2012年08月31日

積み重ね。

 見事!!準決勝に進出した、U-20女子代表。

全ての試合において、主導権を握って、試合を進める。

その技術の高さ、戦術遂行能力の高さ、フィジカルの充実が見て取れます。

いい準備をして、この大会に臨んでいるのでしょう。

ゴールパフォーマンス1つを見ていても、チームの一体感が分かります。








 彼女たちの試合を見ていると、実に、積み重ねを感じます。

特に、ボールコントロール。

立ち止まって、足元に丁寧に止めて。

足元に止めて、相手と駆け引きをして。

彼女たちが取り組み続けたのは、このようなコントロールではありません。

2005年から始まった、ナショナルトレセン女子U-15。

そこから発信されていたコントロールが、ベースになっています。

2006〜8年のナショトレキャンプの名簿を引っ張り出します。

今回のU-20の選手たちの名前が、実に多く見つけることが出来ます。










 ポイントは、動きながらテクニックを発揮すること。

自分がボールを受けたい場所を空けておく。

ボールと、その場所とで出会う。

動きながらボールをコントロールして、動きながらそのままパス。

選択肢がある位置に、動きながらボールを置く。

全てのプレーは、動きながら行う。

見事ハマれば、本当にスピーディで、見ていて気持ちのいいものです。









 2005年の頃は、コントロールや、パスミスが数多く見られました。

全国から、選抜されたウマい少女たちが集まっているはずなのですが。

向かい合って行われる、単純なパス&コントロールにもミスが多く見られました。

立ち止まって、ボールをコントロールするのならば、ミスも少ないはずです。

でも、彼女たちに求められたのは、動きながら、観て、判断して、コントロールすること。

パスなので、出し手と受け手とがタイミングを合わせなくてはならない。

動きながら行うことの難しさを、見学しながら痛感していました。









 それが、2010年になると、かなりスムーズに行われていました。

ほとんどスピードを緩めることなく、ボールに近づいていく。

そしてそのまま、動きながらボールコントロール。

パチンとボールにインサイドの面をぶつける。

利き足の前にボールをコントロール。

ノッキングすることなく、プレーは流れていきます。

たった、5〜6年なのですが、明らかに上達していました。

日々、自分の所属チームで取り組んでいたのでしょうね。








 その効果は、試合で見られます。

相手を置き去りにするコントロール。

次の展開をスムーズにするコントロール。

バルサのやり方とは、また違います。

もはや、日本の女子のスタイルといってもいいでしょう。

なでしこスタイルとでも呼ぶのでしょうか。

このコントロールに、技術の高さと、蓄積の確かさを見ました。

これを武器に、残り2戦も勝ち抜いて欲しいものです。
posted by プロコーチ at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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