いわゆる経験者では、理解しがたいことが、多々あります。
それは、子供でも、大人でも。
その一つは、ボールを扱う技術。
止める、蹴る、運ぶ。
その瞬間に、足が動いてくれない。
そもそも、どのような形で足を動かしていけばいいか?
手でボールを扱う競技の方が、この部分は楽だと思います。
なぜなら、常に手で何か扱っているからです。
自分の身体をコントロールし、行いたい作業と身体とをアジャストさせている。
例えば、カバンを手で持ち上げる。
それだけでも、足元のカバンと、自分の手とを調整し、アジャストさせている。
どのような形に手を変化させ、どのくらいの力を使えば、上手く行くのか?!
文章に書くと、まどろっこしいくらい、当たり前に作業を繰り返しています。
それが、手・腕。
ところが、足は、そうはいかない。
何かの作業をする時に、足を直接使うことは、めったにありません。
移動の手段として用いる。
それが、足。
足そのもので、つかむ、運ぶ、持ち上げるなどの作業をしているわけではありませんよね。
生まれてすぐの赤ちゃんは、手と足との区別もなかったはずです。
ところが、いつの間にか、役割分担がなされていきます。
作業するのは手、移動に用いるのが足。
我々がプレーしているフットボール(サッカー・フットサル)は、厄介なスポーツですね。
日々刺激していない、足を、手のように動かしたいのですから。
移動手段から、作業するための道具として、足を変えていかなければなりません。
どうすれば、足が、良い道具になってくれるのでしょうね。
繰り返し、繰り返し、ボールを触り続けるしかないのは分かっています。
そんな中、ある発見をしました。
本当に偶然なのですが、驚きの瞬間でした。
それは、私のフットサルスクールの7歳の選手を観察していた時に、起きたのです。
その選手は、ボール運び(いわゆるドリブル)があまり得意ではありませんでした。
力の加減が分からず、ボールを蹴り飛ばしてしまう。
身体とボールとが、全く一体化していないのです。
スクール以外の時間では、ほとんどボールを触っていないのかもしれない。
身体はそれなりに動くのですが、ボールと仲良くなれていない。
よく見ると、アウト(インステップ)のドリブルが、出来ない。
本人としては、指の付け根に当てているつもりなのですが、、、。
つま先に当たってしまい、すぐボールが先に転がってしまう。
私が、そばに行って、話しかけてみました。
(足のどの部分に当たっているの?)
「うーん、よくわからない。」
困った顔で、答えてくれました。
私は、なぜか、思いつきました。
シューズとストッキングを脱いで、裸足になりました。
(見てごらん、どのあたりがボールに当たってる?)
「分かった!」
突然、私と同じように、裸足になり、ドリブルを始めました。
「コーチと同じところに、当たっているよ!」
今まで、全く出来ていなかった、アウトのドリブルが出来ているのです。
「なんか、裸足だと、やりやすい。」
裸足だと、つま先でボールを扱うのが痛いから。
だから、無理にでもアウトでタッチをするようになったのか?
靴を脱いで裸足になったことで、感覚が鋭くなったのか?
それとも、面白がって、裸足でボールに触りたいだけだったのか?
真相は分かりません。
この全てが当てはまっているような気がしています。
とにかく、アウトのドリブルが、一瞬でできるようになった選手がいます。
この方法は、追及していく価値があるのではないでしょうか。
思うように、ボールを扱えない。
ボールタッチがなかなか上達しない。
そう考えるなら、少し小さいボールを裸足で扱うと、いいかもしれません。
そう言えば、ブラジル・フォルタレーザやサルバドールのストリートの子供たち。
彼らは、全員裸足でプレーしていた。
そんなことも思い出しました。
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