2013年08月16日

育成の目的

「この2つの違いは分かるか!?」

今回のスペイン指導者講習会で繰り返された、突然の質問。

ラウールインストラクターが、講義中に質問してきました。

・FUTBOLISTA

・JUGADOR FUTBOL

この2つの違いとは?

もちろん、雑誌のタイトルを聞いているわけではありません。








 何人かの受講生が、指名されます。

思い思いの意見をぶつけますが、ラウールは首を横に振ります。

もう一人のインストラクター、ホセと目を合わせ、言葉を交わします。

そして、我々に解説を始めてくれました。

JUGADOR FUTBOL、とは、フットボールにプレイする全ての人間だそうです。

直訳してみると、フットボール(サッカー)を競技する人。

一方、FUTBOLISTA。

こちらは、辞書を引いてると、フットボール(サッカー)選手と出てきました。

それほど、決定的な違いがあるようにも思えません。










 ラウールは、強い言葉で言います。

「全てのプロ選手が、FUTBOLISTAではない。」

「フットボールを知っている、本質を理解している。」

「それが、FUTBOLISTAである。」

ピッチの外でもコンディションを整える。

例えば、何か質問をされても、言葉で答えることができるとも。

これだけでは、よく分かりません。

意味が分かるような、分からないような。











 一方のJUGADOR FUTBOLは、全てのプレイする人間が含まれる。

アマチュアやシニアの選手も、子供たちも、もちろんプロの選手も。

つまり、ボール扱いが優れていたり、フィジカルがずば抜けている選手。

そこでの勝負にとどまって、フットボールそのものは理解が浅い。

全ての面において優れていても、自分を律して、コンディションを整えることが出来ない。

昔の天才が、大成してないことが、多々あります。

そのような選手はJUGADOR FUTBOLではあるけども、FUTBOLISTAではない。














 指導実践や、実技講習中にも、度々FUTBOLISTAの単語が出てきました。

自分で考え、問題を解決する選手。

フットボールの本質を理解している選手。

そのような選手を育成していかなくてはならない。

FUTBOLISTAを育成するんだ!!

そのためには、このような指導が必要だ!

JUGADOR FUTBOLを育てている場合ではない。









 ボール扱いが上手いだけの選手。

それは、いいJUGADOR FUTBOLには成れるでしょう。

ボールを思ったように扱えるのなら、プロの選手になれるかもしれない。

ボールコントロールや、ボールの持ち方、キックの精度。

それは、常に追求していくべきことでしょう。

ただ、そこに留まっていてはならない。

選手だけではなく、コーチも同じだ。

私は、コーチの我々に訴えかけて来たように感じました。









 FUTBOLISTAを育てるための取り組み。

日々の指導の目的は、ここにあるのかもしれない。

今回の講習会での、気づきの1つです。
posted by プロコーチ at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック