2026年07月14日

日本代表の現地評価

今回も 日本代表は 決勝トーナメントの初戦で敗退してしまいました。
選手のミスや監督の采配 そもそもの選手選考、様々な 批判が出ています。
その批判の多くはそれなりに 論理的で納得できるものも多いです。ただ現場を知らない 地上の空論 かなと思う 批判も少なくはないと感じています。

では ワールドカップ 現地での評判はどうだったのでしょうか。
シアトルとバンクーバー 2つの会場だけですが、私が実際に感じたことをお伝えします。
「あなたたちの代表チームはすごいいいチームだね」
「私は日本代表のサッカーが大好きよ」
現地の人がわざわざ私に話しかけて、日本代表に対するポジティブな意見を教えてくれました。
さらに 深掘りして聞くと、「全員が90分間 サボらずにプレイしている、チームの規律が素晴らしい」「スピーディーにパスを回してパスを出しても止まらない、見ていて楽しい」「(守備時において
)どの場所でも数的を作っている どれだけ走るんだ?!」このような意見でした。
さらには、「私たちの代表チームよりもいいわ」とまで。
これらの意見は全て、ブラジル代表に敗退した後の意見です。

元々日本そのものも、好意的に受け止められていることが多いと感じました。そしてさらに今回の森保監督 率いる 日本代表の活躍。日本の評価は高まりました。
成績だけを見ると前回同様もしくは 前回から少し落ちてしまった。そのような印象があるかもしれません。
ですが 世界での評価を高めた。ワールドカップ という場所が国や チーム選手の品評会という一面もあります。だとすれば 今回のワールドカップは次につながる
、大成功と言えるのでしょうね。
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2026年07月08日

スピードの基準を高く!

スピードの基準
ワールドカップの試合を スタンドで観戦して、改めて気づいたことがあります。
それはスピード。速いことです。

サッカーに求められるスピード。まずは走るスピード。 ランニングスピード。しかし、それだけではありません。
ボールのスピードパスピードシュートのスピード ドリブルのスピードコントロールのスピード。ボールを扱うテクニックのスピードです。
最後はシンキング スピード。 考える 速さ。早く 考えられるので ポジションを取るのが早かったり スペースを見つけて入るのが早い 攻守、守備から攻撃の切り替えが早い。

特にスピードを感じたのが スイスです。このスピードは ウォーミングアップから感じていました。どのチームも 定番 として ポゼッションのトレーニングを ウォーミングアップのメニューに取り入れます。
スイスは奪われた瞬間の切り替え 奪ってすぐのポジション取り。これが特に速い。この速さは実際に試合になっても生きてきました。
対戦相手である アルジェリアを置き去りにする。 何度も何度も繰り返していました。

つまり チームとして、選手に求める全てのスピードの基準が高いことが分かります。もっと スプリントのスピードを上げなくては。もっとパスピードをあげたい。チームとして切り替えを早く。この一つ一つの基準が高いおかげで チーム力が高い。それがスイス代表でした。

さらにスイス代表は異分子が1人含まれます。中盤の深い位置に君臨するジャカ。スピードあふれるランニングする選手たち。彼は1人スプリントを、ほぼしません。遅く、クラシックな香りがする選手です。ですがボールを受け、さばき、中盤を構成する。相手がいやらしい、仲間が喜ぶそんなパスを配球 し続けます。
この異分子である ジャカが、混ざっても組織が壊れていない。それどころか 組織がより強固のものになっている。

高いスピードの基準を持っている仲間たち。そして恐ろしく ハイレベルな異次元のジャカ。彼ら スイス代表がどこまで高い位置に登れるのか?目立つチームではありませんが 注目のチームです。
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2026年07月04日

ベルギー、アルジェリア、苦戦の原因とは

1トップ型のチームにおける守備について
サッカーのシステム。
FWにおいては2種類です。
1つは1トップ。ウイングがいる3トップも、ここに分けることが出来ます。(両ウイングと、センターFW)
もう一つは2トップ型。あまりありませんが4トップも実質こちら。

さて、1トップ型のチームが、相手の4バックと対戦。すると、相手のCBが少なくとも1人はフリーなってしまう。
そうすると、相手DFラインはビルドアップが簡単に。パスを回すのも、ボールを前に持ち出すのも可能でしょう。なぜなら1人が、常に空いているから。
中盤の選手が、ポンと前に出てきて守備を助ける(ジャンプと言います)仕組みがあれば、改善するチャンスがあります。

ただしメリットも。
中盤の選手が増えているので、中盤で潰すことが得意でしょう。特にショートパスを工夫なく中盤につけるだけのビルドアップなら、潰すでしょうね。

さて、ベルギー、アルジェリアは、ここで苦しんで後手に回ったように見えました。
中盤から守備をスタートしたい。ブロックを形成し、相手を待ち構えて、引き込んで守る。
誤算は、相手がショートパスだけでは無かったこと。サイドチェンジも、ドリブルでの持ち出しも、ライン間で受けることも巧み。気づいたら、ズルズルと下がり続ける。相手に主導権を握られてしまいました。

彼らに足りなかったのは、前線からの守備の準備。守備のオプションとして、どこまで磨いていたのでしょうか?疑問が残ります。

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2026年07月03日

佐野海舟のゴールをブラジル目線で考える

日本対 ブラジル 
佐野海舟の見事な ミドルシュート。
夢を見ましたよね。 あの瞬間。 素晴らしいゴールでした。
ブラジル、守備の目線で、失点を回避する可能性を高めるなら、 どうすればよかったのか。

中盤で佐野海舟が 横バスをインターセプトして スピードに乗って、ゴールに向かう。 ディフェンスラインとミッドフィルダーラインの間 である バイタル エリア に侵入。
この時 ブラジル のディフェンダー 陣は あえて当たらずに撤退しながらディレイ。 ここでの目的は 、相手に時間をかけさせ 守備を 強固にするために 、ブロックの形成を狙う。
つまり ミドルシュートは打たせてOKのプラン。

この方法は セオリー通り。
ただし 問題になるのは 、佐野海舟の シュートの瞬間。ボールに当たりに行く1stDFガブリエウの位置。ペナ内に入ってしまっている。
ここだ と ミドルシュートの距離が近い。 そして何か トラブルが起きた時に PK に繋がってしまう。
もう10mは手前でボールに向かい、明確に1stDFになる。隣のDFは絞って予防的にカバー。目安としては、カバーの2ndDFが、ペナに入らない。

そうすれば、シュートの難易度が上がり、佐野海舟はそもそもシュートを選択しなかったかも。
ガブリエウ。おそらく、左サイドバックの戻りの遅さが気になり、当たりに出れなかったのかも知れない?
もしくは、スカウティング不足で、ミドルシュートが無いと思い、打たせてOKだと判断した。

真偽不明ですが、とにかく、ボールに当たりに行くタイミングが遅かった。ここを改善しなければならないと思います。

佐野海舟のシュートは素晴らしかったです。 ただディフェンスとしては やることはまだ残っていたはずです。
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2026年06月29日

グループリーグ 第3戦 という特殊事情。

グループリーグ 第3戦はチームの星取りの状況によってかなり異なるものとなる。
2試合終えて グループリーグを突破を決めているチームにとっては消化試合。まだ決まっていない ギリギリの勝負をしているチームにとってはまるで 決勝戦 のような緊張したもの。
その前提を知ってから 第3戦を見ると ますます楽しみが増えるでしょう。

ブラジル代表はネイマールを出場させました。この交代は次なる戦いに向けてのネイマールのテスト。個人としてのテストグループとしてのコンビネーションのテスト両方が含まれているはずです。この時の交代させられるはずのマテウスクーニャの顔。変えられるにもかかわらず すごく嬉しそうな笑顔で ネイマールとハグ。ブラジル代表におけるネイマールの立ち位置を改めて知らしめるものとなりました。

日本は第3戦 で長友選手 を 出場させました。グループリーグ突破が決まっているチームにとっては これは定番のもの。
これは実績のあるベテランに見せ場を作ってあげる。そうすることによってチームの一体感 も高まるはずです。
メキシコ代表はゴールキーパーの落合選手 を 出場させました そして観客やスタッフ 全ての選手が拍手でこれを暖かく迎えました。

2006年のワールドカップではブラジル代表も同じことをしました。ゴールキーパーのロジェリオセーニを 後半 で出場させる。世界的にはそこまで有名ではない 選手 かもしれません。ですが ブラジルではレジェンド プレイヤー サン パウラを長く 支えた名 ゴールキーパー。フリーキック や PK で得点を重ねたことでも有名な選手です。ただし ワールドカップの出場はこの数分に限られています。

違う方法としては 若手に経験の場を与えるというものがあります。1998年のフランス大会。ここでは 日本代表が当時18歳の小野伸二選手を ジャマイカ戦の後半に 出場させました。
2002年の日韓ワールドカップ。ブラジル代表は 第3戦の後半に カカー選手 を 出場させました。
いずれも 代表の将来を担うと期待されている選手。この短いながらも 出場経験が代表の未来を助けることになる。そのような意図からの出場となるでしょう。

いずれのケースも 代表チームにとってプラスになると指揮官が判断したゆえの出場です。ワールドカップは1試合だけではありません。今まで築き あげたものがある。これから作っていくものがある。その長い歴史の中の1試合なのです。


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2026年06月24日

ヨーロッパ組の低迷?

今大会。ヨーロッパの調子がイマイチ?の印象がありました。
ヨーロッパ組を2つに分けます。
ストレートに予選を突破した国。プレーオフに回ってしまった国。
勝ち点獲得率(平均勝ち点)の比較
​ストレート組の平均勝ち点: 4.17 (12カ国で合計勝ち点50)
​プレーオフ組の平均勝ち点: 1.25 (4カ国で合計勝ち点5)

ここまで明らかに統計で差が出るとは思いませんでした。
ヨーロッパ組の調子が悪いのでは無く、プレーオフから進出してきた国が勝てていない。

考えられるのは2つ。
ピーキングの難しさ
プレーオフ組は2026年3月の最終予選プレーオフにチームの全エネルギー(戦術的、肉体的、精神的)を注ぎ込まざるを得ませんでした。そこからわずか2〜3ヶ月で本大会へ向けて再度チームをピークに持っていくのは、コンディショニング的に極めて難しいのではないか。

スカウティングの準備不足
本大会に向けたスカウティングのリードタイムが、物理的に短いです。
早くに本大会出場を決め、対戦国の分析や対策に半年以上の時間をかけられたストレート組は、相手に対して戦術的なアジャストが非常に早いです。一方で、直前まで本大会行きが不透明だったPO組は、本大会の対戦国(特に非欧州国)に対する戦術的な準備不足を感じます。
ここから巻き返せるか?
諦めること無く粘り強く、プレーオフを勝ち抜いた。その力を持っているはずなので、このままでは終わらない!はずです。
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2026年06月17日

感動の90分

カーボベルデ。
不勉強で知りませんでした。カーボベルデのようなチームを観れるのが、ワールドカップ、最高の喜びの一つです。
最近のトレンドではない、少し前のタイプの守備組織。私が好きな守り方でもあります。
4バックのゾーンディフェンスを基本とした 守備 スタイル。
2列目の飛び出しや サイドバックのオーバーラップに対しては 中盤が下がって 対応。
構えるだけでなく ボールが入った瞬間にはボールにしっかり詰めることができている
キックオフ数分からずっと、テレビの前で興奮。あっという間の90分でした
凄まじい運動量と、高い集中力を求められる守備組織。最後に体を張れる魂。
それらを可能にする、元々有する手足の長さ。無理が効く体の使い方。
しかも、あれだけ守備して、ファールは1回しか取られていない。
フェアにタフに戦い抜いた。
格上の相手と試合をする時の、教科書に載せたいレベルです。
攻撃はしっかり 両サイドが開き ビルドアップしようとする。幅と深さを作り 間に人がたち 教科書通りのポジショニング。ビルドアップにおいては もう少し 工夫があった方がいいかなとは思いました。
アフリカ系の国はつい集中力が切れがち。90分 最後までチームのために戦う選手たち。感動すら覚えました。
監督の手腕なのか?次の試合が、楽しみです。
posted by プロコーチ at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年06月14日

選択肢を増やすのか? それとも一つの武器を追求するのか?

ブラジル代表のヴィニシウス ジュニオール。
彼が 左サイドの高い位置でボールを持った。
その時 フォワード は彼の前に流れないし、 左サイドバックは オーバーラップしない。
なぜだろうか?

テレビの解説が、サイドバックがオーバーラップをすれば 選択肢が増えるのに。なぜしないんだ?!強く語っていました。
理由は 左サイドバックは オーバーラップをすれば ヴィニシウス ジュニオールはそこに パスも出せるし自分がドリブルして カットインというように選択肢が増える。
それが解説の言い分 でした。

チームの約束事。
現代でしたら プレイモデルと言いましょうか。アタッキングサードでボールを持った時にどのように動くのか?
トップチームでは11人全員が戦術行動を理解し遂行します。それを立案し徹底させるのが 監督の大事な大事な仕事です。

ヴィニシウスジュニオールが左サイドでボールを持ったらそこに 枚数をあえてかけない。
ブラジル代表のアタッキングサードでのプレイモデル。
これには メリットがあります。
オーバーラップをかけないことで 相手 ディフェンスの枚数が増えないからです。いわゆる アイソレーション。
1対1で勝つ可能性が高い選手がいる時に用いられる戦術の一つです。バスケットボールの神様 マイケルジョーダンを想像してくれれば分かりやすいかと思います。

このブラジル代表が採用しているプレイモデルは、特に新しいものではありません。ブラジルでは定番のものです。サイドの高い位置でアタッカーがボールを持つ。他の選手はそこにサポートに行くのではなく後ろや ゴール前 逆サイドで待っている。
意図的に 1対1を作り出すのです。

どのプレイモデルが正しくて、どのプレイモデルが間違っている。そういうわけではありません。11人全員がプレーモデルを理解し、間違いなく遂行していく。それこそがチームスポーツである サッカー フットサルに求められています。自由気ままに見えるブラジル人たちも、真面目にプレイモデルを守っています。
こういった観点でサッカーを見れば一つ 面白い 視点が増えるのではないでしょうか。

posted by プロコーチ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年06月12日

長友問題

ワールドカップ2026。

開幕しましたね。

我らが日本代表は、どこまで勝ち上がるのか?




メンバーに長友選手が選ばれてます。

必要無いと言う方は、サッカーと言うスポーツが

ピッチ上だけで行われている。

そう思っているのではないでしょうか。

1ヶ月以上、共に活動するチーム。

寝食も共にします。

どんな集団も、良い時と悪い時があるでしょう。

悪い時、悪くなりそうな時。

そんな時こそ、彼の出番です。



あれだけのキャリアを積んでいる選手が

先頭に立って、真剣にプレーに取り組む。

それを見ていて、若手は動かないわけにはいかない。

と言っても、長友自身は、偉ぶるところが感じられない。

それどころか、イジられ、突っ込まれてる。

あのキャラクターは、指導者としては欲しい。



それなら、メンバー入りしなくても良いのでは?

そんな声も聞かれる。

ピッチの外や、コーチでは、同じ仕事は出来ない。

共に汗をかいている仲間だからこそ。




チームとして1番欠かせない存在。

それは久保選手や鎌田選手ではなく、

長友選手かも。

スタメンは無いかもしれない。

でも左右のサイドバック、ウイングバック。

4つのポジションが出来るのは、

サブとしても、ベンチに欲しい。



彼と共に、全員の力が良い方向に向いて

ぜひ、躍進して欲しいです。


posted by プロコーチ at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと一言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年01月01日

本年もよろしくお願いいたします。

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


ここ数年、更新を怠ってしまっていました。

反省ですね。。。


2026年は、日本代表が今まで積み重ねていたパワーを、発揮してくれる一年となるはずです。

私もパワーを発揮できるように、積み重ねていきたいと思います。

・ブログを、週に数回更新すること

・睡眠の質を上げること

・指導力の向上を目指すこと


頑張ります!!!
posted by プロコーチ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする