2014年05月07日

23番目の選手の役割

 4年に一度の楽しみも、残るは数日です。

ワールドカップの最終メンバー発表までは、残り5日です。


私の予想は、以下の通り。

GK:川島 西川 …残り1枠 
DF(CB):吉田 今野 森重 …残り1枠
DF(SB):長友 内田 酒井宏 酒井高 …残り0枠
MF(守備的):遠藤 長谷部 …残り2枠 
MF(攻撃的):本田 香川 岡崎 清武 …残り1〜2枠
FW:柿谷 大迫 …残り1〜2枠

計16人。

と言っても、誰が予想しても、ここまでのメンバーは大差ないはずです。

流動的なのは、ボランチの位置ですね。

細貝、青山、高橋。

アタッカーの枠は、大久保、豊田、前田、原口、斎藤、南野が候補でしょうか。









 私が気になるのは、23番目の選手に誰を選ぶか?です。

98年から4回出場している日本代表でも、積み重ねた歴史があります。

98年では、当時18歳だった小野伸二が選ばれています。

ジャマイカ戦での、たった15分の出場にとどまりました。

堂々としたプレー、相手の股を抜く大胆な遊び心には、輝かしい未来を感じました。

戦力というよりも、10年先を見越しての選出の要素が大きいと考えられます。

当時のエースだった三浦カズを外してまでも、10年後の未来を見据えていた。

初出場の国にも関わらず、思い切った選出だったと言えるのではないでしょうか。









 このような選出は、ブラジルでは定番となっています。

1994年ワールドカップでのロナウド。

当時、若干17歳。

優勝したブラジル代表では、彼の出番は1分もありませんでした。

2002年ワールドカップでのカカ。

当時20歳。

同じく優勝したセレソンでは、たった20数分の出場にとどまりました。










 このような流れを作った偉大なる先人が、ブラジルにはいます。

ペレです。

17歳で迎えた、1958年ワールドカップ。

ブラジル初優勝に大きく貢献しました。

それ以来の伝統と言えるでしょう。

チャンピオンチームとはどういうものなか?

未来を背負って立つタレントならば、セレソンの雰囲気を感じさせておきたい。

トニーニョセレーゾ監督は、アントラーズでも同じ手法を取っています。

メンバー入りはしないが、ミーティングなどに、若手を同席させています。

第1回のワールドカップから唯一出場し続け、最多の優勝を誇るブラジル。

それは、生まれてくるタレントにだけに頼っているわけではありません。









 今回、その枠で考えるならば、南野拓実でしょうか。

間違いなく、能力は素晴らしいです。

戦力として考えているのなら、問題なく選出すればいいのです。

ただ、5年後、10年後の未来を見据えた選出。

今は、空気を感じさせるためだけに、大切な枠を1つ使ってしまう。

それだけの価値が、彼にあるのかどうか。

そして、ザッケローニ監督が、そこに価値を見出すかどうか。








 23番目の選手には、違った選ばれ方もあります。

それは、1ヶ月の長期間を戦うのが、ワールドカップのメンバー。

試合に出るだけが、その役割ではありません。

オフザピッチでの素晴らしい振る舞いができる選手が、求められます。

2002年での、秋田・中山の両ベテラン選手。

彼らの真剣な取り組み、チームを和ませる空気作り。

絶妙なさじ加減は、たくさんの舞台を踏んでいるベテランならではの能力です。

2010年での川口も、同じ役割を全うしました。

試合に出る可能性が、ほぼ無い、第3GK。

人望厚く、経験豊富、日本人としてワールドカップ最多出場の川口。

あの秋田さんが、中山さんが、川口さんが、文句一つ言わずに、チームのために戦っている。

その姿を見た他の選手は、思い知らされます。

自分も、チームのために戦わなければ!!









 2006年のドイツ大会では、代表チームが崩壊寸前だったとも言われています。

代表チームには、過去ないくらいに、能力が高い選手が連なっていました。

それなのに、ジーコ率いる代表チームは、輝くことなく敗れ去ってしまいました。

アジア最終予選を戦った、ベテランの姿が、ドイツにはありませんでした。

三浦淳宏に、藤田俊哉です。

チームのパフォーマンスが悪い時には、選手だけのミーティングを開いた発起人でもあります。

1ヶ月の長期にわたる活動期間で、彼らのような選手がいれば、チーム運営はどれだけ楽か!!

必ずや、ジーコを影で支えてくれたに違いありません。

http://futebol.seesaa.net/article/17909746.html








 そのような、23人目では誰が適任なのでしょうか?

ザッケローニ監督は、ベテラン枠を採用するのでしょうか?

長谷部選手にそれを任せるのであれば、必要はなくなってきます。

採用するならば、経験豊富で、選手の人望が厚い。

出れないと分かっていても、先頭に立って、チームを引っ張るくらいの気概を見せる。

その役に、適任の選手が日本にいますよね。

ブラジルでプロのキャリアを形成し、30年ものプロ生活を送っているあのレジェンドです。

まあ、この23人目は、私の妄想に近いですがね。

あと数日、妄想や空想、そして仲間との議論を楽しんでいきたいです。
posted by プロコーチ at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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