でも我々は、フットボールプレーヤーである前に、アスリートであるはずです。
1990年頃から、フィジカルの能力が、強く求められるようになってきています。
志向する試合が、ポゼッションだろうが、カウンターだろうが、同じことです。
長い距離を走る、スプリントを繰り返す。
狭いスペースでプレーするので、フィジカルコンタクトも増えて行きます。
つまり、体を自在に扱うことが求められるのです。
リオオリンピックで、たくさんのアスリートが活躍していました。
普段、あまり目にすることができない、マイナースポーツと呼ばれる種目。
一つ一つが、本当に面白かった。
繊細な技術、大胆な駆け引き。
それら全ては、体を自在に動かせれることが前提です。
例えば、体操競技。
日本選手が大活躍しましたね。
空中での動作。
あれだけ回って、ひねっても、体が全くぶれない。
まさに体を自在に扱っています。
彼らは、体を締めている。
しめる。
空中の動作が崩れないように。
倒立を美しくするために。
着地をピタッと止めるために。
体の中心に力を入れ、グッと体を締める。
瞬間的に、素早く、体を締めなくてはならない。
四肢は自由に動かせれるが、体の軸はぶれない。
体が締まっていないと、動作は乱れ、着地は決まらない。
美しい日本の体操は、成り立たないのです。
この動作を、甲府の谷フィジカルコーチが、違う形で伝えていました。
「パック」
瞬間的に体に力を入れる。
その動作を、パックと呼び、トレーニングさせていました。
ラダーをジャンプで超えながら、パック。
ジャンプの動作に合わせて、力を入れる。
自分が力を入れたい、その瞬間にグッとパック。
先ほどの体操競技と同じく、グッと力を入れる。
キック、ショルダーチャージ、ジャンプ。
多くの動作に、活用できる、体の使い方です。
先日、お世話になっているトレーナーの元に行きました。
月に一度、体をメンテナンスしてもらいます。
体の使い方をチェックしてもらうこともあります。
今回、面白いアドバイスをもらいました。
鏡の前に立って、グッと太ももに力を入れます。
これは、簡単です。
いつも、意図的に行っている動作ですし、トレーニングにも取り入れています。
ところが、今回は、続きがありました。
「力を抜いて、太ももの筋肉がダランと下に落ちるようにしてください。」
これが、なかなか難しい。
最初は、うまく力を抜くことが出来ない。
何度か繰り返すと出来てくるのですが、今度は時間がかかってしまう。
力を入れるためには、瞬間的に力を入れるだけ。
ところが、力を抜くのは、その何倍も時間がかかっているのです。
理想は、グッ、だらん、グッ、だらん。
太ももの前が緊張しすぎると、膝の障害につながるそうです。
難しいですね。
キックの動作の時にも、活用できそうです。
力を抜いているほうが、スイングスピードを高めることができます。
でも、インパクトの瞬間には、グッと固めたい。
このグッ、だらんは、まさにそのままです。
自分の体なのですが、なかなか自在には扱えません。
これも繰り返しトレーニングすることで、出来るようになってくるとのこと。
自分を進化させる、良いヒントをもらいました。
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