さすがにここまで残るチームは、レベルの高さ、チームの歴史を感じます。
テレビを通しても、テンションの高さが伝わってきます。
真剣度が、自国のリーグ戦とは違うとでもいいましょうか。
あれだけの実力者たちが、ハイテンションで激突しあう。
観ていて、面白くないわけがないですよね。
比喩表現でない、本当の意味での激突。
身体のぶつかり合い。
これも、テンションの高い試合だと、その数も迫力もケタが違うように思いませんか。
肉のきしむ音、ぶっとい骨のぶつかる音が聞こえてきそうです。
常人なら、ふっとんで大怪我をしてしまいそうな激突。
彼らは、当たり前のように、その後も平然とプレーを続けます。
「痛いよー」なんて泣き言は聞こえません。
鍛え上げた身体と精神が可能にする激しいプレーです。
それを許している審判のレフリングも助けになってはいるのですが・・。
ここに、我々の代表である日本人プレーヤーが入ったらどうなるのか?
五分五分でぶつかれば、まず間違いなく、当たり負けをしてしまうのではないか?
そこで、対処法を考えるでしょう。
代表的なものは、次の2つ。
当たる技術(コンタクトスキル)を身につける。
激突しないように、プレースタイルを変える。
もう一つ、大切な考え方があります。
太ることです。
もちろん、ただ太るだけではだめです。
走れなくなりますからね。
脂肪を除いた体重を増やすのです。
これを除脂肪体重といいます。
そう簡単に骨を太くは出来ません。
必然的に、筋肉の量を増やさなければならないでしょう。
面白いデータをご紹介します。
2005年ワールドユース(20歳以下の世界大会)に出場した日本代表。
ランキングは、23チーム中17位。
もう一つはのランキングでは、23チーム中最下位です。
17位とは、平均身長のランキング。
最下位となったのは、平均体重のランキングです。
これでは、なかなか当たり勝つのは難しそうです。
チャンピオンズリーグベスト4に出場している選手たち。
細身に見える選手でも、体重はしっかりあるのです。
マンチェスターユナイテッドのクリスティアーノ=ロナウド選手。
彼で、184センチ75キロ。
ACミランのインザーギ選手。
かなり細く見える彼でも、181センチ、74キロ。
チェルシーのドログバ選手。
彼に至っては、188センチ、84キロです。
彼らの動きが重たいなんて、思ったことすらないですよね。
そもそも、ヨーロッパ、南米、アフリカの彼らと、私たちでは身体のつくりに違いがある気がします。
彼らは、骨が太く、筋肉もつきやすいのではないか?
たいして、筋トレもしないのに、筋骨隆々のプレーヤーはたくさんいます。
もちろん、民族の持つ遺伝子もあるでしょう。
他にも大事な要素があります。
それは、食事です。
身体の材料となる食事を、いかに充実させるか。
日本人固有の食生活は、健康的に生活するには、素晴らしく適したものです。
ところが、フットボールのアスリート向きかと言えば、そうとは言えない。
昨年数週間、ドイツワールドカップを観戦してきました。
フランクフルトのホテルを、常宿にしていました。
そこで、素敵な出会いがありました。
その前に住んでいた、ある日本人の家族との出会いです。
毎朝、私がホテルの前で、ボールを蹴っているうちに、仲良くなったのです。
そこには、かわいい男の子がいました。
あまりに身体が大きいので、
「4〜5歳ですか?」
と、お母さんに聞きました。
「まだ2歳なの、数ヶ月で3歳になるのよ。」
笑って、お母さんは教えてくれました。
どうみても、私の感覚では幼稚園に通っているくらいの大きさでした。
「ハムとチーズが大好きでね〜、後はパンかしら。とにかく、たくさん食べるのよ。」
「そしたら、ドイツ人サイズになっちゃったわ。」
身体を作る材料となる、たんぱく質とカルシウム(マグネシウム)、そして炭水化物。
活発でわんぱくな運動。
そして、家ではゆっくり寝ているのでしょう。
これが、ワールドスタンダードな身体を作っていく。
運動・栄養・休息。
このサイクルの充実こそが、衝突に耐えうる身体を作っていくのです。
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