ユーロの連覇は無いだろう。
ユーロ、ワールドカップ、ユーロの3大会連続制覇は無いだろう。
プジョル、ビジャの不在を懸念をする声も大きかった。
ドイツ、フランスなど、違う国を優勝候補に挙げた人も多かったはずです。
彼らの攻撃的なスタイルが、一つの流行のようになって行くのでしょうか。
4年間以上も、世界のトップに立ち続けているのですから、自然の流れかもしれません。
今回の、スペイン代表の大きな特徴の一つ。
典型的なセンターフォワードを配置しない。
0トップとも呼ばれる形で戦ったことが、挙げられます。
ビジャがおらず、トーレスが不調だったためなのか。
それとも、元々、セスクをあの位置にすえて、0トップで戦う予定だったのか。
その真相は、監督の胸に聞いてみなければ分かりません。
最前線で体を張って基点になり、味方の押上げを助ける。
組み立てはポストプレーで関わり、後はゴール前でラストパスを待つ。
最大の仕事場は、ペナルティボックスの中!
まるで、殺し屋のように、一撃必殺で、相手を冷静に仕留める。
ボックス内でシュートを決めるには異才を発揮する。
でも、ドリブルやパスはアマチュアレベル。
例えば、ゲルトミュラー、インザーギのような選手。
一番多かった形が、0トップであったのは事実です。
まるで、バルサでメッシをあのポジションに置いているかのようです。
バルサのメッシも、スペインのセスクも、典型的なセンターフォワードではありません。
セスクやメッシの仕事は、もっと広範囲で行われている。
中盤に下がってきてボールを受ける。
そこから、ドリブルやパスで、積極的に組み立てに関わる。
ボールをキープする能力を活かして、組み立ての中核を担うほどです。
周りの選手も、それを信じて動き出します。
サイドに流れて、ボールを受ける。
時には、DFラインの背後を狙って、飛び出そうとする。
流動的なポジショニングを取っているので、どのポジションの選手なのか見分けがつかない。
ジョレンテ、トーレス、ネグレドの典型的なセンターフォワード。
チームにおける、彼らのプライオリティが低かった。
スペインのレベルの高い選手が、中盤に偏っているのか。
それを、上手く逆手にとって、チームの戦略を立てたとも言えます。
これは、日本代表も、参考になる形かもしれません。
決定力不足、国際的なストライカーが生まれない。
釜本さん以降、日本には、点取り屋が出てきていない。
大きな大会が終わり、敗退するたびに言われ続けていることです。
だったら、その考え方を変えるのも一つです。
DFが守り、MFが組み立て、FWが点を取る。
その考えを辞め、皆で組み立て、誰かが点を取る。
0トップと言うのは、表現の一つにしか過ぎないのですが、考え方は面白い。
実行するには、大きな問題点が2つ。
1つは、ポゼッションで、常に相手を上回らなくては、成り立たない。
ボールをポゼッション出来ているから、様々な選手が、得点に絡むチャンスが増える。
ボールを動かしながら、相手の穴を見つけて、ボールと人とを送り込む。
ボールが回らなくなったら、機能しなくなる。
スペインも、クロアチア戦では苦労してしまいました。
そしてもう1つは、ゴールが生まれるその瞬間に、ゴール前に誰かが入らなくてはならない。
実は、これは、スペインも出来ていない部分。
特に、サイドからのボールに対して、ニアに飛び込む選手がいないことが、多々あります。
生粋のFWなら、必ず狙うポイントなのですが、そうでないと嫌がるのでしょうか。
チャンス!その瞬間に、ゴール前に入ることが出来るかどうか。
中盤の選手は、パスをさばいて満足する傾向があります。
パス&ムーブで、ゴール前の相手にとって危険なスペースに飛び込むことが出来るか?!
この2つの問題さえクリアすれば、日本代表が取り組むのもありかもしれません。
典型的なセンターフォワード。
我慢強く、育て、抜擢しようとするのか。
それとも、あきらめて、いないものを前提としてチーム作りをするのか。
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