ナショナルトレセンU−15女子と同時に開催された、指導者講習会。
この講習では、様々な角度から刺激が入ってきます。
目で観て、カラダで感じて、耳から入れて。
主催者側の色々な工夫が、凝らされています。
普段、自分から指導するだけでは気づけないようなポイントも、改めて感じることがあります。
やはり、我々コーチも、常に勉強を続けないとなりませんからね。
このような機会は、本当にありがたいことです。
1つ、気になることがありました。
それは、実技講習でのことです。
前回くらいから、この実技講習の内容が変更されました。
以前は、ナショナルトレセンコーチ(代表監督だったことも!)が、担当されます。
選手に指導する内容と同じものを、我々も指導を受けるのです。
実際に体験することで、難しさや、本来の意味をつかんでいくのです。
実は私は、この実技講習を受けるのを、講習会の楽しみの一つに思っていました。
最近は、一方的に指導される内容ではなくなりました。
「我々受講生も、コーチ陣と共に実技講習会を作り上げる」、方向になりました。
具体的には、グループに分け試合をします。
次に、試合を問題点を挙げ分析。
さらに、その課題を解決するためのトレーニングを、我々で考える。
そして、どこかのグループが指名され、トレーニングを実際に指導していく。
最後には、トレーニングを発展するためには?とアイデアをさらに出し合うのです。
進行も、主催のコーチ陣が一方的には、進めて行きません。
常に「今、どうでしたか?」と問いかけ、意見を引き出し、ディスカッションを促してくれます。
まさに、皆で作り上げる、実技講習と言った具合なのです。
気になったのは、このディスカッションです。
意見は出るのですが、違和感を感じました。
何となく誰もが、答えを探しながら、ディスカッションを行っているように感じたからです。
これは、最初の分析のところから感じたことでした。
話すテーマは、もちろん与えられます。
それに沿って、ディスカッションを行うのは、もちろん大前提です。
そうではなく、コーチが求めているような答えを探している。
考えすぎかもしれませんが、私はそのように感じてしまいました。
本来、一人一人、感じることは違うはずです。
そして、感じたものを発する内容も、皆それぞれ違うはずです。
お互いに意見を出し合い、議論を深めていく。
仮に、間違ったとしても、悪いことは無いはず。
間違ったとしても、自分の意見を持ち、人の意見に耳を傾けれれば。
「沈黙は金」
「空気を察する」
「腹芸」
日本には、相手を思いやり、顔をつぶさないために、と言う文化があります。
相手を尊重することは、素晴らしい文化だと思います。
常に、俺が俺がと、ぶつかり合う社会は、しんどいかもしれません。
この背景があるから、答えを探すような、ディスカッションになるのでは?
フットボールのピッチではどうでしょうか?
初対面の相手には、それは通用しません。
時間が無いときも、同じでしょう。
その瞬間に、判断、行動、連携が求められるなら、どうでしょう。
実技講習でのディスカッションそのものは、実は成り立っていました。
この辺りは、さすが指導者の集団で、意見を出し、聞く耳を持っておられました。
だからこそ、ディスカッションがさらに建設的に深まればいいのになあ。
帰りのクルマの中で、考えをめぐらせていました。
2010年12月24日
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