グラウンダーでの素早いパスや、ドリブルを織り混ぜての攻撃。
国立競技場の美しいピッチが、このスタイルを支えています。
失礼な言い方かもしれませんが、
インドの競技場ではこういったスタイルで闘おうという気にはなれないでしょう。
Uー21日本代表戦でのことです。
今日の韓国代表は、ガンガンにプレッシャーを掛けてきませんでした。
自陣までは、日本にボールを持たせる時間の方が長いのです。
先日、韓国で行われた試合とは、好対象のゆったりとした展開になりました。
韓国での試合は、すさまじい高速プレス。
そして、ボールを奪ったら、個の力を押し出しての、圧倒的な攻撃。
反町監督の言う通り、引き分けがやっと、延長戦をしていたら負けていたのは、その通りかもしれません。
ただ、日本もなかなか得点には結びつきません。
ある程度のところまではボールを運べます。
そしてシュートまでは持ち込むものの、あと一歩が遠く感じられました。
それに対して、韓国の攻撃の回数は多くはないのですが、正直怖かったです。
特に後半は、決定機など数えるほどなのですが、それでも怖さを感じて観ていました。
その違いは、なんでしょうか?
多くの理由が考えられます。
その中でも一番感じたのは、強引さでした。
韓国のアタッカーは、とにかく自分の力でなんとかしてやろう!
この気持ちを、何度も何度も強烈に感じられました。
何人に囲まれても、無理やりゴールに向かう姿勢は、スタンドまで伝わるものがありました。
日本のアタッカー陣からは、韓国人選手のそれと比べると、何分の一。
勝負せずにボールを運んでアーリークロス。
DFを外してのパス。
確かに上手いのですが、勝負を避けているかのようにも感じられます。
そんな中で、日本の得点シーンが生まれます。
右サイドのゴールラインまで30Mほど離れたところで、水野選手(ジェフ千葉)がボールを受けます。
そのまま、ドリブルで仕掛けて行くのですが、サポートが無く孤立してしまいます。
韓国DFは速いカバーもあり、1対2の数的不利な形になってしまいました。
ここで、後ろに戻して逃げるバックパスか?
それとも、ドリブルで逃げながら、クロス。
ゴール前に上がればラッキー、相手DFに当ててコーナーキックでも取りに行くのかな?
そう思った瞬間です。
水野選手は、果敢にも勝負を挑んでいきます。
小さいフェイントを混ぜながら、ゴールラインに向かって突進していきました。
後手に回ったDFの2人を引きずるような鋭い突破です。
ゴールラインまで深くえぐった水野選手、そのままゴール前にクロスボールを上げます。
そこには、マークを外した、増田選手(鹿島アントラーズ)が飛び込んで来て、ヘディングシュート。
見事な同点ゴールが生まれました。
どんなにテクニックを高めて、戦術理解力を上げていっても、ゴールはそれだけでは生まれない。
最後は、誰かが無理をしないと!
ボールを持ったところかもしれないし、
ボールを持っていない、フリーランニングかもしれない。
相手ゴールに近づいたところで、きれいなだけのプレーは通用しないでしょう。
国際試合ならなおさらです。
そこは、いい意味での無理を、積極的にしていくところです。
(相手ゴールに近づいたアタッキングサードと呼ばれ、
ピッチを縦に3分割した、前方3分の1の地域)
リスクを背負って、勝負を仕掛けていく。
たとえ、何十回と失敗しようと、構いません。
守っているDFは、勝負してくる選手が一番怖いのです。
「得点するコツ?チャンスだと思ったらエゴイストに徹すること!」
・…74年ワールドカップ得点王、ゲルト=ミューラー選手(ドイツ)
他に、いい無理をしていたのが、野洲高校の乾選手、サンフレッチェ広島の青山選手でした。
「
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日本が昔から抱えている病気的なものを感じます。
TVを見ながら苛々してしまうと同時に今後の日本サッカーをどのように成長させて行けばいいのかとも考えます。
試合の話を少しします。
中盤での組み立てに時間を費やしている場面が多く感じました。
ビハインドになってからも急ぐという気配もなくただ、この状況が何とかならないかと遠くから見ているだけのようでした。
個人的には精神論的な話は苦手なのですが、「俺が!」というプレーがなくては変化も生まれず、チャンスも生まれないと思います。
そういった意味でチャレンジする人がいなかったように感じました。
今後はこういった側面から育成していく必要があるのではと感じています。