サッカー日本代表が、見事、アウエイの地で勝利を収めました。
中でも得点シーンは,素晴らしい物で、
グループでのコンビネーション(少ないタッチでのパス交換)と、
個人のひらめき(小笠原のボディフェイントをいれたファーストタッチ)とが融合した
ここ数年でも3本の指に入る,ファインシュートでしたね。
攻撃陣では,柳沢の動きが特筆ものでした。
フリーランニングからスペースを上手く作りながら,
・自分が裏に抜ける動き
・味方へスペースを作りフリーに
を繰り返していました。
ここまでは、柳沢の得意なプレーなのです。
昨日の試合では、確実に縦パスを受けボールをキープ、
さらに、GKからのゴールキック,パントキックに対して、
必ず,落下点に入る。
そしてDFと競り勝てなくても、簡単にクリアさせないように、
身体をぶつけながらの空中戦から、こぼれ球を味方に拾わせる。
1トップとしての役割を12分に果たしていました。
イタリアでのプレーの成果に違いありません。
さて、何よりも良かったものは、DFの形が出来ていた事です。
今まで、なんとなくマークはする物の、
11人が連動してボールを奪いに行く形がほとんど見られませんでした。
FWが深追いしてしまい、MFとの間が空く。
DFはラインが深く、さらに中盤ゾーンが広くなる。
そこに、ドリブル・縦パスを入れられピンチを招く。
この悪循環の繰り返しでした。
ところが偶然にも、前線では1トップにした効果が見えてました。
柳沢選手の右には,小笠原選手。左には中村選手が入り、
3枚で,前線の守備を担当してました。
これにより、前線から相手をサイドに追い込む事に成功しています。
(2人で68M幅を担当するのと、3人で68M幅を担当するこの違いです。)
そして、両サイドのWB加地・アレックス選手は、
中盤のラインで待ち構えて応対する事が出来、
前に釣り出され、裏にスペースを作ってしまう事が少なかったです。
そして、最終ラインもそれほど高い位置をキープしていた訳ではないのですが、
最低限のラインの高さはキープできていました。
(ペナルティエリアには入らないように)
前線の3人がハーフラインから、相手センターサークルの間辺りから、
守備をはじめる事が徹底できていた為、
前線から、最終ラインまでがコンパクトの状態を保てていました。
この,
・前線の3人からの追いこみ
・最終ラインの位置
が揃った為、DFのマークが上手くいっていました。
これは,相手の縦パスに対しての応対から検証出来ます。
最終ラインでは右の田中・左の中澤選手。
中盤のラインでは、右の中田・左の福西選手。
が縦パスに対して、激しく寄せる事が可能になりました。
もちろん、ここの選手の能力・守備に対する高い意識があるからこそなのですが、
チームとして、いい準備が出来ているので、
縦パスに対して,厳しく寄せる事が持続出来たのです。
これで,バーレーンは、攻め手を失いました。
ロングボールとドリブルからの無謀なミドルシュート
これを繰り返すに終始しました。
予選は残り2試合。
この形は,初めから意図されたものではないのでしょう。
偶然の副産物だとしても、継続していくべきです。
・2トップに戻したとしても、
3人で前線の守備を担当する
・前線の追いこみ始める位置と
最終ラインの高さを
はっきりと設定する
これを継続していく事で、もっともっと意図してボールを奪える
守備の形が出来ていくでしょう。
そして,守備の形が定まり、狙った位置でボールを奪う事が出来れば、
攻撃のリズムが各段に良くなるでしょう。
2005年06月05日
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