2013年10月09日

良い指導者の条件

 自分に経験は無いが、子供たちに指導をすることになる。

そして、何とか子供たちの前に立って、熱心に指導をしようとする。

身振り手振りを交え、説明もして。

子供たちは、指導者を真似て、何とか付いていこうとする。

でも目の目の子供たちは、上手くならない。

その表情には、明らかに困惑した色が伺えます。









 これは、フットボールの話ではありません。

グーグルのCMです。

ダンスを教えることになった、若い男の先生。

その先生が、子供たちにダンスを指導していく過程がドラマ仕立てになっています。

ダンスが、必修課程になりましたよね。

今まで、ダンスの経験もない先生が、突然、ダンスの指導を求められているのです。

情熱だけでは、指導が上手くいかない。

私たち、コーチにも強くメッセージを感じるCMとなっています。









 このCMでは、先生が、少しずつ成長していきます。



未経験者の先生が、自宅でレッスンを繰り返します。

大きな姿見の鏡を5枚も買って、自分の動きを確認。

さらには、先輩の先生にアドバイスをもらいます。

通勤中も、休みの時間も、トレーニングを繰り返します。

そして、少しずつ、自分自身が踊れるようになっていきました。

いつの頃か、先生の、踊っている表情が変わってきます。

教えるためにレッスンしていた先生。

ところが、踊る喜び、上達する楽しさを知ったのです。








 子供達にも、先生の変化が伝わりました。

先生のダンスが、上手くなっている。

何よりも、先生が楽しそうに踊っている。

先生に引き込まれるように、子供たちも体を自然に動かし始める。

そして、全員が一体となり、楽しみながら踊りだす。










 CMですので、少し上手く行き過ぎなのかもしれませんね。

実際に、選手を指導することは、そこまで簡単なことではありません。

何かをすれば劇的に変化する、魔法の特効薬やレシピがある。

それは、おそらく幻想にすぎない。

小さいことを少しずつ積み重ねては、崩れ、また積み上げる。

そんな地道な作業の繰り返しです。









 でも、このCMでは、大切なことを思い起こさせてくれています。

指導者が、その種目をする喜びを、全身で知っているということです。

その喜びを伝えることも、指導者の仕事。

それならば、指導者自身が、プレーする喜びを知っていなければならない。

昔は大好きだったはずなら、その気持ちを忘れてはならない。

頭でっかちなだけのコーチの話は、本当に興味深いものでしょうか。

プレーする選手の気持ちが見えない、理論ばかりが先行する指導者は?










 良い指導者の条件は、たくさんあると思います。

目の前の選手に対して、大きな責任がありますから。

選手よりも誰よりも、バカが付くほど、サッカー・フットサルが大好きなコーチ。

このことが、まず最初にあり、最後まで抱き続けていきたい。

そんな根源的なことを思い出させてくれる、素晴らしいCMでした。

posted by プロコーチ at 03:07| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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