのが、少し気になりましたが、、。











 最終ラインのセンターバックコンビ。

パラグアイ戦の、昌子、植田コンビは良かったですね。

お互い、カバーしてくれるという安心感があるので、ボールにチャレンジ出来てました。

そして、背後も、その信頼にこたえてカバーし合う。

クラブチームで、コンビを組んでいるスムーズさです。

でも、この二人の組み合わせはないでしょうし、どちらかだけ出ることも、無いのでしょうね。

今までの流れなら、吉田、槙野コンビでしょうね。

もっと、吉田、昌子。もしくは、吉田、植田の組み合わせを試しておけば、、、。










 さて、勝ち点1でも奪えるのでしょうか。

ポイントは、ハーフウェー付近で試合を運べるかどうか。

自陣ゴール前で試合をする時間が長いと、厳しいでしょう。

そこをポイントに、観戦を。
posted by プロコーチ at 19:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月18日

どんなワールドカップになるのか。

 ロシアワールドカップが開幕しました。

早くも、熱戦が繰り広げられています。

寝不足な日々が続きそうです。

フットボールへの愛で、乗り切りたいですね。









 この時差を感じるたびに、日本は世界のトップシーンとの距離を感じます。

チャンピオンズリーグの時も、同じですね。

向こうのゴールデンタイムは、日本では真夜中?早朝?

この距離が、日本のフットボールの進化をするためには、重荷になっているようです。

情報化社会が進み、交通手段が発達したとは言え、まだまだ、何千キロもの距離は遠い。

ちなみに、東京からモスクワは約7400キロらしいです。









 ワールドカップでは、どのような試合になるのでしょうか。

予想されるのは、いい試合がたくさん観れそうだということ。

一応ヨーロッパなので、タレントたちが普段とあまり変わらない環境でプレーできる。

スタジアム、芝も、整備されている。

そして何より、高温、多湿ではないということ。

ブラジルの北部は、暑く、湿度がまとわりついてきました。

南アフリカは、標高の高い場所、気温がやたら低い場所。

この2大会は、厳しい環境との戦いでもありました。














 今回は、整った環境で、選手たちが気持ちよくプレーできるのではないでしょうか。

まるで、ユーロ・ヨーロッパ選手権のように。

つまり、選手たちが、自分の持っている力を発揮しやすい環境です。

すると、現在の世界のフットボールのトレンド通りの戦いが予想されるのです。

「テクニカルに、スピーディーに、コレクティブに、そしてタフに」

この全てが揃っているチームだけが、勝ち抜いて行くことが出来るでしょう。

技術が高いだけのチームでは、勝ち進めない。

走るだけのチームは、善戦するでしょうが、これまた勝ち進めない。

精神的に弱いチームは、もちろん上がれないでしょうね。










 
 ちなみに、日本代表が勝ち進めるかどうか?

この観点で見てください。

・テクニカルでしょうか?(攻守両方の技術)

・コレクティブ(組織が構築されている)ですか?

・スピーディーですか?(攻守、守攻の切り替え、ランニングスピード)

・タフですか?(サボるなんて論外、戦っていますか?ぶつかってますか?)










 賢く、犠牲心を持ったアスリートが、素晴らしい技術を発揮する。

それが、今大会の特徴になりそうです。

つまり、素晴らしい大会になる予感がします。


益々、楽しみです!!
posted by プロコーチ at 18:21| Comment(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

注意すべき季節

 環境省のweb、「熱中症予防情報サイト」を見たことありますか?

フットボールプレーヤーとして、ファミリーとして、知っておくべき情報が多数出ています。

http://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php

いくつか大切な部分を抜き出して、ご紹介。






「環境」「からだ」「行動」

によって、熱中症が引き起こされるとのことです。

「環境」

気温が高い、日差しが強い。

それだけでなく、風が弱い、締め切った場所。

つまり、屋内でも起こりうるのです。

急に気温が上がった日も、要注意と書かれています。



「からだ」

老人や、乳幼児は、体温調節が苦手です。

とは言え、成人の健康な人間でも、注意が必要です。

寝不足や、二日酔いといった状態は、危険ですよ。





「行動」

激しい筋肉を使った運動。

屋外での長時間の活動。

我々のフットボールは、間違いなく、当てはまります。



…体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまいます。
 このような状態が熱中症です。






 熱中症が疑われるなら、勇気を持って、その日はプレーを止める決断をしてほしい。

これは、私も知らなかったのですが、効果的な対処法があるようです。

それは、風を送ること。

大きなうちわや、バスタオルなどを用いて、風を送ってあげる。

そうすることで、汗を蒸発させて、体温を下げてあげるのです。

湿度が高く、風が無いと、汗をかいても、その汗が蒸発しないので、体温が下がらない。

頸や鼠径部を冷やすことよりも、断然効果が高いとのデータもあります。

この季節、うちわは必携かもしれませんよ。











 特に、この6月、7月は湿度が高い。

体も、まだ暑さに慣れていない。

要注意の季節が始まりました。



posted by プロコーチ at 02:52| Comment(0) | フィジカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月31日

12人目からの枠

 日本代表に勢いが感じられないですね。

昨日の試合でさらに、不安が大きくなっているのではないでしょうか。

ここまで来ると、本大会が終わるまでは、信じて応援するしかないです。

今まで積み上げてきた底力を信じましょう。





 今日は、メンバー発表の日です。

誰が選ばれれるのでしょうね。

試合に先発するのは11人です。

本大会では、11人以外の残り12名が大きな役割を果たすはずです。

そこ含めた総力で戦って行きますよね。

少し考えてみましょう。






 秋田、中山枠

2002年のワールドカップでの、二人。

ベテランの力で、チームにいい雰囲気をもたらしていたようです。

ここには、2010年の川口も入るでしょう。

この枠が機能した代表は、いい結果を出しています。







 小野伸二枠。

1998年の時の小野伸二。

未来の日本を担うであろうタレントに、大会を経験させる。

もちろん、その瞬間もチームの力になって欲しい。

加えて、10年先の代表を見据えて、体験させる意図もあるのではないでしょうか。

ブラジルでは、よく使います。

1994年のロナウド、2002年のカカーです。

今回は、堂安や久保がその枠だったかもしれませんが、使われなさそうですね。









 スキラッチ枠。

今まで、代表に定着していない選手。

でも、最後の最後で、チームに勢いをもたらしくれる。

そのシーズン、絶好調で終えた選手。

1990年のイタリア代表スキラッチがその典型でしょうか。

2014年大会の時の大久保も、ここに入るでしょう。

前監督は、ここに中島翔也を考えていたと思われますが、、。










 ボリバレント枠。

限られた選手枠で戦う、本大会。

その時に複数のポジションを出来る選手がいれば、監督は助かります。

酒井高徳は、両サイドバックにボランチの3つ。

遠藤航は、センターバックにボランチ。

このようなタイプの選手は、12番目以降の選手として選ばれやすいでしょう。











 特殊任務役。

相手のスーパースターをマンマークで抑える。

守備固めのための、ヘディング要員。

パワープレーの時の、長身のFW。

使われる時間は短いでしょうが、戦術的なバリエーションが増えますよね。

前回大会では、パワープレーできる選手がいなくて、苦労していたのが思い出されます。

誰が、入ってくるのでしょうか?










 どのような選手がリストに載るのでしょか?

発表が楽しみですね。
posted by プロコーチ at 08:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月19日

あの反則について思う

 我々のフットボールとは同じ名前がついている、アメリカンフットボール。

私も観るのが好きで、しばしばテレビで試合観戦をしています。

世界トップである、アメリカのNFL。

アメリカで、最も超人達の集まるスポーツであり、最も人気を集めるスポーツ。

賢く、体が動き、強い選手が、激しくぶつかり合う。

何人もの日本人選手が挑戦しましたが、まだトップリーグでプレーできていない。

いつの日か、日本人選手が、躍動する姿を見てみたいです。









 

 今、そのアメリカンフットボールが、残念な事件で、注目を集めてしまっています。

大学のトップチーム同士の交流戦での、明らかな反則行為。

しかも、繰り返し何度も。



昔から輝かしい伝統のある、日本を代表する大学。

日本一のチームが、と考えると、何とも表現しがたい気持ちになってしまいます。

私の本職ではない、他競技のことですので、はっきりとは分かりません。

実際に何が起こり、どんな気持ちで、、そもそも何が原因でしょうね。













 戦う気持ち、相手をぶっ潰すくらいの迫力を、絶対に対峙する選手に勝つ。

これくらいの強い気持ちが、常に必要なのは、分かっています。

特に、下手くそな選手は、そこで劣ってしまえば、ピッチ上に立っている意味が見いだせないですから。

自分の存在を示すために、激しくタックルに行く。

俺のエリアは、自由にさせないよ、との気持ちをこめて。

さらには、仲間が意図的に削られたら、そのままにはしておけない。

野球では、仲間が頭にデッドボールを受けたら、ぶつけ返す(バットの後ろにボールを通す)。

試合中、仲間が故意に傷つけられたら、やり返してしまう自分がいると思います。

このような気持ちを、常に持っているので、今回のアメフトタックル事件も、とても考えこみました。














 荒っぽいかもしれない私を、ギリギリのところで留めてくれている、2つの考え方があります。

1つは、エネミーでなく、オポジットであるということ。

試合をする対象は、敵ではなく、相手。

敵DF,敵FWではない。

今は、チームが違うけども、いつか同じチームになるかもしれない。

そもそも、共に、フットボールファミリーの一員である。

だから、敵でなく、相手。

ラグビーで言う、ノーサイドの精神は、同じ意味合いだと思います。












 もう一つは、第18条。

日本サッカー協会の出している、サッカーの競技規則。

第1条から始まって、17条までしかありません。

そこまで、事細かく、文章化されていないのです。

文章だけを読んでいても、ルールを正確に把握し、運用していくことは難しいと思います。

「そこで、大切になってくるのが、18条の考え方だよ。」

この言葉を初めて耳にしたのは、20歳の時の準指導員講習会でのことです。

それは、良識や常識に従って、判断すること。

仮に、競技規則に書かれていないことが起こったとしても、18条を持っていれば、解決できる

18条は、フェアプレイの精神、フェアプレイの行動とも言えると思います。
















 それでも、我々は失敗してしまいますよね。

タイミングが遅れ、完全に足や体だけで、タックルしてしまった。

相手を痛めたり、傷つけてしまった。

できれば、その時すぐに。

無理なら、試合終了後すぐに、相手のところに謝罪に行く。

何よりも、やってしまった本人が分かっています。

それならば、言葉と握手で、謝罪したいです。

あの彼は、その場ですぐに、試合後すぐに、言葉と握手で謝罪をしていないのでしょう。

そうすれば、ここまでの事にはなっていないと思います。














 

 激しく行くことは恐れずに、相手をリスペクトすること。
 
オポジットと、18条。

やり過ぎてしまったら、握手。
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2018年05月11日

3種類のコントロールを

 クラシコ。

リーガエスパニョーラも優勝が決まり、消化試合?

いや、このバルセロナ対レアルマドリードの対決、クラシコがありました。

この対決は、優勝の争いよりも、注目度が高いのではないかと。

様々な注目ポイントがありました。

長年、バルセロナをけん引していた、イニエスタ最後のクラシコ。

慣習である、優勝者を称える花道を、レアルの選手たちが作るのかどうか。

そして、何よりも、世界最高峰のレベルの選手たちが、どのような熱い試合を見せてくれるのか。










 

 彼らの技術は、本当に高いですね。

相手DFがいる中でも、ボールを自在に扱う。

止める、運ぶ、蹴る。

当たり前のプレーを、ハイプレッシャーの中でも、大観衆の前でも、崩さない。

フリーの状況だったら、他のクラブの選手や、Jリーグでも差は少ないかもしれない。

隙あらば、足ごとボールを刈り取ってしまう勢いでプレッシャーをかける守備陣。

そのような獣を前にしても、ぶれない技術。

これぞ、本物の技術ですね。

観ていてため息の連続です。













 その中でも、ボールをコントロールする部分。

トラップ、ストップ、ファーストタッチなどと呼べれるプレーです。

彼らが主に使用するのは、コントロールオリエンタード。

これは、足元にボールをピッタリ止めるのではなく。

ボールを動かしながら止めて、次のプレーをスムーズにするもの。

未来に向かって、コントロールするとでも言えばいいのでしょうか。

誰がこのプレーをする?と言うよりも、全員がたくさん使う、このコントロール。

コントロールオリエンタードのおかげで、プレーのスピードが早まる。

止めると蹴る。

止めると運ぶ。

これが一体化していくから。















 コントロールオリエンタードを成功させるポイントはいくつかあります。

もちろん、狙った場所に、ボールの勢いも意図するように、方向付けしなくてはなりません。

インサイド、アウトサイド、足裏、もも、胸、頭でも。

体の全てを使って、次のプレーにつながるコントロールをしていく。

そして、何より、観ておくこと、的確な判断をすること。

ボールを受けて、顔を上げて、どこにボールを運ぶのか?

このように考えていては、いつまでたっても、このコントロールは出来ません。

ボールに触る前に、予め見て、考えておくこと。

DFはどこにいて、スペースはどこにあって、味方はどこにいるのか。

コントロールの瞬間には、それらが分かっていること。

このコントロールオリエンタードは、現代的なコントロールともスペインの指導者は呼んでいます。















 一方で、昔ながらのコントロールも健在でした。

セミパラーダ、パラーダと呼ばれるものです。

その場にピタッと止めるコントロールです。

足裏で止めれば、パラーダ。

それ以外で、足元に止めればセミパラーダ。

一度止めて、顔を上げてからプレーをするので、クラシックなコントロールだと、彼らは言います。

でも、観ていると、そうではありませんでした。

ノーアイデアで、周りを見ずに、取り合えずボールを止めることは、ほぼ無いのです。

時間を作りたい時、プレーのテンポを落としたい時、相手DFをさらに引き付けたい時。

そこには、はっきりとした意図が感じられます。

時間がゆったりと流れていた、昔のフットボール。

そこで用いられたので、クラシックなコントロールと呼ばれる、パラーダとセミパラーダ。

でも、現在の最高峰で使われているのは、現代向けに進化しているようです。













 この3つのコントロールを的確に使い分けているかどうか。

それが、そのまま選手としてのレベルの高さを表している。

クラシコを楽しませてくれた、両チームの選手たち。

彼らは、当たり前のように、さりげなく使い分けていましたね
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