2009年03月20日

一人一人が代表監督として

 先日の、日本代表対オーストラリア代表を観て、次のような意見が掲載されています。

日本サッカー向上に貢献された、お二人の意見です。

偶然にも、「勝負の出来る、大型ストライカーの不在」を嘆くものでした。

この先達の意見を、どう考えればいいのでしょうか?




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「攻撃陣に軽い選手が並んでいた。」

「前線で身体を張れる選手が必要だった。」…オシム前監督。


「FWがいない、トップレスの状態だった。屈強なCBと戦うのは?」

「本来の意味のストライカーはいない。」…釜本邦茂氏

ゴールのチャンスが無い、見ていてイライラする。

そんな辛らつな意見でした。






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 私はこの試合を、幸運にもスタジアムで観戦することが出来ました。

ボールはよくつながっていましたが、ゴールの匂いは、確かにあまりしませんでした。

詳しくは、前の記事で読んでいただければと思います。

http://futebol.seesaa.net/article/114190604.html


 何様かと言われるのを覚悟で書かせていただきます。

私個人は、オシム・釜本両氏の意見には賛同しかねます。

おっしゃることは、ものすごく当然のご意見なのですがね。






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 点が獲れなかったのは、FWの人選ミスでは無いのではないか?

それよりも、岡田監督の目指すスタイル、プレーの質を高めるべきなのではないか。

特に、ゴール前でのポジショニング、パワーを持って入るタイミング。

ここには、大いに改善の余地があるように見えました。


 この2つは、試合・トレーニング・コミュニケーションを繰り返せば、解消される部分です。

「俺は、こう考えている。」

「ここで持ったら、勝負するから、少しためながら待っててよ」

「そのスペースは、空けて飛び込もうとしていた」


 この、すり合わせを積み重ねれば、間違いなく改善されていきますよね。

まだまだ、岡田監督指揮下における、お互いのプレーが分かり合えていないのでは?

徐々にメンバーが固定され、戦いを積み重ねていけば、改善されるのではないでしょうか。





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 そもそも、FWが点を獲らないとならないのか?という疑問すらあります。

日本で、世界のCBと渡り合える、大型FWは輩出されるのでしょうか?

世界で考えてみると、ドログバやイブラヒモビッチ両選手のような!







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 攻撃サッカーの代名詞である、ブラジル代表。

その中でも、1982年のチームは、未だに魅力的なチームとして語り継がれている。

そのチームには、黄金の4人と呼ばれるスターが、中盤に君臨していました。

ジーコ・ファルカン・ソクラテス・トニーニョセレーゾの4人です。

説明の必要が無いほど、有名ですよね。

  
 この時代に、最も得点を重ねていたのは、ストライカーではありません。

黄金の4人の1人である、ジーコです。

88試合で、実に66得点ものゴールを重ねているのです。

このゴール数は、歴代のブラジル代表でも、ペレに続く第2位の記録です。






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 FWの選手は、中盤の選手のお膳立て役としてプレーする。

そんなスタイルも、考えられますよね。
 
2006年のドイツワールドカップ。

チェコ代表は、そんなチームではなかったですか?


 
 確かにFWのコラー選手は、超がつく大型選手でした。

彼は、得点も奪っています。

あの、ヘディングシュートの迫力は、凄まじかったですよね。


   
 コラー選手に求められていたのは、ゴールだけでは無かったのです。

中盤の選手のための、基点としての役割を求められていたはずです。

身体を張って、ポストプレーをして、中盤の選手に前を向かせる。

つまり、中盤を活かす為の、重要なコマとしてのFWとも言えるはずです。





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 国の数だけ、チームの数だけ、指揮するコーチの数だけ、様々なサッカーがあります。

だとしたら、FWではなく、MFが得点を奪うチームがあってもいいはずです。

それが、選手の特性や、相手チームを見極めての判断なら、なおいいですよね。


 ただし、FWの選手は、もっと奮起して欲しいです。

「悔しい、俺らを信じてくれないのか?!」と。


 FWが得点を奪って、勝利するチーム。

MFが得点して、勝利するチーム。

どちらが、日本に向いているのでしょうか?

今現在のことを考えると、MFに点を獲らせる方が、現実的ではないか。

私は、そう思うのです。

一人一人が、代表監督の気持ちで、考えてみると面白いですよ。
posted by プロコーチ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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