コーチ同士での会話でしばしば出てくる話題です。
サッカークリニックなどの指導者向けの専門誌でも、よく取り上げられています。
小学生の間は、ドリブルだけでいい!!
パスは禁止で試合を行うことも。
マンチェスターユナイテッドで活躍する香川選手。
彼が育った、宮城の街クラブは、そう言ったこだわりを持ったチームのようです。
自信満々にボールを持って、試合を進める選手の育成を目指しているのでしょう。
香川選手は、こういった育成の最たる例と言えるでしょう。
チャビの世代を始めとして、FCバルセロナで育成に携わったコーチ。
「サッカーサービス」という、指導者の集団を立ち上げて、様々な発信をしています。
それによると9歳が、一つの基準となっているようです。
この年代になると、フットボールに対する理解度が高まってくる。
それ以前のエゴイスティックさが、徐々に少なくなっていく。
「集団」の意識が備わってくる。
状況に合わせ、パスをしようと考え出す年代であり、パスの指導を開始すべきタイミングである。
実際、どうでしょうか?
先日、教え子の出場する運動会がありました。
高学年リレーの選手になった彼は、得意げな顔をしていました。
ところが、直前に「リレーはどうだ?」と状態を聞いたら、不満げな表情を浮かべます。
「いつもビリだよ。」
「あとちょっとに縮めるけど、抜かせない。」
何でも、彼にバトンを渡す子供が遅いらしいのです。
それ以外の選手は遅くはないのですが、前半のマイナスを取り返せないまま、最下位・・。
私は、悩みの相談に乗り、秘密の作戦を授けました。
ポイントは、バトンゾーンを活かして、走る距離を調整すること。
遅い選手の走る距離は短く。
速い選手の走る距離は、その分、長く走る。
チームとしての特長を活かす、とも言い換えれるでしょうか。
とてもシンプルな戦略です。
彼はこの作戦を遂行し、成功したそうです。
ビリでバトンを受け取ったのですが、渡した時は、同点1位!
そのままの流れで、リレー自体も、練習の時より順位を上げたようです。
サッカーサービス社の理論は、日本人にも当てはまる部分があるようです。
9歳〜14歳が、戦術を学び始める年代である。
このように書かれています。
「エゴと集団の中間である年代」
リレーというもう少し単純な競技ではあるものの、戦略的に戦うことが出来る。
個人のエゴだけで進めるのではなく、より良い状況を作るためのアクションを起こせる。
日本の子供たちは、ボール扱いの巧さは素晴らしい。
だが、個人戦術の理解が低い、フットボール全体の理解が低い。
海外の指導者が、判を押したように語っています。
日本人だから劣っているのではないのかもしれない。
指導を受けていないから知らない・出来ていない。
それだけなのかもしれません。
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