2011年09月20日

手を使う

【ハンド オフ】

ボールを持ったプレヤーが、タックルしようとする相手側のプレヤーを、  

手で突き離してタックルを防ぐこと。


出典…日本ラグビーフットボール協会用語集

hand off


 ラグビーのワールドカップを観ていて、とても気になった技術がこれです。

ボールを持って走りながら、

相手のタックルを受けるのではなく、寄せ付けない、外させる。

考え方は、サッカー・フットサルのボールキープと同じです。

より、手の部分を強調しているのが、特徴的に思えます。








 ポイントとなるのが、ハンドオフするタイミングでしょうか。

相手が体に接触する前に、腕を伸ばしていく。

(我々で言う、アーリーヒット)

画像では横方向ですが、正面に立ちふさがるDFに対しても、腕を伸ばしていきます。

相撲の突き押しのようにすら見えるプレーすらありました。

ボディコンタクトがあると、どうしてもスピードが落ちてしまう。

体をぶつけられる前に、相手を寄せ付けないためにしているように感じました。。

そのための技術として、ハンドオフをする。

相手の接近を感じると、先に手を伸ばして、相手の胸辺りを突き放していく。










 我々、サッカー・フットサルのボールキープの際も、腕を使って行きます。

ただし、認められているのは、自分のプレーエリアを確保するために拡げる、使い方です。

腕を広げ、相手の位置を感じ、相手を近くに寄せ付けない。

これが、ルール上認められている、腕の使い方です。

ラグビーのように、手を突き放して…、という使い方をしてしまうと、反則になってしまいます。









 ただし、それは日本でのお話。

当たりの強い国々では、当然のように、ハンドオフのような使い方をしています。

先日見学した、ボカキャンプでも、腕の使い方を強調して伝えていました。

日本人に足りない技術として、この腕の使い方を指導するのです。

自分の身を守り、自分のボールを守るために、腕を使う。









 気をつけなくてはならないのは、腕や手に頼る方法だけでプレーしてしまうこと。

悪い習慣が身に付いてしまった選手は、腕だけに頼って、相手とぶつかってしまう。

強いのは、体幹そのものでぶつかること。

体幹は、おざなりにして、腕だけを伸ばしても、負けてしまう。

体を運んで、体の中心でぶつかってくる選手の方が、当然のごとく、大きな力を発揮できますよね。

そこでムキになって、腕をさらに使うと、反則を取られてしまう。

また、審判は、腕の不正使用を厳しく取ろうとする傾向があります。

腕を振り回すことしか出来ないプレイヤーには、つらい傾向です。








 この、相手を感じて、腕を使用するプレー。

正しく身につければ、強い武器になってくれます。

ただし、上辺だけをなぞって、安易に使うプレイヤーには、プラスにはなってくれないはずです。
posted by プロコーチ at 23:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もハンドオフの技術取り込みに大賛成です。

以前から海外、特にアルゼンチン等南米との強豪国とのアタッカーの違いはここだと思っていました。
小さいときからハンドオフを意識した動きを体にしみこませる必要があるかと思っております。
Posted by maca at 2011年10月07日 01:33
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