自分たちのスタイルを持つチーム。
自前の選手が躍動するチームの優勝には、価値があると感じられます。
さらに、彼らには、クラブワールドカップの出場権も与えられました。
どのような戦いを見せてくれるか、楽しみです。
伸び伸びと、自分たちのスタイルを、貫いて欲しいですね。
その一方で、降格してしまうチームもあります。
札幌、神戸、大阪。
シーズン当初のプランが壊れたのか、歯車が崩れてしまったのか?
何か、足りないモノがあったことは、間違いないはず。
来シーズン、J2で足りないものを取り戻し、復活出来るのでしょうか。
降格が決まってすぐ、試合後のインタビュー。
とても、興味深い発言をしていた選手がいました。
ヴィッセル神戸の大久保選手です。
「柏も広島もJ2で勝ち癖をつけてそこが自信になってJ1優勝まで行けたと思う。」
そして、こうも話しました。
「一人ひとり自信を持ってプレーする事が大事だと思います。」
経験が豊富な彼は、チームの空気を感じていたのでしょう。
自信なく、何をしてもうまく行かない。
まるで、負けぐせがついているかのような空気を。
人間の行動と、心の状態とは、密接な関係があります。
失敗ばかりを繰り返していると、やる気を失ってしまう。
いくら努力をしても、無駄だと、心が学習してしまっているのです。
この状態を「学習性無力感」と呼ぶそうです。
失敗ばかりを繰り返してしまい、それに気づいてしまう。
その原因が自分の至らなさだと考えてしまう。
すると、いくら努力をしたところで、成功しないと考えてしまう。
アメリカの心理学者である、マーティン・セレグマン。
彼が、面白い実験をしています。
犬に足かせをし、逃げれない状況を作ります。
その状態で、電気ショックをかけ続けます。
すると、最初の頃は、必死に逃げようとしました。
ところが、逃げれないと分かると、逃げようとしなくなるのです。
しかも、足かせを外し、自由にしても、逃げようとしない。
逃げれる状態で電気ショックを与えても、逃げずに電気ショックを受け続ける。
長い間、努力が無駄であることを学習してしまった結果だそうです。
これが、「学習性無力感」です。
J2に降格したチーム。
勝つことを忘れてしまっているチーム。
そのチームには、この「学習性無力感」が蔓延しているのでしょう。
負けるという電気ショックを受け続けてしまった?
いくら良い試合をしていても、最後には敗れている。
こんなはずではない!
必死に準備をし、試合でも全力で戦っているでしょう。
心がその状態では、パフォーマンスは伴ってこないのではないでしょうか
ここで、大久保選手の言葉が思い出されます。
「J2で勝ち癖をつけて・・・」
戦う舞台は変わりますが、勝利を重ねること。
そうすることで、心が変わってくるはずです。
「自分たちはダメだ」 ⇒ 「自分たちは強い」
心が変われば、パフォーマンスが変わり、チームが変わるでしょう。
それを、「自己効力感」が高いと言うようです。
失敗は、成功の元(種)という言葉があります。
失敗だけでは、電気ショックを受け続けた犬になってしまう。
成功を重ね、自分に自信をもつこと。
これも、大切なことのようです。
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