2009年08月21日

足と胸

 明日、Fリーグが3回目の開幕を迎えます。

初年度は、華やかな開幕の裏で、影口も多く耳にしました。

「最初だけだろ、何年もつの?!」

「プロリーグでもない全国リーグ、中途半端・・」



 石の上にも3年。

今年は、さらに2チームが新たに参戦します。

このまま続いていけば、日本のフットサル発展に、大きく寄与してくれそうです。




 私も、明日観戦できそうなので、代々木体育館に向かうつもりです。

とはいっても、スクールの合間に、むりやり1試合が限度なのが寂しいです。

本当は、全ての試合を観たいのですが。



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 観戦できるのは、シュライカー大阪対バサジィ大分のカードです。

たった1試合なのですが、楽しみにしていることもあります。

それは、両チームのGKのパフォーマンスです。

日本のGKのレベルは、改善の余地がある。

日本のチームと対戦した、海外チームの監督は、このコメントをよく出しています。






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 大分の青柳選手は、足を巧みに使うことが出来る、GK。

フィールドプレーヤーの1人になって、パス交換を当たり前のように行う。

それどころか、正確なキックで相手陣内の深いところまでフィードする。

強烈なミドルシュートも見せる。




 2年前には、最後尾からドリブルで突破し、ゴールにも結び付けました。

たまたまそれを観戦した私は、驚いてしまいました。

ドリブルをするのをいい、とは言えません。

が、そこまで足に自信があるGKが、日本にも出てきたのがうれしかったのです。




「日本と、ブラジルのゴレイロの一番の違いは、足」

「足を使うことが出来るようになれば、日本のゴレイロのレベルは上がる」

この言葉は、私がブラジルにフットサルの短期留学した際に、教わったものです。



 ブラジルのゴレイロは、誰もが足を使い、フィールドプレーヤーのプレーもします。

最大のメリットは、数的有利を作りながら、攻撃が出来ること。

すきあらば放つミドルシュートも、大きな武器になります。

常に、パワープレーをしているかのようです。
 



 相手のDFは4人。

こちらの攻撃のフィールドプレーヤーももちろん、4人。

ここに、GKが入れば、一人加わり5人。

5人対4人なら、ボールを奪われる可能性が下がります。

そして、楽にパスをつなぐことが出来ますよね。

この考え方は、サッカーにももちろん有効な考え方です。






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 対するシュライカー大阪のGKは、新戦力のイゴール選手。

本当の実力を持った、ブラジル人のGKです。

彼の実績は、素晴らしい。

ブラジル・サンパウロの強豪サンカエターノやサンパウロFCでプレー。

昨年はサンパウロ州選手権のMVPに選ばれているのです。



 ブラジルのGKのレベルは、私の想像を大きく超えていました。

ブラジル留学時の時、トップレベルの試合を観戦することが出来ました。

彼らは、ブラジル人の放つ、強烈なシュートを次から次へとセーブします。

近距離からでも、それは変わりません。

たとえ1対1になっても、バシバシ止めていました。

このシュートを!?からも、当たり前のようにゴールを守っているのです。




 彼らからゴールを決めるとなると、相当崩さなければ、入らないかもしれません。

攻撃2人対GK1人で、何とか入るのでは?

それくらい、高いレベルを持っていました。

イゴール選手は、そのブラジルの中でも、トップレベルの1人なのです。

どこまで止めるのか、楽しみでなりません。





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 短期留学の際、指導してくださったブラジル人コーチの中に、ヴァウミールコーチがいます。

彼は、ブラジルでも特に、ゴレイロを育てるのに優れた能力を発揮しているようです。

元々は、ゴレイロのコーチから、チームの監督になった経歴を持っていました。




 彼はコーチングの際、繰り返し、この言葉を伝えてくれました。

「ゴレイロは、ここで止めるんだ!」

自分の厚い胸板を、ドンドンとたたきながら、繰り返します。




 最初は、ボールから逃げるな、身体で止める気迫を持て。

そういう意味かと思っていました。

ところが、本当に、「胸で止めなさい」とのことなのです。

つまり、身体全体を「壁」「面」にして、シュートコースを狭めるように。

簡単に寝ころんではダメだ。

この意味で、「胸で止めなさい」となっていたのです。




 サッカーのGKは、1対1になると、相手の足元のボール目掛けて飛び込んでいく。

ボールが足から離れた瞬間に、一気に距離を詰めて、セービング。

こんな守り方もあります。




 フットサルのGKは、この守り方をしてはダメなのです。

一回り小さく、扱いやすいボールでプレーする、フットサル。

GKに飛び込ませておいて、ドリブル突破。

倒れた上にループシュートや、一瞬開く脇や股に目掛けて、シュート。

寝転んでいては、これらのプレーに対応できない。

だから「胸」なのです。







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 明日は、「胸」と「足」を使った、本物のプレーが観れることでしょう。

日本のレベルを越えているであろう、本物のGK。

彼の攻守にわたる活躍に期待大です。
posted by プロコーチ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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