ブ ブ
ブ
日
ブ●
----------------------×--------------ブ--------
日@ 日A
[ブ] 日F
ブ 日
日G ブ 日
日
日GK
キリンカップ初戦、日本対ブルガリア戦。
0分の失点の基点となったシーンです。
右サイドをえぐられた事が、失点の原因?
最後にボールに寄せられなかったのが原因?
それもあるでしょうが、一番の問題はポジショニングです。
上図を見てください。
●がボール。
ここからブルガリアが低くて速いボールでサイドチェンジ。
[ブ]がサイドをえぐって中に折り返します。
ニアに走りこんだ選手が、チョコンと触ってゴール。
日本DF陣は、予想外のサイドチェンジに、対応が遅れました。
その、バタバタとした流れから、ゴールを奪われてしましました。
守備の時に、コンパクトな状態を作るのは、ここ20年のトレンドです。
(選手間の距離を縮めた状態)
草サッカーのレベルでも、
「ラインを上げろ!」
という声をよく聞きますよね。
では、何のためにラインを上げるのか?
コンパクトな状態を作るためだと分かっているのでしょうか?
ラインを上げると、選手の前後間の距離を縮める事が出来ます。
DFが前に上がっていく事で、FWとDFの距離が縮まりますよね。
ちなみに、ラインなど上げなくても、コンパクトに出来るのですが・・・。
選手間の距離を縮めるのには、前後だけでなく左右も考える必要があります。
上の図で言うと、日本の右サイドで、相手がボールを持っています。
左サイドの村井・中澤選手がほぼ中央まで、寄ってきています。
(センターに絞ったポジショニングをしています。)
こうする事によって、かなり、コンパクトな状態を作る事が出来ました。
ボールの周りは、日本の選手が多いですよね。
ピッチを、それぞれ、縦に3分割。横にも3分割。
合計9つに分割します。
その中盤右サイド9分の1に、日本選手が、7人も入っています。
こうする事で、このサイドでは、ボールを奪いやすくなってます。
1対1より、1対2・3。
2対2より、2対3・4の方が、奪いやすいですよね。
(DFの数的優位)
こうして、ボールサイドに人数をかけて、奪っていく。
「ボールを中心にした守備」
これが、現代サッカーのトレンドの1つです。
加茂監督の作り上げた、ゾーンプレス。
トルシエ監督の持ちこんだ、フラット3。
言葉は違えど、志向することは、全く同じなのです。
いかに、ボールの周りで、数的優位を作るのか?
言葉に振りまわされるので無く、ピッチで起こっている事を見たいですね。
ただし、欠点があります。
サッカーは、11対11。
フットサルは、5対5。
人数には、限りがあります。
あるところで数的優位が出来る。
その反対サイドでは、何が起こっているのでしょうか?
相手をフリーにしてしまっているかもしれません。
もしくは、誰もいない状態になっているかもしれません。
このスペースをいかにして有利なものにしておくのか?
つまり、このスペースを使われない、状態にしておく。
DFにとって、コンパクトにするのなら、考えておかなければなりません。
方法は2つです。
ボールに対して、厳しい守備を行なう。
逆サイドに展開させないよう、パスコースを消して、ボールをマークする。
もう1つは、逆サイドのスペースを、アドバンテージにしておく事。
仮に、スペースが出来てしまっても、
ボールが飛んできたら、DFが先に触れるポジショニングを取っておく事。
上図で見ると、
・日@、日Aがボールに対するマークをもっともっと厳しく。
・日F、日Gが左のスペースをアドバンテージにしておく。
この内、どちらかが出来ていれば、あの失点は無かったはずです。
このミスが、再び起こるようなら、致命的です。
前半40分に同じようなシーンが2度ほど起こりかけました。
が、その時は、逆サイドのポジショニングと、ボールに対するマーク。
これが上手く行ったため、ボールを奪う事が出来ました。
つまり、このように、ボールに対して厳しくマークする。
日@Aのポジショニングの変化を見てください。
ブ ブ
ブ
日
ブ●
----------------------×--------------ブ-日@-------
日A
[ブ] 日F
ブ 日
日G ブ 日
日
日GK
もしくは、ボール対して、激しく行けないのならば、
逆サイドがポジショニングを変える。
日Fのポジショニングを見てください。
ブ ブ
ブ
日
ブ●
----------------------×--------------ブ--------
日@ 日A
[ブ]
ブ 日
日F
日G ブ 日
日
日GK
コンパクトにするという事は、リスクをはらんでいる。
そのリスクをどのように、マネジメントするのか。
消極的なバランスを取るのにとらわれず、
積極的なバランスを取ることが出来れば、いい攻撃につながりますよね。
それこそが、本当の守備だと考えます。
ジーコ監督は、試合後にこんなコメントを残しています。
「一番怖かったのは、自分たちが押し込んでいたときに、
やみくもに前へ前へと出てしまって、バランスが崩れてしまうこと。
やはり左の17番(M・ペトロフ)のカウンターが怖かった。
それは選手も分かっていたので、
逆サイドに対しても1〜2人と人数を割いていたので、
いくつかの例外を除いて守備はきちんとできていたと思う。」
幾つかの例外が起こってからでは、間に合いません。
本戦までの、改善を望みたいものです。
2006年05月12日
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特に、試合分析にはいつも感心しています。
こんな見方があったんだ☆と気づかないことばかりです。
日曜日、NHKでサンデースポーツという番組でした。
井原さんが、日本代表の課題を解説してました。
しかも、守備の課題はこのブログの内容と全く同じ!!でした。
「井原さん、わたしもそれ知ってる、知ってる。」
テレビに話しかけてしまいました。
これからも、おもしろい内容を期待しています。