人がプレーするのですから、当然でしょうか。
我々は、メンタルをエネルギーにして、体を動かしています。
精神状態が整っていると、いいパフォーマンスにつながるものです。
その逆の状態も、当然起こります。
先日、そのことを実感する瞬間がありました。
私たちは、初めて小学生フットサル大会を企画しました。
普段は、成人を対象にしているので、新たな挑戦でした。
新しいことに挑戦するのは、簡単ではありませんね…。
開催したカテゴリーは2つ。
U−11とU−9。
前日までバタバタしていたのですが、何とか募集チームを埋めることが出来ました。
共に尽力してくれた方に、大きな感謝です。
大会を企画するだけでなく、その大会にチームを参戦させる取り組みもしました。
7回トレーニングをして、大会に向けて、チーム作りを行いました。
1ヵ月半の間で、子供たちは、少しずつまとまって来ていました。
大会では、少しはいいパフォーマンスを発揮できる?!と淡い期待を抱いて試合に臨みました。
我がチームの子供たちは、熱いプレーの連続で、会場を沸かしてくれます。
自分たちよりも、格上に見えるチームに対しても、臆することなくぶつかって行きました。
U−11チームでは、2試合を終わって、1分け1敗。
初戦は、先取点を取るも、同点に追いつかれる。
2試合目は、ロースコアの我慢の展開でしたが、失点してしまい、0対1で惜敗。
3試合目こそは!!ともう一度結束を確認して、キックオフ。
先に点を取り、3対1でリードしました。
後半になり、子供たちが、残り時間を意識し始めました。
得点差を守りたいのか、腰が引けた戦いになったのです。
今までの良さであった、全員で攻めて、全員で守ることが出来なくなってしまった。
すると、1点を返され、さらに同点ゴールも奪われ。
そのまま試合終了、勝利を逃してしまいました。
また、もう1つのU−9チーム。
彼らは、初戦から快進撃を続け、3試合を終え、2勝1分け。
優勝も見えてきました。
「次勝ったら、優勝じゃない!?」
すでに優勝した気でいるのか、興奮気味に、子供同士で声を出し合っていました。
迎えた最終4試合目、それまでの勢いがどこにいってしまったのか?
終始リードされる展開。
終盤に盛り返しましたが、2−3で敗れてしまいました。
彼らは見事に大会を制したのですが、悔いの残る最終戦だったはずです。
U−9/U−11両チーム共に、試合をしているのに、ボールを相手を観ていませんでした。
試合のスコアを気にして、スコアボードを見ながら試合を行っていたかのようです。
1つ1つのプレーに集中し、いいパフォーマンスをする。
そのために、ボールを観て、相手を観て、味方と戦うこと。
そこが抜け落ちてしまった時間は、いいパフォーマンスを発揮することが出来なかったのです。
テニスなどのスポーツでも、このようなことはあるようです。
テニスをプレーする時は、当然ボールを観ますよね。
でも、実は多くのテニスプレーヤーが、スコアボードを見ながらプレーしているそうなのです。
「あと1ポイントで、ブレイク出来る」とか、「このポイントをを取られたら負ける」
など、ボールを観ることよりも、そちらに意識が持って行かれている。
当然なのですが、本当にスコアボードに目を向けながらボールを打つ人は、いません。
それなのに、まだ決まってもいないポイントのことを考えてプレーしてしまうのです。
今、ここにあるボールに集中して、打つことが何よりも重要なはず。
その積み重ねが、得点の積み重ねとなって表れる。
話を戻して、U−11チームの最終戦。
残念ながら、試合前から、優勝の可能性は無くなってしまいました。
しかも、対戦相手は、3勝0敗で現在首位のチームです。
私は、試合前に、こう伝えました。
「今までの結果や、スコアボードを見ても、いい試合は出来ない。」
「目の前のプレーに集中して、対面する相手をやっつけるくらいの気持ちで!」
「最後の試合だから、最高のプレーをしよう!」
試合は、点を取っては取られての、派手な撃ち合いになりました。
さすが首位のチームは強く、エースの能力は抜群でした。
我チームの子供たちは、最後の最後までボールに喰らい付いていきます。
結果は、見事6-5で勝利!!
優勝チームに、唯一の黒星を土をつけることが出来たのです。
その時の、子供たちのいい表情は、今でも心に焼きついています。
点数、時間などの経過を見て、試合をマネジメントする能力は、とても大切なものです。
大局を見て、今、何をすべきかを選手が考えながら試合を行う。
優れた選手・チームの証かもしれません。
ただ、その前に、スコアボードを見ながらは、試合が出来ないこと。
目の前の戦い、ボール、相手をグッと観ることの重要性を忘れてはならない。
何を考えていても、最終的には、意識をそちらに持っていかなくてはならないのです。
子供たちの熱い戦いから、改めて学ばせてもらいました。
【関連する記事】

